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満島さんは静かなイメージがあるようですが、実際会ってみると
明るく本音で話をする女性で、屈託のない笑い声が印象的でした。
==ライターのひとりごと==
クリストファー・ドイルの印象については
「画はもちろん、彼にしか撮れない感性のものを
撮ってくれるが、人間的にはすっごい面倒くさかった。
正直、天敵って言えるくらい。(ドイルとの)セッションに
時間を取られ、演出がおろそかになりかけるくらい
大変だった」と現場での苦労を振り返った。
それでも、「今までの僕の作品にはなかった画になって
いるし、財産になったと思います」と、ドイルとのコラボが
良い結果を出せたことに満足した様子。
『呪怨』を超える代表作にしたいと熱い意気込みを
見せた。
Jホラーの鬼才・清水崇監督の最新作映画『ラビット・ホラー3D』の完成披露試写会が
シネマート新宿で行われ、主演の満島ひかりと、彼女の弟役を演じた澁谷武尊(たける)、
そして清水監督が登壇した。
満島は映画『愛のむきだし』(08)では多くの映画祭で新人女優賞を獲得。昨年
映画監督の石井裕也と結婚。今公私共に最も注目されている女優。
本作でホラーに初挑戦し、血だらけ姿の衝撃ビジュアルを見せている。
制作スタッフとして、世界的カメラマン、クリストファー・ドイルが参加し、斬新な映像で
よりスリリングに、そして今までにないスリルと恐怖を描きだしている。
本作は、弟の失そう事件をきっかけに、恐怖の世界にトリップするヒロ
インの恐怖を描くホラームービー。
パナソニックが開発した世界初の3Dカメラを使用し、奥行きはもちろん
目の前に「飛び出す」映像で、ハリウッドの3D映画にはない新しい
アトクラション・エンターテインメントを生み出している。
満島は
「去年の今頃、猛暑の中で一生懸命作った作品です。楽しんで
観ていただけたら嬉しいです」と挨拶。
「ホラー映画は苦手で、中学生の頃ホラー映画を観て、怖くて一週間
くらい眠れないことがあった」と振り返ったが、「今回の作品は何か感じる
ものがあったので出演を決めました」と本作出演までのいきさつを語った。
そして「子どもの頃に見た怖い夢とか、奇妙な絵本を読んだときの感覚に
似た作品で、ワア〜!幽霊!って感じよりも、どちらかというとポーとした
状態で夢を見ているような心地で見られる作品」と解説した。
弟役を演じた澁谷と満島は、舞台挨拶中も終始仲むつまじい様子を見せた。
舞台挨拶前に行われた囲みでも、仲の良さを披露していた。
実際に弟を持つ満島は、「溺愛感が出ているのでは」と話し、「大人とお芝居するより、子どもとお芝居
する方が楽しかった(笑)。芝居しているというより2人で同じ空間を楽しむということを教えてもらったので、
迷うことがあっても武尊君の目をじっと見てやっていました」と撮影時を振り返っていた。
清水監督は満島について、
「(満島から)ホラーは嫌なのに何で私が出なきゃいけないのと言われたことも
あったが、今どき好き嫌いをこんなにはっきりと言う女優は少ない」と満島を
称賛した。
当日は、ゲストに『ラビット・ホラー3D』に登場する謎の着ぐるみウサギと、清水監督の代表作『呪怨』の
トシオくんが登場。
トシオくんからウサギへ花束が贈呈され、ホラーキャラのバトンタッチが行われ、新たな恐怖のキャラクター
の誕生を祝った。
9月17日(土)より
全国公開
取材・撮影 福住佐知子
毎週月曜から金曜 朝10:05〜11:00
TBSにて放送中
ウヨンとテギョンが一生懸命日本語で話してくれた姿が超キュートでした。
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写真左から テギヨン、スジ、キム・スヒョン、ウヨン
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本ドラマは、若者たちが挫折や葛藤を抱えながらも世界的なスターを夢見て努力し、
愛と友情を築いてゆく姿を描く。
TBSの「韓流セレクト枠」にて
7月29日より放送されている
人気韓国ドラマ「ドリームハイ」
の地上波放送を記念した記者
会見が都内にて行われ、
キャストのキム・スヒョン、
人気K−POPアーティスト
missAのスジ、
2PMのテギョンとウヨンが
そろって来日した。
この日は番組ファン50名が
招待されており、大興奮の中、
4人を大きな拍手で迎えた。
歌手を目指してひたむきに努力する主人公コ・ヘミを演じたスジは初主演となった
本ドラマについて
「怖さやプレッシャーもあったけれど、共演した皆さんに応援していただき頑張ることが
できた」と素直な感想を述べた。
そして、「みんな同じ年ごろだったので現場は楽しかった」と撮影を振り返った。
劇中、2人の男性の間で揺れ動く複雑な乙女心も演じ「もし(自分が)ドラマの
ような状況におかれたら、辛いと思う」と役に共感して演技できたことを明かした。
ヘミに惹かれる男を演じたのがキム・スヒョンと
テギョンの2人。
スヒョンは「ヘミは、表向きは少しトゲトゲしているけれど、
内面はか弱くて、かわいい。僕が演じたソン・サムドンに
とっては、夢や愛に向かって突き進むことができるきっかけ
を与えてくれた大切な女性です。僕もヘミのような女性が
いたらいいなと思います」とコメント。
自身の役柄については「サムドンは、男らしくて純粋。
そういった魅力を自分のものにできるよう頑張った」と
語った。
テギョンは役柄について
「一つの夢に向かって駆け抜けていく、そして1人の女性を守っていくところは
(自分と)似ていると思った」と語り、ヘミについては、「感情表現が下手な
女性ですね。僕自身は、正直に気持ちを伝えてくれる女性が好きです」と
告白し、会場のファンを沸かせた。
圧倒的なダンスの実力を持つ役柄のウヨンは、
「ダンスが大好きなのは僕自身と似ていたので気楽な
部分があったけれど、ダンスがうまくないといけないという
点では少しプレッシャーを感じました」と語った。
この日、ウヨンとテギョンは頑張って日本語をしゃべろうとし、
会場を盛り上げた。
本作に高校の理事長役で特別出演しているペ・ヨンジュンについて、
