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坂口健太郎、齋藤飛鳥、広瀬すず、櫻井翔、松山ケンイチ、長澤まさみ、池松壮亮、浜辺美波、齋藤工、趣里
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[4月8日アップ]
取材・撮影 福住佐知子
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4月14日より全国公開
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 サイド バイ サイド
 ネメシス
 ロストケア
 シン・仮面ライダー
 零落
 リボルバー・リリー
 Winny
 なのに、千輝くんが甘すぎる。
 Sin Clock
 エゴイスト
 スクロール
 金の国 水の国
 舞妓さんちのまかないさん
 嘘八百
 ファミリア
未山のかつての恋人・莉子役を演じた齋藤は乃木坂46からの
卒業発表後、初の映画出演となる。
「莉子というキャラクターは私自身ともぜんぜん違うし、私の
ファンが観て喜ぶような役でもありません。
莉子はつかみどころのない女の子で監督からは『暗いだけしゃ
ないし、闇を抱えているだけの女の子じゃない』と聞いていたので、
役作りとかもよく分からなくて、監督のおっしゃったことをどうにか
形にして、ずっと監督についていったという感じです」
と撮影を振り返った。
傷ついた人を癒す主人公の青年・未山役を演じた坂口は
「不思議な感覚です。この作品を観終わった後にスッキリした
気持ちで、『面白かったね』と言っていただけるようなジャンルの
作品ではなく、余白部分を大切にしていて観客に投げかけるような
作品になっています。皆さんがどんな風に受け止めてくれるか
楽しみです」と語った。
本作は、『世界の中心で、愛をさけぶ』(04)『劇場』(20)などの行定勲が企画・
プロデュースを担当。伊藤監督がオリジナル脚本を書き、メガホンを取った。
『サイド バイ サイド』=「隣同士で/一緒に」、そこに存在しない“誰かの思い”が
見える青年・未山(坂口)が他者の思いをたどったことをきっかけに、自分の過去と
向き合う様が描かれるリアルとファンタジーが混在するラブストーリー。
莉子(齋藤)との再会によって、未山の秘密が明らかになっていく…。

映画『サイド バイ サイド 隣にいる人』の都内で行なわれた完成披露舞台挨拶
イベントをリポート。
坂口健太郎、齋藤飛鳥、市川実日子、伊藤ちひろ監督が登壇した。
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ストレンジ・ワールド
かがみの孤城
月の満ち欠け
ある男
土を喰らう十二ヵ月
耳をすませば
桜色の風が咲く
貞子 DX
線は、僕を描く
千夜、一夜
7人の秘書 THEMOVIE
マイ・ブロークン・マリコ
犬も食わねどチャーリーは笑う
川っぺりムコリッタ
グッバイ・クルエル・ワールド
坂口が演じる未山と、齋藤が演じる莉子と、市川が演じる詩織
との関係性が重要となる本作だが、伊藤監督は
「いろんな種類の距離感を意識して作られたと思う」と話した。
伊藤監督は
「映画監督をやろうと思った時に、最初に着手した脚本です。
以前、『ナラタージュ』でご一緒してから坂口さんの事を、すごく
可能性があって面白い役者さんだなと思っていたので、
坂口さんで何か撮ってみたいと思っていました。
この作品は、時代的に大きな変化がある時代だったので、
いろんなものの共存とか、自然とか、人間関係やつながりとか、
そういったものを大切に描きたいと思いました」と語った。
坂口は
「この形でこのキャラクターというのはすごく嬉しかった。
台本をいただいた時には、未山のことがちょっとだけわかった
気にもなっていました。ちょっとした隣人感がありました」
と役柄への思いを語った。
伊藤監督は未山と詩織の関係性について、
「カメラが回っていない時の無意識な坂口と市川のコミュニケー
ションが役立っていました」と話し、
「詩織が濡れた手を未山のパーカーで拭くシーンがあって、
何気なくいつもやっているんだという空気感が出ていて気に入って
いる」とおススメのシーンを明かした。
「実日子さんってもともと日常を豊かに生きられている方なんです。
この作品の中でもいろんなアイデアを生み出してくださいました」
とコメントした。
続けて
「役が半分、素が半分で現場にいたのですが、周りの人たちの
おかげで莉子ちゃんは存在しているんだと現場で実感しました。
雰囲気がすごくきれいな現場でした。これを経験できて良かったな
と思いました」と話した。
坂口は
「みんな(ファンの人たち)は、嬉しいと思う。すてきな役」と齋藤の
新たな一面が見られると太鼓判を押した。
齋藤は
「喜んでもらえたらすごく嬉しい」と笑顔を見せ、「私のファンの人や、
アイドルファンの人たちは先を考えてくれる。深読みをしてくれるのが
すごく上手な方たちです。面白がってもらえたり、何回も観たいなと
思ってもらえるかもしれない」とコメントした。
伊藤監督は
「齋藤さんは存在から目が離せない、目で追っちゃうような人。以前からすごく気になっていました。
莉子には、時が止まっているような歳を取らないようなところが感じられるイメージがある。
そういうところも莉子らしい」と話した。
《画像》クリックで拡大
未山と生活をともにしている看護師・詩織役を演じた市川は
「齋藤さんは映画作品への出演経験が少ないって言っていたので、
(坂口と)2人で『飛鳥ちゃんのいい経験になってほしいね』と話して
いました」とコメント。
坂口も
「嫌にならないでほしいなと思っていました」と同調した。
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最後に坂口が
「一つ一つのシーンを丁寧に作って、みんなで探しながらキャラクターを作っていった特別な
作品です。監督が言葉や語ることを排除して、皆さんに投げかけるように作った作品です。
とても挑戦的でもあり、観る人の心を豊かにしてくれる作品です。
キャラクターの感情の機微を大きなスクリーンで観てほしいです」と力強くアピールした。
===ライターのひとりごと===
乃木坂46卒業発表後、初の映画出演となった斎藤さん。
その存在感と魅力を存分に発揮しています。
今後の活躍も期待大ですね。
[4月1日アップ]
取材・撮影 福住佐知子
3月31日より全国公開

https://happinet-phantom.com/sidebyside/
オフィシャルサイト
櫻井は
「僕は同じ共演シーンがなかったので残念です。
でも同じ現場になることがすごく楽しみだったので、
佐藤浩市さんのお芝居を監督から見せていただいたり
していました」と撮影を振り返った。
私服に着替えて見学していたという櫻井。
広瀬も佐藤も全く気づかなかったらしい。
《画像》クリックで拡大
チームのメンバーに襲いかかる最悪の敵・窓を演じた佐藤は、
「演じるうえで“匂い”がしないように心がけていました。
エキセントリックな人物にしたかった」と説明した。
本作の冒頭シーンで、風真がアンナ(広瀬)と栗田(江口)を
監禁して、ハサミで2人に襲いかかる―。という、まさかの
風真の“闇堕ち”シーンが登場する。
広瀬は
「信頼関係さえも崩れてしまったような冷たさがあって
さみしかった。観たくない風真さんだった」
と述懐する一幕もあった。
どんなシーンになっているのかは劇場でチェックして下さい。
ドラマの最終話である2年後を舞台に、探偵事務所「ネメシス」に集まる新たな難事件に
自称天才探偵の風真尚希(櫻井)と探偵助手の美神アン(広瀬)が挑む姿が描かれる。
自撮り棒で撮影しながら現れた広瀬は
「ドラマから2年が経って、またアンナとしていられる時間が
すごく楽しくて、長かったようで、あっという間だったなと
感じました」と笑顔で挨拶。
満員の客席から起きた大きな歓声と拍手に広瀬は
「ゾクゾクしました」と大きな笑顔を見せていた。
白のロングドレス姿が美しい広瀬は、天才的なひらめきで
事件の真相を見破っていく探偵助手のアンナ役を演じている。
ポンコツだが人望に厚い風真役を演じた櫻井は
「見ていただける嬉しさと、自分たちの手から離れてしまう
寂しさが入り混じった感情です。貴重な場をいただきまして
ありがとうございます」と感謝の気持ちを口にした。
また、作品を観た感想を聞かれると
「すずちゃんを中心に、つながった長いアクションは見ごたえ
のある、映像表現として面白いものが見れたと思います」
と答えた。
《画像》クリックで拡大
広瀬は佐藤と初共演。
「ご一緒させていただいて光栄でしたし、楽しかったです。
歌うように流れるセリフを聞いていると、操られているような
気分になりました」と感想を述べる。
『映画 ネメシス 黄金螺旋の謎』の都内で行われた初日舞台挨拶をリポート。
広瀬すず、櫻井翔、江口洋介、佐藤浩市らメインキャストたちと、入江悠監督が登壇した。
本作は、2021年4月期の日本テレビ系連続ドラマ「ネメシス」の劇場版。
『SRサイタマノラッパー』『22年目の告白―私が殺人犯です―』や、ドラマシリーズの
総監督も務めた入江悠監督がメガホンを取った。
映画化にあたって新たに脚本家として起用されたのは『アンフェア』シリーズの
原作者・秦建日子。
入江監督が
「線、点、がいっぱいあって、それが繋がってゴールに向かって
いくのと、ドラマからの線が繋がって映画ができたと思うので。
脚本家やプロデューサーと“かっこいい映画にしたい”と
思いました」と話すと納得した櫻井は
「今までの意見は、オールキャンセルでお願いします」と
監督の意見に同調していた。
櫻井は悩みながら、
「アトラクションのような、駆け抜けるエンターテインメントを楽しんで
いただける作品です。”アトラクション”で、いかがでしょう?」
と答えた。
最後に櫻井が
「スタッフやキャスト達の熱い想いで作ってきた作品です。温かい愛情が詰まった作品に
なっていると思います」とアピール。
森山の歌声を聞いた松山は
「森山さんの歌を聴いていて、僕のボキャブラリーの言葉
全部を合わせても足りないくらい突き抜けた感動がありました。
孤独に対しての、近くにいる人が見せる優しさだったり温かさ
だったり。自分が持っている暗さだったり悲しみだったり…。
そういうものを自分の心に感じさせてくれるライブ演奏でした。
本当にどうもありがとうございます」と大絶賛。
松山は劇中、社会に絶望し自らの信念に従って介護士で
ありながら42人を殺めた殺人犯・斯波宗典役を演じている。
本作は、葉真中顕の第16回日本ミステリー
文学大賞新人賞受賞作が原作。
日本が抱える介護問題に鋭く切り込み、
現代社会に家族のあり方と人の尊厳の意味を
問いかける感動作。
俳優の松山と『こんな夜更けにバナナかよ
愛しき実話』、『そして、バトンは渡された』
などの前田監督が、原作が出版された
2013年の頃から温めてきた作品。
本作は昨年3/5にクランクインした。
探偵事務所ネメシスのCEO・栗田一秋を演じた江口は
「どんな映画になるんだろうと、半信半疑でした。もう監督を
信じるしかなかったですね」と語った。
《画像》クリックで拡大
“本作を一言で表すと?”という質問があり、広瀬は
「観終わってすぐにもう一回観たいと思いました。一回だけじゃ伏線を
見逃している気がしました…」と感想を述べた。
会場にピンクと金色の桜の花ビラが降り注ぎ、作品の大ヒットを祈願した。
===ライターのひとりごと===
背中が大きく開いた白のロングトレス姿の広瀬さん。
今まですずちゃんと言っていましたが、すっかり女らしくなって、
すずさんと呼んだほうがいいかなと思うほど。美しかったです。
取材・撮影 福住佐知子
[3月25日アップ]

