[10月18日アップ]
10月24日より公開
取材・撮影 福住佐知子
第30回釜山国際映画祭コンペティション部門に選出され、主要キャストの3名が揃って
「最優秀俳優賞」を受賞した映画『愚か者の身分』の都内で行なわれた完成披露試写会
イベントをリポート。
舞台挨拶に北村匠海、林裕太、綾野剛とメガホンを取った永田琴監督が出席した。
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本作は第2回大藪春彦新人賞を受賞作した西尾潤の逃亡サスペンスの映画化。
本作で北村はSNSで身寄りのない男たちを利用して“戸籍売買”で稼ぐ主人公・
タクヤを演じる。
貧しさから闇ビジネスの世界に足を踏み入れてしまい、抜け出せなくなった3人の
若者たちの運命と友情が描かれる。
Netflixドラマ「今際の国のアリス」シリーズや「幽☆遊☆白書」などを手掛けた
プロデューサー集団「THE SEVEN」が、初の劇場作品として映画化している。
劇中でタクヤを兄のように慕っているマモル役を演じた林は、
「一年ほど前に撮影しました。映画祭ではお客さんの感情の動きを生で体感できました。貴重な
体験でした」と興奮気味に話す。また、林は
「匠海くんがそばにいてくれて、剛さんが見守ってくれて、永田監督やスタッフの皆さんが居場所を
くれました」と感謝の言葉を伝える。
劇中、林は複雑な家庭環境で育ち、軽い気持ちで闇ビジネスに足を踏み入れてしまう男を熱演。
綾野は「韓国の方は動きで感情を表してくれて嬉しかった」と話す。
綾野は、裏社会の運び屋で、かつてタクヤを“闇ビジネス”に誘い戸籍売買の仕事を教えた
兄貴的存在の梶谷役を演じている。
フリップトークの場面では、映画のキャッチコピー「生まれ変わるんだ。」にちなみ、
「生まれ変わったら、何になりたいか?」との質問。

北村は「ヤドカリ」と回答。「役者はヤドカリ。きれいな貝を見つけるセンスのいいヤドカリも
いれば、無骨なヤドカリもいる。きれいな部屋を探したい」と話した。
綾野は「言語」と書き、「日本語の魅力を世界に伝えたい。生まれ変わったら他の言語でも
芝居がしてみたい」。
陸上経験者の林は、「世界一速く走ってみたい。どんな世界が見えるのか見てみたい」。
もともと振付師だったという永田監督は「ダンサー」と答えていた。
===ライターのひとりごと===
3人とも素晴らしい演技をしています。深夜の歌舞伎町ロケシーンも
楽しんでください。ラストシーンが特にいいです。
オフィシャルサイト
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永田監督は
「コンペティション部門に選ばれて、世界が注目してくれたことが嬉しかったです。3人共
かっこよくて、一緒にレッドカーペットが歩けて誇らしかった」と話した。
綾野が「普通に芝居の出来る役で共演したいねと言っていました」と話すと、本作で繊細かつ
大胆な演技を披露している北村は
「今までは闘うシーンが多かった(苦笑)。今回は剛さんで良かったと思うシーンが詰まって
いました」と話した。
綾野は北村について「声を聞くだけでお互い通じるものがありました。(思い切り感情をぶつける)
フルスイングの仕方が僕と近いと感じました。共演していて安心感や信頼感がありました」と話した。
林は、共演者について
「最初は食らいつくつもりでした。でも、実際には『一緒に戦おう』という姿勢でいてくれてたので、
救われました」と話す。
そんな林について綾野は「聡明で、純真で、何もまとっていないさまが良かった」と称賛した。
本作では歌舞伎町でのリアルロケが見どころの一つとなっている。
夜中1時スタートで刺激的な撮影が行われ、出演者たちのナチュラルな芝居に注目。
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最初に、本作で釜山国際映画祭に参加した北村、林、
綾野、永田監督の4人がレッドカーペットを歩いた時の
模様が映し出された。
北村は
「初めての国際映画祭への参加で、感慨深かったです」
と笑顔で挨拶。
