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春との旅 |
写真は、今年の東京国際映画祭にて
自慢の胸板をおもいっきりアピールする春日(写真右)
春日は、オリビアから「胸板が厚くて頼もしい。髪形もクリーンカットでいいわね」とほめられ、ご満悦の様子だった。
普段は地味な若林も「クールでシック。ヘアスタイルも好きよ」とまさかのほめ言葉をもらい、とまどっていた。
会見後、宣伝サポーターであるお笑い芸人のオードリーが登壇。
春日は、本作のテーマカラーに合わせて、ブルーのベストで登場した。
発光スーツを身につけ、主人公のサムをサポートする女戦士・クオラ役を演じたオリビアも
「初めて電気をつけた時は感動したわ。スーツは鎧のようなもの。クオラは戦うキャラクター
だからぴったりよね。3Dで見るスーツの美しさにも感動しました」と興奮気味に語った。
役ついては、「人間ならではの思いやりと、テクノロジーがもつ超人的な強さ。
このふたつを持ち合わせたハイブリッドなキャラクター」と説明。
お気に入りのシーンに戦闘シーンをあげ、「スタントにも挑戦したし、達成感を味わうことが
できた。本当の意味でクオラになれた」と笑顔を見せた。
プロデューサーのショーンも
「独立型の続編だから、前作(1982年製作の『トロン』)を知らなくても
楽しんでもらえるよ」とPR。
そして、技術面で注目すべきポイント3点について語った。
「『アバター』の時よりも進化したソニーのデジタルシネマカメラF35を使った
こと。デジタルアクターとして、若い頃のジェフ・ブリッジスを登場させたこと。
そして、発光するスーツを使ったことかな」と自信たっぷりに説明した。
本作で初のメガホンをとったジョセフ・コジンスキー監督は、
CM業界で活躍する映像クリエイター出身。
製作に費やした約3年間を「学ぶことがたくさんあった」と振り返る。
こだわった点については「一番力を入れたのは、ストーリーとキャラクター。
どんなに最先端の技術を使っても、ストーリーがなければ何の意味も
持たないから。父と息子の親子愛をモチーフにした物語になっているよ」と、
映像技術よりも中身をアピールした。
1982年に世界初のデジタルCGを導入した『トロン』の3D版続編。
ディズニーが贈る最新3D超大作となる本作は、謎の失踪(しっそう)を遂げた父親が創造した“トロン”と
呼ばれるコンピューターの仮想世界へ導かれた若者サムが、命を狙われながらも人類の存亡を懸けた
死闘に挑むSFファンタジー。
映画『トロン:レガシー』の来日記者会見が都内ホテルで行われ、
女優のオリピア・ワイルド、プロデューサーのショーン・ベイリー、
そして新鋭のジョセフ・コシンスキー監督が登壇した。
全世界が注目する超大作。
前作にも出演しているオスカー俳優のジェフ・ブリッジスが、
本作では世界の創造主であるデジタル業界のカリスマを
演じている。
本作は、82年に製作された「トロン」の世界観を踏襲し、
最先端の3Dカメラを用いて現代によみがえらせた。
ディズニーが仕掛ける新たな映像革命を、是非劇場で
見届けて欲しい!
取材・撮影 福住佐知子
12月17日より
全世界同時公開
写真左から 松嶋菜々子、マム、大森南朋、長崎俊一監督
一方、松嶋は
「共演したいと思っていました。無口な方なんじゃないかなと
思っていたのですが、実際は大人の男性という感じ。今回は
夫婦役ということで、お互いを尊重しあう夫婦の雰囲気がうまく
作れたのではないかなと思っています。
それと、(長崎監督が手がけた)『西の魔女が死んだ』のファン
だったので、二重の喜びでしたね」と感想を述べた。
ゲストとして本作の主題歌を担当するJUJUが
登壇者たちに花束を持って登場。
「犬や猫は悲しいことがあったら必ずそばに来てくれる。ペットは私たちよりも
先に死んでしまうけど、悲しみよりもありがとうという感謝の気持ちが残ると
良いなという私自身の願いを込めて歌っています」と語った。
「犬の名前」では、病魔に侵された一郎(大森)
と妻・美里(松嶋)に飼われた犬のラッキーが、
病との闘いに押しつぶされそうになる二人の
心に癒しを与え、奇跡を起こす様を描いた
感動作品。
初共演となった二人はお互いの印象を聞かれ、大森は
「最初に見たとき『あ〜、松嶋菜々子だ!』って思いました(笑)。
ナチュラルというか、やわらかい空気をまとっていて、撮影中は、
そのやわらかさを眺めている感じでした…」とコメント。
犬との共演について、大森は
「大変かなと思ったけれど、とにかく頭がいい」と絶賛し、「なぜそんなに悲しい目ができるのか?と思いました」と
感心しきりだった。
松嶋も「一緒に走るシーンでは、ラッキーのカーブを曲がるときの速さについて行けず、私の方が迷惑をかけた
と思う」とマムの名女優ぶりを称賛していた。
長崎監督は「撮影中、犬はただのペットではなくパートナーなんだと改めて強く思いました。 2人の存在感と
犬の表情を楽しんでほしい」と作品をアピールした。
続いて劇中、ラッキー役で共演したラブラドールレトリバー犬のマムが登壇
すると、犬好きの松嶋は顔をほころばせ、優しい目をむけて再会を喜んだ。
大森は慣れない場所とたくさんのカメラのフラッシュに少し緊張気味のマムを
気遣い、「こんなに撮られて大丈夫かな…」と心配した様子を見せていた。
最後に松嶋は
「犬を飼っている人はこの映画を見て、改めて犬の存在を考え直したり、
この映画に登場するたくさんの犬とも新しい思い出を作ってください」と
語り、大森も「犬がいっぱい出てくる温かい映画です。
みなさん今日は幸せになれると思います!」と観客にメッセージを贈った。
