シネマプレイスがお届けする【生撮りスター情報】　ページナンバー３４

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掲載リスト

ゲキ×シネ　阿修羅城の瞳

デスノート

シンデレラ

ワイルド・スピード

イントゥ・ザ・ウッズ

迷宮カフェ

くちびるに歌を

花とアリス殺人事件

Ｄ坂の殺人事件

ミュータント・タートルズ

チャーリー・モルデカイ

ＫＡＮＯ

エクソダス

はなちゃんのみそ汁

ソロモンの偽証

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掲載リスト

ジュラシック・ワールド

日本のいちばん長い日

若くして死ぬ

恋仲

エイジハラスメント

リアル鬼ごっこ

呪怨－ザ・ファイナル

海街ｄｉａｒｙ

羽生結弦と赤十字社イベント

トゥモローランド

マッドマックス

ブラックハット

王妃の館

天皇の料理番

バードマン

本作はイギリス人作家マイケル・ボンドによる児童文学「パディントン」シリーズを映画化。
英国紳士のスピリットをハートに宿す若きクマのパディントンが、自分の家と新たな人生を
探しに訪れた大都会ロンドンで繰り広げる笑いと冒険の感動ストーリー。
２０１４年１１月にイギリスで公開され、全世界で３２１億円の大ヒットを記録している。

また、パディントンの魅力について問われると、
「パディントンは紳士的で好奇心が旺盛。お風呂、歯ブラシなど、人間の生活にあるものが彼にとってはどれも
初めて目にするもので、そのひとつひとつに『うわあ！』ってびっくりしているところが可愛いですね」とコメント。

まずはアフレコの再現からスタート。
雰囲気の違う２シーンを真剣な面持ちで、松坂は全身を使って演じ.る。

パディントンの印象について松坂は、「とにかくかわいいです！」と絶賛。
また、初の洋画吹替でクマ役を演じることになった心境を、松坂は
「これまでいろんな役を演じてきましたが、『クマか！？』と思って。
『クマといえば有吉さん（テッド役）なんじゃないの？』とも思いました」と
『テッド』で声優を務める有吉弘行の名を引き合いに出して報道陣の
笑いを誘った。

さらに、演じるうえで心がけたのは
「見るものすべてが初めて。というパディントンの新鮮な気持ち」と語り、
「歯ブラシとかドライヤーとかも初めての経験のつもりで挑みました」と
役へのアプローチについて明かした。
また、お気に入りのシーンは、スリをし損ねた男が落とした財布を見て、
「財布を落とした人がいる」と勘違いしたパディントンが、その男を
追いかけるシーンだそう。
「パディントンは親切心でやっているけど実はその男はスリだというところが
面白い」とにっこり。

さらにアフレコについて、
「声のキーをいつもより上げて話すので、体力を使いますね。
長時間の収録ができないのがもどかしかったです。
あと、クマの口の動きは意外と複雑だから難しくて…」と
苦労を振り返った。

最後に
「画がとてもキレイでオシャレなので、ロンドンの風景の美しさや
パディントンのかわいさを楽しんでもらえると思います。
大人も子供も、心があったまって自然と笑顔がこぼれるような
作品です」と作品をアピールした。
フォトセッションにはパディントンも登場。
松坂は「目がすごくいいですね！　あと、クマにピーコートとハットを
合わせたらかわいいんじゃないかと考えた人はすごいと思います」と
パディントン愛を語っていた。

映画『ピンクとグレー』の完成披露試写会が都内で行われ、主演の中島裕翔（Hey！Say！JUMP）、
菅田将暉、夏帆、柳楽優弥、岸井ゆきらキャスト陣と行定勲監督が出席した。
この日は、映画タイトルにちなんでピンクカーペットが用意され、その中をキャストたちが登場。
中島は「人生初のピンクカーペット！」と大喜び。

本作は、加藤シゲアキ（ＮＥＷＳ）の小説家デビュー作。芸能界の嘘とリアルを描いた人間ドラマ。
人気俳優・白木蓮吾（中島）の突然の死によりスターの地位を手に入れた親友の河田大貴（菅田）が、
迷い苦しみながらも蓮吾の死の真相にたどり着く姿が描かれる。

白木蓮吾役で主演を務める中島は映画初主演。
「ただの、アイドルが出ている映画ではないとわかってほしいなと思います。若手俳優たちのエネルギッシュな演技
にも注目してほしい」と自信タップリに挨拶。
続いて、「緊張感もありつつ、加藤シゲアキくんの原作で、行定監督で、責任重大でしたが、若い俳優さんたちに
囲まれて、頑張らなければと闘争心も生まれ、刺激的な撮影になりました」と振り返った。

親友の河田大貴役を務める菅田は、中島について
「すごくハートフル。やるたびにギアが上がってくるので、僕も裕翔が
力尽きるまでついて行こうと思いました」と演技力を称賛。

また、中島と菅田は撮影を通じて親交を深めたそうで、
「ここで裕翔の可愛いエピソードをひとつ」と菅田が切り出し、
「ＬＩＮＥとかで、今食べているもの何かな？と砂肝とかの写真を送ってくる。
でも『今何してんの』とか、『遊ぼう』とか言ってこない。
なのに『古着屋行こうや』とか、まだ探ってくるところがあるのが
可愛いなぁって」と暴露。
中島は「照れるから、やめてくれる？」と赤面し会場を沸かせた。。