3月24日より全国公開
https://wwws.warnerbros.co.jp/nemesis-movie/
広瀬は
「この2年間、どこかに『ネメシス』があって、こうして形となって皆様にお届けできる日を
迎えることができて嬉しく思います。
ネメシスファミリーは本当に楽しくて、その楽しさ、愛情であったり、映画で描かれている
いろんな伏線を思う存分楽しんでいただけたらと思います」と客席にメッセージを送った。
オフィシャルサイト
映画『ロストケア』の都内で行なわれたSpeceal Screening をリポート。
上映後の舞台挨拶に松山ケンイチ、長澤まさみ、鈴鹿央士、前田哲監督、
映画の主題歌「さもありなん」を歌う森山直太朗が登壇。
森山は美声を披露して会場を魅了し、
「『さもありなん』は自分にとって亡き人を思いながら作った曲」と明かしていた。
法の名のもとに斯波を追い詰める検事・大友秀美役を
演じた長澤も
「『さもありなん』という言葉がとても印象的で、それがずっと
自分の中に残っています。
生で聴けて本当に良かったなって…」と感動を伝えた。
続けて、「本当に感動しました。ケンちゃん(松山)と同じで、
全然自分が思っている言葉では表せませんが、
同じこの映画を作る仲間として、とても嬉しく思いました。
本当にありがとうございました」と感動を伝えた。
検察事務官・椎名幸太役を演じた鈴鹿も
「一つひとつの言葉が、ゆっくり心にしみてきました。
松山さんと柄本(明)さんが介護の中で2人で笑いながら
昔の思い出をしゃべっているシーンとかが、ふと思い出されて
きたりとか…。本当に映画とマッチした曲ですね」
と感想を語った。
鈴鹿は
「僕は今23歳ですが、準備するのに早すぎるっていうことはないと思います。
介護っていうものを深く知ろうと思ってほしいです」と語った。
SHOCKER上級構成員・コウモリオーグを演じた手塚は
「庵野作品へ4回目の出演となります。期待を裏切り
ません。楽しみにしていてください」
と自信たっぷりに作品をアピールした。
公開記念として限定全国100万パックの「シン・仮面ライダーカード劇場版」が配布される。
キャスト陣にもプレゼントされ、その場で開封。池松は仮面ライダー1号とルリ子を引き当て、
西野はコウモリオーグとハチオーグの変身前の姿。「カッコいい!」と大喜び。
柄本はサイン入りのレアカード(本郷猛)を引き当てた。
最後に、植松は客席に向かって
「本作の最初の目撃者になっていただいてありがとう。大きなプロジェクトで、長い時間を
苦しんだり、楽しんだりしてきました。長い旅でしたが、今日の日(初上映)が迎えられて
嬉しいです。楽しんでください」とメッセージを伝えた。
現代社会に家族のあり方と人の尊厳の意味を問いかける感動作。
他の共演者に坂井真紀、戸田菜穂、藤田弓子、柄本明など実力派俳優が顔をそろえている。
===ライターのひとりごと===
現代社会から切り離せない介護問題に深く切り込んだ問題作。
まだ身近に感じていない人もこの作品を観て
きちんと取り組む準備をして欲しい。
取材・撮影 福住佐知子
[3月18日アップ]