犬と人のかかわりを温かく描く。
オムニバスの他の作品には、内野聖陽、北乃きい、
中尾彬、高畑淳子、芦田愛菜ら豪華キャストが集結している。
同作には69犬種111頭もの犬が登場するので、
犬好きにはたまらない映画になりそうだ。
犬と人が織りなす心温まるエピソードをつづった
オムニバス映画「いぬのえいが」(04)の続編
となる映画「犬とあなたの物語 いぬのえいが」
のプレミア試写会が都内の劇場で行われ、
オムニバス6編のうち「犬の名前」に主演した
大森南朋と松嶋菜々子、長崎俊一監督
(『西の魔女が死んだ』)が舞台挨拶に登壇
した。
取材・撮影 福住佐知子
2011年1月22日より 新宿ピカデリー他にて
全国公開
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会場後方より、大歓声の中登場した
杉下右京(水谷豊)と神部尊(及川光博)
“相棒組”初参加の小西真奈美
2000年の初放送から10周年を迎えた、
人気TVシリーズ「相棒」の劇場版第2弾
が大ヒット上映中だ。
同作では、右京が警察内部に潜む闇を
斬る姿が描かれる。
本作のキャスト陣たちは、都内や静岡を皮切りに、名古屋、福岡、広島、新潟など日本全国39か所での
舞台挨拶を敢行している。
本作の前売り券は、前作『相棒-劇場版- 絶体絶命!42.195km 東京ビッグシティマラソン』の約二倍
もの売り上げを記録し、主演の水谷は「池に石を投げたときに波紋が広がっていくのと同じように、多くの方に
広がっているような感覚です」と喜びを語っている。
丸の内TOEI1で行われた初日上映後の舞台挨拶に、主演の特命係の刑事コンビ、杉下右京と神戸尊役
の水谷豊と及川光博に加え、おなじみのレギュラー陣の益戸育江、岸部一徳、川原和久、山中崇史、
六角精児、神保悟志ら相棒ファミリーが登壇。
さらに映画版のゲストの小西真奈美、小澤征悦、宇津井健、國村隼、そして和泉聖治監督が集結し、
超満員の観客から大声援で迎えられた。
「右京さ〜ん!カッコイイ」という黄色い声援を受けて、水谷豊が自身の口癖
である「サンキュ!」と応答。「皆さん、ようこそ相棒ワールドへ、杉下右京です」
と笑顔で挨拶し、会場のファンから大喝采を浴びた。
続いて及川も「事件を目撃していただき、ありがとうございました」と挨拶。
水谷の“相棒”を務めあげてきた及川は「出来ることを精いっぱいやってきました。
これからも精いっぱいやっていきたい。1年間、僕はずっと神戸尊でしたので漢字
一字で表すなら『尊(ソン)』です」と語り、会場を笑わせた。
今回の劇場版で初めて「相棒組」に参加した小西は、初参加の日に「ようこそ相棒ワールドへ!」と
言っていただいて安心し、嬉しかったことを覚えています。最後の右京さん、尊さんとのシーンでは自分でも
予想しなかった感情があふれてきました。これが相棒のチーム力だと実感できました」と感激のコメント。
続けて、映画ゲストの小澤が「諸先輩方とご一緒できて勉強になりました」
とコメントすると、水谷が「小先輩方? 小さい先輩?」とウイットにとんだ
ツッコミを入れ、場内の笑いを誘った。
すると、小澤は「水谷さんの生き方には、スタイリッシュでクールでウィットが
ある。それが相棒という作品の屋台骨になっている。水谷さんはチャップリン
の要素を持っている」と水谷を絶賛した。
宇津井が「水谷さんは、現場には一切台本をお持ちにならない」と熱く語り、
國村も「相棒組」について「良いお宅に招かれてずっと心地良く過ごさせて
いただいた感じ」と感想を述べていた。
最後に、水谷は
「ドラマもseason9になって、また動き出す…。個人的には“ゾーン”に入ったと思ってます」と語り、
及川は「1カット1カットがつながって、こうやってお届けできる。努力の結果というのはありがたいです」
と感無量の様子だった。
全国大ヒット公開中
取材・撮影 福住佐知子
実在の人物を演じたことについては、
「マークは、あくまで映画の中のキャラクター。監督からも『本人の真似を
するな、これは、フェイスブックやマークを描いただけの映画ではない。
今、生きている同時代の人々の物語だから…』とアドバイスを受けました。
だから、僕は実在の彼らのことは意識しないで、この映画にのぞみました」
と説明した。
写真左から アーロン・ソーキン、ジェシー・アイゼンバーグ
エンディング曲にザ・ビートルズの楽曲
「ベイビー・ユーアー・ア・リッチ・マン」が
使用されている。
本作は、ハーバード大学在学中に世界での登録者数が
5億人を突破したというfacebookを立ち上げた創始者と、
彼らを取り巻くこの巨大帝国の裏側の真実に迫る話題作だ。
原作は、ベン・メズリック著「facebook 世界最大のSNSで
ビル・ゲイツに迫る男」(青志社)
全米で公開されるや、評論家や観客から大絶賛され、
本年度アカデミー賞最有力候補の呼び声も高い
デヴィッド・フィンチャー監督の最新映画『ソーシャル・
ネットワーク』の来日記者会見が都内ホテルで行われ、
主演を務めたジェシー・アイゼンバーグと脚本家の
アーロン・ソーキンが出席した。
まず、ソーキン氏が
「今回、日本に来れて光栄です。東京国際映画祭のオープニングではグリーンカーペットを
歩き、とても感激しました。ジェシーと二人で世界中を(プロモーションのため)回ってますが、
日本でもいろんな質問に答えていきたいと思います」と挨拶の言葉を述べた。
主人公のマークを熱演したジェシーは、映画『イカとクジラ』『ゾンビランド』
などで知られる若手演技派。
「日本に来れて光栄です。すでに試写などでご覧になられている方々の、
反応がいいと聞いているので感激しています」と挨拶。