そんな二人を見ていた夏帆が、
「ほんとに２人は仲が良くて、『この２人、デキてるんじゃないか』と思った」と
コメントしたので、２人は「こういう場でそういうこと言うのやめようよ！」と
悲鳴を上げていた。

行定監督は
「久しぶりに楽しい現場でした」と笑顔。
「中島くんをとにかくいじめたくなる。どれくらいいじめられるかなと
考えていたら面白いし、追い込めば追い込むほど響いて芝居で返して
くるから、そこがすごく良かった」と中島を称賛。

本作では、幕開けから６２分後に世界が変わる “ある仕掛け”が用意されている。
中島は「観てくださる方がびっくりするのは間違いない」とストーリーの面白さをアピールした。

長崎を舞台に、原爆で一瞬にして人生を失った母子を描いた山田監督初の
ファンタジー作品。
長崎で助産婦として暮らす伸子の前に３年前の原爆で死んだはずの息子の
浩二が現れる。その日から時々、伸子の前に浩二は姿を見せるようになるが…。

本作は作家の故井上ひさしさんが「父と暮せば」、未完の「木の上の軍隊」
に続く３部作の最終章として構想していたタイトルを、山田監督が遺志を
引き継ぐ形で脚本化。終戦７０年を記念して製作された。

吉永小百合、二宮和也（嵐）が親子役で初共演している山田洋次監督最新作
『母と暮せば』のクランクアップ会見をリポート。
この日は吉永、二宮、山田監督の他に黒木華、浅野忠信も出席した。

吉永と二宮は初共演だが、互いに「小百合さん」「和也さん」と名前で
呼び合っているという。
二宮は
「現場では“和也さん”と呼ばれていて、ドキドキしました。母親のように
接していただきました」と明かし、
吉永も
「二宮さんのほうから“小百合さん”と呼んでもらえて、とてもうれしくて。
それで距離がずっと縮まった気がしました」とにっこり。

山田組に初参加の二宮は
「現場の空気が独特でした。監督から紙とペンを渡されて、
『自分の気持ちを書いてごらん』と言われているような感覚。、
書きなぐるように、全力で初日の現場に臨んだことを覚えています」と
撮影を振り返った。
また、戦争が題材になっている本作については
「長崎の原爆についてあらためて考える機会をもらって、自分がどう考え、
思うかは全て映画においてきたつもり。そんな部分を観て感じていただけ
たらなと思います」と語った。

山田監督とは５度目のタッグとなる吉永は
「山田監督の心からの演出で、怖いほどの情熱を感じました。それに応えられない
自分がいて、悩みましたが、二宮さんの軽やかな演技に助けられました」とコメント。

山田監督は、
「これが僕の作りたい映画なんだと感じた。運命を感じた作品。僕にとっては
一番大切な作品になるんじゃないかと思う。平和や戦争について考えて
もらえれば…。同時に母と子の愛情の物語であり、悲しい恋の物語でもある」と
強い思い入れを明かした。

原爆詩の朗読会を続けている吉永も、
「若い方たちの中には広島や長崎で何が起こったのか知らないという方が増えて
いると聞きます。そういう方たちに語り継いでいくことの大切さを感じています」と
平和への思いを伝えた。

吉永さんと二宮さんはお互いをファーストネームで呼び合っていたとのことで、
本当の親子のように仲睦まじかった。どっちもうらやましいですよね。

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陽光桜

レインツリーの国

桜ノ雨

海難１８９０

ターミナル

ＰＡＮ　ジャパンプレミア

オトナ女子

ジョン・ウィック

ＰＡＮ

海すずめ

天空の蜂

ピース　オブ　ケイク

猫侍　南の島へ行く

アットホーム

ミッション：インポッシブル

さらに、「劇中、“タカダノ”という名前の惑星が出てくるけど、これは僕が初来日
したときに高田馬場のホテルに泊まったことがあって、思い出を挿入したんだ」と
日本のファンを喜ばせるエピソードも披露した。
フォトセッションでは、丸いボディがキュートな新ドロイドのBB-８も登場し、
愛嬌たっぷりに挨拶した。

『スター・ウォーズ／フォースの覚醒』来日記者会見をレポート。
会見にはデイジー・リドリー（レイ役）、ジョン・ボイエガ（フィン役）、アダム・ドライバー（カイロ・レン役）、
J・J・エイブラムス監督が出席した。話題作とあって、総勢１０００人のマスコミが殺到した。

空前のエンターテイメント『スター・ウォーズ』、その新たなる３部作の第一弾となる本作では、
『ジェダイの帰還』（１９８３）から約３０年後を舞台に、フォースを巡る全く新しい“家族の愛と
喪失の物語”が描かれる。