3月17日(金)18時より全国最速公開(一部劇場を除く)
3月18日(土)全国公開
https://lost-care.com/
オフィシャルサイト
前田監督は
「10年かかってやっと届けられた」と感慨深げに語っていた。
映画『シン・仮面ライダー』全国最速公開(一部劇場を除く)記念の舞台挨拶が都内で行なわれ、
池松壮亮、浜辺美波、柄本佑、西野七瀬、手塚とおる、塚本晋也が出席した。
本作は、1971年に「仮面ライダー」初放送後50周年の記念日となる2021年4月3日に
製作が発表された。庵野秀明が脚本・監督を手掛けるオリジナル作品。
本郷猛/仮面ライダー、緑川ルリ子、一文字隼人/仮面ライダー第2号らが秘密結社
「SHOCKER」と繰り広げる戦いが描かれる。
本郷猛・仮面ライダー1号を演じた池松は満席の会場を
見渡し、「できたてホヤホヤです。僕は既に2回観ています。
皆さんも本作を堪能してください」と呼びかけた。
作品について
「マニアのツボを抑えています。誰でも引き込まれる
作品です。劇場で楽しんでください」とアピール。
ヒロイン・緑川ルリ子役を演じた浜辺は
「試写を観に行くときに、今日は『最高の日』と思うぐらい
ワクワク、ニコニコしながら現場に向かいました。
それぐらい高ぶりがありました」と笑顔で話した。
深澤と出会う風俗嬢・ちふゆ役を努めた趣里は
「いにお先生の描いた女の子を演じるというのは、すごいプレッシャーでしたが、竹中監督が
きちんとイメージを伝えてくださったので内側からちふゆというキャラクターが出来てきました」
と竹中監督に感謝を伝えた。
原作者の浅野は
「原作は私小説風というか赤裸々な内容なので、こういう場にどういう顔をして出てくればいいのか、
わからない部分もあったんですが、なかなかこういう機会もないので今日はお邪魔させていただき
ました」と緊張気味。
本作については
「竹中さんと僕って根底の部分では近しい部分があって、共鳴したんだと思います。出来上がりも
満足していますし、竹中さんありきの映画だなと思っています」と語った。
松山は客席で観客と一緒に試写を観ていたことを明かし、
「皆さんの反応が見たくて一緒に観ていました。同じポイント
で感動しているのがわかりました」と話す。
長澤は「みなさんの元に届けられて嬉しく思います」
と笑顔でコメントした。
本作を通じてどんなメッセージを伝えたいかという質問に松山は、
「もしかしたら、最愛の人や自分の親の身体が動かなくなったりして、介護っていうものと
向き合わざるを得ないときが来るかもしれない。自分の人生の終わらせ方というか、そこに向けて
備えていくということを考えさせてくれるような作品です」と語った。
今後の目標について松山は
「健康で、自分のペースを守って、好きなことをやりたいなって思っています」と笑顔を見せた。
長澤は
「介護っていうのが、まだ身近なものではないのかもしれないけど、どんなものだろうっていうのを
知るきっかけにこの映画がなればいいなって思います」と話した。
心優しい介護士ながら42人もの人間を殺めた連続殺人犯・斯波宗典(松山)とその事件を
担当する検事・大友秀美(長澤)。
斯波がなぜ大量殺人を犯したのかという真相に迫る、社会派エンタテインメント作品。
斯波と大友、2人の互いの正義をかけた緊迫のバトルが見どころとなっている。
仮面ライダー2号・一文字隼人役を演じた柄本は
「10日前に観ましたが、その時の気持ちの高ぶりが
持続したまま今ここにいます。
観る側の心をかき乱してくれる作品です」と作品をアピール。
SHOCKER上級構成員・ハチオーグを演じた西野は
「私も試写を観た後は本当に上がりっぱなしでした。
皆さんも同じ体感をしてくれるんだろうなと思うと、
嬉しいです」。
また、本作で念願のアクションシーンに初挑戦したという
西野は「戦うことができた!」と撮影を振り返って大喜び。
猫顔の少女役を務めた玉城は、深澤(斎藤)の魅力について聞かれると、
「身勝手を自分で許しちゃっているところが可愛いらしい。才能があるからこその残酷さ
みたいなものを感じ取っています」と説明した。
龍太役を務めた宮沢は、
「台本と原作を読んだ時に“なんて美しい物語なんだろう”
と思い、すぐ出演することを決めた」と明かす。
「現場では亮平さんというより浩輔さんに引っ張ってもらって、
浩輔さんと龍太として2人の信頼関係が生まれていました。
僕は浩輔さんに救われた感覚のほうが強いかもしれない
ですね。とにかく美しくて、心にぐっとくる作品ができました。
1人でも多くの方に観ていただきたいです」と語った
鈴木は
「松永監督の演出法が独特で、こういう気持ちでここに
向かってくれれば、台本にないこともしゃべってもいいと
いうものなんです。(そういう演出法だと)朝来たときから
浩輔になっていないと対応できないんですね。お互いが
お互いを俳優として見ないという必要がありました。
最近ですね、氷魚くんを氷魚くんとして見られるように
なったのは―」と語った。
本作はエッセイスト高山真の自伝的小説「エゴイスト」を映画化。
ファッション誌の編集者・浩輔(鈴木)と、シングルマザーの母(阿川)を支えながら
暮らすパーソナルトレーナーの龍太(宮沢)との出会いと、惹かれ合っていく姿が
登場人物たちの心情に寄り添うドキュメンタリータッチで描かれる。
『トイレのピエタ』('15)などの松永大司監督がメガホンを取り、撮影現場には
LGBTQ+インクルーシブディレクターとインティマシーコレオグラファーが携わっている。
本作は第16回アジア・フィルム・アワードで、鈴木が主演男優賞、宮沢が助演男優賞、
そして衣装デザイン賞の3部門にノミネートされている。
浩輔役を務めた鈴木は
「美しい映画が出来ました。2人(浩輔と龍太)が存在する
空間を楽しんでください。
原作では心情がこと細かく描かれている。それが心の声が
使えない映画になったときどういうものになるんだろうという
好奇心がありました」と話す。
作品については
「自分と原作者の高山真さん、そして劇中の浩輔が
似ているなと思ったんです。やるべきご縁じゃないかなと
思いました」
と出演を決めた理由について語った。
ミステリアスなホステスのユカ役を演じた橋本は、窪塚とは
初共演。
窪塚について
「窪塚さんの作品は20歳前後の頃によく観ていて、本当に
存在するのかな?ちょっと宇宙人みたいな人だなと思って
いました」と窪塚の印象を語る。
また、
「撮影の段取りとかにも気を使ってくださったので、リラックス
して演じることが出来ました」と窪塚の心づかいに感謝だった。
窪塚は共演者の坂口について
「先輩・後輩ということもあるけれど、カメラの前ではみんな同じ。
本読みのときから『頼れるわ~』と感じた」と信頼を寄せる。
橋本については
「橋本さんはまさにミセス妖艶。キスシーンがあって、骨抜きに
されたって感じ」と笑顔を見せる。
牧監督については
「脚本を読んで、これは面白い。いろんなことのバランスがとても
いい。監督もバランスのいい方。
監督とは、ブラックミュージックとか、好きなものも気があって、
めちゃ仲がいいです」とそれぞれへの思いを明かした。
オフィシャルサイト
https://happinet-phantom.com/reiraku/
映画『リボルバー・リリー』の都内で行なわれた豪華キャストお披露目会見をリポート。
会場にはランウェイが設置され、主演の綾瀬はるか、共演の長谷川博己、
羽村仁成(Go!Go!kids/ジャニーズJr.)、シシド・カフカ、古川琴音、清水尋也、
ジェシー(SixTONES)、豊川悦司ら豪華なキャスト陣がランウェイを歩き、
行定勲監督、長浦京(原作)、紀伊宗之(企画プロデュース)も出席した。
本作は、『第19回大藪春彦賞』を受賞した長浦京氏のアクション小説が原作。
関東大震災後の東京が舞台。16歳からスパイ任務に従事し、東アジアを中心に3年間で
57人の殺害に関与した経歴を持つ元敏腕スパイの百合(綾瀬)が、父親から託された
陸軍資金の鍵を握る少年・慎太(羽村)に助けを求められ、帝国陸軍に追われながら
逃避行を繰り広げる姿が描かれる。
メイキング映像では、綾瀬演じる大正期の衣装をまとった小曽根百合が銃を撃ちまくる
シーンや、野原での肉弾戦などが披露された。
8月11日の公開で、詳しい内容や役柄についてはまだ明らかにされていないが
会見に出席した人物以外にも内田朝陽、橋爪功、板尾創路、吹越満、阿部サダヲ、
石橋蓮司、佐藤二朗、野村萬斎らが出演することが発表された。
最初に、企画プロデュースを担当した東映の紀伊宗之が
「2019年に原作を取得してから、苦労してここまで来ました。それを支えたのは『世界に通用する
日本映画界でありたい』という思いです」と挨拶。
原作者の長浦は「小説自体、僕の中にある『こんな日本映画が観たい』という空想や理想を
そのまま込めて書きました。映画になることに興奮しているし、誰よりも楽しみにしています」
と伝えた。
昨年の夏に約3か月に及ぶ撮影を敢行。絶賛、編集中。
長谷川は
「日本にすごく威厳があって、生きることに必死な大正
末期が舞台。人と人とのつながりが熱くて、そういう時代
を生きれるのはいいなと思って(オファーを)受けました。
行定監督のアクション映画にすごく期待しています」
と映画完成への期待感を語った。
綾瀬と行動を共にする少年・慎太役を務めた羽村は、
「初めての映画出演で行定監督や綾瀬さんをはじめとした共演者の皆さんとお芝居をご一緒させて
もらうと思うと、ワクワクの気持ちで胸がいっぱいでした。すごくかっこいい映画になっていると
思います!」と興奮気味に撮影を振り返っていた。
華麗なドレス姿を披露したシシド・カフカは
「行定監督から『ドラマー、ミュージシャンとしての佇まい、立ち居振る舞いに期待しています』
と言われ、監督の言葉を支えに撮影に臨みました。ドラムスティックの代わりにウィンチェスター
(ライフル)を振り回している姿を、この映画の楽しみに加えていただけたら嬉しいです」と語った。
古川は
「台本をいただいた時に、アクションシーンの規模の大きさにワクワクが止まりませんでした」
と大興奮気味。
綾瀬と敵対関係にある人物を演じている清水は
「綾瀬さんと対決させていただきました。綾瀬さんと正面からぶつかることでたくさんのことを
勉強させていただこうという思い、精一杯臨ませていただきました」とコメントした。
ランウェイでは敬礼ポーズを決めたジェシー。「リボルバー・ジェシーです」と自己紹介。
「アクションシーンや激しい銃撃シーンの壮大なスケールの中、こんなに素晴らしいキャストの中に
僕がいるんだと不安な一面もありましたが、周囲に支えられて走り切ることができました」と語った。
ジェシーに続いて豊川も「リボルバー・悦司です」と自己紹介して会場に笑いを誘った。
豊川は「僕は、檀一雄先生の『夕日と拳銃』という小説が大好きなんですが、本作のお話を
聞いた時に、それに勝るとも劣らない素晴らしい冒険物語だ、すごいなと思いました。
参加できて嬉しいです」と笑顔を見せた。
劇中に「もうやってらんねえよこんなの」というシーンがあるのだが
最近「うんざりだよ」と思ったことがあるか聞かれた斎藤は
「タクシーに乗るとき、空車だと思ったら迎車だった。意味としては全然違うのに、なんで文字が
同色なんだろう?色を変えてほしい」と熱望した。
趣里は
「掃除をしてもしても、なぜか髪の毛が落ちているときにうんざりします」とコメント。
また、「犬派か猫派か?」という質問に、玉城は「犬派です」。
浅野は「すでに飼っているので、猫派ですね。癒やしというものはずっと求め続けて流浪していく
ものだと思います」と話した。その浅野の答えに竹中は「憧れちゃう!」と感嘆の声を漏らした。
===ライターのひとりごと===
舞台挨拶に女性が登壇すると、とても華やか。美しいドレスが目の保養になります。
斎藤さんはいつもおしゃれなんですが、何故か黒の衣装が多い。
取材・撮影 福住佐知子
8月11日より全国公開
[3月4日アップ]