スジは「最初はちょっと怖かったけれど、優しくアドバイスをいただきました」。
スヒョンは「現場で情熱的な姿を見ることができ、大きな刺激を受けました」。
テギョンは「短いシーンでご一緒しましたが、『うまくできるから頑張るように』と
激励の言葉をもらいました」と印象を語った。
ウヨンは撮影現場で、ペ・ヨンジュンと握手を交わし、「大きなパワーを感じました」
とエピソードを披露した。
最後は4人それぞれが、劇中のお気に入りのセリフを披露するなど、
ファンにとってはたまらない会見となった。
フレッシュな4人の来日で感じたのは、韓流ブームはまだまだ健在。
久々に大きなパワーを感じた会見でした。
==ライターのひとりごと==
取材・撮影 福住佐知子
初のシングルマザー役を演じた香里奈は「本当に大変
でした」と語り、「いろんな世代が楽しめる、暖かい気持ち
になれる作品になっています。シングルマザーが生きやすい
環境になればいいと思う」とアピール。
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本作は、累計発行部数82万部を突破した宇仁田ゆみ原作の人気コミックを、『蟹工船』の
SABU監督が映画化したヒューマン・ドラマ。
ひょんなことから一緒に暮らすことになった6歳の少女と男の珍妙な共同生活を描き出す。
撮影は昨年8月、猛暑の中行われ、キャストもスタッフも暑さに耐え頑張ったそうだ。
映画『うさぎドロップ』の舞台挨拶付き試写会が都内劇場にて行われ、松山ケンイチ、芦田愛菜、
佐藤瑠生亮(るいき)、香里奈、SABU監督が登壇した。
佐藤、芦田の姿に会場から「可愛い!」と何度も声が上がった。
1年ぶりの再会とあって、芦田が「瑠生亮くん身長伸びたよね?」と
問いかけると、佐藤が「うん、今112センチぐらい」と壇上で対話。
芦田が「わたし109センチだよ〜」。そんな二人の会話に松山が
「わいは179センチ、70センチ差だね」と加わった。
自然体で微笑ましい舞台挨拶が始まった。
まずは、松山が
「今回は、愛菜ちゃんと1ヶ月間ずっと共同生活を
することで生まれたものをお芝居に投影しました」と
撮影時を振り返った。
芦田が演じるりんが「ダイキチも死ぬの?」と尋ねる
シーンが印象に残っていると話し、「愛菜ちゃんの
才能がすごく出ている。そのニュアンスは現場で
生まれてきたものなので、ぜひ注目してほしい」と
小さな共演者を称賛した。
芦田は「松山さんは優しくて、休み時間も遊んでくれて
楽しかったです」と満面の笑み。
「楽しかったのはお遊戯会のシーン。お墓で泣くシーンは
大変でした」と告白した。
本作では、子役たちに台本は渡されず、その場で会話を
作り上げていったという。
佐藤が「台本なしで演技するのが初めてで、一生懸命
頑張りました」と語ると、芦田も「そうそう」とうなずく。
松ケンはそんな子役たちに、「台本のない中で作ったという
のはすごいこと。僕ら以上に考えていたと思う。愛菜ちゃんの
お芝居が軸になり、それに大人の役者がどうリアクションして
いくかってことが重要でした」と語った。
そんなキャスト陣に、SABU監督は「キャスト陣が本当にいいんです。僕の自慢です。
人と人とが支えあっていると実感してもらえる作品になっています」とアピール。
楽しい撮影現場であったことがうかがえる終始笑い声の絶えない、舞台挨拶となった。
デビュー15周年のPUFFYが、作品の世界観に寄り添い書き下ろした主題歌
「SWEET DROPS」にも注目。
8月20日より 新宿ピカデリー他にて
全国公開
愛菜ちゃんの可愛さに共演者も観客もメロメロ。今後どんな女優に成長していくのか
楽しみにしたいところ。
==ライターのひとりごと==
取材・撮影 福住佐知子
劇中、自分たちを“ロマンチスト”だと称する
セリフがあるが、「ロマンチストと程遠い男が
そう話すところに妙技があるかな。心の奥に
さまざまなものを抱えているところを感じて
もらえれば」と役柄についてコメントした。
さらに「男というのはとんまな生き物で、幻想
を抱いたり妄想したりするもの。僕もそんな
一人です」と語った。
菊地は
「いろんなアイデアを持っていて何でもやって
みようとする姿勢は勉強になりました。すてきな
方でした」」とそれぞれにお互いの印象を語った。
米中合作映画『シャンハイ』の
特別試写会が都内劇場にて
行われ、上映前の舞台挨拶に
渡辺謙と菊地凛子、ミカエル・
ハフストローム監督が登壇した。
本作のイメージソング
「FICTION オーケストラバー
ジョン」をK−POPグループの
BEASTが担当している。
本作は、『ザ・ライト −エクソシストの真実−』のミカエル・ハフストローム監督が、1941年
太平洋戦争開戦前夜の激動の上海を舞台に描く、アメリカ・中国合作のサスペンス映画。
1人のアメリカ諜報員の死をきっかけに巨大な陰謀が暴かれていく様を描く。
事件の謎を追う米国諜報員のポールをジョン・キューザック、中国裏社会のドン・アンソニーを
チョウ・ユンファ、彼の美しき妻アンナをコン・リーが演じるなど、アメリカ、中国、日本の各国から
スター俳優が豪華競演を果たしている。
自身が演じた日本軍の大佐・タナカについて渡辺は
「あまり、こういう奴がうちにいてほしくない」と苦笑しながら前置きし、
役作りについて「監督と話して、僕が演じる日本人将校はイギリス英語を
しゃべったらどうだろうということになって、本物のクイーンズイングリッシュに
トライしました」と明かした。
今回が初共演となる渡辺と菊地は互いの
印象を聞かれ、渡辺は
「いろんな国で、いろんな監督と仕事をして
きているので、集中力を保つ体力が鍛えられ
ていますね」。
一方、事件の鍵を握る日本人娼婦であり被害者の恋人・スミコを
演じた菊地は
「集中力の必要な役で難しかったけど、同時に難しいなりの楽しみが
ありました」と実力派女優らしいコメントで役づくりを振り返った。
初来日となった監督は
「この作品には強いキャラクターが登場するが、その一つが上海という街。1941年の上海の見た目を
まねるだけではなく、ムード、色彩、エネルギーを再現するのが大変だった」と話した。
渡辺、菊地については「過去の作品を観て、素晴らしい俳優であることは知ってたけど、実際に接すると