シリーズ初の女性主人公・レイとして世界中の注目を集めるデイジーは
ハリソン・フォードやマーク・ハミル、キャリー・フィッシャーなど過去作に出演する
キャスト陣との共演について
「ハリソンは、優しくてユーモアがある素晴らしい方。マークもキャリーも素晴らしい
役者だし、一緒にいてとても居心地よく演じることができました」と
レジェンドたちとの共演に感激しきり。
「みなさん、熱い思いで現場に戻ってきてくれたことが感じられて素晴らしかった」と
目を輝かせていた。

アダムは
「黒澤明監督の『隠し砦の三悪人』や
『七人の侍』などを参考にしつつ、自分自身の
イマジネーションの扉を広げて役作りに
挑みました」と熱い思いを語った。

初来日のジョンは
「秋葉原に行って、本来なら使わないような
もの、ドラムとかロボットなどを買って、とても
ハッピーだよ」と笑顔て語った。

エイブラムス監督は、
「『スター・ウォーズ』は普遍的です。ロマンがあって、冒険もあって、コメディも、
スペクタクルも、そしてアクションもある。だけど、人間性を描いているんです。
私が日本を大好きなように、皆さんに気に入ってもらえる作品になっていると思う」と
手ごたえを語り、「劇場には“確認”に行くのではなく、“体験”しに来てもらいたいと
思っている」とアピール。

ハリウッドで行われたワールド・プレミアでは、「スター・ウォーズ」シリーズの生みの親、ジョージ・ルーカス監督が登場。
そして人気ドロイドコンビ、R２-D２とC-３PO、BB-８が登場した。

映画『の・ようなもののようなもの』の公開を記念して、新宿末廣亭の高座に俳優の松山ケンイチと
女優の北川景子らが登壇し、大喜利を披露したイベントをリポート。
この日は、３５年前の『の・ようなもの』で主演を務め、今回も出演している伊藤克信と、森田監督の
愛弟子で、メガホンを握った杉山泰一監督も登壇した。

本作は、２０１１年１２月に亡くなった森田監督のデビュー作で落語家を主人公にした『の・ようなもの』の
続編として、森田監督とゆかりのあるスタッフ、キャストが集結して製作した。
落語修行中の青年（松山）が師匠に頼まれ、かつて一門に在籍していた落語家を捜し出そうと奔走する姿を
ユーモラスに描く。

主演の脱サラのさえない落語家・志しん田を演じた松山は
客席を見渡し、
「こちら側から見ると、とても広く見えますね。面白い事を
言わなきゃいけない気がして、どんどん緊張してきて熱いです」
と緊張気味に挨拶。
初めて演じた落語家については「すごく不安でした」と振り返った。

この日司会を務めた古今亭志ん丸に落語の指導を受けたという
松山は、
「初天神というお話をやらせて頂いて、志ん丸さんに見せたら
『（突き放すような口調で）いいんじゃないですか、それで』と、
（指導方法が）怖かったんですよ。自分次第なんだなと思い、
必死で練習しました。結果、それが良かったんだと思います」
と振り返る。

そんな松山について北川は、
「高座のシーンでは、本物の落語家さんみたいでした。すごく
練習されたんだなと思います」と松山が１０分近くある演目を
長回しで撮ったシーンを大絶賛。
落語をする男性について「かっこいいです！」と笑顔でコメント
した。

その後、映画のタイトルと作品のキーワードにちなんだ大喜利に
挑戦。松山は
「青春とかけて、エスプレッソのようなものととく。その心は、
最後に苦みが残ります」とまとめる。
北川は「落語とかけて、おしゃれのようなものととく。その心は、
どちらもセンス（扇子）が必要です」とまとめた。

伊藤は『の・ようなもの』出演のきっかけにもなった学生落語時代に、
末廣亭の高座に上がった経験があり
「３５年ぶりにこちらに帰ってきて感無量です」と感慨深げ。
「人生と掛けまして、ボウリングのようなものとときます。その心は…
まっすぐ行ったり曲がったり」と自身、そして映画で演じた役柄
そのままを示すかのようなネタを披露。

杉山監督も
「上手くいかなかった恋愛とかけて、子泣き爺（じじい）に抱きつかれた
ような人“の・ようなもの”と解く。その心は“片思い（肩重い）”です」
とまとめ、会場を沸かせた。

ハリウッドでも活躍するイ・ビョンホンが主演を務める映画
『メモリーズ追憶の剣』のジャパンプレミアをレポート。
ビョンホンの来日は『RED リターンズ』以来２年ぶりとなる。

本作は、高麗末期を舞台に剣士たちが運命に導かれるように戦いの場へと引きずり込まれていく
愛と復讐の物語を、韓国映画史上最大スケールで描くソード・アクション大作。

権力者ユベク役を演じたビョンホンはファンの大歓声に
包まれながら、客席の通路を通って登場した。
「今日この時間を指折り数えて待っていました。お会いできて
嬉しいです」とキラースマイルで挨拶しファンを魅了。
さらに、「熱く迎えていただいて、とても気分がいいです。
皆さんがこの映画を楽しんでくださったかどうか、とても
気になっています」と続けると、ファンは「最高！」と大きな
拍手で応えた。

当日はファンからの質問コーナーが設けられており、
共演者の印象を問われたビョンホンは
「ドヨンさんとは久しぶり（１６年ぶり）の共演で、ぎこちなさや
気まずさがあるのかなと思いましたが、会った瞬間に以前の
ように戻って、とても気楽に共演できました」とコメント。

