取材・撮影 福住佐知子
[7月20日アップ]
7月26日より順次全国公開
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映画『カミノフデ ~怪獣たちのいる島~』の完成披露上映会が都内で行なわれ、主演の
鈴木梨央、共演の楢原嵩琉、釈由美子、佐野史郎と佐藤大介プロデューサーが舞台挨拶に
出席して、作品についてクロストークを行った。
本作で初の総監督を務めた村瀬継蔵監督も出席予定だったが体調不良による検査入院
のため欠席となった。
長年、「ゴジラ」シリーズや「大怪獣ガメラ」の造形家として活動していた村瀬継蔵、初の
総監督作品となる。
撮影は2年ほど前に行われ、特撮パートの撮影は福島県須賀川市で行われた。
時宮朱莉(鈴木)は亡くなった祖父が生前に映画『神の筆』という作品を監督しようとしていた
ことを知る。
祖父の知り合いから手渡された神の筆を手にしたとたん、朱莉と同級生の城戸卓也(楢原)は
タイムスリップして
『神の筆』の舞台となる孤島にー。
その島で、世界を破滅から防ぐため「ヤマタノオロチ」などの伝説の怪獣たちに
闘いを挑む大冒険が展開する。
朱莉の同級生卓也役を演じた楢原は、
「自分の頭の中で勝手に特撮の世界に入った気がして
テンションが上がりました」と参加を喜び、撮影現場には
ヒーロー作品のTシャツを着用して行ったことを楽しそうに話した。
また、完成した作品を観た楢原は、
「兄に『特撮の中に入ったよ!』と1時間くらい自慢しました!」
と大興奮。
また、佐野は過去の特撮作品に出演したときを振り返り、
「自分の撮影終わると見学に行っちゃって、俳優部の仕事より
見学の方が長かった」と嬉しそうに打ち明けた。
さらにアナログならではの特撮の魅力も力説し、「当時に感じて
いたリアリティがなんとか出ればいいなと思います」と話した。
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 先生の白い嘘
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次回以降は『きみの色』『愛に乱暴』
『箱男』などを順次掲載予定です。
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ライド・オン
風の奏の君へ
わたくしどもは。
お終活 再春!
碁盤斬り
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ミッシング
不死身ラヴァーズ
映画 きかんしゃトーマス
TOKYO VICE
おしりたんてい
FLY!/フライ!
PLAY!
SHOGUN
主人公の朱莉を演じた鈴木は幼い頃から怪獣が好きだった
ことを明かし、
「参加させていただけると知ったときは嬉しかったです。グリーン
バックで撮影が多く、『どう撮影が進むのだろう』とワクワク
しました」と話す。
鈴木からは「(母親役は)優しさや気さくさがあふれていて、
『甘えたくなっちゃう』と思える存在です」と感謝だった。
また、作品について佐藤は
「僕も村瀬さんもCGの作品はすごく好きです。でも、自分たちにできるのはアナログを使った特撮
でした。VFXの技術は素晴らしいですが、ミニチュアや着ぐるみを使った特撮の可能性もまだ広がって
いると思います。本作でその可能性を示したいなという思いもありますね」としみじみ。
きのこは村瀬監督が手作りで製作したことも伝えた。「ヤマタノオロチ」の造形は圧巻だ。必見!