原作のどんなところに惹かれ、脚本を書いたのかと聞かれたソーキンは
「この映画は、フェイスブックに入っていようがいまいが、楽しめる映画です。
友情、権力、階級、裏切りという古典的なテーマが、フェイスブックという
非常に現代的な舞台で繰り広げられているからです。
私は、脚本を書く時は、事柄、歴史、それに関わる人に対する責任が
あると思っています。
今回も私は、「物事を作りあげない」、「(実在の人物に)害を与えない」
ということを念頭において脚本を書きました。」
そして、「この物語には友情、忠誠心、裏切り、嫉妬(しっと)、権力、
階級といった4000年以上前から語り継がれているストーリーテリングが
あります」と本作をアピールした。
そんなソーキン氏についてジェシーは、
「アーロンは僕が一番好きな脚本家です。彼が書いたものは、観るたびにいろんな発見があります。
同じものでも、1回目はドラマに見えても、2回目は社会的、3回目には他のものが観えたりするんです」
と絶賛した。
最後にソーキン氏は
「脚本家は、俳優がどういう表情をするかまでは書けません。
ジェシーのような素晴らしい俳優が再現し、人間として素晴らしく
演じてくれてうれしいです」と称賛し、
「本作は全米で公開されていますが、観た人は同じ映画なのに、
違う感想をもって映画館を出てきます。これは嬉しいことです。
これから観る方も先入観を持たないで観て欲しいですね」と
メッセージした。
お気に入りのシーンを聞かれ、ソーキン氏は
「マークがガールフレンドにフラれて寮に戻ってくるシーンです。この時、彼は傷ついて(復讐の)決意を固めて
います。脚本では、彼の怒りを表現したビートがきいた激しい80年代の曲を想定していましたが、監督は
真逆の全く静かなインストルメンタル、シンプルなピアノ曲(「マークのテーマ」)をシーンにつけました。
その曲によって、よりマークの心情、孤独が際立って表現されたと思います。
また同時に、観客はこの話は父親の学生時代の物語でない、現代の物語であることがわかると思います」と
フィンチャー監督の手腕を称賛した。
1月15日(土)より 丸の内ピカデリー他にて
全国ロードショー
取材・撮影 福住佐知子
木村祐一監督
写真左から 高岡蒼甫、鈴木杏樹、村上純、田畑智子、木村祐一監督
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映画『ニセ札』で長編映画監督
デビューを果たした“キム兄”こと
木村祐一の監督第2作目となる
映画『ワラライフ!!』の完成披露
試写会が都内ホールで行われ、
お笑いコンビ「しずる」の村上純、
田畑智子、高岡蒼甫、鈴木
杏樹が登壇した。
本作は、誰にでもある日常の何げない幸せを木村監督ならではのユーモアを交えて描く人間ドラマ。
タイトルの『ワラライフ!!』は「What a wonderful life!!」の略で、日常の小さな喜びに大きな幸せを
感じた瞬間に思わず叫んでしまう言葉のこと。木村監督自身の体験が反映された作品。
まずは、木村監督が
「この日を迎えられて本当に幸せに思っております。
ありがとうでは言い尽くせない気持ちでいっぱいです」と挨拶。
そして、キャスティングについては、「脚本に共感していただける
方々だと確信したことが、決め手だった」とコメントした。
本作で映画初主演・修一を演じた村上は、
「最初はドッキリだと思ったけれど、徐々に実感が
沸いた」と感無量な様子。
そして、「木村さんは撮影現場でも常に温かくて
まさに“ワラライフ”な人。特に酔ったときはかなり
カワイイです」と監督の素顔を明かした。
修一の幼なじみの弘之を演じた高岡は、
「僕の役は不動産屋で働いているのですが、クランクアップしてから
自分の父親が不動産屋であることに気づいた。もっと早くいろいろと
話をきけば良かった」と激白。
村上から「気づくのが劇的に遅いですね」と突っ込まれていた。
そして、高岡は「日常の小さな幸せでも、実は大きな幸せだったりする。
何かがあってから気付く。だから、日常で幸せ探しをしてみてほしい」と
観客に向けてメッセージした。
本作には2月に出産予定の香椎由宇も出演している。そんな香椎から
ビデオメッセージが届いた。
「私にも“ワラライフ”なことが起きて今日は参加できないですが、ホッコリと
あったかくなる作品になっているので、作品を観て思う存分にワラライフな
気分になって帰ってください」と幸せオーラが満開の笑顔で呼びかけた。
香椎の映像を見た木村監督は「めちゃめちゃ幸せそうな顔でしたね。母親になるということで、今後、役者の方
でもすごい役が出来るようになるでしょうね」とエールを送っていた。
そして「赤ちゃんの名前を決めちゃおう!」と主役不在の中で勝手に盛り上がり、男の子でも女の子でも対応
できる「(オダギリ)シューでいいんちゃうか」という結論を出した。
ちなみに映画の主人公の名前が修一。
1月に30歳の誕生日を迎えた村上にサプライズで花束が贈られ、村上はビックリした表情で、
「こんな場面、見たことある」と大ハシャギし、「忘れられない誕生日になりました。僕一人
ワラライフな気持ちになりまして」と嬉しそうな表情を見せていた。
ほのぼのとした気分になれるハートウォーミングな作品。
村上の母親役には鈴木杏樹が扮し、20代から50代までを幅広く演じている。
他にも父親役に『チーム・バチスタの栄光』の吉川晃司、『リンダリンダリンダ』の
香椎由宇、『さんかく』の田畑智子ら実力派が脇を固めている。
1月29日(土)より シネマート新宿他にて
全国公開
取材・撮影 福住佐知子
2人の本格的な共演は、02年に放送されたTVドラマ「私立探偵 濱マイク」以来となる。