「過激で残虐なシーンもありますが、軽やかで美しい映画
です。最後まで見届けてくれたら嬉しいです」
と作品をアピール。
最後に北村は
「生きることに、いろんな角度から向き合いました。目を覆いたくなるシーンもありますが、
苦しくても、必ず明日はあることをこの映画で感じてもらえれば…」とメッセージを送った。
https://orokamono-movie.jp/
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[10月12日アップ]
10月17日より公開
取材・撮影 福住佐知子
最後に大森監督は「運が上がるお守りのような映画です」。
長澤は
「日常の中での絵師たちの心意気、楽しんで観てください」
とメッセージを送った。
===ライターのひとりごと===
オダギリ監督は一枚しかない旗を身にまとって登壇。
なんでも着こなしてしまうオダギリさん。
その旗がなぜかカッコよくて欲しいなと思いました。

[9月13日アップ]
9月12日より公開中
取材・撮影 福住佐知子
オフィシャルサイト
https://oliver-movie.jp/
===ライターのひとりごと===
窪塚さんと松田さんのW主演に加え、千原ジュニアさんや渋川さんなど
個性派俳優がそろって登場。存分に楽しんでください。
===ライターのひとりごと===
オフィシャルサイト
https://oioui.com/
オフィシャルサイト
初の時代劇で主演を務めた長澤は、天才画家・葛飾
北斎の弟子で、娘の葛飾応為役を演じた。
北斎からいつも「おーい、おーい」とよばれていたこと
から「葛飾応為」という号を授かった。長澤は、
「応為を演じていたあの時はすごく良い思い出として、
私の人生に焼きついています。(北斎と応為の)親子
の日常を淡々と覗き見するような映画になっています」
と作品について話す。
大友監督は
「俳優たちがこの企画をちゃんと待っていてくれて、
すばらしい演技をしてくれました。こうして今日、
お披露目できることを本当に心強く、そして嬉しく
思います」と話す。
最初に松井監督が
「ようやく公開を迎えることが出来ました。
皆さまの前でご挨拶が出来て、作品を
作った監督として、とても嬉しく思います」
と感慨深げな様子で挨拶の言葉を述べた。
オダギリ監督は、
「今日は、本当にたくさんの方に来ていただいて、嬉しい
限りです」と挨拶。
「気合いを入れて旗を作ってきたんですよ。6万円です」
と自身の犬に扮した顔が大きくプリントされている巨大
フラッグを披露した。
松井監督は震災前から福島を訪れること
が多く、「人がおおらかで、優しくてすごく
居心地のいい風光明媚な場所。
食べるものも美味しい―。
でも、東日本大震災と原発事故の後、
風景がすっかり変わってしまいました。
友人に誘われて参加した国会前のデモで、
当事者の方たちの話を数多く聞きました。
家族の離散や崩壊という辛い話をたくさん
聞き、怒りを感じて必ず映画にしたいと
思いました」と映画化への道のりを話した。
ヤマコ役を演じた広瀬は
「血が騒ぐようなシーンがとても多くて、(完成品を
観て)自分が知らなかったシーンもたくさんありました。
撮影の日々が濃厚だったなって思い返すことも、
たくさんありました。楽しく、苦しんで、もがきながら
演じたことがとても嬉しい体験でした」
と撮影を振り返った。
オン(永山瑛太)の弟・レイ役を演じた窪田も
「死というものが(劇中の)彼らにとってはいつも隣り
合わせにあるから、死という概念が今とは全然違う
感覚で、今を全力で生きている青年たちの思いを
客観的に見たときに、生きている魂というものを感じ
ました」と熱く話す。
映画『ベスト・キッド:レジェンズ』で、PRのために来日したジャッキー・チェンが
2日間で11回もの舞台挨拶に登壇した。
最終回となる東京・TOHOシネマズ日比谷で行われた舞台挨拶をリポート。
オダギリとは共演作も多い麻生は、一平の上司・漆原冴子役を演じた。
「映画版はスケールアップしています」とにっこり。
「私も新たな挑戦をさせてもらっています。ダンスとか、大変でした」
と笑顔でアピール。
大友監督は