朱莉の母親・優子役を演じた釈は、役づくりについて
「朱莉を後ろから優しく見守る存在でいたかった」と話す。
「現実ではチビゴジラみたいな男の子の母親をしているので、
いつも怒ってばかりで、まるで鬼ババアのようです(笑)。
グリーンバックの撮影は難しかったです。どこまでリアクションを
取っていいのかわからない」と難しかったという特撮現場について
話した。釈は以前にゴジラ作品に出たこともあり、
「当時の初々しさを思い出しました」とにっこり。
朱莉の祖父・時宮建造役を演じた佐野は、大の特撮マニア
として知られる。
「僕は、特撮オタクです(笑)。新しい怪獣映画ができることが
嬉しかった。村瀬監督の分身のような役を演じたので責任重大
でした」と話した。
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 恋わずらいのエリー
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 身代わり忠臣蔵
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 アクアマン
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 あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。
 市子
 隣人X
 怪物の木こり
撮影時のエピソードについて聞かれると、鈴木は
「特に難しかったのは森できのこにぶつかるシーンです。
撮影しているときは真っ白で1m以上ある物体でした。
完成した作品を観てビックリしました」と目を丸くする。
お気に入りの怪獣を聞かれると鈴木はムグムグルスをあげ、
「撮影時は一緒にいることが多かった。映画の中でもたくさん
ヒントをくれる存在です」と嬉しそうに話した。
プロデューサーの佐藤は撮影現場について
「『ながぬまラボ』という、広いスペースで火薬を用いたり爆破ができるような場所があります。
市の職員の方も応援で来てくださいました」と感謝の気持ちを伝えた。
===ライターのひとりごと===
釈さんの変わらぬ美しさにビックリ。隣に座っていた男性が「美魔女だな」と一言。
秘訣を知りたいですね。
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 赤ずきん、旅の途中で死体と出会う。
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リボルバー・リリー
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こんにちは、母さん
春に散る
オフィシャルサイト
スタッフには「仮面ライダー」以降の“変身ブーム”を支えた高橋章(オリジナルコンセプト
デザイン)や、「ゴジラ」の平成VSリーズの西川伸司(怪獣デザイン)ら集結している。
最後に佐野は
「村瀬監督が健在であることも本作で確認できたし、この先、『マタンゴ』のリメイクとか、スーツアクト
の『ゴジラ』の新作とか、夢は広がりますな」と期待を込める。
鈴木は、大好なムグムグルスのぬいぐるみを手にしながら、「懐かしさを感じる描写が多くて、特撮
シーンを楽しめるだけでなく、家族に『ありがとう』と伝えたくなる作品でもあります。映画を観たあとに
少しでも特撮魅力を次世代に広めていただけたら…」と客席に向かって熱い想いを伝えた。
https://kaminofude.com/
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取材・撮影 福住佐知子
[7月13日アップ]

7月12日より全国公開
猪狩は公開前に原作を読み直したことを
明かし、
「エンターテインメントを誰かのために
届けるという熱い想いを持ってこの作品に
かかわれたことを嬉しく思っています」
と話した。
吉川真也役を演じた唐沢が
「それはこの日を迎えられたことじゃないですかね―」
と答えると、草笛は
「そうですね。ウワーッと大きな声でわめきたいくらい―」
と同調した。
男女の性差に翻弄され葛藤する高校教師・原美鈴
役を演じた主演の奈緒は、緊張した面持ちで
「ここに来るまでにいろんな葛藤がありました。
今日は何を話してもいいからと言われており、
自分の言葉でしっかりとお話させていただきます。
私は大丈夫です!」と力強く話した。
原作者の鳥飼氏に直接連絡を取って会ったことも
明かした奈緒は
「私はこの映画を作る際に原作にすごく支えられて