とってもファニーな人たちでした。ダークな題材の作品ですが、現場はとっても楽しかったです」と笑顔で
振り返った。
最後に渡辺は
「戦争を題材にした映画で歴史的な背景がありますが、
描かれているのは、男と女が必死で愛を紡ぎながら
生きていこうとするドラマです。
今、日本の社会は揺らいでいますし、価値観の変化を
余儀なくされています。
困難な時代でも生きていこうと、そういうものにつなげられ
るような映画になったと思います」
と想いを伝えて締めくくった。
8月20日より
全国公開
渡辺、菊地、共にわが国を代表する世界スターに成長。堂々とした姿で登壇。
今回、英国式英語にチャレンジした渡辺の前向きな姿に感動。
==ライターのひとりごと==
取材・撮影 福住佐知子
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写真左から佐々部清監督、浅田次郎、堺雅人、福士誠治、八千草薫、
映画『日輪の遺産』の完成報告会見が
都内ホールにて行われ、堺雅人、福士
誠治、八千草薫、佐々部清監督と
原作者の浅田次郎が登壇した。
ベストセラー作家・浅田次郎が自らの
原点と自負し、映像化を熱望した原作
小説を、『半落ち』の佐々部清監督が
実写映画化した。
本作は昭和20年の日本を舞台に、敗戦直前、祖国の復興を願って
GHQ最高司令官マッカーサーの財宝を敗戦後の祖国復興の資金と
するために隠匿せよとの密命を受けた軍人たちと、その作戦に何も知らず
動員された女学生たちの姿を描く。
本作が映画監督10作目となる佐々部監督は、
4年前に同作の映画化のオファーを受け昨年の4月から撮影を開始。
「人を大切にした映画を撮り続けようと思ってやってきた」と語った。
主人公の陸軍参謀・真柴少佐を演じた堺は
「自分の中に把握しきれないくらいものすごく大きな
物語に参加させていただいた。
演じた後に、何か心の中に引っかかるものが残る作品でした。
生活者としての姿が見えにくい軍人だからこそ、分からないのに
分かったふりをするのはやめようと思い、演じました。
ごらんになった後、みなさんの感想をお聞きしたい」と真剣な表情で語った。
続けて「共演したみなさんのお芝居が素敵で、時には嫉妬したり、
感動しているうちに物語がどんどん進んでいった。
監督の世界観の中で遊ばせていただいた。
現場にいるだけで、いろんな方から真柴(役名)の顔を引き出して
いただけた」と共演者たちへ感謝の言葉を述べた。
久枝役の八千草は、自身も体験した戦争を扱った
作品ということで思い入れはひとしおの様子。
「あの頃(終戦当時)の私たちはまだ少女で
『戦争は嫌だ、怖い』と思っていましたが、それでも
『何かあったらちゃんとやらなきゃ』という気持ちを持っていました。
そんなことを思い出して、改めて戦争は嫌だという気持ちになりました」と
感無量の面持ちで語った。
そして映画終盤のシーンに触れ「いま、思い出しても涙が出ます。
芝居ではない思いで、テストのときから気持ちがいっぱいになってしまいました」と
自身の体験と重ね合わせ言葉を詰まらせた。
同じく軍人の小泉役を演じた福士は
「頭の良い軍人役ということでしたが、現場で感じたもの、女学生たちや
真柴さんの顔を見ながら感じた、素直な気持ちを大事にさせていただき
ました」と撮影時を振り返った。
原作者の浅田は、
「小説家になって、出版社の人にはじめて好きに書いていいと言われて意気込んで
書いた作品。映画化されてすごく嬉しい」と笑顔を見せた。
佐々部監督は「悲劇ではなく、未来に向かうという部分にスポットを当てています」と
真摯に作品をアピール。
劇中登場する少女20人について、“昭和の匂いがすること”をポイントに選抜したと
話し、撮影前に所作や言葉遣いなどの厳しい指導を行ったことを明かした。
最後に堺は、
「この映画は今の時代にも参考になるような、こういう日本人もいたのだなという気持ちにしてくれます。
この時代にこのような物語を皆さんと一緒に経験できるのは今しか出来ないこと。
今の状態を受け止めて、やれることをやることが必要だと思います」とコメントをして締めくくった。
8月27日より 角川シネマ有楽町他にて
全国公開
取材・撮影 福住佐知子
おどけたポーズも
キュートなあゆ。
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最後に、浜崎は「映画の編集はLAでやってたんですが、何回見ても必ず泣いてしまう!ティッシュじゃ
追いつかないからタオルを準備して!」と客席に呼びかけた。
同作は2010年10月に代々木競技場第一体育館で開催された浜崎のライブの模様を、
最新の映像技術を駆使して余すところなく3D映画化し、劇場で3D上映するというもの。
3Dデジタルシネマならではの迫力あふれる映像、映画館だからこその大音響で浜崎の
新たな魅力を体感できる。
日本発の3Dシネマコンサートとして香港と台湾でも同時公開される。
人気アーテイストの浜崎あゆみが都内劇場にて行われたフル3Dデジタルシネマコンサート第2弾
『A3D II ayumi hamasaki Rock'n Roll Circus Tour FINAL 〜7days Special〜」』のプレミア上映会
の舞台挨拶に客席をぬって登場、詰め掛けたファンと至近距離で交流し、会場を熱狂の渦に包んだ。
この日は、ファンの写真撮影もOKというサプライズがあり、会場は大興奮状態に。
舞台挨拶には、浜崎の他に、ダンサーのSHU−YA、ZIN、SUBARU、MARO、2−YAN、
KAZUMAも登場した。
まずは、浜崎が
「今日はご来場くださいましてありがとうございました。
こうして上映してみんなに観てもらえることを嬉しく思います」
と感慨深く挨拶した。
「7日間という日程は私自身も経験したことがなく、特別なものになった」と語り、
「スタッフ、バンド、ダンサーズ。みんな自分自身との戦いだったと思うけど、
本当に頑張ってくれたと思う」と振り返り、
「それに(ファンの)みんながいてくれたからね」と感謝の言葉を述べ、
満面の“あゆ”スマイルで作品をパワフルにPRした。
ダンサー6人から浜崎に質問するコーナーが
設けられており、
「ライブ後の気分転換は?」と聞かれた浜崎は、