「原作を読んで、(人間の)生きるエネルギーを痛切に感じました。映画を通して彼らが生きた
人生を皆さんに追体験してほしい。それを役者たちも感じながら演じてくれてたんだと思い、心強く
感じました」と伝えた。
本作は、続編やリメイク版なども製作された『ベスト・キッド』シリーズの最新作。
オリジナル版で主人公を演じたラルフ・マッチオと、リメイク版でカンフーの師匠を演じた
ジャッキー・チェンが共演し、二人に導かれる少年をドラマ「アメリカン・ボーン・チャイニーズ
 僕らの西遊記」などのベン・ウォンが演じている。
ベン・ウォンはオーディションで主演に抜擢された。撮影までの4カ月間、
ジャッキー・チェンのスタントチームのもと、アクションの特訓を受けた。
アキラの友人・山本真一役を演じた
窪塚は、震災当時は小学1年生で
横須賀に住んでいたという。
震災直後のことを「鮮明に覚えています」
と、学校で避難した状況についてくわしく
話す。
作品については
「白黒映画と言うところが響きました。
それぞれの感情で彩って自分の中で
落とし込む映画だと思ったので、そんな
映画に携われて嬉しかったです。
多くの方に『伝えたい』と思いました」
と力を込める。
「ジャッキー!!」との観客の大きな声援のなか、手を
振りながら笑顔で登壇したジャッキーは、日本のファン
に「久しぶりね!」と日本語で呼びかけ、
「全員、古い友達ですね。みんな僕の映画を観て
大人になったんでしょう?」と呼びかけた。
ジャッキーは
「(PRのため)たくさんの国を回っていて、いま自分が
どこにいるのさっぱりわかりません(苦笑)。とにかく
今日ここにいるのが一番嬉しいです」と伝えると、
会場からは大きな拍手が起こった。
フリーランスの記者・溝口健一役を演じた永瀬は
「(映画版は)スケールアップしまくりでしょ。劇場で確認してください!」
とアピール。
スーパーボランティア役コニシさん役を演じた佐藤は
「最初からみると、ずいぶん枠が広がったね―」と話した。
“世の中には不思議が溢れている”
そんな作品にちなみ、不思議体験を
聞かれた麻生は
「寝ているときに同じ場面(風景)を
よく見ます。前世かな~と思って
います」。
真一の父・篤人役を演じた井浦は
『追悼のざわめき』(1988年)を
観てからの松井監督の大ファンで
あることを明かし、松井監督作品への
初参加を「夢が叶ってしまって怖かった」
と話す。
「単なる原発(事故の後に)頑張って
いますというだけの作品ではなく、
弱者をちゃんと描いてる作品だった」
と話し、作品への参加は
「内容に強く惹かれてのことだった。
この作品で松井監督の映画に参加
できたことは本当に嬉しかった」と話す。
この日、出席できなかった永山瑛太からはビデオレター
が届いた。
1952年、アメリカ統治下の沖縄では米軍基地から物資を
奪い、困窮する住民らに分け与える“戦果アギヤー”と
呼ばれる若者たちがいた。
永山は、レイの兄で英雄的存在だが突然失踪するリーダー
の“オン”を存在感たっぷり、魅力的に演じている。
「撮影が始まる前から“オン”を演じることの重圧にどう
向かっていけばいいのかという葛藤がありました。
大友監督と共演者に全部委ねて、身を投げるような
気持ちで役に挑みました。僕は涙腺が弱くて、完成した
作品を観て何度も泣きました」と話した。
映画『ベスト・キッド』のリメイク版(2010)で師匠のミスター・
ハン役で出演。
すぐに続編の話が出たものの、「いい脚本が出なくて、
10年が経ってしまいました」と続編を断念したことを報告。
今作で主人公を演じたベン・ウォンはアクション未経験。
厳しい特訓を受けたベンにジャッキーは
「痛みを伴い、辛いこともあって怪我もするかもしれない。
でも『大勢の中から選ばれたのだからしっかりやりなさい。
君が40歳、50歳になったとき、自分が24歳のときにした
努力に感謝すると思う』とアドバイスを送った。
「僕自身も、いつも自分の20歳の頃の努力に感謝して
います」と話した。
作品について、ジャッキーは
「若い頃、アクション映画が大好きでした。オリジナル
の『ベスト・キッド』が香港で公開されたときも、すぐに