２PMのジュノについては
「本当に誠実な方。歌手としても忙しいのに、現場では辛そうな
姿を見せずに取り組んでいました。責任感のある方だなと
感じました」と称賛の言葉を送った。

「好きなセリフを生声でお願いします！」といったファンからの要望に、ビョンホンは
「痛いところはあるか。歯が痛ければ歯を抜いてしまえ。指が痛ければ指を切ってしまえ。お前の痛いところが
お前のすべてを奪っていく」というセリフを披露した。

「今回の映画でどこの筋肉を一番鍛えましたか？」という質問には、
「今回は背中を露出するシーンがありましたので、そこを重点的にやりました。私は、体の中では背中と肩が
一番大事だと思っています」と答え、ファンから黄色い声が上がった。
今作でビョンホンは、スタント無しで本格ソード・アクションに挑戦。ダイナミックで美しいワイヤー・アクションも
披露している。

後半、ビョンホンのファンという歌手の坂本冬美がバラの花束を持って登場。
作品について「ただただ感動でした。アクションが素晴らしいですし、
私は何よりビョンホンさんのお声が大好きなんです。あっ、背中も大好きです！」
と興奮気味に感想を述べた。

最後にビョンホンは
「この映画の1番の魅力は、描かれている愛だと思います。古典的な雰囲気があり、濃密で美しくも悲しい愛が
描かれています。どうかたくさんの関心を寄せていただければ」とメッセージを送った。

本作は２０１３年のカンヌ国際広告祭でグランプリを受賞した、インテルと東芝によるソーシャルフィルム
「The Beauty Inside」が原案。
目覚めるたびに外見が性別・国籍、老人や子供、外国人などさまざまに変わってしまう男・ウジンと、
アンティーク家具店で働くイスとの切ない恋愛模様が描かれるファンタジック・ラブストーリー。
ウジン役を、ユ・ヨンソク、イ・ドンウク、上野樹里、パク・ソジュン、イ・ジヌク、イ・ボムスら総勢１２３名の
俳優たちが演じている。

大きな歓声と共に登壇したヒョジュは
「皆さんこんにちは！ハン・ヒョジュです。（皆さんと）お会いできて
本当にうれしいです」と勉強中だという日本語で挨拶して大きな拍手を
浴びた。
作品について「ストーリーも映像も音楽もとても綺麗です。俳優さんたちも
皆さん素敵で、美しい作品だなと思います」と笑顔でアピールした。

ウジン役を務めた１２３名にもおよぶ俳優たちとの共演について
「1つの作品でこれほど大勢の俳優さんとお会いできるのは光栄なこと
です。私にとって、貴重な体験でした」とコメント。

本作で韓国映画に初出演した上野についてヒョジュは、
「ぜひ一度共演したいと思っていたので、夢が叶って嬉しかったです。
彼女はたくさんのことを準備して撮影に臨んでくれました。ほんとに
素晴らしい女優さんです」と共演の喜びを語った。
さらに、「上野さんとは日本語でお話ししたり、それと、彼女は韓国語を
勉強しているので、韓国語で話したりもしました」と撮影を振り返った。

劇中で、イスが寿司を食べるシーンがあるが、ヒョジュは
「日本食、よく食べますね。納豆とはちみつ梅干しと焼き魚と大根おろしと、とろろ…。
日本の朝食が大好きなんです」と告白し、会場を沸かせた。
最後にヒョジュは「観終わったあと、愛について考えていただけたら…」と客席にメッセージを送った。

映画『ビューティー・インサイド』の試写会が都内で行われ、ヒロインのイス役を務めた韓国女優の
ハン・ヒョジュが出席した。
ドラマ「トンイ」、『ＭＩＲＡＣＬＥデビクロくんの恋と魔法』（２０１４）に出演するなど、日本でも人気の
ヒョジュは、これまで１０回以上来日しており、今回は昨年１１月以来の滞在となる。

美しくてピュアな魅力を持つ韓国女優ハン･ヒョジュさんが来日した。
以前インタビューしたこともあり、大好きな女優さん。日本でももっと活躍してほしい。

映画『女が眠る時』の完成会見が行われ、主演のビートたけし、共演者の西島秀俊、忽那汐里、
新井浩文が出席した。

本作は、『スモーク』などのウェイン・ワン監督がスペイン人作家ハビエル・マリアスの短編小説をもとに
描くミステリー。
スランプに陥った作家の清水健二（西島）が、妻と訪れたリゾートホテルで初老の男・佐原（たけし）と
若く美しい女・美樹（忽那）の、謎に満ちたカップルに執着していく様が描かれる。
たけしの主演は、自作以外では『血と骨』（２００４）以来１２年ぶり。

謎めいたカップルの佐原役を務めたたけしは、今作について
「この映画は自分の理想とする、ちょっと難解だけれども知的ゲームがある映画」
と話す。
また、出演を決めた理由について、
「自分が映画を撮り始めた頃はいろいろ実験的なことをやって損失を出したけども、
今回は人の映画ですから、損失を出しても俺のせいじゃないと思えるので…。」
と語って、笑いを誘った。