いた部分が大きかったので、皆さまにこの原作が
伝われば嬉しいなぁと思っています。
初日を迎えて思うのは、この作品が、現場の皆で
乗り越えた結果、1つの映画として、とても力強い
映画になっているということがすごくすごく嬉し
かった。感謝の気持ちでいっぱいです」としみじみ。
映画『九十歳。何がめでたい』の都内で行なわれた完成披露舞台挨拶をリポート。
舞台挨拶に90歳で主演を務めた草笛光子と共演の唐沢寿明、真矢ミキ、藤間爽子、
片岡千之助、LiLiCo、メガホンを取った前田哲監督が出席して作品について語った。
本作は、昨年11月5日に100歳を迎えた直木賞作家・佐藤愛子の同名人気
エッセーを実写映画化。
断筆宣言した90歳の作家・佐藤愛子役を90歳の草笛が演じた。
舞台挨拶前に制作プロデューサーの稲垣竜一郎氏が登壇して、
インティマシー・コーディネーターを入れなかった経緯を説明
した上で、「私どもの認識が謝っていたことをご報告させていただき
ます。制作陣一同、深く反省をしております。不快な思いをさせて
しまったことを心よりおわびさせていただきます」と謝罪を伝えた。
美奈子の婚約者で社交的で優秀な会社員
でありながら女性を見下す二面性を持つ
早藤雅巳役を演じた風間は
「この作品が誰かの希望になったり、明日
を変える作品になったら幸せです」
と優しい口調でメッセージを届ける。
真矢は
「中学生の頃『宝塚に入るということや俳優になるということ
をキツイと思って、一番遠い世界だわ』って言っていました。
いま、両方やっていることが私自身おめでたいなって-」
と告白した。
映画『大いなる不在』の都内で行われたプレミアム試写会をリポート。
森山未來、藤竜也、真木よう子、原日出子、近浦啓監督が舞台挨拶に出席して
作品について語った。
取材・撮影 福住佐知子
7月5日より全国公開
本作では第71回サン・セバスチャン国際映画祭コンペティション部門で藤竜也が
日本人初となるシルバー・シェル賞(最優秀俳優賞)を受賞。
幼い頃に自分と母を捨てた父・陽二(藤)が警察に捕まったという知らせを受け
久しぶりに父との再会を果たした卓(森山)は、認知症で別人のように変わって
しまった父に出会う。
父の再婚相手である直美も行方不明になっていた。
卓が妻(真木)と共にさまざまな手掛かりを基に、父の人生をたどっていくさまがミステリー
タッチで描かれる。
第67回サンフランシスコ国際映画祭では最高賞のグローバル・ビジョンアワードを受賞している。
日本での初上映でメイン・キャストが勢ぞろいし、
近浦監督は「とても嬉しい」と笑顔を見せる。
近浦監督はコロナ禍で自身の父親が認知症に
なったことが本作制作のきっかけになったことを明かし、
「社会が変容し、父親も大きく変わりました。社会と自分
に共鳴するような作品を作りたいと思ったんです」
と話す。
藤と近浦監督は3度目のコラボとなるのだが、
近浦監督は、
「森山未來という役者と藤竜也という俳優を対峙させて
みたかった」と2人の共演を熱望したことを告白した。
主演の卓(たかし)役を演じた森山は
「とにかく映画と卓について多くを知りたくて、近浦監督
とたくさんお話をさせていただきました。
認知症になられた近浦監督のお父さんの変容が物語
に影響を及ぼしていることを知って、近浦監督を知ること
から映画への旅が始まっていったんです」と振り返る。
近浦監督との話し合いはなんと6時間にも及んだという。
映画『先生の白い嘘』の公開初日舞台挨拶が都内で行われ、舞台挨拶に奈緒、
猪狩蒼弥(HiHiJets)、三吉彩花、風間俊介とメガホンを取った三木康一郎監督が
出席してクロストークを繰り広げた。
森山は藤との共演について
「緊張感のある関係性でしたが、無理に意識することは
なかった」と撮影を振り返る。
そして「いい意味で無駄のない緊張感で過ごさせて
もらえました」と話した。

copyright 2006 value-fix all rights reserved.
===ライターのひとりごと===
オフィシャルサイト
90歳の草笛さんの美しさとパワーに圧倒されました。
今後もお元気で、多くの作品に出演していただきたいと思います。
大きな拍手で応援しています。
取材・撮影 福住佐知子
[6月29日アップ]
6月21日より全国公開
藤は「もう既に9ヵ国でプレミア上映をやっています」と
穏やかな笑顔を見せる。
自身の役どころについて
「私も毎日、自分の老いに対峙しておりますので、
この役は非常に入りやすくシンパシーを感じました。
いつもなら、役のバックグラウンドはどうなっているのか?