二人の他に子役の矢部光祐、小西舞優、小林聖太郎監督、原作者の西原理恵子が登壇した。
一方、永瀬は全身をがんに侵され、
抗がん剤で毛髪が抜け落ちてしまう
シーンのために2週間で12キロの
減量に臨んだ。
写真左から 小林聖太郎監督、小泉今日子、永瀬正敏、西原理恵子
前列 子役の小西舞優、矢部光祐
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映画『毎日かあさん』の完成披露
試写会が都内の映画館にて行われ、
夫婦役で共演した小泉今日子と
永瀬正敏が、そろって登壇した。
同作は、人気漫画家の西原理恵子が、夫で戦場カメラマンの鴨志田穣(ゆたか)さん
(2007年逝去)と2人の子供たちとの日常生活を綴った同名漫画の実写化。
小泉は、「お母さんたちを応援するような作品になったと思います」と
にこやかに挨拶。
「昨年の猛暑の中、かあさんを演じて、世の中のお母さんたちはこんなに
大変なことをやっているのかと実感しました。でもこの作品は、そんなお母さん
たちを応援する映画になっていると思います」と振り返った。
まゆまでそり落としているが、「役者として当たり前のことだったので…。
モデルとなった方々に失礼にならないように心掛けながら取り組みました」と
謙虚にコメントした。
そんな永瀬に娘役の小西が、「撮影中みんなでご飯を食べているとき、
おとしゃんだけ水を飲んでいて、かわいそうでした」と気遣うコメントをしたので、
永瀬が思わずうれし泣きのポーズをとり、会場に笑いが起こった。
撮影中は、家族4人の絆を深めるためにいつも一緒に食事をしたり、
一緒に遊んだりしていたそうだ。
原作者の西原は、「1番ビックリしたのは、永瀬さんが私しか知らない鴨志田の表情や仕草を演じられて
いたこと。彼はいろんなことがあってやっと家に帰ってきたんですけど、またすぐ出て行かないといけなくて
困った表情をしたり、息子の靴下を写真に撮ったりしていたんですが、それが映画に出ていた」と永瀬を
大絶賛していた。
もともと西原の漫画のファンだったという小泉、オファーを
受けたときは「やらなくていいんじゃない? 西原さんには
かなわないもの」と最初は乗り気ではなかったという。
でも演じることになって、「1つずつ組み立て直して役作り
をしました」と思い入れタップリに話した。
そんな小泉に対し、西原は「私が知っている、輝いている
キョンキョンじゃなくなっていた。バッチィ役をさせてしまって
すいません」と恐縮しっぱなしだった。
最後に小泉が「涙腺の弱い方は、ハンカチを用意してから観て下さい」と
観客に呼びかけた。
笑いの中に温かい人情をかもし出す原作の世界に
溶け込んだ俳優たちの演技に注目。
2週間で12キロの減量をしたほか、髪をそり落とし、
眉毛を抜いたという永瀬の役者魂に驚かされる。
2月5日(土)より 新宿ピカデリー他にて
全国公開
取材・撮影 福住佐知子
マイケル・ダグラスが演じた強欲な主人公、ゴードン・ゲッコーの「強欲は善である」というセリフを引き合いに
「裏返すと、チャレンジすることが大事なんじゃないかと思う。今は失敗やリスクを恐れる人が多すぎる」。
同時に、「強欲は生きる原動力だが、自分でコントロールしないと」と説明した。
写真左から 堀江貴文、夏川純
この日のイベントには就職活動中の学生・約40名が
招待されており、ホリエモンは彼らにチャレンジ精神の
大切さを伝授し、エールを送っていた。
続編を作った理由について監督は
「2008年のリーマン・ショックで自由市場が崩壊したのを目の当たりに
して、このタイミングだと思ったんだ」と語り、製作前に綿密なリサーチを
したことを明かした。
『ウォール街』は、ニューヨークを舞台に
マネーゲームをめぐる人間模様を描き、
マイケル・ダグラスにアカデミー賞主演
男優賞をもたらした。それから約23年。
前作では冷酷なカリスマ投資家としてゲッコー(マイケル・ダグラス)を描いたが、今作では出所後
(インサイダー取引の罪で逮捕された)のゲッコーというキャラクターを通して、人間としてのモラル
を問い掛ける作品にしたいと思った」と熱くアピールした。
新しいキャラクターとして、若き投資家・ジェイコブをシャイア・ラブーフ
(『トランスフォーマー』)が、そして彼の婚約者でゲッコーの娘でもある
ウィニーをキャリー・マリガン(『17歳の肖像』)が演じている。
「若い二人との仕事は楽しかった」と監督。続けて、「特にキャリーは、
イギリス人の素晴らしい女優。エネルギーに溢れていて、父親と複雑な
関係にある女性をうまく演じてくれていた」と絶賛した。
本作におけるゲッコーの選択について監督は、
「彼は果たして賢くなったのか? 反省したのか? それとも彼の選択は
エゴなのか? それは映画を観たみなさんに判断してほしい。マイケル・
ダグラスのほほ笑みの中に答えがあります」と作品をアピールした。
気難しい印象の監督だか、今回の来日では終始笑顔を絶やさず柔和に語り続け、
最後のファトセッションではおどけてポーズを決めるなど気さくな面も見せていた。
都内で行われた映画『ウォール・ストリート』の
公開記念イベントにホリエモンこと堀江貴文と
タレントの夏川純が出席しトークセッションを
行った。
今、宇宙ロケットエンジンの開発に挑戦しているというホリエモンは、
「みんなを宇宙に送りたい」と目を輝かせたが、「日本ではリスクや失敗を恐れて、何か新しいことに
挑戦する人がいない」と現在の心情を吐露した。
今年1月1日に入籍した新婚の夏川は
「のろけちゃいますが、すっごく楽しいですね」と終始幸せモード満開。
「本当に大切なものは何かを考えさせられる映画」と本作をアピール。