西島は、たけしとの共演を振り返り、
「監督の演出に対して（意見せずに）
１２０％で向かう。これだけ映画に対する
造詣の深い方が、いち俳優として参加する
姿勢は素晴らしい」と絶賛。

佐原の年の離れた恋人･美樹を演じた忽那は
「一風変わった恋人役。距離感のとり方に
気をつけました。カミソリを振り回すシーンで
勢いあまってたけしさんのお腹にあたりました
が、たけしさんは『大丈夫』と優しく言ってくれ
ました」と撮影中のエピソードを披露した。
劇中、忽那の美しい寝姿に魅了される。

新井は
「ワンシーンしか出てないんですけど、呼ばれ
たんで来ちゃいました。すいません」と謝って
笑いを誘った。
また、たけしの俳優としての魅力を聞かれると、
「セリフを話さず無言でいるだけで狂気とか
色気が伝わるところがすごいですね」と語り、
たけしを喜ばせた。

第６６回ベルリン国際映画祭パノラマ部門に本作が出品されることに
ついて感想を求められたたけしは、
「国際映画祭に参加するということはいろいろな国の方が観てくださる
ということですし、それだけに厳しい評価を受けることもあるかもしれま
せんが、映画というのはお客様に観ていただいてなんぼです。
昨今は映画の興行収入ばっかりが表に出る。
（今作は）映画の良き時代をもう１回思い出せるような映画なので、
こういう映画も改めて見直してほしいということで、映画祭に参加できる
のは良かったと思っています」と話した。

西島は
「ベルリン国際映画祭はアート映画に対して温かい映画祭だと聞いているので、
目の肥えた観客の皆さんに楽しんでいただけたら…」とコメント。

新井は
「世界の３大映画祭というのはやはり別格で、そのうちの1つに呼ばれたことは
とても素晴らしいことだと思います」と語った。

先日亡くなったデヴィット・ボウイさんが主演した『戦場のメリークリスマス』のラストシーンで、
にっこり笑うたけしさんの笑顔が印象的だったが、今作でも監督のリクエストで
にっこり笑うたけしさんが映しだされている。比べてみると興味深い。

本作は、『太陽がいっぱい』のパトリシア・ハイスミスの小説をもとに、１９５０年代のニューヨークを舞台に、
カメラマン志望の女性と魅力あふれる婦人・キャロルの愛を描き出す。
今年の第８８回アカデミー賞で、主演女優賞、助演女優賞（ルーニー・マーラ）、脚色賞、撮影賞、衣装デザイン賞、
作曲賞の６部門にノミネートされている。

映画のプロモーションで来日するのは初めてとなるケイトは、
『アビエイター』での助演女優賞、『ブルージャスミン』での主演女優賞。
オスカーを２度手にしている実力派の女優。
観客の熱烈な歓声に応えてケイトは、
「こんなにたくさんの方に温かく迎えていただいて、ありがとうございます」
と笑顔で挨拶。

劇中、ケイトは、離婚訴訟中の人妻キャロル役に扮し、共演のルーニー・
マーラ演じる女性テレーズと禁断の恋を体現。
「この映画はふたりの女性とその間にある“愛”を描いた作品で、
ルーニー・マーラとダブルでノミネートされたことが何よりうれしいです」
と喜びの笑顔を見せた。

作品についてケイトは、
「ご存知の方も多いと思いますが、原作小説を手掛けたパトリシア・
ハイスミス（『太陽がいっぱい』など）は犯罪小説の女王と呼ばれた
作家。しかし、ここで描かれる犯罪は銃でも殺人でもなく、愛そのもの
なのです」と言葉に力をこめる。

共演のルーニーとの同性愛のシーンに関しては
「（男女で）細かいところが違うじゃないですか（笑）。これこそ映画の
力だなと感じますし、トッド・ヘインズ監督だからこそのシーンになって
います。ジェンダーの垣根を越えた『ロミオとジュリエット』のような
壮大な物語が紡がれており、何よりも愛は愛なんです！」
と熱くアピールした。

花束ゲストには女優の寺島しのぶが登壇した。
映画について寺島は、
「夢のような美しい作品。心をつかんで離さない芝居が素晴らしかった」と絶賛した。
過去には同じヘインズ監督作の『アイム・ノット・ゼア』（０７）で男性ミュージシャン、ボブ・ディラン役を務めた
ケイトに対して、寺島は「今度は何の役をやったら新しい自分を出せると思いますか？」と質問。
これにケイトは
「相撲の力士の人生ものはどうでしょう？」とユーモアたっぷりに返し、会場は笑いに包まれた。

映画『ライチ☆光クラブ』プレミア上映会が都内で行われ、舞台挨拶に出演の野村周平、古川雄輝、
中条あやみ、間宮祥太朗、池田純矢、松田凌、戸塚純貴、柾木玲弥、藤原季節、岡山天音、
内藤瑛亮監督の総勢１１名が出席した。

本作は、鬼才・古屋兎丸が描いた同名コミックが原作。黒い煙と油に塗れた蛍光町と廃工場の秘密基地
“光クラブ”を舞台に、大人のいない世界をつくろうとした９人の少年たちによる裏切りと愛憎の物語と、
彼らが作り上げた思考する能力を持つ(ロボットの)ライチと少女カノンの恋が描かれるダークファンタジー。