映画館に観に行きました。なんで僕にオファーが
来なかったんだろう? って思いました(笑)」と冗談
交じりに話して会場を沸かせた。
応為が心を惹かれる存在で、北斎の門弟で、売れっ子絵師・
初五郎(魚屋北渓:ととや・ほっけい)役を演じた大谷は、撮影現場
で起きたというハプニングについて話す。
「現場が真っ暗でした。歩いていて突然沼に落ちてしまったんです
(苦笑)」と衝撃告白。
心が折れたものの、現場の集中を途切れさせたくないので、周り
には黙っていたという。
佐藤は
「いろんな企画が来て、無くなったりするけれどまた後で復活
したりするんですよ」。
永瀬は
「10年位前から夏になるとなぜか同じところを虫に刺されるん
です」。
池松は
「2、3年に一回ぐらい、らせん階段をライオンに追われる夢を
見ます」。
オダキリ監督は
「4年ぐらい前に同じマンションに永瀬さんも住んでいたことが
ある。全く知り合うことも無かったけれど、10年後に一緒の仕事
が来た(笑)」と、それぞれが話した。
アキラと一緒に生活することになる小池ミツオ役を演じた柏原は、松井監督の前作となる
『どこに行くの?』(1907)にも出演している。
「今回、監督から『映画を撮るよ』とお話をいただいた時、飛び上がるほど嬉しかった」と話し、
「この作品をきっかけに皆さんの震災への思いが生まれるきっかけになれば…」と強く願った。
絵画を極め90歳まで生きた北斎にちなみ
「いま、極めたいことは?」と言う質問が用意されていた。
長澤は、「仕事と休日のバランスをコントロールできるようにしたい」。
猫を飼っている永瀬は「彼(猫)の気持を精巧にキャッチしたい」。
「納豆」と答えた大谷は納豆の最もおいしい食べ方を伝授。
高橋は「長生き」だと答え、「やりたいことがたくさんあるので死ね
ない。長生きして楽しいことをいっぱいやりたい」と話た。
大森監督は「梅干」。今年初めて梅干作りに挑戦し、「季節を感じる
ことをやって行きたい」と成功したことを嬉しそうに話していた。
妻夫木は
「何度も共演していて、彼(永山)が魅力的な
“オン”ちゃんを演じてくれたおかげで、グスク
という役を演じられました」と永山に感謝を伝えた。
福島で震災現場に立った前田は
「独特の空気感があって衝撃を受け
ました。自分の目と体で感じるものは
写真とは全く別物でした」と話す。
窪田も
「誰よりも大きな背中で、誰よりも自由に、風の
ように駆け抜けていた姿が印象に残っています」
と永山の演技を絶賛した。
イベント中、ジャッキー・チェンは
「Tokyo Saturday Night ~嘆きのブルース~」の
一節を歌い美声も披露。懐かしい歌に観客は拍手喝采。
会場は大盛り上がり。
また、当日は抽選で選ばれたファンにジャッキーから
サイン入りポートレートに加え、ツーショットの写真を
撮るというビックプレゼントもあった。
井浦も福島の撮影で
「やはり当事者ではない俳優にできる
のは、ちゃんと知るということしかでき
ない。現地で空気や海を感じて、
しっかり考えることくらいしかできない。
この映画を当事者の方、そして知ら
ない世代に届けて、観て頂いて、残す
という事は本当に価値があることだと
僕は信じています」と願った。
また、昭和55年の『バトルクリーク・ブロー』公開時に手形
イベントを行ったジャッキー。
東京・日比谷のザ・スター・ギャラリーには平成時代の手形
が飾られていることから、新たに“カンフー手形”の型を取る
企画も実施された。
ゲストのジャッキーちゃんがサプライズで登壇。
ジャッキーは、ジャッキーちゃんが手に持つ粘土板に向けて、
カンフーの型を決めながら拳を押し付け、令和版の手形を
残した。
最後に池松は
「オダギリジョーという人が期待通りのものを見せてくれる
はずもなく、はるか上を行くとんでもない作品が出来上がり
ました。アートを見るような気持ちで芸術性にたっぷり
浸かってください。ユニークで愛嬌たっぷりの作品です。
楽しんでください」と期待をあおった。
映画の構想から13年、制作費集めなどに奔走し、悪戦苦闘しながら脚本を書き上げた
という松井監督は