そして、「私のチャレンジは、仕事と家庭の両立。主婦として料理の
腕を上げ、お料理関係の仕事もできれば…」と意欲を見せていた。
大ヒット映画『ウォール街』(1988)の続編
となる『ウォール・ストリート』のPRのために
巨匠オリヴァー・ストーン監督が来日し、
都内ホテルにて記者会見を行った。
2月4日(金)よりTOHOシネマズ日劇他にて
全国公開中
取材・撮影 宮島一美
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そんなスヒョンにジェハン監督は「彼は想像力が豊かだし、集中力も高い。
俳優として持つべき“感性”というべきものも持っている」と絶賛。
続けて、「もちろんルックスの良さも無視できない要素です」と語り、
会場に笑いを誘っていた。
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写真左から チョン・テウォン、チェ・スンヒョンT.O.P、イ・ハン監督
スンヒョンは、
「生傷が絶えない日々で、傷を見ると気が滅入るのでなるべく鏡を
見ないようにしていました」と肉体的にハードだった現場を振り返った。
そんなスンヒョンを支えたのは、キム・スンウやクォン・サンウ、
チャ・スンウォンといった先輩俳優との共演だったという。
「先輩の姿をそばで見て感じるだけで勉強になった。おかげでハードな
撮影も楽しむことができました。僕も成長してあんなふうになりたい」と
コメントした。
本作は、朝鮮戦争で散った学徒兵が母親宛に綴った手紙を基に、1950年の朝鮮戦争下、
学徒兵71人の命をかけた奮闘を描く。
韓国の人気ダンスボーカルグループBIGBANGのT.O.P.こと、チェ・スンヒョンが初主演し
学徒兵の中隊長を体当たりで熱演している。
冒頭から激しい市街戦でのシーンが繰り広げられるが、
ジェハン監督のこだわりは、「リアリティの追及」だったという。
リアルな演技を撮るために主演のスンヒョンに爆発物を
仕掛けた場所すら教えなかったそうだ。
スンヒョンは、
「まるで戦場にいるかのような、すさまじい恐怖を感じました。自分が
NGを出せば、爆破されたセットは作り直しになります。緊張感も
高かっただけに、戦闘シーンはどれも思い入れが強いです」と過酷な
撮影が続き恐怖のあまりショック状態だったことを明かした。
そして爆破の破片が目を直撃し、あわや失明の危機もあったと驚きの
エピソードも披露した。
爆破されたジープが飛んでいくシーンでスンヒョンは
「轟音が鳴り、鼓膜が破れるんじゃないかと思い、このまま逃げ出したい」と
思ったという。
しかし、作品が無事完成し、「おかげで今まで自分が気づかなかった表情を
見ることができ、自分自身ステップアップできた」と誇らしげに語った。
戦争映画に初挑戦したジェハン監督だが、
「これまで手がけたものとは違うジャンルの作品と運命的に出会えました。
人間が抱えられる最も大きな悲劇と苦痛が戦争です。そんな戦争の
苦痛と悲劇を2時間の中に込めたいと努力しました。苦労が多かった分、
やりがいのある作品になりました」と、一緒に製作を手掛けたチョン・テウォン
(TVドラマ「アイリス」)と共に、渾身の一作を力強くアピールした。
スンヒョンが「体中傷だらけになり、本当の戦場にいるような
恐怖と緊張を感じて、逃げ出したくなった」と語った、
迫力の戦闘シーンは圧巻。
映画「戦火の中へ」の来日会見
が都内のホテルで行われ、
主演を務めるチェ・スンヒョン
(BIGBANGのT.O.P.)
と、イ・ジェハン監督(『私の頭の
中の消しゴム』、『サヨナライツカ』)、
エグゼクティブ・プロデューサーの
チョン・テウォンが出席した。
2月19日(土)より 角川シネマ新宿 他にて
全国ロードショー
取材・撮影 福住佐知子
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『アイ・カム・ウィズ・ザ・レイン』『G.I.ジョー』などで国際的に
活躍するイ・ビョンホンと『オールド・ボーイ』の名優チェ・ミンシク
の二大スターの豪華初顔合わせが実現した。
愛する女性を殺され、復讐の鬼と化した主人公が、凶悪な
連続殺人鬼を執拗に追い詰め対決する姿を描く。
映画『悪魔を見た』のジャパンプレミアが都内劇場にて行われ、
主演のイ・ビョンホンとキム・ジウン監督が上映後の舞台挨拶
に登壇し、観客から大歓声を浴びた。
ビョンホンが日本で出演映画のPRを行うのはソン・ガンホや
チョン・ウソンと共演した『グッド・バッド・ウィアード』(2008)
以来となる。
ビョンホンが「お会いできてうれしいです」と笑顔で挨拶すると、
観客は大歓声を上げ熱い拍手を送った。
壮絶な復讐劇とあって凄惨なシーンや驚愕なシーンも多く、
韓国では上映禁止の危機もあったという。
ビョンホンは
「この映画が描くのは、誰の身にも起こりうる現実的な出来事。
今の危険な時代をありのまま描いて誰にでも起こりうる話だと
思います。主人公の行為が正しかったのか…やはり法に任せる
べきだったのか…、韓国でも賛否両論でした。もし理解できない
部分があれば、何度でもご覧になってください」とアピールした。
一方、『甘い人生』『グッド・バッド・ウィアード』に続き、今回で3度目の
タッグを組んだキム・ジウン監督の第一声は日本語で「ゴメンナサイ」だった。
「激しくおぞましい映画だが復讐の行為ではなく、そこに宿る人間の感情を
描きました。その意味では純愛映画だと思っている」と熱くアピール。
「本作で恐怖心を抱いたとしたなら、それはイ・ビョンホンとチェ・ミンシクの
完璧な演技によるところが大きいと思います」と2人の演技を大絶賛。