野村が
「あんなことや、こんなことまでしてたのに！　いろんなところを舐めたり
してたのに！」とツッコミを入れたが、古川は「撮影ですから」とあっさり。
そんな古川の言葉に間宮は「僕は初めてだったのに…」とぼやいてみせたが、
「あのシーンはあまり話し合いもせず、その場で生まれた生々しいシーンに
なっている」と観客の期待をあおり、会場を沸かせた。

本作では間宮ふんするジャイボと古川ふんするゼラとの妖艶なシーンが話題となっている。
古川は「他のシーンと変わらない感覚。そんなにヤバくはないです。相手が男性になったということだけで…」と
クールにコメントし、会場からは「えー！」と驚きの声があがった。

紅一点の中条が参加するまでの男だらけの撮影現場では、
美少年・雷蔵役松田がモテモテだったという。
中条からも「わたしも（雷蔵が）かわいいと思いました」と
お褒めの言葉がおくられたが、野村が
「あくまで中条さんが来るまでだからね」と釘を刺すと
会場は大笑い。

撮影は、富士の本物の廃工場で
行われたが、極寒での撮影は
困難を極めたという。
「きつい撮影がないといい作品が
できないと思った。乗り越えたら
良い映画ができた」（野村）、
「本当に演じたいと思った役だった
ので、きつい撮影でしたが、楽しみ
ました」（古川）と強い作品愛を見せた。

中条も
「深夜とかはマイナスの気温まで下がったなかで、セーラー服で撮影していて。
寒かったので、ちょっと嫌でした。でも、撮影はすごく楽しかったです」と
笑顔を見せていた。

旬の若手俳優９人と一人の美少女の登壇で舞台挨拶は大いに盛り上がった。
中でも野村さんや古川さん、間宮さんが発言すると会場からは黄色い歓声があがった。
彼らの今後の活躍が楽しみだ。

強面ヤクザの桑原と建設コンサルタントの二宮の“疫病神コンビ”が、とある宗教法人の宝物である
絵巻を巡る金とスキャンダルに目をつけ大阪、京都、名古屋、東京を舞台に詐欺師やヤクザなど
悪党たちを相手に大暴れするハードボイルド作品。

ＢＳスカパー！オリジナル連続ドラマ『螻蛄（けら）（疫病神シリーズ）』制作発表会見が都内で行われ、
本作でＷ主演を務める北村一輝と濱田岳、共演の鶴見辰吾、朝海ひかる、木村ひさし監督が出席した。

原作は疫病神シリーズの第４作目となる「螻蛄」(新潮文庫・角川文庫)。
昨年1月に放送された『破門（疫病神シリーズ）』の続編。

撮影を終えた北村は
「寒い中で、お墓で激しいアクションとか、ボロボロになりながらやった」と
しみじみと振り返る。
ハードボイルド作品ながらも、女性からの支持を受けて続編が制作されたという。
「前作以上に、パワーアップした桑原＆二宮の掛け合いもお楽しみください」と
アピールした。

一方の濱田は、
「撮影が終わって、ホッとしました。僕の役は、殴られ、なじられ、血だらけで
寒空の下でゴロンとしているのが大半。終わって本当に良かった」とコメント。
「何とか『無事に』『死なずに』撮影を終了することができました。あとは皆さんに
見ていただくだけです。それぐらい自信のある作品に仕上がっています」と
自信のアピール。

桑原が属する暴力団「ニ蝶会」の組長・嶋田を演じる鶴見は
「いろいろバディものがあるが、（桑原と二宮コンビは）ゲゲゲの鬼太郎と
ねずみ男に匹敵する。そのくらい名コンビ！」と太鼓判を押した。

今作のカギを握る老舗画廊の美術商・
稗田涼子役を演じている元宝塚歌劇団・
朝海は、北村演じる桑原を
「女性がキュンとする、頼りがいがあって、
強くて、でも情に厚い役」、
濱田演じる二宮を
「ちょっとずる賢くて、でも一生懸命。
殴られても前に突き進む、女性が守って
あげたくなるような役」と女性目線で
２人の魅力を語った。

前作「破門(疫病神シリーズ)」に引き続き今作の監督を
務めた木村監督は
「前作はキャストを交えキャラクターを作り上げ、
今作はどう撮影したら楽しい作品になるかをみんなで
考え作り上げました」と、和やかに進んだ撮影現場の
様子を語った。

ディーンの人気ぶりについて聞かれた森川は、
「今こうして隣で立って舞台挨拶出来て、光栄です」と感想を語った。
そんな森川にディーンは
「撮影のときは一緒にお菓子食べたりしていたよね」と優しい笑顔を向けた。

幕府が「忍者禁止令」を発布した時代の物語。長野藩の救済を乞う為に江戸へと向かう幸姫（森川）と、
忍であることを伏せている伝蔵（ディーン）ら一行が命がけの旅に繰り出す。

『NINJA THE MONSTER』の舞台挨拶が都内で行われ、NHK連続テレビ小説「あさが来た」の“五代”役で
大ブレイク中のディーン・フジオカと共演者の森川葵が出席した。