主演の綾瀬は背中が大きく開いた黒のロングドレス
姿で登壇。全長約13mのランウェイを華麗に歩き、
笑顔で会場を魅了した。
役柄に合わせてリボルバーを握るポーズも披露し、
「ちょっと慣れない、このような登場で緊張しました」
とにっこり。
オファー時の心境について綾瀬は
「すごくスケールの大きな作品。映像になるとどんな
ふうになるんだろうとワクワク感がありました」と話す。
また「アクションシーンがたくさんあるので身体づくりも
大変だなと思いましたが、この作品をきっかけに髪も
切りました。新たな挑戦だなとワクワクしました。
心が揺さぶられるような作品になったらいいなと期待
しています」と語った。
北村文也役を演じた渡辺は、東出との共演について
「家宅捜索に行くシーンの東出くんが演じる金子さんの無防備さを見て、心の中でいたたまれない
気持ちになりました。東出くんは憑依というか、役に入り込んでいた。
台本を読んだ時に、こんなにシリアスで地味なものがどうなるんだろうと思ったらエンタメ作品に
なっているので、監督の力量に舌を巻いています。すべてのシーンが忘れられない。
緻密に作られているから一瞬も飽きることがない。いろんな方に観ていただいて、法廷での全貌を
知ってほしい」と強く語った。
撮影現場を金子さんの実姉が訪問。
東出は
「まるで生前の『勇ちゃんがいる』ようだと言ってくださり、お芝居とか映画に映るものとは
全然別の次元で役者冥利に尽きる言葉だと思いました」と撮影時を振り返った。
イベントの終盤、金子さんの実姉から登壇者への感謝の手紙がサプライズで披露された。
「映画の中の東出さんは弟が生き返ったようで思わず涙が出ました。そしてお墓参りをしてくださり、
お墓をピカピカに綺麗に掃除して下さったこと、一生忘れません。本当にありがとうございました。
映画の中の三浦さんは雰囲気が壇先生そのものでした」などキャストへの感謝の思いが
綴られており、東出は感激して目を潤ませていた。
主演の高木シンジ役を演じた窪塚にとって、18年ぶりの
邦画長編単独主演作品となる。

2004年に自宅マンションから転落した事故を振り返りつつ、
「(事故)当時のやるせなさや、自信のなさ、しんどかった
気持ちが演技に役立ったと思います」と話す。

窪塚は、マーティン・スコセッシ監督とコラボした『沈黙 
サイレンス』(2017年1月に日本公開)という映画で
ハリウッドデビューを果たした。
「長く(時間が)かかりましたが、一発逆転できたのかな…
と思います」と感慨深げに話した。
驚異的な記憶力を持つ番場ダイゴを演じた坂口は、
「僕にとって大切な作品です。窪塚さんは太陽のように
みんなを照らしてくれる方。
みんなのいいところを見つけて褒めてくれる方。
表現者としても、人としても、憧れの人、大好きです。
愛しています」と窪塚を絶賛。

窪塚は
「ありがとう!」と照れ笑いだった。
浩輔と龍太、歩道橋での2人の印象的なキスシーンに
ついて宮沢は
「浩輔さんが先を歩いていて、後ろから僕が『浩輔さん』
と呼んで、振り返った浩輔に僕がチュッとキスをするシーン
なんですが、何回かテイクを重ねるうちに松永監督から
『浩輔さんじゃなくて、亮平さんって言ってみて』と指示が
ありました。監督は新鮮な、新しい反応を求めたんだと
思います―」と撮影秘話を披露した。
鈴木も
「松永監督はサプライズが多い。撮影まちでボーッとしていたときに、そばにカメラがあって
撮られたりしていた(苦笑)」と現場エピソードを語った。
牧監督は
「最高にかっこよくて素晴らしい
作品が出来ました」と満面の笑み。
牧監督は長編第1作「唾と密」で
注目を集め、本作が商業映画
デビュー作となる。
最後に、牧監督は
「映画って尊いものだなって。奇跡に近いものだと思います。90分間の不思議な夢を
見ていただきたい」とアピール。
映画『エゴイスト』の都内で行なわたプレミア上映会をリポート。
キャストの鈴木亮平、宮沢氷魚、阿川佐和子、ドリアン・ロロブリジーダと松永大司監督
が登壇して作品についてクロストークを繰り広げた。
窪塚は
「共演者たちや、関西出身のスタッフ、それをまとめる牧監督、みんなで一丸になって
作った作品です。楽しんで観てください」と充実の撮影を振り返っていた。
===ライターのひとりごと===
この日の窪塚さんは楽しいおしゃべりをたっぷり。
それに、なんといっても橋本さんの美しいこと。
真っ赤なロングドレスがとてもお似合いでした。
[2月4日アップ]
取材・撮影 福住佐知子

2月10日より公開
https://sinclock.asmik-ace.co.jp/
オフィシャルサイト
主人公の元人気漫画家・深澤役を務めた斎藤は、
深澤について
「心当たりしかなかった。内臓を描いてくれて、その内臓が
自分のものなんじゃないかと思うような。その心当たりを
頼りに現場にいました。つらいような楽しいようなつらい感じ。
それが間違っていなかったと、できあがった作品を観て
思いました。その感覚は竹中さんにもお伝えしました」
と人物に共鳴したことを話した。
以前に斎藤は竹中監督と『ゾッキ』という作品でコラボ
しており、その際、一緒に食事をしたときに竹中監督から
「次は浅野いにおさんの『零落』を撮ろうと思っているんだと
聞いて、斎藤が『大好きです』と返すと、竹中監督から
『じゃ深澤やる?』と聞かれ、映画『零落』への出演オファーを
受けたことを明かした。
緑川ルリ子の父・緑川弘博士を演じた塚本は
「撮影は一年前に終わっています。庵野監督のビックリ
するようなこだわりが入っています。とにかくスゴイ!」
と観客に呼びかけた。
作品について斎藤は
「原作に出会ったのは5,6年前だったので、ミドルエイジ・シンドローム(中年症候群)みたいな
ものだったのかもしれません。
表現者が自分の内側に向き合うことがあって『フェイブルマンズ』という作品ではスピルバーグも
自分の内側に向き合う作品を作っています」。
さらに、
「自分の中にある心当たりを頼りにして演じていました。つらいような楽しいような時間でしたが、
できあがったものを見て、それは間違っていなかったなと思いました」と撮影を振り返っていた。
また、
「本作は浅野いにお作品の中でも、最も内臓を描いています。その内臓が自分なんじゃないかと
思えるような衝撃的な出来事という印象がありました」と語った。
本作は、青春漫画「ソラニン」から約11年後に連載され、漫画家として残酷なまでの“業”を
描き、浅野いにおの新境地となった衝撃の問題作の映画化。
自堕落な毎日を送る元売れっ子漫画家・深澤(斎藤)とミステリアスな風俗嬢・ちふゆ
(趣里)との出会いを軸に、漂流する“表現者”の魂の喪失と覚醒が描かれる。
書店で原作を手に取るなり、映画化したいと熱望したという
竹中監督は、
「僕の大好きな人たち(キャスト陣)がズラッとステージに
並んでいて、胸がいっぱいで、夢を見ているようで、ものすごく
切ないです。
本当にみんな大好きな方なので、落ち着かないまま心が
震えています」と感激した様子。
本作は、『無能の人』から10作品目の監督作となる。
全国行脚で池松は九州エリア、浜辺は出身地の石川から関東方面へ。
柄本は北海道からスタート。ゲストが登壇する映画館や上映会は公式HPで確認してください。
===ライターのひとりごと===
西野さんの桜色のスーツ、ひときわ目を引きました。よくお似合い。
浜辺さんは花柄の襟が可愛い顔をひきたてていました。
やはり女性の登壇者があると写真も舞台も華やかになります。
取材・撮影 福住佐知子
3月17日より全国公開
[3月11日アップ]