などと考えるのですが、スポッと捕まえられたので
演じやすかったですね」と語る。
さらに、「陽二はどこに行っちゃうか分からない状態。
それを見つめる森山さんの視線が好きでした。
これはいけるんじゃないかという気がしました」
と森山の演技を称賛した。
映画の公開前日に一部メディアで公開された三木監督の
インタビューで、出演者から「インティマシー・コーディネーターを
入れてほしい」という要望があったが入れなかったとする発言があり、
物議を醸していた。
藤がシルバー・シェル賞(最優秀俳優賞)を受賞した
サン・セバスチャン国際映画祭ではスタンディング・
オベーションの慣例がないにもかかわらず、上映後に
スタンディング・オベーションが起きたという。
藤は
「お客様の笑顔が迫ってくるようでした。これは
(他の映画祭とは)ちょっと違うなと思いました。
送り出される時も皆さんが染みるような笑顔で
送ってくださいました。
この映画は国境や文化を超えたのかな思いました」
と手ごたえを感慨深げに語った。
その後、舞台挨拶が行われ、最初に三木監督が
「今回私の不用意な発言で、皆さまに多大なる
ご迷惑とご心配をおかけしたことを、この場を借りて
謝罪したいと思います。本当に申し訳ございません
でした」と、深く頭を下げた。
陽二の再婚した妻・直美役を演じた原は、夫役の藤に
ついて、最初の共演は『ションベン・ライダー』〈1983年 
相米慎二監督〉だったことを明かし、
「今回オファーが来た時、台本も読まずに『また藤さんと
共演ができる』というだけでお受けしました」
と声を弾ませる。
『ションベン・ライダー』撮影時に23歳だったという原は、
年上の藤に「藤さんって、おいくつなんですか?」と質問
したことを明かすと、藤から
「君のボーイフレンドになれる歳だよ」と返されたという
素敵なエピソードを披露して会場を沸かせた。
また、撮影場所について原は
「監督のお父様が住んでいらしたお家で撮影させて
いただいたんです。すでに空気感が出来あがっていて、
恵まれた現場でした」と話した。
===ライターのひとりごと===
オフィシャルサイト
作品が一つ出来上がるまでにはいろんなことがあるんですね。
改めて俳優さんたちに尊敬の念が涌きました。
菜緒さん、周りの声につぶされないで、これからも負けないでください。
終盤、作品のヒットを祈願して鏡開きが行われた。草笛は、
「この素晴らしい場にいられて、幸せいっぱいです」と満面の笑み。
最後に前田監督は
「99分という非常に短い映画です。トイレの心配なく観れると思います。
6歳から100歳までのどの世代の方も共感できる、楽しめる映画に
なっています。俳優陣が撮影中も楽しんで非常に輝いています」
と作品をアピール。
24歳の片岡はしばらく「う~ん」と考え込んでから
「幸せな共演者に囲まれた今日ですね」と答えた。
前田監督は
「この映画に入る前に原作者の佐藤愛子先生と
草笛さんと会食したことがあって、当時、愛子先生は
99歳、草笛さんが89歳で、その2人に挟まれていることが
非常にめでたい(笑)。
ちょっと辛い時なんかにその写真を見ています。
2人ともめちゃくちゃ元気でエネルギーをもらいました」。
さらに監督は、
「撮影の2カ月間はずっと大きな声を出して撮影していたので、撮影が終わってから声が出なく
なってしまって、1日寝込んだことがありました(苦笑)」と撮影中のエピソードを明かして会場を
沸かせた。
卓の妻・夕希役を務めた真木は、台本を読んで
「絶対に参加したい」と思ったという。
「作品にスパイスを入れるような役柄で、このような
メンバーの中に参加できて嬉しいです」と話し、
夫役の森山については
「未來くんとのお芝居は居心地がよかった…。未來くんは
ダンスもやっているので、内側から出てくる色気が半端
ないんです。どういうふうになったらこうなるんだろうって、
目が離せなくなっちゃいました」と笑顔で印象を語った。
隣で聞いていた森山は
「よう子ちゃんとは、『モテキ』(2011)以来かな? 