「この日を迎えられて良かった。希薄になっている原発の問題に意識を持ってもらえたら……」
と心からの願いを伝えた。
松井監督の社会への痛烈な怒りと切なる祈りを込めた渾身の一作が誕生した。
撮影中の印象的だったことについて聞かれると、妻夫木は沖縄に住む親友の家に広瀬さんや
窪田さんと訪れ、美味しい鍋を食べたというエピソードを楽しそうに披露した。
他のキャスト達も「温かくてフレンドリーで、とても楽しかった」と話した。
オダギリ監督は、特別出演している深津絵里が演じている
カリスマ・ハンドラーの羽衣弥生に触れて、
「深津さんは冒頭からスゴイです!」と強烈キャラであること
を明かす。
「期待度はマックス。1回じゃ分かりにくい作品かもしれません。
何回か観ていただければ…。あと、全部を劇場用として作って
いるのでぜひ映画館で観てください」
とメッセージを送った。
===ライターのひとりごと===
さらに、ジャッキーは
「私は映画に携わるときは、注意深く、社会に対する責任を意識して
います。アクションがあっても残虐なシーンはなく、コメディでも下ネタ
はありません(笑)。僕の作品には常に愛があり、平和があり、団結が
あります。あとは環境保護を大切にしています」
と自身の映画作りのこだわりについて話した。
ファンからの質問があり、「影響を受けた人たち」について
聞かれるとジャッキーは「この世界に入ってから64年が
経ちました」としみじみ。
「チャールズ・チャップリン、黒澤明、アルフレッド・
ヒッチコック、ロバート・デ・ニーロ、シルヴェスター・
スタローン、ダスティン・ホフマンなど、数々の映画人に
影響を受けてきました」とこれまでの俳優人生を振り返る。
東京で道路が波を打っていたのを思い出しました。
あの日の記憶を忘れてはいけない。多くの人に観てほしい映画です。
オフィシャルサイト
https://each-time.jp/konnakotogaatta/
映画『次元を超える』のDolby Atmos完成披露試写会舞台挨拶が都内で行われ、
W主演の窪塚洋介と松田龍平、共演者の千原ジュニア(お笑いコンビ・千原兄弟)、
芋生悠、渋川清彦、メガホンを取った豊田利晃監督が出席してクロストークを繰り広げた。
孤高の修行者・山中狼介役を演じた窪塚は作品について
「豊田版『火の鳥』が完成しました」と紹介した。
オファーがあったときを振り返って、
「豊田監督は、ず―っと“SFがやりたい”と言っていました。
そんな作品からオファーが来て、“本当にやるんだ? 「狼蘇山
シリーズ」が完結するんだ”と思って驚きました」とコメント。
謎の暗殺者・新野風役を演じた松田は
「脚本を読むと実際にやってみないとわからないシーンが多くて、
どうなるかな? と撮影を楽しみにしていました」と話す。
以前出演した『I'M FLASH!』(2012年)と『破壊の日』と同じ
役名のキャラクターを演じることについては「役がそのまま
繋がっていて、嬉しかったです」と話した。
映画『おーい、応為』の都内で行なわれた完成披露上映会舞台挨拶をリポート。
長澤まさみ、永瀬正敏、高橋海人(King & Prince)、大谷亮平とメガホンを取った
大森立嗣監督が出席して作品についてクロストークを行なった。
豊田監督は
「『泣き虫しょったんの奇跡』以来、7年ぶりに手掛けた長編
フィクション作品です」と紹介。
本作は、2021年にNHKで放送されたドラマの続編となる劇場版。
狭間県警の鑑識課に属する警察官・青葉一平(池松)と、その相棒である“警察犬オリバー”
が、次々と発生する不可解な事件に挑んでいくストーリーなのだが、一平だけにはなぜか
オリバーが酒と煙草と女好きの、着ぐるみ姿のおじさん(オダギリ)に見えているのだった―。
作品について妻夫木は、2006年に出演した映画
『涙そうそう』が今作と同じコザで撮影されたこともあり、
同所を舞台とした本作に運命的なものを感じたという。
「この作品が持つ圧倒的な生命力を感じました。
観終わった後に、“あっ、生きていかなきゃいけないな”
と心の底から思いました」と話す。
copyright 2006 value-fix all rights reserved.
