シネマプレイスがお届けする【生撮りスター情報，Ver１０】２００８年映画情報後半

　過去ページ１　　掲載リスト

ゴーストライダー

ドリームガールズ

檸檬のころ

さくらん

龍が如く

ディパーテッド

幸せのちから

夏物語

あなたを忘れない

神童

　過去ページ２　　掲載リスト

ロッキーファイナル

サンシャイン２０５７

ドルフィンブルー　

ラストラブ

ブラックブック

ホリデイ

蟲師

キサラギ

バベル

スパイダーマン３

過去ページ３
掲載リスト

天然コケッコー

俺は、君のためにこそ死ににいく

ザ・シューター

スパイダーマン３

ラブソングができるまで

サイドカーに犬

恋しくて

ハンニバルライジング

Ｂ．ダイヤモンド

輝ける女たち

おまえを逮捕する

過去ページ４
掲載リスト

ハリーポッター

レミーのおいしいレストラン

トランスフォーマー

ジャンゴ

ダイ・ハード4.0

３００

仮面ライダー電王

シュレック３

女帝

パイレーツオブカリビアン

魔笛

エマニュエルの贈りもの

過去ページ５
掲載リスト

卑劣な街

明るい瞳

バイオハザードⅢ

ショートバス

グッド・シェパード

長江哀歌

転々

オーシャンズ１３

包帯クラブ

アーサーとミニモイの不思議な国

象の背中

傷だらけの男たち

イタリア的、恋愛マニュアル

過去ページ６
掲載リスト

人のセックスを笑うな

ヘアスプレー　監督

ヘアスプレー　ザック

キングダム

鳳凰　わが愛

エディット・ピアフ

幸せのレシピ

エンジェル

サルバドールの朝

アーサーとミニモイの不思議な国

愛の予感

２４

デス・プルーフ

過去ページ７
掲載リスト

アドリブ・ナイト

歓喜の歌

スウィーニー・トッド

母べえ

ペネロピ

築地魚河岸三代目

ナショナル・トレジャー

アイアムレジェンド

ラスト・コーション

サラエボの花

夕映え少女

シルク

明日への遺言

ボーン・アルティメイタム

オリヲン座からの招待状

鳳凰　インタビュー

ブレイブワン

過去ページ８
掲載リスト

あの空をおぼえてる、初日

僕の彼女はサイボーグ

譜めくりの女

あの空をおぼえてる

王妃の紋章

西の魔女が死んだ

Ｒ２４６ＳＴＯＲＹ

ノーカントリー

魔法にかけられて

太王四神記

ライラの冒険

アフタースクール

いつか眠りにつく前に

死神の精度

ポン･ジュノ監督「昨年２ケ月ほど世田谷に住む機会がありました。その事が強く印象に残
　　　　　　　　　　っています。自転車にも乗りましたし、２ケ月間生活できた事が不思議な
　　　　　　　　　　記憶と共に心に残っています…」

香川「僕は東京生まれの東京育ち、まさに家みたいな場所ですね」
蒼井「私は福岡出身なので、休むところは福岡ですが、東京は深呼吸させてもらえる場所、
　　　　いろいろな人やものから得たものを吐き出す場所ですね」
加瀬「こんなに人の出入りがある都市はあまりないと思います。刺激的な街ですよね」
藤谷「とても心地よい場所。いろいろな表情を持っている街ですね」

今年の第６１回カンヌ国際映画祭“ある視点部門”に出品、ワールドプレミアを開催し、絶賛を浴びた
『ＴＯＫＹＯ！』の完成記念記者会見が都内ホテルで行われ、ポン･ジュノ監督、香川照之、蒼井優、
藤谷文子、加瀬亮が登壇した。

『ＴＯＫＹＯ！』はポン･ジュノ、ミシェル・ゴンドリー、レオス・カラックス、
３人の監督がそれぞれの独自の視点で、個性溢れる文化が渦巻く街、ＴＯＫＹＯを描いた
３部作のオムニバス映画。人気と実力を兼ね備えたキャストたちが集結しているのにも注目！！

藤谷は「この企画を聞いたときは、なんてクレイジーなんだと思いました（笑）。でもお仕事を一緒にやりたいと思
っていた方たちと出来ましたし、今では自分の幸せを実感しています」とにこやかに語った。