本作は、松竹が若手映画人育成のために発足した『ブルーラインレーベル』で製作され、初めて海外マーケットに
狙いを定めたアクション作品。
ディーンの大ブレイクで、逆輸入という形での期間限定公開となった。

客席を埋める女性ファンから「キャー！」「ディーン！」などと黄色い声に迎えられたディーンが、客席に向けて
さわやかな笑顔で手を振って応えると、会場からはさらに大きな歓声が湧き起こった。

ディーンは、
「社会から存在を否定された忍びという役。生きるということを
否定し続けられる男の精神状態ってどういうものだろうと思った。
忍びの存在がなぜ必要で、なぜ不要とされるようになったのか。
力や技術だけではない、思考の論理や伝蔵の抱える
苦悩などを意識して撮影に臨みました」と役柄について説明した。

時代劇初挑戦となった森川は、
「浴衣を着ることから始めました。藩の重責を担う役なので強い意志と心を持ち
演じました」」と役作りについてコメント。

本作の見どころについて森川は
「登場するモンスターが本当に美しいんです。映像もきれいなのでぜひ楽しんで
ください」とコメント。
ディーンは
「観ていただければ、この先にどんな旅が続くのかイマジネーションが沸くはず。
あくまで序章のつもりなので、ネクストレベルに行けるように応援して観ていただ
ければ、何倍も楽しんでもらえると思います」とアピールした。

客席は女性で超満員。“五代様”ディーンの人気ぶりはすさまじく、
客席からはずっと黄色い声が上がっていた。
以前インタビューさせていただいたのですが、優しい笑顔がとても魅力的でしたよ。

「ETERNAL CHIKAMATSU -近松門左衛門「心中天網島」より-」は
２月２９日～３月６日まで大阪・梅田芸術劇場シアター・ドラマシティにて、
３月１０日～２７日までBunkamura シアターコクーンにて上演

近松門左衛門の代表作「心中天網島」をベースにした舞台「ETERNAL CHIKAMATSU」の制作発表が都内で行われ
主演を務める深津絵里と中村七之助、共演の伊藤歩、中嶋しゅう、音尾琢真、演出を手がけるデビッド・ルボー氏が
出席して意気込みを語った。

本舞台は遊女小春、治兵衛、その妻おさんの三角関係を描いた近松門左衛門の「心中天網島」をベースに、
現代と江戸時代を交錯させながら描く究極の愛の物語。
演出家ルボー氏のオリジナルアイデアに基づき、作家の谷賢一が書き下ろす新作戯曲となっている。
深津と中村は、今作が初共演となる。

現代の売春婦役に扮する深津は
「なかなかご一緒する機会の無い七之助さんと共演出来て、
とてもワクワクしています。七之助さんは軽やかで、美しい。
ものを作る姿勢が素晴らしくて、一緒にお芝居を一から
作っていける喜びを感じています」と七之助の印象を語る。

一方、江戸時代の女性役を務める中村は
「男役が来たらどうしようと思っていました。長年、女形をやっている
ので不安でしたね」と苦笑い。
深津については、「ミーハーなんですけど『踊る！大捜査線』の
すみれさんだ！、というイメージが強くて」と記者を笑わせた後、
「テレビもできて舞台もできる女優はなかなかいない。
そういう意味で尊敬できる先輩です」と称賛した。

そんな中村の美しさについて、深津は
「（自身は）美しさではすでに負けているので、その美しさを自分に
取り入れていきたいです」と感嘆の眼差しを向ける。
伊藤も
「美しさではかなわないので、愛の深さで競い合っていきたい」と
同調し中村を照れさせた。

本作は七之助さんの亡き父、勘三郎さんがルボー氏と「歌舞伎で上演できれば」と
話を進めていたものだという。
ルボー氏は、
「作品には勘三郎さんのオリジナルの思いが詰まっています。物語の核となるのは、
近松が描いた過去の登場人物を通して、現代の日本と過去の日本が手をつなぐことです」
とコメント。

中村は「父の願いは近松の作品を歌舞伎で演出することでしたが、父親が描いていたものを
はるかに超えて、もっともっとスケールの大きいものになっているので、すごく楽しみです」と
舞台への意気込みを語った。

歌舞伎俳優の七之助さんは、女形姿の美しさで定評のある方。
今回は現代劇の部分でも登場するとのことで、比べてみるのも
見どころの一つとなっているようだ。

映画『アーロと少年』の“友情プレミア試写会”が都内で行われ、日本語吹き替え版の声優を務めた
安田成美、松重豊、八嶋智人、片桐はいり、子役の石川樹が舞台挨拶に出席した。

本作は、ディズニー／ピクサーの最新作。“もしも隕石が地球に衝突せず、恐竜が絶滅していなかったら？”
という世界を舞台に、恐竜のアーロと少年スポットが、冒険を繰り広げながら友情を深めていく姿が描かれる
感動ファンタジー作。