さらに、「イ・ビョンホンの魅力はしっとり潤った目と、甘い声」とコメントして
ファンを喜ばせ、ビョンホンは照れくさそうにキラースマイルを披露していた。
名優チェ・ミンシクに一歩もひけをとらず、渾身の演技で復讐鬼を演じたイ・ビョンホンの演技力の
高さを証明してみせた作品に仕上がった。
2月26日(土)より 丸の内ルーブル 他にて
全国ロードショー
取材・撮影 福住佐知子
飼い主の菊谷節子さん役を演じた薬師丸は、自身も大の犬好きだと明かし、
まずは「昨年の10月、私が思うに青森の一番いい季節に撮影を行いました。
わさおも頑張って、この映画をやってくれたのを心から感謝しています」とわさおに
感謝の言葉を述べた。
「撮影のときもこうしてワンともウンとも言わずに一緒にいてくれたんです。人間も
動物も、一緒に幸せに暮らしていけたらいいなと思います」と振り返った。
続けて、「お母さんが、わさお待て! わさおお座り! と声が枯れるまで頑張って
くれたので、徐々にわさおもお母さんの期待に答えようとだんだん座っている時間
が長くなりました。お母さんに褒めてもらいたくて、わさおも頑張ったのだと思います」
と共演犬を称賛した。
訓練を受けていないわさおとの撮影には苦労したというが、わさおのありのままの
姿や表情が見事に切り撮られている。
わさお
“ブサカワ犬”としていまや全国区の人気者となった、青森県鰺ヶ沢に住む長毛種秋田犬・わさおを主人公に
迎えた映画『わさお』の完成披露試写会が都内の劇場にて行われ、舞台挨拶に出演者の薬師丸ひろ子、
伊澤柾樹(子役)、吉永淳、大沢樹生、鈴木砂羽と錦織良成監督、そして飼い主の菊谷節子さんと共に
わさおが登壇して会場から大声援を浴びた。
本作は、わさおを主人公に、セツ子を中心とした周りの人々との温かな交流を感動的に描く。
セツ子を演じる薬師丸ひろ子が22年ぶりに映画主題歌を歌うことも話題になっている。
上京したわさおはテレビに生出演したほか、水天宮、雷門、渋谷、東京タワーなど
東京見物を敢行したという。出演者と監督に続いて登場したわさお自身は、場内
からの“かわいい〜!”という声援にもマイペースを崩さず一言も吠えることも無く、
静かにゆったりとした表情を見せていた。
錦織監督は、
「最初に薬師丸さんにお会いした時、犬には人間の気持ちがわかると
言われたので、スタッフ全員が和やかな気持ちで撮ることを心がけました。
最初は1カットも撮れない日が続き、リードを外したら逃げ出したことも
ありましたが、撮影を続けていく中でわさおはどんどん利口になっていき、
周囲の皆の気持ちを感じ取ったのか、どんどん撮れるようになりました」
とわさおの役者魂をたたえ、
「ブサカワといわれていますが、けっこうかっこいいなと思いました」と
わさおとの撮影を振り返っていた。
同日、わさおは、日本ユネスコ協会連盟から世界遺産活動
ユネスコ特別大使“犬”(ワンバサダー)に任命された。
任命状を授与された菊谷さんは、「田舎者のわさおが本当に
頑張ったのは、皆さんが良くしてくれたおかげです。こんな大きな
賞を任命していただいて、わさおは本当に幸せ者です」。と
喜びを語った。
最後に、薬師丸は
「わさおが皆さんに癒しや、安らぎのようなものを与えて活躍できる陰には
お母さんの存在がどれだけ大きいか。お母さんも社会的に貢献していると
思います」とわさおと一緒に登壇した飼い主の菊谷節子さんをねぎらった。
3月5日(土)より 全国東映系にて公開
取材・撮影 福住佐知子
初共演のアンジェリーナ・ジョリーについてジョニーは、
「いろんな側面を持った女性だし、何でも演じられる女優。賢くて、ほんとうに素晴らしい。
そして地に足のついた生き方をしているし、ショッキングなくらい素晴らしい母親だよ」と
大絶賛した。
役作りについては、監督と撮影前に入念に話し合ったという。
「マジメで人間的な“普通の男”を演じるチャンスだと思ったよ。でも普通と
いうものに潜む奇妙な部分やちょっとした狂気を演じることは、とても興味
深かった」と役作りを振り返った。
笑うと、ジャック・スパロウの金歯がキラリ。
5月の来日も待たれる。
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ジョニー・デップとアンジェリーナ・ジョリーの初共演で話題の
映画『ツーリスト』のプロモーションのため、主演のジョニー・
デップとフロリアン・ヘンケル・フォン・ドナースマルク監督が
来日し、東京・六本木アカデミーヒルズ49で来日記者会見
を行った。
昨年の『アリス・イン・ワンダーランド』以来1年ぶり、8度目の来日となった
ジョニーは、
「日本に来るのはいつもマジカルな体験。毎回滞在時間が短いのが残念
だけど、日本の皆さんはとても優しく親切で温かい歓迎をしてくれていつも
感謝している。僕が映画でかなり奇妙なことをやってもそれを受け入れて
くれる。本当に有難う」と笑顔で挨拶した。
イタリアを訪れたアメリカ人旅行者フランク(ジョニー・デップ)が、偶然出会った
魅惑的な美女エリーズ(アンジェリーナ・ジョリー)との恋とアバンチュールに酔い
しれるうちに巨大な事件と陰謀に巻き込まれていく―。
ドナースマルク監督は『善き人のためのソナタ』で第79回アカデミー賞外国語
映画賞を受賞している。
一方、ドナースマルク監督は
「ジョニーは常に即興でいろいろなことを試してくれた」と撮影中に何度もアドリブを繰り出すジョニーを
大絶賛した。
本作でのアンジーとジョニーの激しいラブシーンも注目されているが、ジョニーの家族は
本作を観ていないという。
「家族にとって、この映画は存在しないことになっている。アンジェリーナ…誰それ?