加瀬はすでに外国人監督との仕事を経験しているが、ミシェル･ゴンドリー監督の撮影現場は大変だったそうで、
「映画オタクの青年の役でしたが、監督は本番直前に突然ジェームズ･ブラウンの歌を歌えと言い出したり、その
場の思いつきでの注文が多くて…（苦笑）。わがままなのに憎めないかわいらしい監督でしたね（笑）」と、撮影
時のエピソードを話してくれた。

讃辞を受けた蒼井もポン･ジュノ監督の大ファンで「一緒に仕事が出来て夢のようでした。大好きな監督と一緒
の仕事で、自分の出来ることの、さらに先を求めて撮っていました。皆さんの熱気、やる気、温かさが可能な限り
詰まった作品になってうれしいです」と笑顔でコメントした。

ポン・ジュノ監督は蒼井のキャスティングについて「傷つきやすく繊細な主人公の引きこもり男（香川）を揺り動かす
ことが出来るのは、蒼井さんしかいないと思った」とその理由を語り、蒼井の作品は殆ど観ていると明かした。
蒼井人気は韓国でも高く、「僕はこの作品で彼女と一緒に仕事をしたことで先輩･後輩監督に嫉妬されたくらい
なんです」とコメントした。香川の方は『ゆれる』を観て、是非一緒に仕事をしたいと思ったそうだ。

ポン・ジュノ監督の熱烈オファーで『ＴＯＫＹＯ！＜シェイキング東京＞』に出演が
決まった香川照之と蒼井優だが、香川は「世界中でいちばん会いたくて、仕事
を一緒にしたかった監督と組む事が出来たことは自分の財産になりました」と語り、
最初にオファーを受けたときに｢引きこもりの男の役？それなら加瀬亮がいるだろ
う？と思った」と加瀬のほうを指差し、差された加瀬(『ＴＯＫＹＯ！＜インテリア･
デザイン＞』に出演)は笑いながら真っ赤になってしまったが、｢香川さんの演じた
引きこもり男の役は世界一でした｣とにこやかに返し、会場に笑いを誘った。

「東京を舞台に撮影をし、それを映画にできる機会が持てた事はとてもうれしく
思います。ワクワク、ドキドキしながら撮影しました」と語ったのはポン･ジュノ監督。
続けて「TOKYOをイメージしたとき、都市そのものより、暮す人々に関心があった。
TOKYOならではの寂しさをあらわしたかった」とコメントした。

３話仕立てのオムニバス映画で
　１．『TOKYO ！＜インテリア･デザイン＞』
　　　　　　　　　　　ミシェル･ゴンドリー監督
　２．『 TOKYO！＜メルド＞』
　　　　　　　　　　　レオン・カラックス監督
　３．『TOKYO！＜シェイキング東京＞』
　　　　　　　　　　　ポン･ジュノ監督

　ポン･ジュノ（『殺人の追憶』）
　ミシェル・ゴンドリー（『恋愛睡眠のすすめ』）
　レオス・カラックス（『ポーラX』）
世界の名だたる監督３人がTOKYOを舞台に
それぞれの視点で物語を紡ぎ、映画を完成した。

「皆さまの温かい歓迎をうれしく思います。この作品はエキサイティングで、
ファンの皆さまの期待に答えられる仕上がりになっています」と挨拶したの
は、バットマンを演じたクリスチャン･ベール。

「この大作で少年の頃の夢がすべて叶ったと思う」とノーラン監督
に言わしめた『ダークナイト』は娯楽性の中に壮大な人間ドラマを
盛り込んだ大作、特に無秩序と混沌を求めるジョーカーを演じた
故ヒース･レジャーが神がかり的な演技をみせていて、観るものの目を釘付けにする。
臨場感を出すために実際にロケをしたり、アイマックス・カメラを使用した驚異的な映
像にも目を見張る。是非、劇場で楽しんで欲しい。

ノーラン監督はヒースを起用した理由について「ヒースの俳優と
しての才能は『ブロークバック・マウンテン』（２００５）を観てあきら
かなんだが、今回ジョーカー役に必要だったのは、そういった才能
のある俳優、そして恐れを知らない俳優だった。ヒースならユニー
クで新鮮な役が出来ると思ったし、まさにその期待に答えてくれた
よ」と語った。