https://www.shin-kamen-rider.jp/
オフィシャルサイト
映画『零落』の都内で行なわれた完成披露プレミア上映会をリポート。
舞台挨拶に斎藤工、趣里、玉城ティナ、メガホンを取った竹中直人監督と、浅野いにお
(原作者)が登壇した。会場には大勢の観客が詰めかけた。
『ゾッキ』には山田孝之も出演しており、竹中監督と2人で
食事した日はたまたま山田が他の仕事でいないとき
だったので、斎藤は
「食事のときに山田さんがいて監督と一緒だったら、
深澤の役は山田さんだったかもしれない」と不安を口にする。
竹中監督は「それはないだろう!」と斎藤の不安を一蹴した。
また、鈴木は撮影について
「描写がリアルであるかどうか、世間に与える影響がどうか、ステレオタイプを助長しないか
どうか、現場に集まったLGBTQの当事者が、リアルな描写であるかどうかを常にチェック
しながら進めてくれました」と話す。
宮沢も
「担当のスタッフがいるので、アドバイスをもらいながら自由に芝居をすることが出来ました」
と説明した。
松永監督の熱烈オファーで出演が決ったという、龍太の母・
妙子役を演じた阿川は
「演技の経験はほとんどありませんが、この人と一緒に仕事を
したら面白そうだなと思って…」と、出演を決めた理由を話す。
また、
「監督の演出一つ一つが面白かった。鮮度の高さというか、
こうやってものを作っていくのかということを体験できました」
と撮影を振り返る。
さらに、共演した鈴木について阿川は、
「素敵過ぎて、時々素の自分になって見とれていることが
あった」と明かした。
そんなときは監督からNGがでたという。
作品については「優しさがキラキラ光っている映画です」
とアピールした。
当日、素晴らしい衣装でお目見えした浩輔の友人役の
ドリアン・ロロブリジーダは原作者の高山真さんと親交があった
ことを明かし、
「映画化されると伺って『絶対出ます』と申し上げました。
素晴らしいキャスト、スタッフの手によって素晴らしい作品になる
お手伝いがちょっとでもできる
ことが光栄でした」と話した。
劇中では坊主でスッピンの役
だそう。
松永監督は
「ドリアンは映画初出演とは
思えない素晴らしい演技だった。
居酒屋で25分ぐらいずっと
しゃべっているシーンをワンカット
で撮ったんですが、本当に楽しく
てずっと観ていられました」
と大絶賛。
「いいチームで映画をつくれたな
と感じている」と自信を覗かせた。
最後に、宮沢は
「日常の些細な幸せがいっぱい詰まっていて、温かいものを感じて、なんて幸せな気持ち
なんだろうと感じます。愛とは何なのか、エゴなのか、考えるきっかけになると思います。
一人でも多くの人に観ていただきたいです」。
鈴木は
「僕にとって大切な作品です。映画の最初と最後に“エゴイスト”というタイトルが出てきます。
観終わったあと『エゴイスト』という言葉の印象が少しでも変わっていれば、何かしらの影響を
与えられたのかなと思います」と客席に向かってメッセージを送った。
鈴木さんと宮沢さん、2人のラブシーンにドキドキしますが、
とても美しい物語です。
観終わった後、優しい思いが胸に溢れました…。
[1月28日アップ]

取材・撮影 福住佐知子
2月3日より公開
===ライターのひとりごと===
映画『スクロール』の都内で行なわれた完成披露舞台挨拶をリポート。
W主演の北村匠海、中川大志、共演の松岡未優、古川琴音と
清水康彦監督が登壇して作品について語った。
オフィシャルサイト
https://egoist-movie.com/
本作はYOASOBIの大ヒット曲「ハルジオン」の原作者としても知られる橋爪駿輝の小説
「スクロール(講談社文庫)」を映画化。
『MANRIKI』などの清水康彦監督がメガホンをとり、米津玄師など多数のMVを
手がけてきた川上智之氏が撮影監督を担当。
金沢知樹氏、ナイロン100℃/劇団コノエノ!の木乃江祐希らが脚本を手がける。
理想と現実のギャップに溺れながら社会や自分と向き合う若者たちの姿が描かれる。
北村は、
「“僕”という役名で演じるのは今回でおそらく3回目
です」と話し、
「“僕”という役を演じるたびに、俯瞰的な感覚を
持っていないといけないと思います」とコメント。
上司のパワハラに耐えながら消えてしまいたいと
思い詰める“僕”役を務めた北村は会場に集まった
多くのファンの前に、
「やっとこの映画が完成を迎えることができ、それを
みなさんに伝えることができて、とても嬉しく思います」
と挨拶。
役作りについては
「“僕”という役は自分自身のことでもあり、清水監督
のことでもあると思うので、監督と会話しながら現場で
作り上げていきました」と語った。
当日は、劇中に登場する「秀吉七品」に
ちなんで、“2023年の運気”を占うコーナー
が設けられ、運試しや、全員お揃いの赤い
法被での写真撮影も行われた。
===ライターのひとりごと===
人気シリーズの第3弾。中井さんと佐々木さんの息もぴったり。
ベテランで人気者の2人が今回も『宴技』で楽しませてくれますよ。
取材・撮影 福住佐知子
[12月17日アップ]

2023年1月6日より全国公開
https://gaga.ne.jp/uso800-3/
オフィシャルサイト
映画『ファミリア』の完成披露上映会をリポート。
舞台挨拶に、役所広司、吉沢亮、サガエルカス、ワケドファジレ、アリまらい果、
シマダアラン、スミダグスタボ、成島出監督が登壇してクロストークを繰り広げた。
マダアランも
「出ている方々がすごい人たちなので緊張したんですけど、監督やスタッフさんが
最後まで支えてくれたのでやりきったと思っています」と話した。
スミダグスタボは
「夢のような役でした。感謝の気持ちしかないです。ブラジル人代表としてこの映画に出たので、
嬉しい」と感激しきりだった。
劇中で団地でのBBQシーンもあるが役所は、
「寒かったのに、協力してくださったブラジル人のみなさんは撮影を楽しんでくれました」
と感謝しきり。
吉沢も「すごい寒かったんですけど、そこに来てくださっていたブラジル人の方も、実際に
住んでいる方もいて、ホーム感というかあたたかさがあって…」と振り返っていた。
コロナ禍による影響で撮影中断もあった本作。
他の共演者に、マルコスら在日ブラジル人を執拗に追いかける半グレのリーダー・榎本海斗を
MIYAVI、誠治が唯一心を許すことのできる友人の刑事・駒田隆を佐藤浩市、地元のヤクザ・
青木を松重豊が演じている。
本作は、山里に暮らす陶器職人の父・誠治(役所)
と海外で活躍する息子・学(吉沢)、そして隣町の
団地に住む在日ブラジル人青年・マルコスの
3人を中心に国籍、文化、境遇の違いを超えて
強い“家族”を作ろうとする人々の姿が描かれる
オリジナル作品。
主人公・神谷誠治を演じる役所は、成島監督の作品には
『聯合艦隊司令長官 山本五十六 -太平洋戦争70年目の
真実-』(11)以来10年ぶりだということを明かし、
「久しぶりの成島組は緊張しましたが、スタッフ・キャストで
楽しくいい雰囲気で撮影できました。
吉沢くんをはじめ、フレッシュな若者たちとの仕事はとても
楽しかった」と笑顔で語った。
ブラジル人の若者を演じたキャストたちは、大半が映画初出演で演技をするのも初めてで
舞台挨拶も初体験という人も多い。
在日ブラジル人青年・マルコス役を務めたサガエルカスは
「役所さんや吉沢さんなど“テレビの向こう側”でしか見たことがなかった人たちと共演するとは、
想像もしていなかった」と話し、「いざ役所広司さんを前にやってみたら自然に涙が出た。
役所広司さんの力はすごいと思いました」と振り返った。
屋形の女将の娘・涼子役の蒔田は
「私、実は今日は成人式でした」と告白し、会場から大きな拍手を
浴びた。
「おめでたい日に着物を着て、すてきな方々とすてきな舞台に
立てるのは貴重なこと」と喜びいっぱい。
新成人となった蒔田は猫が描かれた粋な縞模様の着物を
着こなしていた。
役作りについて、蒔田は
「涼子は自分と近いテンションの役だったので、難しいことは
なかったんですが、キヨのまかないを積極的に食べない役なので
『食べたかった!』」
と悔しがっていた。
TAIKOHの財団を仕切る謎の美女役を務めた中村は撮影現場について
「蔵之介さんは本当に優しくて、後輩の私たちに一切プレッシャーをかけないでいて
くださいました。貴一さんも『僕もいまだに緊張するんだよ』と声を掛けてくださいました」
と先輩に感謝だった。
3作目となる本作だが、中井は
「シリーズだとは思っていないです。1本1本で終わりと思ってきたので、僕たちにとっても
新しい作品のつもりでもありました」と語る。
佐々木は、新参加の安田と中村について
「お2人とも関西出身で、関西ロケで楽しんでくださっているなというのが伝わって来て
嬉しかったです」と話した。
大阪城を舞台に撮影した場面は見どころの一つとなっている。
佐々木の妻・康子役を務めた友近は「夫婦の信頼関係は分かってもらえると思います」
と自信たっぷり。
神出鬼没のオタク学芸員・田中四郎役を務める塚地は「なぜか監督の愛されキャラのようで、
美味しいところをいただいています」と見せ場の大阪城でのロケやセリフの多さについても
笑顔で話した。
最後に中井は
「私は来年から47都道府県を各駅停車で巡ってみたいと思います。どこかでお会いすることが
あったら声をかけていただければ幸いです」と引いたおみくじの結果を引き合いに出して笑いを
誘った。
佐々木は客席に向かって「お正月にご家族みなさんで楽しんで笑っていただければ…」
とメッセージを送った。
“結婚こそすべて"と信じる菜穂役を務めた松岡は
「菜穂は色々なリミットを自分で決めていて、そのせいで
視野が狭くなっている人。
でも、清水監督は、菜穂の持つ本当の気持ちなど大切に
描いてくれました」と話した。
何者にもなれず“特別になりたい”
と願う“私”役の古河は
「“私”は自分らしさとは何かが
分かっている人物。
今の時代、それは凄いことだと
思います。演じる中で“私”の
パワーをお裾分けしてもらって
いました」と話した。
中川は、引っ越しの内見で撮影した“まっさらだった部屋の写真”を選んだ。
「何も無いとこんなに広かったんだと。初心に帰れる」と語った。
2011年のドラマ「鈴木先生」をはじめ北村と多数の共演歴がある松岡は、
「私は3万枚ぐらいあります。写真のデータは携帯を変えても長年にわたって引き継いで
います。北村の中学1年生のときの写真もありますよ」と最初の共演時の写真も保有して
いることを明かし、「かわいかった。お見せしたい」と話すと、北村は「恥ずかしいから
やめてくれ」と焦りだす。
ちなみに松岡は北村のことを”キタムラ”と呼んでいるそうで「ずっと“北村”呼びなので
気にしないでください。“北村”と呼ぶのは、僕の知り合いでは彼女だけです」と苦笑。
渡部監督はそんな琴音について
「名前を伏せた状態で声だけ聴いて、スタッフもみんな全員一致で彼女に
決りました」と明かした。
最後に浜辺が
「日々過ごしているといろんな問題にぶつかると思いますが、優しさと温かさがあれば
解決できるという勇気を与えてもらった作品でした」。
賀来は
「映画を観たあとに、温かい空気に包み込まれるような感覚になりました。皆さんも無心で
映画の世界観に入り、ほっこりした気持ちで帰っていただけたら…」とメッセージを伝えた。
===ライターのひとりごと===
ピンクの衣装がお似合いの浜辺さん。可愛い笑顔がとてもキュートでした♡
最後に500羽の紙のハトが飛ばされたのですが、すごく幻想的で
夢のある素敵な演出でした。
取材・撮影 福住佐知子
[2023年1月14日アップ]