「ライブ後に飲み物を飲む瞬間が幸せ。
最近ハマっているのは、ぶどうジュース」と
笑顔で答えると、会場からは「かわいいー!」
と声があがった。
浜崎は「あざっす!」と満面の“あゆ”スマイル
で声援に応え、会場を盛り上げた。
9月3日より 新宿バルト9他にて
3D公開
ハイタッチや握手をして、ファンと触れ合うあゆは本当に楽しそう。背中が大きく開いた
セクシーなドレスも“あゆ”ならではで、ファッションリーダーとしてのセンスもバツグン。
男性ファンだけでなく女性ファンが多いことも、この会場の様子を見て納得。
==ライターのひとりごと==
取材・撮影 福住佐知子
本年度、
第35回モントリオール世界映画祭で
イノベーションアワードに輝いた映画
『アントキノイノチ』の完成報告会見
をレポート。
都内ホテルで行われた会見には
岡田将生、榮倉奈々、原田泰造、
松坂桃李、瀬々敬久監督が出席。
モントリオール世界映画祭は、トロント国際映画祭と並ぶ北米最大規模の国際映画祭。
革新的で質が高い作品におくられるイノベーションアワードを受賞した本作は、さだまさしによる小説を、
映画『ヘヴンストーリー』で第61回ベルリン国際映画祭の国際批評家連盟賞、NETPAC(最優秀
アジア映画賞)に輝いた瀬々敬久監督が映画化。
複雑な過去を持ち心を閉ざした若者が、遺品整理業という仕事を通じて再生していく姿を描く。
岡田と榮倉は本作が初共演。
岡田が「榮倉さんは2つ年上なんですけど、積極的に話しかけてくれてとても
しゃべりやすい人でした」と素直な感想を述べた。
一方の榮倉は「岡田くんは目が純粋なんですよね。まるで小学生と喋ってる
みたい(笑)。かわいらしい人」。
これには岡田は「もう22歳なんですけど…」とテレた様子で返していた。
撮影中に東日本大震災が発生。
瀬々監督は「当初は人々の絆が失われた“無縁社会”
がテーマだったが、震災後、人々の心の中に絆を求める
気持ちがあるんだとハッキリした。
作品に対する決意を新たにする部分も大きかった」と
神妙な面持ち。
監督の印象について聞かれた2人は、
最初“コワモテ”の瀬々監督を怖かったという。
しかし、岡田は「僕が泣くシーンでは監督も一緒に
泣いてくれた。こんな監督いないなと思った」と称賛。
榮倉のほうは「私のことをなぜか『岡田さん』と呼んで
いた。名前を覚えてもらったのはクランクアップ1週間
くらい前かな」と苦笑。
これには瀬々監督は、「僕の頭の中には岡田奈々
という名前がありまして……」としどろもどろで釈明。
しかし、岡田に「監督、それはダメでしょ!」とツッコミを
入れられていた。
松坂も「現場で“松岡くん”って呼ばれて、僕も岡田くん
も一瞬『誰?』って振り向いてしまった」と瀬々監督の
天然ボケな素顔を暴露していた。
==岡田が演じる杏平と、榮倉が演じるゆき。
過去に傷を持つ2人が遺品整理という現場で出会い、心を通わせていく==
そんな2人の先輩役を演じた原田、まずはお笑い芸人らしく
「オファーをいただいたときは、プロレス映画かと思った」と緊張した会場の雰囲気を
和ませようとボケをかまし、続けて
「主演の2人が本当にすごくて、映画を観て抱きしめたくなりました。痛みがダイレクト
に伝わってくるんです。ちなみに僕の役は彼らを温かく包み込む上司の役なんですが、
やはりこれも抱きしめてやりたくなりました」と自らも含めて称賛して、会場に笑いを
誘った。
そんな原田を瀬々監督は「たたずまいから俳優そのものだった」と絶賛していた。
最後に瀬々監督は
「日本の遺品整理を題材にして、“生きることとは何か”と問いかけた
映画です」と熱い想いを込めてメッセージした。
受賞報告会見では、監督の瀬々敬久と主演した岡田将生、榮倉奈々
が出席。
人の横顔をかたどった金色のトロフィーを手に喜びをわかち合っていた。
11月19日より公開
作品のテーマが重いので、会場の静かな雰囲気を和まそうと原田さん(ネブチューン)が
気を使っていろいろボケてくれたのが好印象。
原田さんは俳優としても大活躍しているけれど、芸人魂は忘れていない。
==ライターのひとりごと==
取材・撮影 福住佐知子
ちなみに共演したい女優の名前にキャメロン・ディアスをあげ、
「『チャーリーズ・エンジェル』を観たのですが、すごくかわいくて
格好良かった。大好きです」とコメント。
作品については、「車の迫力が本当にすごい! 洋画らしい
迫力もあって、ゾッと鳥肌が立つ映像も多い。
わたしもアフレコをしていて鳥肌が立っちゃいました」と魅力を
アピール。
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ワイルド・スピードシリーズ最新作の映画
『ワイルド・スピード MEGA MAX』で
シリーズ初登場の新米女性警察官・エレナ
の日本語吹替えを担当した武井咲の
アフレコ現場をレポートした。
収録時には、警察官らしく「腹ばいになりなさ
い」と厳しい口調で犯人を追い詰めるセリフ
もあったが、力強い表情と声で堂々と演じ切
った。
本作は、2001年の1作目公開以来、今なおそのブームを過熱させ続けている『ワイルド・スピード』
シリーズの第5弾。
180億円という史上最高の製作費を投入して製作された今作、ファン待望の史上最速のドリーム・
チームが永遠の自由を得るための「最後のミッション」を始動する。
伝説の名車や高級車が激しいカーアクションを繰り広げる。
ヴィン・ディーゼル、ポール・ウォーカーらに、新たに参戦したザ・ロックことドウェイン・ジョンソンや、過去の
主要キャストたちも参戦し、命懸けのアクションに挑戦している。
本作に初登場する新ヒロインで、重要なキーパーソンとなる新米女性
警察官・エレナの日本語吹替えを担当した武井は
「映像を見ながら収録したのですが、鳥肌が立つようなカーアクションが
繰り広げられていて、その中に飛び込んでいきたいと思いました」と素直な
感想を述べ、「次は声だけじゃなくお芝居もしてみたいですね」とハリウッド
進出へのあこがれを口にした。
自身とエレナの共通点を「責任感が強いところかな。自分がやろうと決めたことをやり遂げようとするところは
似ています」と話し、劇中に登場するワイルドな男性については、「ワイルドな外見で内面は優しい人は