僕はこの映画を撮っていない、覚えていないと言ったよ(笑)。存在していないので
家族は観ていません」と明かし、会場を笑わせていた。
監督は今回のジョニーの演技を「芸術」と絶賛。
「よく見ないと分からないような微妙な演技がたくさんあるんだ。単なる娯楽作品
だと思って期待せずに行った人も驚くはず」と見所をメッセージし会見は終了した。
花束ゲストに真矢みきが登場。
監督は「続編を撮るときは、東京で撮るから、
ぜひ出演して」とリクエスト。
真矢を喜ばせていた。
3月5日(土)より TOHOシネマズ日劇他にて
全国ロードショー
取材・撮影 福住佐知子
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今後の活躍が期待される14歳
ヘイリー・スタインフェルド
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本年度第83回アカデミー賞で、作品賞を含む10部門に
ノミネートされた映画『トゥルー・グリット』の来日記者会見が、
都内ホテルにて行われ、ヘイリー・スタインフェルドが登壇した。
本作の演技が高く評価されたヘイリーは、14歳で本年度の
アカデミー賞助演女優賞にノミネートされた。
本作は、ジョン・ウェインにアカデミー賞主演男優賞をもたらした
不朽の名作『勇気ある追跡』を、スティーヴン・スピルバーグが
製作総指揮を務め、オスカー監督のジョエル&イーサン・コーエン
兄弟がリメイク。
父をならず者に殺された少女(ヘイリー)の復讐の旅路を描く。
シーバイクロエブラントの可憐な
ワンピース姿で登場したヘイリー。
アカデミー賞ノミネートについて
ヘイリーは、
「とにかく信じられなかったわ。
1年前はオーディションをして
いたのに」と興奮気味にコメント。
「役柄を得られたこと自体がラッキー。主演を務めたことが、私にとっての受賞ね」
と満面の笑みを浮かべた。マティ役を射止めたことについては、「コーエン兄弟に
私を選んだ理由は聞いたことがないけど、マティのセリフをしっかりと自分のものに
できたのではないかと思います。普通の10代の女の子が話すような言葉じゃなか
った、ということが大きいかな」と分析した。
ジェフ・ブリッジスやマット・デイモンらオスカー俳優
たちとの共演については、「二人とも、ユーモアの
センスが抜群で楽しい人たちで、人間的にも素晴
らしかった。初めて映画出演したときの話をしてくれ
たり、二人の職業意識の高さには常に驚かされま
した。一緒にいられるだけで勉強になりました」と
感想を述べた。
演じたマティと自分の共通点については、
「マティは独立心があり、自分に自信があって、何事にも必死でぶつかって、
欲しいものを手に入れる。誰になんと言われようと突き進むところは
私自身にも似ているけど、私はマティほど賢くないかな」
と語り、自分の役柄を見事に理解していた。
今後については
「作品の質をきちんと見極めて、素晴らしい人々と仕事をしていきたいと
思います。ファッションが大好きなので、次回は綺麗な洋服を着ることの
できる作品に出演したいわ」と女の子らしい感想を述べた。
好きな女優、目標としている女優はダイアン・レイン。「いつか共演できたら」
と目を輝かせた。
3月18日(金)より TOHOシネマズ六本木ヒルズ他にて
全国ロードショー
取材・撮影 福住佐知子
終始笑顔で、囲み取材に
きさくに応じた桃井
「桃井がやると、図に乗った感じ出ちゃいますよね(笑)。
女優のときにキャラを作るのと同じで、キャラクターは
桃井が作っちゃったの。この子(ペック)は、お父さんは
死んでいて、母子家庭って…」と桃井節炸裂。
すべてを自分のペースでこなしたことを明かした。
声優にハマった?の問いには
「無いっすね、しばらくない。時間くっちゃうから、みんな
嫌うでしょ? 他の声優さんにご迷惑をかけるのも嫌だし」
と素直な気持ちを吐露していた。
「とにかくすごい大変でした。驚いちゃって。いつも私に
合わせてもらってるんで口が合わなくてね」と感想を
述べたが、チャレンジャー精神の持ち主であることは
確かだ。
「トリコ」は島袋光年が「週刊少年ジャンプ」(集英社)で連載中の
人気グルメバトル漫画が原作。
美食が世界的に流行している時代を舞台に、カリスマ美食屋の
トリコと少年ペック(桃井)が怪鳥ゲロルド退治に挑む3Dムービー。
「ジャンプ HEROES film」と銘打ち、『ONE PIECEワンピース
3D 麦わらチェイス』と同時上映される。
今年で芸能生活40周年、アニメ声優に初挑戦の桃井は、
身ぶり手ぶりを交えながら熱演振りを披露し、
「(声優はまだ)やったことないから、やってみよう!」と、作品
への参加を決めことを明かした。
もしも声優に再挑戦するのなら?の問いには、
「変なのがいい。俳優じゃできないような役。虫とか、ゴミとか、壁とか…」とどんどんエスカレート。
また、自身が手がける映画の準備中という桃井は「ギョーザを作る女たちの話なんです。
なかなか製作費が集まらなくて…」とこぼし、話題の人物を起用したら?と提案があると、
「沢尻エリカさんとか?問題ある人を全部集めてもいいですねぇ」と笑顔で返していた。
今後の桃井は、河瀬直美プロデュース、チャオ・イエ監督の『光男の栗』、
マリス・マーティンソン監督の『AMAYA』(リトアニア/ラトビア/香港共同製作)
などに出演予定があり、世界での活躍が続く。
「40代、50代から女優がまた楽しくなってくるよ(笑)」と大女優の貫禄タップリ、
満面の笑顔を見せていた。
『週刊少年ジャンプ』で好評連載中の
人気コミックをアニメーション映画化した
『トリコ 3D 開幕グルメアドベンチャー!!』