クリスチャン･ベールは「最初にヒースと撮ったシーンは尋問室のシーンで、
バットマンはジョーカーをたたいたり、殴ったりするんだけれど、殴られること
でジョーカーというのはどんどん幸せな気分になるようなキャラクターなんだ。
でも、ジョーカーが言っていることには真実も含まれているし、彼は知的で
もある。
ヒースはテークとテークの間笑っていた
し、ジョーカーを美しく、そしてとても楽
しんで演じていたと思うよ」と感慨深げ
に撮影時を振り返った。

本作で話題の中心になっているのが、ジョーカー役の故ヒース・レジャーだ。
アーロンは「いちばん印象深いシーンは、病院でのハービーとジョーカーの対決
シーンだ。自分を把握したヒースの素晴らしい演技を見るだけでも感動したよ。
彼との共演は非常に思い出深いものになった」と語った。
マギーは「彼は本当に自由だったし、彼の演技はあらゆるものを超越していた
わ。そんな彼との仕事を私は誇りに思っているわ」と口を揃えてヒースを称賛した。

アーロン･エッカート「素晴らしい俳優たちが素晴らしい演技をして、素晴らしい
監督が演出をする―。これだけ素晴らしい要素が１本の映画に集約されたこ
とはとても稀なことだと思う。この映画の物語の一部を伝える事が出来て誇りに
思っている」。
アーロンは二面性（ツーフェイス）を持つ正義感溢れる検事ハービーを好演した。

クリスチャン･ベール「娯楽作品でありながら、非常に考えさせられる
作品であること。ドラマにおいて全く妥協していないところがこの映画
の魅力だ。素晴らしい俳優たちの演技に加え、スタントマンも素晴ら
しい仕事をしてくれたと思うよ」

ノーラン監督は「多くの人たちに観てもらえ
る事は期待していたけれど、この成功には
驚いている。ヒットの理由については、もし
私がそれを知っていたら他の作品もすべて
ヒットしているんじゃないかな（笑）」と語った。

全米公開の３日間で１億ドル突破の興行収入
をあげ、全米歴代初日３日間の新記録を樹立、
メガ･ﾋｯﾄ中の映画『ダークナイト』の記者会見が
都内ホテルで行われ、主演のクリスチャン・ベール
を始めアーロン･エッカート、マギー・ギレンホール、
クリストファー･ノーラン監督、製作のエマ･トーマス、
プロデューサーのチャールズ･ローブンが登壇した。

孫権軍の名将・周瑜（しゅうゆ）を演じたトニー･レオンは７月２１日に
女優のカリーナ・ラウと結婚したばかり。会場からは「おめでとう！」の
言葉と拍手が沸いた。

「三国志」に登場する名将・勇猛な武人たちの戦闘シーンが丁寧に描かれている
『レッドクリフ』は、監督、キャスト、スタッフたちの努力が結晶し、素晴らしい作品に
仕上がった。一人一人の人物の、リアリティある描き方を楽しんで欲しい。

金城「見所は、クライマックスかな。僕は軍師なので危険な戦闘シーンが無くて幸いでした（笑）。『レッドクリフ』
はどんな困難も勇気、絆、友情があれば乗り越えることが出来る、夢は叶うということが描かれた豊かな作品
です」

トニー「本作では馬に乗ったり、お琴も弾いてる（笑）。こんなにエネルギーを必要とする映画は初めてだった。」
暑い現場で２０キロの鎧を身につけたままのトニーは大変だったようだ。

ウー監督「戦争は残酷なものだからこそ、平和の大切さ、尊さを感じることが出来る。強い敵に立ち向かうため
には友人からのサポートも大事だが、勇気も必要。映画を通してそれらのことを伝えたい」

準備に３年半をかけたウー監督は製作費の不足を自費で補ったことも明かし、
「どんな困難が
あっても必ず乗
り越えていこうと
思っていた」と話
した。

大作を撮り終え、満面の笑顔で会場に臨んだウー監督は「各国の素晴らしいスタッ
フやキャストの応援があって、２０年来の夢を叶える事が出来た。本作のテーマは、
まさしく愛、友情、勇気。アジアの力でハリウッドに匹敵する作品が撮れる、ハリウッ
ドのやり方でアジアの作品が撮れるという事が証明されたと思ってる」と力強く語った。