たくさんいると思うし、引っ張っていってくれる人は好きですね!」と自身の男性の好みについても明かした。
免許を取ったら行きたい場所については「何もない真っ暗なところに行きたい。適当にドライブをして、着いた
場所で星を見たいです」と思いをはせていた。
後日開催された、自身のイラストをペイントしたオリジナルカーのお披露目イベントにも
登場した武井は、
「私が描かれている車なんて見たことないので、すごく嬉しい。スーパースターになった
気分」と満面の笑みを浮かべ、「今日初めて見たけど、すごくかっこいい。私も自動車
は大好き。18歳になったらすぐにでも運転免許を取りたい」と笑顔で語っていた。
大装甲車など超重量級のモンスター・カーやあらゆるジャンルの名車たちが
大集結しており、激しいカーアクションを繰り広げる。登場台数500台の
車両のうち200台強をスクラップにしたという。
メガホンを取ったのは、『ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT』『ワイルド・
スピード MAX』を手掛けたジャスティン・リン監督。
10月1日より公開
注目の若手女優である武井さんは、来年のNHK大河ドラマにも出演が決定。
大忙しの日々を送っている。
今回も大人っぽい黒のワンピースが似合っていて、笑顔も素敵だった。
==ライターのひとりごと==
取材・撮影 福住佐知子
舞台など多方面で活躍中の鎌刈
貫禄の亀次郎
一番若い賀来
ムードメーカーのムロ
写真 前列左から 鎌苅健太、金子ノブアキ、賀来賢人、
後列左から ムロツヨシ、市川亀治郎、及川拓郎監督、
エンディングテーマJoker Girlを熱唱する
F:ma
映画『シャッフル』のプレミア試写会が都内劇場にて行われ、金子ノブアキ、賀来賢人、
鎌苅健太、ムロツヨシ、市川亀治郎、及川拓郎監督が出席し、現場での裏話など、
ぶっちゃけ爆笑トークを繰り広げた。
原作は、及川監督自身が作と演出を手掛ける劇団スパイスガーデンの同名の舞台。
日給200万円のモニター調査で呼ばれた4人の男たち。そこに担当者を名乗る男が加わり、
二転三転の予想もつかない騙しあいが繰り広げられる。
劇中と同様にブラック・スーツに身を包んだ
5人は、それぞれに撮影時のエピソードを
披露した。
撮影は1週間ちょっと、富士山のふもとに
ある倉庫で行われたという。
撮影初日から大雪が降り、極寒の中での
撮影だったことを明かした。
伏線が散りばめられ、時間軸もシャッフルされた物語ということで、台本の内容を把握するだけでも大変
だったそうで、キャストからはブーイングが続出。「何がなんだかよく分からない(苦笑)、3回くらい観れば
分かる思う」と市川。金子も「混乱? しましたよ。あの初日の絶望感……」と振り返る。
予想外の大雪で、「基本、寒かった。何であのセットが東京で作れないのか?」と監督に噛みつくムロ。
賀来は「(内容がよく理解できず)毎回、台本を読んでは監督に聞きに行くことの繰り返しでした」。
さらに、撮影中に花粉症デビューしたそうで、ムロから「一番若い賀来くんが最終日におじいちゃんみたいに
なっていた」と暴露されていた。
そして、現場では台本を紛失するなどのトラブル続きだった市川にキャスト陣から称賛の声が上がった。
「すぐにセリフを覚えちゃうだよね」(金子)、「時間が空いたときに沼津の風情のある寿司屋に連れて
行ってくれた」(鎌苅)。それから、撮影終了後の食事会を仕切ったのも市川で、皆においしいイタリアンを
ご馳走したという。
ここで口を挟んだのがムロ。打ち上げの二次会を行ったカラオケ屋の支払いを内密に済ませていたことを
明かし、「あれは、俺が払ったんだ!」と皆に感謝することを強要したが、鎌苅から「それを自分で言うところが
小せえよ!」と逆に突っ込まれていた。
そんな彼らのトークを聞いていた及川監督は
「ものすごいまとまりで、毎日突き進んで行きました。スケジュールが
タイトだったからこそ生まれた結束感やグルーブ感が刻まれていると
思います。楽しんで観てください」と作品をアピールした。
ハードな撮影が続き、スタッフ、キャストたちがほぼ不眠不休状態で
撮り上げたという本作。
そんな撮影だったからこそすっかり意気投合したというキャストたちの
チームワークの良さをアピールした舞台挨拶だった。
10月22日より
シネマート新宿ほか全国順次公開
会場は、5人目当てにやってきた若い女性で満員。特に注目は、
女優の賀来千香子を叔母に持つ人気俳優の賀来。
イケメン俳優5人(?)の登場に客席の女子からはキャーと黄色い歓声が起きていていた。
==ライターのひとりごと==
取材・撮影 福住佐知子
内閣官房長官・湯田を熱演している内野は
江口について
「普段は男っぽくさらりとした性格。気持ちよく
やらせていただいてます。今回、江口さんが
役で黒ブチメガネをしているので、現場では
江口さんと意識せずにインテリな鈴木教授
としてやっています」と楽しそうにコメント。
写真左から 泉谷しげる、板谷由夏、山本耕史、
内野聖陽、江口洋介、上川隆也、小澤征悦、
福田麻由子
08年に三上博史主演で1作目が放送され、10年には2作目の「飢餓列島」で、佐藤浩市、鈴木京香が
共演。いずれも「白い巨塔」(03年、フジテレビ系)などを手がけた井上由美子が脚本を担当し、「人間の
証明」(04年、フジテレビ系)などの河毛俊作が演出した。
ある出来事から「自殺念慮」にとらわれた内閣官房長官・湯田(内野)と大学時代に同期生だった鈴木が、
20年ぶりに再会するところから物語は始まる…。
10月2日よりWOWOWにて毎週日曜22:00から放送
(第1話無料放送、全8話)
WOWOWの人気ドラマシリーズ「パンドラ」
の第3弾「パンドラIII 革命前夜」の制作
発表記者会見が都内のホテルで行われ、
主演を務める江口洋介、主要キャストの
内野聖陽、上川隆也、小澤征悦、
板谷由夏、福田麻由子、山本耕史、
泉谷しげる、そして井上由美子(脚本)、
河毛俊作監督ら豪華メンバーが登壇した。
本作は、江口演じる脳科学者・鈴木が
自殺防止の画期的な治療法を生み出した
ことから、変わっていく人々の運命を描いた
社会派ドラマシリーズ。
本作で車イスに乗る役に挑戦した江口は