(志水淳児監督)で、声優に初挑戦した
女優の桃井かおりが都内でアフレコ会見
を行った。
3月19日(土)より 新宿バルト9他にて
全国公開
取材・撮影 福住佐知子
4月1(金)より テアトル新宿他にて
公開
榎木孝明
浜野謙太(SAKEROCK)
加瀬亮
吉村卓也
青木崇高
写真左から 前田弘二監督、青木崇高、浜野謙太(SAKEROCK)、
吉高由里子、加瀬亮、榎木孝明、吉村卓也
恋愛コメディ映画『婚前特急』完成披露試写会が
都内ホールにて行われ、注目の若手女優・吉高由里子
をはじめ、出演者の加瀬亮、浜野謙太(SAKEROCK)、
青木崇高、吉村卓也、榎木孝明、そして本作が長編映画
デビュー作となる前田弘二監督が登壇し舞台挨拶を行った。
本作は友人の結婚に触発されて婚活するヒロインが、5人の恋人を査定するという
ラブ・コメディ。
5人の男性と同時に付き合う“わがまま”で“欲張り”な女性・チエ役を自由奔放に
コミカルに演じた吉高にとって、『蛇にピアス』以来3年ぶりの主演映画。
そんな吉高に、『重力ピエロ』でも共演した加瀬は、
「前に共演させて頂いた時もそうだったんですが、とにかく撮影の合間にはいつも
笑ってしまってばかりで…」と語って、現場の雰囲気の良さをうかがわせた。
吉高は、「個性が強く、一人一人違う魅力をもった皆さんとお付き合い
するなんて、チエは欲張りだなって思います。チエはアグレッシブでポジティブ、
似ている部分は…自分じゃわからない」と役を振り返った。
劇中の5人の彼氏とのキスシーンの感想を聞かれ、
「人間のくちびるはいろんな種類があるんだなと身をもって体験できました。
いろんな年代の方と、いろんな恋愛を重ねてきた方のくちびるを総なめ
出来て、ありがたかったです」
とあっけらかんと発言して会場から笑いを誘ったが、
「コメディー要素もバッチリあるので、堪能していただければそれで私は
満たされます」と作品をアピール。
浜野は
「吉高さんとやり取りをした時は本当に強烈で。
自分に潜む野獣性というか、獣のような部分が
引き出されて熱い演技になったと思います」と
発言したので、キャストも会場も大爆笑。
青木は「リハーサルでもキスをしたら、
助監督から「リハーサルではしなくていい」
と言われて、すごく恥ずかしかった(笑)」
というエピソードを披露。
最年少の彼氏役であり、この日が人生初の
舞台挨拶となった吉村は
「吉高さんは現場の雰囲気や演技、キスシーン
でもリードしてくれて」とテレながら発言、吉高の
持つホンワカ雰囲気を絶賛した。
ベテラン俳優の榎木は
「吉高由里子が、この時代で受ける理由がよくわかる
映画。キュートで天然、よくわからないところが魅力。
人間誰しも自分の人生は選択の結果だと思う。
5人の中で誰を選択するか、自分だったら…と
シミュレーションしながら観ていただきたい」とメッセージ
した。
前田監督は
「常識にしばられず、自分のルールで生きるヒロインを描きたくて何人も付き合っているという
設定にしました。最初は彼氏が7人という設定だった。吉高さんが素敵な演技で、チエを
素敵な女性にしてくれた。俳優さんも僕の想像以上の演技をしていただいた」とキャストたちを
称賛した。
世代やキャリアを超えて男優たちをメロメロにする吉高のコメディエンヌ振りが楽しめる。
そして、吉高が人生初という美しいウエディングドレス姿が披露される。
主題歌はロックバンド「monobright」の新曲「DANCING BABE」
取材・撮影 福住佐知子
『阪急電車』
『FLY 平凡なキセキ』
『TSY』
『月光の仮面』
『天国からのエール』
『クロサワ映画2』
『オムライス』
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映画祭のテーマを「Laugh&Peace」から「Yell、Laugh&Peace」に改め、収益の全額を被災地への
義援金として寄付、チャリティーを目的として開催し、募金額10,949,189円、これに受賞者から寄付
された大賞賞金などを合わせた18,049,189円を義援金として、日本赤十字社を通じ、被災地に
届けられることになる。
3月18日〜27日開催
3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震支援の
ためにチャリティーを目的に開催された第3回沖縄国際
映画祭が3月27日にすべての日程を終了した。
会場に設置されたメッセージボードには約4万人のメッセージが寄せられ、会場の外では
現地の高校生や中学生らが募金活動を行うなど、被災地から離れた沖縄の地においても
人々は積極的にチャリティーに参加した。震災で大きな被害を受けた東北の被災地を
支援したいという沖縄県民の「思い」が強く感じられた。
吉本の芸人約550人が募金活動に参加。芸能界からも阿部寛やAKB48も積極的に
参加し、募金活動に手を貸した。「私たちにも、できることがきっとある」というメッセージが
プリントされた「Yell Tシャツ」をゲストやスタッフが着用したレッドカーペットや舞台挨拶も
印象に残った。
映画祭で公開された作品の中で、長編プログラムのLaugh部門海人(うみんちゅ)賞グランプリを
受賞したのはタイ映画『A Crazy Little Thing Called Love』。
『阪急電車 片道15分の奇跡』が、Peace部門海人賞グランプリと審査員特別賞ゴールデン・
シーサー賞をW受賞した。
取材・撮影 福住佐知子
『津軽百年食堂』
『高校デビュー』
18
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