===ライターのひとりごと===
男女ともにファンが多いジャッキー。人懐っこい笑顔と、
飾らない性格が魅力です。
オフィシャルサイト
震災後1年がたち、福島を訪れた松井監督が現場を見て、すぐに映画化を決意し
13年かけて作品が完成した。
窪塚と松田は今作が『破壊の日』以来、5年ぶりの共演となる。
窪塚は
「前作ではスレ違うだけだったので、今回では俳優・松田龍平と
対峙する楽しさを存分に味わえました」と手ごたえを明かす。
また、「昔、豊田監督と『青い春』(2002年)をやっていたころに
俺が『ピンポン』やっていて、龍平を認識したころの松田龍平が
そこに現れて対峙する―。そういうエモい現象に陥ったりしながら
楽しい時間を過ごさせてもらいました」と続けた。
松田は窪塚について
「今回はお芝居の現場で会って、窪塚くんの恰好がロン毛で
肌が焼けていたので、メチャ洋介だなって(笑)」と印象を話し、
「あれは何で焼いたの?」と質問。
窪塚が
「焼いた方が山伏らしい」と役作りだと答えたが、松田が
「バカンスに行ってたんじゃないの?」と返し、普段の楽しい
やり取りで客席を笑わせた。
応為の父・北斎役を演じた永瀬は、
「誰もが知る北斎というよりは、人として親として、応為との関係性をどう築いていったのか、
人として親としてどう生きたかを意識して演じました」と撮影を振り返った。
鑑識課警察犬係のハンドラー・青葉一平役を演じた
池松は
「以前、オダギリさんと兄弟役での韓国での撮影があった
ときにこの作品の話が来ました。その時に脚本も見せて
もらいました」とオファーをもらった時のことを話す。
劇中、オダギリが着ぐるみの犬役で出演するという奇抜な
設定だが、オリバーは鋭い洞察とメタ発言で事件解決を
導いてくれる一平の頼れる相棒なのだ。
主人公の広瀬アキラを演じた前田は、震災当時、小学4年生だったという。
撮影前に福島を訪問した前田は
「この作品に参加するということは『怒りとか憤りを代弁しなきゃいけない』っていうプレッシャー
もありました。震災後の福島は今も復興が続いており、現地の方々から被害や悲しみ、怒りに
ついてお話を伺いました。僕が演じて代弁することで、まさに“こんな事があった”と伝える事が
できたら…」話す。
危険な宗教家・阿闍梨役を演じた千原ジュニアは 豊田監督とは『ポルノスター』(1998)、
『ナイン・ソウルズ』(2003)でタッグを組んでいる。
「『ちょっとだけのシーンだから、出てくれない?』と監督に言われたので『いいですよ』と現場に
行ったら、メチャクチャセリフのある役だった(苦笑)。法螺貝もスタジオに入って練習させて
もらった。それと、現場では皆さんに優しくしてもらいました」と撮影を振り返った。
時代劇への出演を熱望していた高橋は、応為とは気心の知れた友人の絵師・善次郎
(渓斎英泉)役を演じた。
「絵が好きで、出演できることで夢が叶い、すごく嬉しかったです。京都での撮影には戦に出る
ような気持ちで向かいました」と熱く話した。
狼介の恋人・野々花役の芋生は『全員切腹』に続いての
ヒロイン役。
「豊田監督作品は大好きです。出演させていただいて光栄です」
とにっこり。
また、「豊田監督はセリフで音の響き方とかも丁寧に教えて
くださいます」と監督への感謝を伝えた。
続けて「監督がこの作品に魂をそそいでいる姿が見られました」
と現場の様子も話した。
鉄平役を演じた渋川は団吉役の切腹ピストルズの隊長・飯田団紅
と狼蘇山シリーズの常連(『破壊の日からの登場』)。
コンビで動き、コメディリリーフ的役回りを熱演して強い印象を残して
いる。
長澤は「それ、誰も知らなかった!」と驚きの表情を見せた。
「美人画では父を凌ぐ」と言われた応為の人物像について長澤は
「江戸時代を自由に生きていたという応為の姿は今の女性像にも
通じるものがあって、現代的でかっこいいと思います。私自身も
自分のやりたいことに向かっていく心意気を学んだ感じがして、
得られるものが多かった役柄でした」と話した。
豊田監督は“狼よみがえり信仰”を軸に『狼煙(のろし)が呼ぶ』(2019)、『破壊の日』(2020)、
『全員切腹』(2021)と毎年、混沌の時代に挑む作品「狼蘇山シリーズ」を生み出し、2022年に
映画『生きている。』を発表。
本作は、短編『狼煙が呼ぶ』に始まる「狼蘇山シリーズ」の集大成となる。
舞台を宇宙まで広げ、時空を超越するような壮大な人間の物語を作り上げた。
9月27日アップ]
9月12日より公開中
取材・撮影 福住佐知子
最後に窪塚は
「普段見慣れないほどの余白を持っている
映画です。何を観せられているんだろう…と