1月12日よりNetflixで全世界独占配信
Netflixシリーズ「舞妓さんちのまかないさん」の配信記念プレミアイベントが都内で
開催され、舞台挨拶に森七菜、出口夏希、蒔田彩珠、橋本愛と是枝裕和監督が出席。
華やかな着物姿で、仲のよい様子を見せた。
「金の国」の第93王女サーラ役を務めた浜辺は
「私はおっとりと静かに暮らしている王女の役です。
姉であり、第一王女のレオポルディーネ(戸田)は強くて怖い
感じですが、悪い人ではなく、金の国のことを真剣に考えている
頭のいい王女で、品格もある難しい役なんです」
と戸田の役柄を詳しく説明した。
また、作品について浜辺は
「敵対する国の問題を小さなウソや優しさで解決していく物語。
凝り固まった心がぽかぽかと温まりました」
とコメントした。
オフィシャルサイト
https://movies.shochiku.co.jp/chigirakun-movie/
秋田真志役を演じた吹越も
「この映画に参加することが出来て良かった。何も考えずに楽しんで欲しい」とコメントした。
https://winny-movie.com/
オフィシャルサイト
今作のテーマとなっている“片思いごっこ”について
高橋は「片思いのふりをして相手にその瞬間を楽しんで
もらうというか、お互いに好きになってはいけない。
2人だけの秘密にするという条件があります」と説明する。
アクション大作に挑んだ
行定監督は
「“みんながわかる多数決
みたいな映画”じゃない、
そういう映画になっていれば
いいなと思います」
と気合い十分に伝えた。
===ライターのひとりごと===
ランウェイを歩くキャスト陣たち。
華やかな雰囲気、豪華な顔ぶれで楽しませていただきました。
綾瀬さんの背中が大きく開いたドレス姿、素敵でしたよ。
取材・撮影 福住佐知子
[2月25日アップ]

3月10日より全国公開
映画『Winny』の都内で行われた先行上映会をリポート。
舞台挨拶に主演の東出昌大、三浦貴大、渡辺いっけい、、吹越満、監督の松本優作が
出席してクロストークを繰り広げた。
オフィシャルサイト
https://revolver-lily.com/
本作は『ぜんぶ、ボクのせい』で商業映画デビューを果たした松本優作監督がメガホンを取った。
簡単にファイルを共有できる革新的なソフト「Winny」を開発し、試用版を「2ちゃんねる」に
公開したことをきっかけに逮捕された開発者・金子勇(東出)が、サイバー犯罪に詳しい弁護士・
壇俊光(三浦)の助けを得ながら、技術者の権利と未来を守るため権力やメディアと戦った
真実の姿が描かれる。
実在の金子勇役を演じるにあたって東出は、
「一昨年の夏、一番暑さが厳しい頃に皆で撮影をしました。
この作品をぜひ皆さんに早く観ていただきたいと思いました」
と挨拶。
作品に出会うまで『Winny』の事件を全く知らなかったという
東出は、
「金子さんについての取材を通して役作りをしていきました。
こんな天才がいたのかと驚きました。金子勇さんという人物が
本当に素晴らしい方で、金子さんのことを知ってもらいたい
という一心で演じていました」と話した。
胸キュンドラマにふさわしいピンクのハートや風船や
ピンクカーペットなどで飾り付けられた舞台に目をやり、
高橋は、
「ピンク、可愛いですね。僕にぴったりだと思います」
とにっこり。
陸上部のエースで学校一のイケメン・千輝彗役を
演じた高橋は
「昨日は興奮して寝れなかったです」と緊張を隠せない。
本作は講談社「月刊デザート」で連載中、既刊8巻で230万部を突破した亜南くじらによる
同名マンガの実写映画化。
人生初の告白に玉砕した如月真綾(畑)は、千輝彗(高橋)から秘密の“片想いごっこ”を
提案される――。
メガホンを取ったのは『ただ、君を愛してる』(2006)、『僕の初恋をキミに捧ぐ』(2009)
などの新城監督。
役作りについては
「クールに見られがちなところとかは、僕もそういうところ
では共感して一緒だなと思うところもありました。
僕が(制服の)ブレザーを着てることで“最強中の最強”
ですよね。胸キュンさせるっていう感覚より、胸キュン
させちゃいました~(笑)」と自信たっぷり。
サイバー犯罪に詳しい弁護士の壇俊光役を演じた三浦は、
「リアルな法廷シーンになればいいな…」と思いながら演じて
いたと言う。
「壇さんが金子さんの話をしている時の表情だったり、
喋り方から、金子さんへの深い思いを感じ、そんな部分を
大切に演じました」と語った。
また、撮影前には模擬裁判が行われたという。
「実際の裁判記録に沿ってやってくださったので、まるまる
コピーしてやろうと思いました」と話した。
松本監督は
「本物の裁判を見てほしいと思って模擬裁判を提案しました。
了承してくださった壇さんをはじめ、弁護士の方々に感謝の
気持ちでいっぱいです。リアルな作品になったと思います」
と語った。
最後に三浦は
「実在の事件ですし、実際にいる方々やいた方々を描いています。テーマもちょっと
難しいんですけど、観る前は何も考えずに楽しんでいただければと思います」。
東出は
「この裁判は7年の歳月がかかりました。弁護をした先生方が、“この裁判に勝者は
なかった”と言っています。7年の熱量と信念を僕らは受け取って映画に焼け付けたいと
思って演じました」と熱い思いを伝えた。
===ライターのひとりごと===
事件のことを知らなかった人も知っていた人も
この事件の真実と向き合って欲しい。
俳優陣の熱演が光る作品です。
取材・撮影 福住佐知子
[2月18日アップ]

3月3日より全国公開
写真左から 鈴木、曽田、板垣、高橋、畑、莉子、中島、新城監督
映画『なのに、千輝くんが甘すぎる。』の完成披露試写会をリポート。
舞台挨拶に主演の高橋恭平(なにわ男子)、共演の畑芽育、板垣李光人、莉子、
曽田陵介、中島瑠菜、鈴木美羽、新城毅彦監督が登壇した。
胸キュンシーンが満載の本作。
特に印象的な「甘いシーン」でもある「お姫さま抱っこ」のシーンについて、高橋にお姫さま抱っこ
された如月真綾役を演じた畑が「高橋さんはだいぶ手こずっていたと思います」と話すと高橋は、
「メンバー(なにわ男子)をお姫さま抱っこすることとかはあるんですよ。道枝駿佑とかを遊びで―」
と打ち明け、今回は「お互いが負担にならないように大きな卵を抱くような感じで丁寧に扱いました」
と説明した。
作品のテーマにちなんで、今、胸キュンしているものについて質問が―。
莉子は「車」と応え、「免許を取ったので、女子みんなでドライブしたい」とにっこり。
曽田は「ご飯」。食べるのが大好きで太ったことを打ちあけた。
中島は「まんが」。発売日が待ち遠しくてたまらないと楽しそうに話した。
板垣は「季節」と発表。「冬が好き。ファッションが好き」と応えていた。
畑は人気キャラクターの「ちいかわ」。キャラクターが大好きなんだとか。
鈴木は畑に目をやり、「めいめい」と応え、「仲良くなりたいんです」とアピール。
高橋は「サウ活」。週に5回ぐらい行くくらい大好きなんだとか。高橋と一緒にサウナに行ったことも
あるという曽田が「ずっと入ってるんですよ、熱いところに。しかも全然顔に汗かかない」
と感心していた。
新城監督は本作について
「千輝と如月は両想いになっちゃいけないんですけど、両想いに見えるんですよ。
この2人はどのくらい鈍感なのか、ピュアなのかと思うんだけど、そこを言うと身も蓋もない。
片想いのほうが楽しい時もある…。僕はもう忘れちゃいましたけど…」と照れ笑い。
最後に、高橋が
「“ベストオブ胸キュンストーリー”になっています。これから片想いをする方だったり、もっと青春を
味わいたいという方だったり、いろいろな世代の方が楽しめる作品です」と笑顔でメッセージを伝えた。
===ライターのひとりごと===
完成を祝してハート型の紙吹雪が飛び出すキャノン砲でド派手に祝砲を放つ演出もあった。
フレッシュなキャスト達でステージは大盛り上がり。
ワイワイ楽しい舞台挨拶でした。
8人もの登壇者たちの写真を撮るのに一苦労した日でもありました。
取材・撮影 福住佐知子
公開中
[2月11日アップ]