「朝現場に入って、撮影中はずっと車イスに乗っています。あまり動けないので
芝居も大きなことができないですが、その分それがこの男の内面にどのような
ハンディをもらたしているのだろうかと…」と意欲的役づくりに取り組んでいること
を明かした。
さらに「でも今回の江口さんの役は非常に嫌な奴で、シニカルでいやみばかり言う
やつなんですよ。わたしの役が彼の奥さんを略奪してしまう複雑な間柄で…」と
江口と顔を見合わせて苦笑い。
江口の方は内野について
「毎日熱い試合を繰り広げて、楽しみにやらせてもらっています」と語り、
「台本が面白い。ものすごいセリフの分量を毎日覚えて、現場に向かっています。
このドラマの最後に日本の未来がどうなるのか、楽しみにしてもらいたい」と番組を
熱くアピール。
事件を追う刑事・神林を演じた上川は、
政治犯役の泉谷から
「おまえは撮影前にキスシーン多くて『今回役得ですよ』
って喜んでいたじゃん」と暴露されて、しどろもどろになる
場面も。
そんなキレキャラの泉谷と共演シーンの多いホームレス
の少女・結城役の福田は
「現場でもいつもこんな泉谷さんワールド満載で、最後
までついていけるか心配です」と不安な顔を見せるなど、
和気あいあいとした現場をうかがわせていた。
個性的で、魅力的なキャストがそろった。
中でも泉谷さんはやはり別格で、共演者のエピソードを暴露してイヤミを言ったり、
お笑いモードにもっていったりと、期待を裏切らないキャラでした。
==ライターのひとりごと==
取材・撮影 福住佐知子
10月8日より角川シネマ有楽町にて
全国公開
不倫を忌み嫌っていたはずの中年サラリーマンがふとしたことから派遣社員と恋に落ち、やがて
相手から思いも寄らぬ秘密を打ち明けられ、情愛と現実のはざまで関係がねじれていく姿を描く。
深田は今作では不倫をする側を、
『セカンドバージン』(黒崎博監督、
鈴木京香・主演)では、不倫をされる
側を演じている。
不倫の恋に落ちる謎めいた女性を熱演した深田恭子
写真左から 若松節朗監督、深田恭子、岸谷五朗、木村多江
映画『夜明けの街で』の完成報告会見が都内で行われ、
主演の深田恭子、岸谷五朗、共演者の木村多江、
そして若松節朗監督が出席した。
題材が不倫という非日常の出来事だけに、登壇者たちは
複雑な心中を語った。
累計発行部数120万部を突破、人気作家・東野圭吾が初めて恋愛をテーマに執筆した
同名タイトルの小説の舞台となったのは、横浜。
東野がサザンオールスターズの代表曲のひとつ「LOVE AFFAIR〜秘密のデート〜」に
感化されて執筆したことでも知られている。
本作で、岸谷演じる妻子ある男性と不倫の恋に落ちる女性を演じている
深田は、
「私はまだ結婚に夢を持ちたいので、このお話を見ているとすごく寂しい
気持ちになります。身近では起こってほしくない出来事ですね」と深刻な
表情を見せた。
そして、「不倫は悲しい結末しか生まれないと思う。この映画の中だけで
お楽しみいただければと思います」と複雑な心中を吐露した。
不倫をする渡部を演じた岸谷は
「この映画は、非常に繊細な感情の流れを描いた作品なので、撮影中は
心の変化をきちんと表現することに気を配りました。どのシーンも神経を
すり減らしながら挑んだので、撮り終わった時は本当に疲れました。無事に
クランクアップできて本当に良かったです」と感無量の様子。
そしてこの日の会見の座り位置が、作品中では不倫相手である深田と
妻役の木村に挟まれていることに触れ、「本来なら地獄絵図ですよね」と
複雑な面持ち。
それを聞いていた若松監督は「地獄を見るかもしれないけれど、やっぱり
不倫してみたいなあ」と願望を語り、場内の笑いを誘った。
不倫をされる妻役の木村は、
「女でもドキドキしちゃうくらい
恭子ちゃんが魅力的。
しかも絶対断れないような
誘い方をしていたので、
『それはしょうがないよ』って
思ってしまうような説得力がある。
最終的に許してしまうような
気持ちもありました」とコメント。
本作で甘く残酷な恋を描いた若松監督は
「街を歩いていて上司と部下のカップルを見かけると、『この人たちは
不倫しているのかな』と見てしまうようになった」とコメント。
しかし、「(この映画を撮るのは)荷が重いと思ったが、日本一不倫の
似合う男・岸谷五朗と共に、皆さんが興味をもっている題材を撮りきる
ことが出来たと思う」と仕上がりには、自信たっぷり。
当日、東野圭吾から「現在不倫を画策中の人に警告です。
まずは、この映画を観て下さい。それでもなおかつ不倫をすると
いうのなら、止めません。どうぞ甘い地獄に堕ちて下さい」という
メッセージが届いた。
ノースリーブの黒のワンピース姿で登場した深キョンこと深田恭子も
今年で29歳、大人の恋が似合うお年頃となった。
そのしっとりとした美しさに会場からはため息が漏れていた。
==ライターのひとりごと==
取材・撮影 福住佐知子
堺も「ご家族を目の前に演じるというのはグッとくるもの
がありました」と同調した。
お互いの印象について宮崎は
「『篤姫』のときから信頼しているので遠慮なく何でも
できるし、変な気も使わずラクですし、芝居していても
楽しいです」とコメント。
ホテル内の教会でのイベントとなったが、宮崎は劇中に
登場する教会のシーンが最も印象に残っているという。
このシーンには原作者の貂々さんも参加しており、
「難しいシーンでしたが不思議と心に残っています」と
述懐した。
一方の堺も
「あおいちゃんには全幅の信頼を置いています。
いい意味で力が抜けるし、演技に余裕も生まれる。
あおいちゃんじゃなければ全然違う夫婦になっていた
はず。“われわれ”だけの夫婦像を演じることができた」
と自信たっぷり。
そして、「ケンカのシーンをリハーサルしたのが面白かった
です」と述懐した。
主演の宮崎あおいと堺雅人
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細川貂々(てんてん)のベストセラー人気コミックエッセイが
原作の映画『ツレがうつになりまして。』が大ヒット公開中。
都内ホテル内のチャペルにて行われた記者会見をレポート。
本作は、結婚5年目を迎えた夫婦の夫(=ツレ/堺)が突然
うつになったことで、漫画家の妻・晴子(宮崎)が夫を支えながら