劇中、安田はアーロを愛するアパトサウルスのママ役、松重はアーロが冒険の途中に出会うＴレックス一家の
迫力満点の父親ブッチ役、八嶋はブッチの子どもで好奇心旺盛な弟ナッシュ役、片桐は、おしゃべり好きで
おてんばな姉のラムジー役、そして弱虫な恐竜アーロ役の声を石川が演じている。

アーロとスポットの友情をテーマにした本作にちなんで、“友情”についての
質問が…。
ベストフレンドについて聞かれると、安田は夫の「木梨憲武」と書いたボードを
見せ「つきあいが長いので、彼とは親友のように過ごしています」と笑顔で答え、
会場は、羨望の声で溢れた。

八嶋は、共演作も多く、一時はコンビのように活動していたという俳優・
高橋克実の名をあげ、ある夜の電話で高橋から「お前、親友だよな？」と
確認の電話が来たことを明かし、「それ以来、先輩だけど親友だと言って
います（笑）」とエピソードを披露した。

そんな八嶋に対し、ベストフレンドに八嶋の名前をあげた松重は、
「何が悲しくて、僕が友人だと思っていた人から裏切られるのか…」と恨み節。
「これから真の友だちを見つける旅に出ようかと」と続け、会場を笑わせた。

片桐がベストフレンドにあげたのは、なんと「トム・クルーズ」。
「試写会で見たことがあります」とコメントして会場を沸かす。
「私は、トムの映画を３０年間、ずっといっしょに観ている友達がいて。
だから、もうトムも親友だなと」と話し会場を笑わせていた。

最年少の石川は
「今回の共演者のみなさん。こんなに素敵なキャストの方々とご一緒
できて、とても嬉しいです」とコメント。安田は「ありがとう！」と感激し、
八嶋も「いちばん大人！」と感心しきりだった。

イベントの最後には、キャストたちとこの日招待された２００人の観客とが、
人気デュオ「Ｋｉｒｏｒｏ」の２００１年６月に発売した「Best Friend」を
１５年ぶりに再録した主題歌「Best Friend～Mother Earth Version～」を
大合唱し、温かい雰囲気の中イベントは幕を下ろした。

石川は「皆さんと友だちになれた気がします」と会場に呼びかけ、
安田は「エンドロールに製作側の愛を感じます。その時に「Ｋｉｒｏｒｏ」の
曲が流れるのは、ぴったりで感動します。最後まで映画を観てください」
とメッセージを伝えた。

イベントの最後のKiroroが歌う主題歌をキャストたちと観客２００名が
一緒に合唱したのは温かで、美しいハーモニーが心に染みました。

会場は女性ファンの熱気でムンムン。神木、古川が壇上に現れると、「キャーッ！！」と黄色い悲鳴。
二人が見つめあってトークを繰り広げると、大きな歓声が沸き起こった。

原作者である前川の主催する劇団イキウメが上演し、その後、蜷川幸雄が「太陽２０６８」として
上演もしている人気の舞台を映画化。
本作の舞台は、バイオテロにより人類の大半が死滅してしまった近未来。
健康な肉体や高い知能を持つ一方、光に弱く夜に活動する新人類“ノクス”と彼らに虐げられる
旧人類“キュリオ”、もがきながら己の未来を探そうとする若者たちを通して「生きる」ことを問う。

人気の舞台を映画化した『太陽』の完成披露試写会が都内で行われ、W主演の神木隆之介と門脇麦、
古川雄輝、古館寛治、原作者の前川知大、入江悠監督が舞台挨拶に登壇した。

真冬の秩父での撮影で、神木は「すっごく寒かったです！」と述懐。
「特に古川さんとのシーンはダムみたいなところで水があって、
ホント寒くて…」と振り返った。
入江監督が「神木くん、カイロを８枚くらい貼っていたよね」と明かすと、
神木は
「貼ってました！みんなで魂を削りながら、頑張って撮影しました」と
充実の表情を見せていた。

そんな神木に古川は
「神木くんは『寒い、寒い』と言ってるけど、一番寒くなさそうだった。
感情を出すシーンになると、体が温まるせいか一人だけベンチコートも
脱いでいた」と現場の状況を報告。
神木は「本当に寒かったんだよ！」と訴える。
２人が視線を交わらせるだけで、客席からは歓声が上がった。

門脇は、
寒さに加えて、短期撮影で「睡眠不足で眠くて…」と振り返る。
「生命の危機を感じてか、いつもの倍くらい食べて、
コロコロに太ってしまい、ビックリしました」と思わぬ苦労話を明かした。

最後には神木が「自由に発想ができて、自由な見方ができる映画」と本作の持つ壮大なテーマ性に触れ、
「何年後、何十年後とゆっくり、皆さんの中で育っていくような映画になっていけたらいいなと思います」とアピール。

この日の会場は、神木と古川の一挙手一投足に熱心線が注がれ、客席はずっと興奮状態で、
最後の最後まで歓声が途切れることはなかった。

会場は若い女性ファンで超満員。キャストたちが登場する前に舞台上の
立ち位置が書かれた名前をスマホで撮ったり、友だち同士で大騒ぎ。
パワー溢れる声援にびっくりの１日でした。

ハン・ヒョジュ、イ・ビョンホン、西島秀俊、古川雄輝、森川葵、ディーン・フジオカ、中村七之助、深津絵里