映画『Sin Clock』が初日を迎え、舞台挨拶に窪塚洋介、坂口涼太郎、橋本マナミ、
メガホンを取った牧賢治監督が登壇。作品についてクロストークを繰り広げた。
本作は、どん底の人生を生きているタクシードライバーたちが思いもよらぬ“偶然の連鎖”に
導かれて、数億円もの価値を持つ幻の絵画をめぐるたった一夜の人生逆転劇へと挑む姿が
スリリングに描かれる。
裏社会に通じる賭博狂の坂口役を務めた葵揚は、当日は欠席のためビデオで登場した。

最後に中川は
「小学生の頃から同じ事務所で活動してきて、今もすごく意識をする存在。20代半ばになって
同じ映画でW主演を務めることができたということが感慨深い、思い入れのある作品です。
愛のある映画なので、ぜひ受け取ってください」。

北村も
「僕はなんか、1人の人間の色々な角度を見ているような感覚がしました。僕たち2人が
この映画でW主演出来たのかな。宿命と言うか運命と言うか、このスクロールという話は
みなさんの物語であり、どっかの誰かの話である、そういう視点で見て頂けたら嬉しいですし、
みなさんの感想が凄く気になる映画だと思います。ぜひこの後楽しんで帰ってください」
とメッセージを送った。
監督やキャストがおススメのシーン。気になりますね。
ぜひ、劇場でチェックしてください。
W主演の北村さんと中川さんの演技合戦も見どころです。
[1月21日アップ]

取材・撮影 福住佐知子
1月27日より公開
===ライターのひとりごと===
アニメーション映画『金の国 水の国』の都内で行なわれたジャパンプレミアイベントの
舞台挨拶をリポート。
声のキャストの賀来賢人、浜辺美波、戸田恵子、音楽担当のエバン・コールと
気鋭のクリエーター・渡邉こと乃監督が登壇してクロストークを繰り広げた。
本作は、「このマンガがすごい!」で2017年に(「金の国 水の国」)、
2018年に(「マロニエ王国の七人の騎士」)と異なる作品で1位
(オンナ編)を獲得した作家・岩本ナオのマンガが原作。
浜辺をエスコートして登場したナランバヤル役の賀来は
「性格はちゃらんぽらんに見えるのですが、頭が切れて、
機転がきく心優しい青年です。
僕自身に重なるところが全くなくて(苦笑)。
“こういう男になれたらいいな”って、尊敬の気持ちで彼を
見つめながら声を吹き込んでいました」
と自身が演じる役柄について語った。
商業国家で水以外なんでも手に入る“金の国”のアルハミト国に住む
おっとり王女のサーラ(浜辺)と、豊かな水や自然に恵まれた“水の国”
のバイカリ国の貧しくも家族思いの建築士ナランバヤル(賀来)。
ひょんなことから夫婦を演じることになった2人が恋に落ちる姿が
描かれる―。
「敵対する国の問題を小さなウソ、
そして優しさで解決していく物語。
作品のタイトルにちなみ、「自分のスマホでスクロールして見返したい写真はありますか?」
という質問に、スマホで写真をあまり撮らないと明かした北村は、
「200枚ぐらいしかありません。さすがに思い出がなさすぎるなと思い、今年から撮ろうと
思っています」と話す。
そんな北村だが、スマホのメモ帳に自分の思ったことを書いているそう。二度と見返したくない
そうだが、そのメモ帳を撮影中に清水監督と見せ合ったりしたんだとか。
「お互いの裸を晒しているような気になった。恥ずかしかったです」と明かした。
今作で“僕”と古川が演じる“私”の世界について、
北村は「すごく抽象的でありながらすごくグロテスク
であり、そしてすごいファンタジーであり、リアリティ
のあるふわふわした世界」と解釈。
北村と中川は同事務所で、2人もそれぞれ小学4年、5年生のころに出会い、オーディションで
同じ役を競い合ってきた間柄。
北村は
「運命というか、ダブル主演がこの作品で良かった」としみじみ。
中川も
「匠海と20代なかばくらいになって同じ映画でダブル主演を務めることができて、こうして
立っていることがすごく感慨深い。お互いに意識する存在で、思い出深い作品になりました」
としみじみ。
何事も楽しければいいと刹那的に生きるユウスケ役を務めた中川は
「姿形は僕とユウスケで違う人物なんですけども、内側に抱えているものが繋がる部分があって、
同じ人物を2つに分けたような、違うようで同じつながる部分が沢山あるキャラクターだと思って
います。ユウスケはテレビ局員として派手には見えるけれど、自問自答してる時間が結構多い
キャラクターだったので、意外と派手に見えてものすごく孤独で繊細な男だったなと思い
演じました」と自身の役柄を分析した。
一流企業のプラントエンジニアとして海外赴任している誠治の
息子・神谷学を演じた吉沢も
「ストーリーも素晴らしいのですが、役所さんと共演できて非常に
嬉しかったです。
一緒にお芝居させていただいて、学ばせていただくことがたくさん
ありました」と振り返った。
役所は
「立派な息子ですよね、お父さんのことをこんなに褒めて
くれて(笑)」と嬉しそうに微笑みながら、
「吉沢くんが自然に(息子役として)存在してくれるんで、
(自身が演じた)誠治役が彼を通して身体の中に入ってきたと
思います」と吉沢の演技を称賛した。
さらに、役所について
「役としてのたたずまいが、その場に役の人間が存在している。
普段の日常がこれなんだという説得力がすさまじかったです…」
と感心しきり。
さらに松岡は「寝顔もあるよ」と。
そして「いつまでも持っていようと思います。30歳くらいになったら許してくれるかもしれない
から、そしたら一斉に放出します」とコメントしていた。
清水監督は、作品の見どころについて聞かれると、
「映画が始まる最初のカットに注目してもらいたい」とアピール。
中川が、
「夕方から準備が始まって、ワンテイク目が回ったのが朝の3時で、それから朝8時~9時頃まで
かかった」と長時間の撮影にについて話すと、北村は「1カットにこれだけ時間をかけるということが、
誰も苦じゃない感じだった。確かに1カット目はヤバい!映画史に残ります!」
と注目シーンに胸を張った。
舞妓役の出口は、
「6話で、すみれが初めて髪を結いに行く時に着ている着物です。
久しぶりに着られて嬉しいです」とにっこり。
蝶々柄の薄い黄色の着物がお似合い。
舞妓の役づくりについては
「頭の先からつま先まで本当にすべて直していく作業から
始まりました。姿勢を直して、舞も覚えて、本当に大変でした。
特に舞の稽古が厳しくて…。
慣れないことばかりでしたが、なんとか気持ちを保って頑張ろうって、
とにかく必死でやりました」と苦労を振り返った。
初共演の森と出口はお互いに大の人見知りで、
最初は目を合わすことも出来なかったというが、
クランクアップ後はすっかり仲良くなって、
今ではよく一緒に食事にも行くそうだ。
人気ナンバーワンの芸妓・百子を演じた橋本は
「伝統文化の歴史を背負うプレッシャーが、背中を押してくれました。
舞と京言葉の練習に励みました」と努力を明かす。
橋本について是枝監督も
「とにかく所作が美しいし、コメディセンスもある」と大絶賛。
橋本は是枝監督とのコラボを願っていたので大感激の
様子だった。
そんな橋本の印象を蒔田は
「夜に教わったものを次の朝には自分のものにされていました。
学ぶことだらけでした。近くで見ていて圧倒されました!
本当にきれいで、格好良かったです」
と尊敬のまなざしを向けて橋本を照れさせていた。
是枝監督はそばにいる4人をみつめ、
「娘たちの晴れ姿を見ているようで、この4人と並んでいると
自然とほほえんでしまう」と目尻を下げていた。
古川は実家で飼っている2匹の兄弟猫が家に来た日の写真を選んだ。
もらったばかりの可愛い写真がお気に入りだそう。
本作について浜辺は
「人によって刺さるところが違うと思いますが、雪解けのように、
心がほぐれて水が流れるようなシーンがちりばめられています」
と説明した。
第一王女のレオポルディーネの戸田は
「作品を観て、賀来くんと浜辺さんが絵そのままと思うくらい
(役に)ぴったりで、息をのみました。音楽も素晴らしくて、
みんなの声がマッチしていました」と作品について語った。
ちなみに一緒のアフレコはなかったそう。
賀来との共演について浜辺は
「一緒のアフレコがあったのですが、“ナランバヤル
が隣にいる”という感覚があって、とても助けられ
ました」とコメントした。
是枝監督は自身が20代だったころを振り返り、
「このドラマはそれぞれが、自分の居場所を
見つける物語でもある。
20代ではそういう場所が見つからない。
『焦るな、居場所は見つかる』と伝えたい」
と熱く語った。
===ライターのひとりごと===
なんとも華やかで美しいことー。森さんの可愛さも特別でした♡
是枝監督も着物がお似合い。目の保養になった取材でした。
[12月24日アップ]
取材・撮影 福住佐知子
2023年1月6日より全国公開