夫婦の関係を見つめ直し、困難を乗り越えていく姿が描き
出される。
『日輪の遺産』で堺とタッグを組んだ佐々部清監督がメガホンを
とった。
09年には藤原紀香とお笑いトリオ「ネプチューン」の原田泰造の
共演でNHKでドラマ化されている。
宮崎と堺は、08年のNHK大河ドラマ「篤姫」以来、
約3年ぶりに再び夫婦役での共演となった。
今後の共演については、宮崎が
「堺さんとは今後もとことん夫婦を演じるというのも新しくて面白いかも」
とコメント。
堺も「2回夫婦を演じたので、違う役をやりたい気持ちもありますが、
ここまで来たらずっと夫婦を演じ続けたい気もします(笑)。僕がボンヤリ
した役であおいちゃんがエキセントリックな役だったら? とか考えても
楽しいですね」とそれぞれが笑顔で語った。
また、今回演じた夫婦像について宮崎は「あまり頑張りすぎず、心地よい
バランスを見つけられた素敵な夫婦」と語り、堺は例えば60点の夫婦でも、
『あと40点足りない』って考えるか、『60点もある』って考えるかで全然違う。
2人なりの100点を見つけることが大事だし勇気がいる。そして美しいこと」
と説明した。
10月8日より全国公開中
チャペルでの会見は珍しく、新鮮だった。仲良く並んだ宮崎と堺、
素敵な2人と、宮崎のかわいらしい笑顔に魅了された。
==ライターのひとりごと==
取材・撮影 福住佐知子
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自身の出演作品100本目となる
記念すべき映画『1911』のプロ
モーションの為にジャッキー・チェンが
来日し、都内ホテルで記者会見を
行った。
本作は中華民国建国のきっかけとなった
辛亥革命を舞台に、歴史の陰に埋もれた
名もなき英雄たちの物語。
理想に燃える民衆たちが、新たなる中国を
築き上げようと奮闘する姿が感動を呼ぶ
歴史巨編。
辛亥革命が起こった年から100周年目にあたる年に今作を
公開することについてジャッキーは
「この映画の公開が102年目や、110年目だと意味がない。
150年目だったら僕はこの世にいないはずなので(笑)、
100年目という最高のタイミングでこの映画を撮った。
間違いなく僕の生涯で記念となる映画になった」
と作品への熱い想いと祖国への愛を伝えた。
本作でジャッキーは“中国革命の父”とされる孫文の右腕:黄興役に扮し、総監督も務めた。
「この革命がなければ、今の中国はありえない。多くの名もなき犠牲者のドラマをきちんと映画化することで
若い人たちに歴史を伝えられたら、これほど意義深いことはない」と語り、そして、「僕はいつも若い人たちの
ために撮っている。是非この作品を観て他人に与えることの尊さを知ってほしい」と熱くアピール。
当日は、本作の日本語ボイスキャストも務める中川翔子が
赤いバラ100本を手に登場。以前からジャッキーの大ファン
と公言している中川は憧れの人とのご対面に大興奮。
「生まれてきて今日が一番幸せ。生きてて良かった!」と
喜びを爆発させていた。
役柄との共通点を聞かれジャッキーは「乗馬や銃が好きな点は似ている。
ただ、僕と違って彼は文学に長けていた。でも、アクションは僕のほうが上だし、
僕の方が背が高くてハンサムだけどね」と笑顔でコメントし、場を盛り上げた。
ジャッキーは、東日本大震災で被害を受けた日本の
ことをずっと気に掛けていた。
「来日して日本の回復ぶりを見て感動し、日本人
の精神を実感することができた。この精神力があれば
日本は再建できると信じている」と感慨深くコメントした。
最後は日本語で「日本、がんばって!」とエールを送った。
11月5日より 丸の内TOEI他にて
全国ロードショー
ジャッキーには女性ファンだけでなく、男性ファンも多い。
会場にはプロジェクトAをほうふつさせるセーラー服のコスプレ姿の男性が2人。
その姿に、ジャッキーも思わずテーマ曲をハミングしたりしてビッグスマイルを見せていた。
ジャッキーの笑顔は周りを元気にする。
==ライターのひとりごと==
取材・撮影 福住佐知子
本作には、沖田監督の温かい人柄がそのまま
反映されている。
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続けて小栗が沖田監督について、
「監督は緊張しすぎて、舞台挨拶で着るために
新調した上着を電車に置いてきちゃったんです」
と暴露。
そして沖田監督が照れくさそうに「さっきこのジャケットを
六本木ヒルズで買ってきました」と明かしたので会場は
大爆笑。
小栗は「そんなすてきな監督が作っているので、
この映画は温かい雰囲気に包まれているんです」と
笑顔でコメントした。
写真左から 小栗旬、役所広司、沖田監督
CMでの共演はあったが、役者としては初共演の2人、
役所は小栗について「もっとやんちゃ小僧で、きかない奴だと思っていたが、
大人なんですよね」と話す。
一方の小栗は、「役所さんは子供のころからいろんな映画に出ている方だったので、
どんな人なんだろうと興味がありました」と笑顔でコメント。
小栗は、映画『シュアリー・サムデイ』での監督経験を振り返り、
「(主人公が現場から)逃げ出そうとするシーンがあるんですが、気持ちがよく分かる」と監督業で感じた
素直な感想を吐露。
役所も『ガマの油』で監督経験があるだけに、小栗が演じた幸一役には共感するところがあったようだ。
撮影中、「芝居や人生の話もしましたね。一緒に作品をつくっていく感じのする
素晴らしい俳優」と撮影を振り返り、役所は小栗を称賛した。
小栗は、「(劇中で)役所さんは普通のおじさんを演じたのですが、
現場でもいい意味で普通のおじさんでした」と述懐し、場内の笑いを誘った。
役所は「今は、日本全体が頑張って元気を出していかねばならないとき。
この作品は、未来に向かって前向きになれる映画」と意欲的にアピール。
本作は、のどかな山村へ突然やってきた
ゾンビ映画の気弱な映画監督と村の武骨な
きこりの交流をユーモアたっぷりに描き出す。
映画『キツツキと雨』の舞台挨拶が
都内劇場にて行われ、
役所広司と小栗旬、沖田修一監督
が上映前の舞台挨拶に登壇した。
満員の客席は、3人のユーモラスな
やりとりに、大きな笑いに包まれた。