自分の解釈で楽しんでください」とメッセージ。
窪塚に松田も同調し、「楽しんでください」。
豊田監督は
「観客を宇宙の果てまでブッ飛ばそうという
思いで作りました!」と観客の期待をあおった。

[10月7日アップ]
10月17日より公開
取材・撮影 福住佐知子
本作は、飯島虚心の「葛飾北斎伝」と杉浦日向子の「百日紅」を原作に、江戸時代の
天才画家・葛飾北斎(永瀬)の娘であり弟子でもあった絵師・葛飾応為(長澤)の
人生が描かれる。撮影は2年前に京都で行われた。
映画『THE オリバーな犬、(Gosh!!)このヤロウ MOVIE』の都内で行なわれた完成披露
試写会をリポート。
本作で脚本・監督・編集・出演を務めたオダギリジヨーと池松壮介、麻生久美子、永瀬正敏、
佐藤浩市が舞台挨拶に出席して作品についてクロストークを行った。
主人公のグスク役を演じた妻夫木は
「この映画は(コロナ禍などで)撮影が2回流れて、
ようやく完成することができました。今日を迎えることが
出来て本当に感慨深いです」と話す。

[9月6日アップ]
8月29日より公開中
取材・撮影 福住佐知子
本作は東日本大震災から10年後の福島県を舞台に、震災と原発事故をきっかけに
離散した家族と青春を奪われた人たちをモノクロの映像で描いたオリジナル
ストーリー。松井良彦監督の18年ぶりの新作となる。
福島で撮影を敢行。震災から12年がたっていた。
長澤とは『MOTHER』につぐコラボとなる大森監督は
「初の時代劇です。俳優たちを素直に見つめようという
思いで、撮影を進めてていきました。前向きで楽しい
作品になっています」と客席に伝えた。
また、大森監督は
「長澤さんは女優としてピカイチ。自分が生きてきた
人生をそのまま応為の役に乗っけてくれる気がしました。
演技から応為の生き様が見えてきます」
と長澤の演技を絶賛。
旗の値段を聞いた麻生が「高い!」とバッサリ。
オダギリ監督は「世界に1枚きりだからね」と希少性を
アピールしたが、「さっき、浩市さんからも『高いな』
って言われた」と苦笑い。

9月26日より公開中
取材・撮影 福住佐知子
映画『こんな事があった』公開初日舞台挨拶が都内で行われ、主演の前田旺志郎、
共演の窪塚愛流、井浦新、柏原収史と松井監督が出席して作品についてクロストーク
を行った。

映画『宝島』の都内で行なわれた完成報告会見をリポート。
出演者の妻夫木聡、広瀬すず、窪田正孝とメガホンを取った大友啓史監督が
舞台挨拶に出席してクロストークを行った。
===ライターのひとりごと===
オフィシャルサイト
本作は史実に記されない真実を描いた真藤順丈の同名小説が原作。
戦後のアメリカ統治下の沖縄を舞台に、戦争に翻弄され運命に絡め取られた
人々の姿が壮大なスケールで描かれる。
戦争の悲惨さが画面いっぱいに伝わってきます。
今を生きる人間の一人として追体験してください。是非観てほしい作品です。
最後にジャッキーは
「私が映画作りにエネルギーを注いでこれたのは、
皆さんからそのエネルギーを与えられてきたから―。
この場を借りて、全世界のジャッキーファンに感謝
したいです。これからも応援してください。僕がんばり
ます。ありがとうございました」
と日本語を交えたメッセージを送った。
観客からは惜しみない拍手が贈られた。
https://starsands.com/jigen/
長澤さんの着物姿に会場からは大きな拍手が起きました。
とてもお似合いです。
[9月20日アップ]
https://www.takarajima-movie.jp/
全国を回り作品をPRした妻夫木は
「僕にとってこの作品は、映画を超えている存在です。『目の当たりにしてもらいたい、体験して
もらいたい、感じてもらいたい』って思っています」と力強く伝えた。

史実として語り継がれているコザ暴動のシーンでは多くのエキストラが参加した。大友監督は、
群衆一人ひとりにまで演出を加えて当時の息遣いまでも再現した。
大友監督は
「どこに行くか分からない感情のうねりとか、どう現場を混乱させるかということは演出するものが
コントロールするのではなく、そこに役者を放り込む。僕は黙ってそれを撮りたかったということ」
と話した。「持てるものすべてをかけて臨みました。渾身の作品です!」とアピール。

妻夫木は
「人生のバトンの話だと思います。過去の人たちの思いを背負って、僕たちは今を精いっぱい
生きていかないといけない。1人でも多くの方に観てもらいたいです!」と熱くメッセージを送った。
https://www.bestkid-legends.jp/