映画『嘘八百 なにわ夢の陣』の都内で行なわれた完成披露試写会をリポート。
舞台挨拶に中井貴一、佐々木蔵之介、安田章大(関ジャニ∞)、中村ゆり、友近、
塚地武雅とメガホンを取った武正晴監督が登壇した。
https://www.story-inc.co.jp/makanai/
オフィシャルサイト
撮影の休み中にラジオ体操をしていた安田は、
「貴一さんに見られてました」と話す。
目撃した中井は「朝現場に到着したら、すごく真剣な
ラジオ体操をしていて…。コンサートの時でもどんな時でも
やられているみたいです」と話し、
安田の撮影に臨む姿勢を称賛していた。
そんな安田について武監督は、
「TAIKOHが絵を描くシーンは大きな見せ場になっています。
スタッフは大変でしたが、安田さんが神のように降りてきて
波動アーティストになって…」と大絶賛。
安田は
「感覚的にはその言葉で合っていると思います(笑)。
自分の体をただ『もの』にして。それとキャンパスを
つなげるっていう感覚です」と撮影時を振り返っていた。
オーディションでキャストを決めたという是枝監督。
森は最初のオーディションで落ち込み、渋谷を大泣き
しながら帰ったことを明かす。
しかし、是枝監督は森の演技をすっかり気に入っており、
2回目のオーディションが終わった後に、森に
『もう泣かないで帰って大丈夫だからね』と伝えたという。
森は、
「是枝監督の優しさがキヨを作るうえでの気持ちの
豊かさを育ててくれました。感謝しています」
と是枝監督に感謝を伝えた。
観客からの質問に答える場面で、
「20歳になる前に、やっておいたほうがいいと思うことはありますか?」と質問された森は、
「私もまだ21歳なんですが、楽しむことだと思います。20歳になると遊びが変わってきますよね。
お酒が飲めるし、車の運転もできる。それも楽しいけれど、後戻りできないな…とも感じる。
そんなエモさをいっぱい感じてほしい!」とエールを送った。
「本作に出演して感じた変化はありますか?」との質問に出口は、
「以前は自分のやることに対して自信がなかったのですが、この作品をやってから前向きに
考えられるようになったと思います。周りから『成長した』と言われることが増えて、そこから
自信に変わりました」と話し、スタッフに感謝だった。
最後に森は
「キヨがいっぱい料理を作って、”好きなの食べていいよ”って言っているように、
受け取りたいものを受け取っていただければ…。はんなりした気持ちでゆっくり観てください」
と呼びかけた。
本作は中井貴一×佐々木蔵之介W主演で2018年から続く『嘘八百』シリーズの第3弾。
メガホンを取ったのはシリーズ第1弾『嘘八百』、第2弾『嘘八百 京町ロワイヤル』
に続いて武正晴監督。
脚本は今井雅子と、最近は監督としても活躍、2023年度後期NHK連続テレビ小説
「ブギウギ」で脚本を務めることが発表された足立紳のコンビが務めている。
第3弾となる本作では、大阪を舞台に豊臣秀吉のお宝をめぐり
大騒動が巻き起こる。
3年にも及ぶコロナ禍で延期となっていた本作。
大物狙いで空振りばかりの古美術商・小池則夫役の中井は
「僕たちは足を運んでもらえるような映画を作り続けるのが
使命です」と上映の喜びを噛みしめる。
3度目の共演となった中井と佐々木。
2人ともシナリオ制作の段階から参加していたそうで、
中井は「そこで話し合ったものを映像化したまでです。
よく聞かれるんですけど、基本的にアドリブはありません!」
ときっぱり。
さらに「作品を重ねるごとで遠慮がなくなっていきます」と話し、
佐々木も
「僕もそういう芝居ができました」と2人の息もぴったりの様子。
今作初参加で、カリスマ波動アーティスト・TAIKOH役を
務めた安田は
「貴一さんや蔵之介さんが現場の空気作りをしてください
ました。何も気にせず現場に入れました」
と主演の2人に感謝。
また、「難しい役なので、台本に書かれてあるTAIKOHという
キャラクターを読み込んで、感じたままやりました」
と役作りについて話した。
https://scroll-movie.com/
オフィシャルサイト
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https://wwws.warnerbros.co.jp/kinnokuni-mizunokuni-movie/
本作は累計発行部数270万部を突破。2016年より『週刊少年サンデー』にて連載中の
小山愛子の同名コミックが原作。
『三度目の殺人』(17)、『万引き家族』(18)などの是枝監督が総合演出を務め、
津野愛、奥山大史、佐藤快麿ら4人の監督が“まかない飯”を作る少女、キヨ(森)と、
舞妓のすみれ(出口)らを通して京都の花街の日常を描く。全9話のドラマとして制作。
他の共演者に松岡茉優、常盤貴子、松坂慶子、リリー・フランキー、井浦新らが出演。
まかないのキヨ役の森は、
「今日は、もしキヨが着物でお出かけをしたらというのがテーマに
なっています。着物を着させてもらって嬉しいです」
と可愛い笑顔を見せる。
おそろいのリボンを髪に飾った朱色の着物姿が可愛い。
まかないの役づくりのために、なれない包丁と格闘したことを
告白していた。
陶芸家・野田佐輔役を務めた佐々木は
「3作目の撮影ができるということで、映画を作れる喜びが
ありました。みんな楽しんで最大限の力を出したと思います」
と振り返った。
すでに3作目となり佐々木の陶芸の腕はかなり上がって
いるようだ。
劇中の印象的な橋のシーンについて魅力を尋ね
られた賀来は
「表現の仕方が繊細で難しくて、何十回もトライして
作りあげたシーンです」と打ち明ける。
浜辺も
「本当に美しいシーンで、映像を見て体中に風が
通っていくような感覚がありました」と振り返った。
作品を観て泣いてしまう人ガ多いという本作にちなみ、
「最近泣いたことは」という質問が飛ぶと賀来は
「アクションの練習をしていて、跳び箱を跳ぶときに
膝をぶつけちゃったんです。
そのすぐ後に同じ場所を鉄の角みたいなところに
ぶつけてしまって、泣きました(涙)」と痛い告白をした。
戸田は
「サッカー観戦ですごく感動して、三苫薫選手の涙を
見て大泣きしました」と告白した。
浜辺は
「お酒をたしなむのが好きで、この間、九州料理屋に行った時にからし
れんこんを食べて、それがめっちゃ辛くて泣きました」
と話して会場の笑いを誘った。
本作のテーマ曲を歌った琴音は
「すごく緊張しました。観客の前で歌うのは久しぶり。華やかな場所に
参加させていただき、とても嬉しいです」と笑顔を見せた。
『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』など、世界観を盛り上げる音楽を
生み出し続けている音楽担当のEvan Call(エバン・コール)は、
「作中に登場する2つの国は文化が違うので、音楽でもそれを表現
したかった。楽器を選んで、オーケストラと混ぜて使っています」と説明した。
吉沢との共演シーンがあるアリまらい果は
「役所さんも吉沢さんもお芝居とは全然違う話をしてくださったり、自然に私たちがいられるように
気を配ってくれました。愛が溢れた現場でした」と振り返った。
マルコスの恋人エリカを務めたワケドファジレは
「演技をしたい気持ちをずっともっていたので、夢の中を生きている感じがしました。
ブラジル人の気持ちを伝えられるように頑張ろうと思いました」と嬉しそうに語った。
成島監督は
「言うことを聞かない野良犬みたいな連中だったけど(笑)、それが
かわいくて…」とキャストたちを見やり、
「みんな勇気を持って頑張ってくれました」とねぎらいの言葉を送った。
最後に役所は
「(今回の舞台挨拶で)久しぶりにキャストが集まって、みんなそれぞれ
違う顔を持っていて面白いと思いました。
彼らが生き生きと、いい仕事をしていると思います。
この映画で楽しんでいただければ嬉しいです」
と客席に向かってメッセージを送った。
===ライターのひとりごと===
異国の出演者が多い中での楽しいクロストーク。
現場の雰囲気が伝わってくるような和気あいあいの温かなムード。
キャスト・スタッフの強い絆を感じました。
https://familiar-movie.jp/
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