共演者には、山崎努、伊武雅刀、平田満、高良健吾、女優の臼田あさ美ら、個性派俳優が顔を
そろえている。
主題歌は、シンガー・ソングライターで俳優の星野源の書き下ろし曲「フィルム」。
2012年2月11日より
全国公開
役所と小栗、初共演とは思えない2人の自然体のやり取りに、会場からの笑い声が
絶えなかった。舞台挨拶に緊張しまくっている沖田監督の生真面目さも好感度大。
==ライターのひとりごと==
取材・撮影 福住佐知子
結婚相手に求めるものを聞かれ、小西は
「まずは健康ですね。一生一緒にいる人なので
あまり虚弱体質だと困ります」。
池脇は「相思相愛でいられて、一緒に食べて
幸せに眠りにつけたら」。
既婚者の真木は「優しさかな」と素直な気持ちを
明かしていた。
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そして、三股を掛けた主人公については「許せない!」と3人とも
強い口調で否定した。
山田も「(三股は)スケジュール管理とか、名前を間違っちゃうとか
大変なことが多そう。そこまで労力を費やすほどの利点はないと
思います」とこちらも否定的だった。
そして、自身の結婚観について、山田は「タイミング、巡りあわせだと
思ってます。機が来れば、すぐにでもGO!という感じですね」と語った。
タイトルにちなみ、指輪の型をしたケーキに入刀
写真左から真木よう子、山田孝之、小西真奈美、池脇千鶴
芥川賞作家・伊藤たかみの同名小説
を映画化した『指輪をはめたい』の完成
報告記者会見が都内ホテルにて行われ、
主要キャストの山田孝之、小西真奈美、
真木よう子、池脇千鶴、そして岩田ユキ
監督が登壇した。
本作は、記憶を失った製薬会社の営業マン・輝彦(山田)
の前に、まったくタイプの違う美女3人(小西、真木、池脇)
が現れ自分が恋人だと名乗り出る。
残された“婚約指輪”を唯一の手がかりに、輝彦は恋人との
記憶を取り戻そうとするのだが…。
本作への出演の決め手を聞かれた山田は
「自分も30歳を間近に控え、(役柄の)輝彦を
通して結婚というものに足を踏み入れてみようか
と思ったんです」とコメント。
メガホンをとり、脚本も手がけた岩田監督は、
「クールな男性目線で書かれた原作に対して、
モテない女性目線でアンサーを返しました。
登場人物はみんな平等に、はしたなく原始的。
自分の欲望に必死な者同士の物語だと思う」
と分析し、キャスティングについては
「マンガチックな設定ですが、感情だけは嘘を
つきたくなくて人間らしく演じられる人を選びました」
と説明した。
最後に山田は「男女で感じ方がまったく違うと思うので、
ぜひ一緒に観て、コミュニケーションのツールにしてほしい」
と作品をアピールして締めくくった。
11月19日より 新宿バルト9他にて
全国公開
[11月6日アップ]
実力派俳優の山田孝之が、会見では結婚感も告白。ファンには気になるところだが、
実際この三人の中では、どの人がタイプに近いのかな?
==ライターのひとりごと==
取材・撮影 福住佐知子
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映画『マネーボール』の来日記者会見が
都内ホテルにて行われ、
製作と主演を務めたブラッド・ピットが
登壇した。2年ぶり8度目の来日となった。
メジャーリーグの「オークランド・アスレチックス」の
実話を書いたマイケル・ルイスの同名著書が
原作。
ブラピは、弱小球団のゼネラル・マネージャー
のビリー・ビーン役を熱演。独自の野球理論
をあやつり、弱小チームに奇跡をもたらすストー
リー。
野球をよく知らない人でも大いに楽しめる作品。
実在するジェネラルマネージャーを演じたブラピだか、
「実は、僕自身はあまり野球に詳しくないんだ(笑)。でも野球は人生の
ドラマそのものだと思うし、だからこそ100年以上の歴史を誇っている」
と説明。
「本作は、正義がテーマになっている。常識とされていることに対して疑問を
持つということが大切」と語り、
「成功が次の敗北につながる場合もある。そしてその敗北から次の成功を
学ぶことも。負けるのはいけない、という価値観が人間の欠点だと思う」と
本作への思いを熱く語った。
劇中でビリーが娘と交流するほのぼのとしたシーンがあるが、ブラピは自身の家族にも触れ、
「家族を持ったことで、僕自身はとても影響を受けている。仕事柄、日々色々な戦いや
挑戦をしているけれど、そこから離れて家に戻るとホッと一息つけるんだ。とても貴重な存在
だよ」と優しい表情で語った。
そして、何か自身で実行しているジンクスはあるか?と聞かれ、「飛行機に乗るときは必ず
家族のものを持って搭乗するようにしているよ」と語り、家族思いの一面を覗かせていた。
当日、花束ゲストとして女優の吹石一恵が出席(父親は元近鉄
バファローズの選手で、現在は東北楽天ゴールデンイーグルスの
スカウトを務める吹石徳一氏)。
吹石は「お会いして、ゴージャスでセクシーでドキドキします」と
大スターとの対面に大感激の様子。
ピットは吹石に、お父さんは映画を観ているのかをたずねた後、
「お父さんの感想も聞きたい」と関心を寄せていた。
最後にブラピは
「本作は笑える部分もたくさんあるから、心から楽しんでほしい。こんなに美しい野球の映像は、
きっと野球ファンでも見たことないんじゃないかな」とアピール。
そして、「世界中で日本の復興への努力の話を聞きますし、日本の皆さんが復興に向かう
粘り強い姿は、僕を含めて世界中にインスピレーションを与えています。世界は、絶対に
(日本のことを)忘れていません」と力強く東日本への思いを語ってくれた。
11月11日より 丸の内ピカデリー他にて
全国公開中
3月の震災後、初とも言える大物スターの来日会見。
多勢の取材陣が関心を寄せ、集まった。
日本に熱いエールを送ってくれたブラピに感動。本当に素敵だった。
==ライターのひとりごと==
取材・宮島一美/撮影・福住佐知子
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シネマプレイスへのお問い合わせ・ご意見は
シネマプレイスの生撮りスター情報はオリジナル写真を使用し、タイムリーな映画情報をお届けしています