陽二との関係によってできた卓のアイデンティティみたい
なものが卓と夕希の関係性にもクセを生み出しています。
居心地のいい関係でありながら、映画全体を通して、2人
の関係性も少しずつ変容していく時間が過ごせました」
と話した。
[7月6日アップ]
===ライターのひとりごと===
オフィシャルサイト
原さんが話した藤さんの撮影時エピソードに興奮。
藤さんは80歳を過ぎてもオファーの絶えないとても素敵な俳優さん。
今後も目が離せません。
https://senseino-shiroiuso.jp/
唐沢にエスコートされて登場した草笛は
美しい白のロングドレス姿で、会場からは
感嘆の声があがった。
草笛が演じたのは、“世の中を痛快に
一笑両断する90歳の作家”という役どころ。
主演で自らも90歳の草笛は
「今日はようこそおいでくださいました。
この素晴らしい会に座らせていただいたこと、
本当に幸せだと思っています」とにっこり。
映画は2年ほど前に撮影された。
美鈴が担当するクラスの生徒・新妻祐希役を
演じた猪狩は
「上手に演じなきゃと思って演じていたのですが、
奈緒さんが『私はこの作品を撮り終わったあとに
猪狩くんがまた演技やりたいと思ってくれたら、
私の中ではそれがいちばんだよ』と言ってくださっ
たんです。奈緒さんの強さに支えられました」と話す。
そして猪狩から「また演技をやりたいです!」と言う
言葉が伝えられると、奈緒は目を涙で潤ませ
「ありがとう……」と応え、作品への思いをつのらせ
ていた。
当日は観客から募集した悩みに答えるコーナーが
設けられており、
「今までの人生の中で一番めでたかったことは?」
という質問に草笛は
「ちっともめでたくないんですけどね(笑)」と一笑両断に
答え、会場を笑わせた。
本作は2013年から17年まで「月刊モーニング・ツー」(講談社)で連載された、鳥飼茜氏の
同名漫画(全8巻)が原作。
主人公の高校教師・原美鈴(菜緒)を中心に、ひとりの女性が抱える「自らの性に対する
矛盾した感情」や、男女間に存在する“性の格差”が描かれるヒューマンドラマ。
最後に藤は
「ミステリアスな映画。ミステリアスな心の揺さぶられかたをすると思います」と作品をピール。
森山は
「サスペンス・ヒューマン・ドラマですが、本当に人間の根源に訴えかけるような、慟哭や叫びの
ようなものになっています。日本だけでなく、ぜひ海外の友だちにも勧めてください」。
男性に依存しながらも見栄を張り表面を取り繕う女性・美鈴の親友の河野美奈子役を演じた
三吉は
「本当にこの作品は奈緒ちゃんがとても真摯に向き合って、しんどいシーンも多かったと思います。
リアルにお芝居していく姿を横で見てとても勇気ももらいました。奈緒ちゃんが座長で本当に
良かった。この作品がみんなにとっても、奈緒ちゃんにとっても報われる、一人でも多くの方に届く
作品になったら嬉しいです」と三吉は心を込め菜緒を称賛した。
近浦監督は
「全編35ミリフィルムで撮影された本作を、ぜひ大きなスクリーンで観てほしいです。良質な
エンタテインメントを撮りたいと思って作った作品です」と客席に向かってメッセージを送った。
子どもが巣立った後の熟年離婚を考える質問に、唐沢は
「お互い努力しないと~」と答え、2人で一緒に出来ることを探すようにアドバイスした。
美容師役を演じたLiLiCoは
「自由にすればいいと思う。誰かのために自分を犠牲にすることはありません」といいながらも、
自分については、旦那さまが趣味で金魚のデメキンを飼っているので餌やりなどに協力している
ことを報告。「ちゃんと会話して、仲よくするのがイチバンです」とコメントした。
藤間は
「父と母を見ていると、ペットを飼って夢中になっている。動物を飼うと優しい気持ちになるようです」
と話していた。
草笛は
「楽しんでいただきたいですね。怖い顔をして観られていたら
こっちは分かりますよ(笑)」とメッセージを送った。
https://movies.shochiku.co.jp/90-medetai/
最後に奈緒が
「私は権力に屈することなく、対等な立場でお話して伝えて
いました。どんな綺麗な川にも淀みがあります。その部分
ばかり見るのではなく、全体の綺麗な部分に気づいて欲しい。
自分の誠意を脅かすようなことがあれば、まずは自分の気持ち
を守ってください。相手には家族がいて、大切な人がいる―。
この映画を観て思い描いていただけると嬉しいです」
と想いを伝えた。
藤間は「好きなものをキライになるまで食べ続ける」という究極のダイエット法をオススメ。
イベントでは原作者の鳥飼氏からの手紙が届き、MCが代読。
「自分も無責任すぎたかもしれない。奈緒さんは誰よりも早く
謝罪していただきました。心遣いに感謝です。何より、主人公の
演技が素晴らしかったです」と奈緒を称賛してエールを送った。
“ダイエットしたいのに食べ物が美味しくて痩せられない”という悩みがあがると、唐沢は
「食べたいならば食べたらいいんじゃないですかね。食べ過ぎに注意しつつ、食べられるうちは
食べたほうが良いと思います。体を壊さない程度に」と回答した。
https://senseino-shiroiuso.jp/