周瑜の妻・小喬役で映画初出演を果たしたリン・チーリンは「本当に緊張しました。演技において色んな
レッスンをさせていただき、とても感謝しています」と語った。

孫権を演じたチャン・チェンは「はじめての歴史もので、参加することが決まったときは驚きました。多くの名優た
ちと共演することが出来、うれしく思いましたが、緊張もしました」と語った。

日本から参加の中村獅童（劉備軍・甘興役）は「現場の雰囲気やスケール感に驚きっぱなし。映画のために
お城を建てちゃうし、エキストラも何千人単位で、ビックリした。現場ではトニーさんが優しくしてくれて、トニーさん
の笑顔に助けられた」と撮影時を振り返った。
中村は激しいワイヤー・アクションや中国語のセリフにも果敢に挑戦している。

ウー監督は「金城くんは役作りに関する参考書をたくさん読み、イキイキとした
キャラクターを演じてくれた。僕が見落としていた部分を助言してくれた」とコメントした。

劉備軍の天才軍師・諸葛孔明を演じた金城武は「ジョン･ウー監督とは以前
食事をしたことがあって、その時に“金城くんはどんなジャンルの作品に出るの
が好きなの？”と聞かれ、“コメデイです”と答えてしまい、マネージャーから“ア
クションですと言いなさいよ”と注意されたことがあったのですが（苦笑）、それで
も今回呼んでいただけて、うれしかった。監督との仕事は最高でした」と語った。

三国志の名将を演じることで役へのプレッ
シャーは「全く無かった」と答えたトニー。
「原作を読んだことが無かったので、映画
を通じて「三国志」を知る事が出来たのが
うれしかった」と語った。

本作は「三国志」の中の、曹操軍と
孫権・劉備連合軍の“赤壁での闘
い”を壮大なスケールで描いた２部
形式の作品で、第２１回東京国際
映画祭（１０月１８～２６日）のオー
プニング作品に決定している。

アジア映画最大規模となる１００億円の
製作費で作られた歴史アクション大作
『レッドクリフ』の記者会見が都内ホテル
で行われ、主演のトニー･レオン、金城
武、チャン･チェン、リン･チーリン、中村
獅童、ジョン・ウー監督が登壇した。

過去ページ９
掲載リスト

ドラゴン・キングタム

あの日の指輪を待つきみへ

スピード・レーサー

クライマーズハイ

インディ・ショーンズ

JUNO／ジュノ

太王四神記　会見

花は散れども

美しすぎる母

ナルニア国物語　第２章

パリ、恋人たちの２日間

たみおのしあわせ

同窓会

ランボー

グーグーだって猫である

最高の人生の見つけ方

キャメロンが「とても楽しく作ったので、楽しんでください」と言うとおり、楽しくて、
ハッピーな映画。友達やカップルで楽しんで欲しい。

会見の途中、テーブルに置いてあったグラスの水を誤ってドレスにこぼしてしまった
キャメロン。「フェンディの新作のドレスを汚してしまったわ」と嘆くキャメロンを見て、
すぐにハンカチをだしフォローしたアシュトン。その紳士的な振る舞いを見て、“さす
が１６歳年上の女性（デミ・ムーア）を射止めて幸せをつかんだだけの事はある”と、
会場に詰め掛けた女性記者たちを感心させた。

キュートな笑顔のキャメロンとスマートなアシュトン。ユーモアのセンスがバツグンで
とっても仲良しのふたり。ジョークにはジョークで返し、気の合ったところを見せてい
た。ふたりの楽しいジョークを聞きながら、アッという間に終わった記者会見だった。

映画の中ではお酒を飲んで意気投合し、結婚までしてしまったふたりだ
が、お酒を飲みすぎての失敗談を話してくれた。
アシュトン「窮地に陥ったことがたくさんあるよ（笑）。自分の限界を試して
みたいと思って飲んだけれど、朝起きてみて自分の靴がどこにあるかも分
からなくなっていたよ（笑）」
キャメロン「（すました顔で）私は無いわ。ありえない（笑）。１回くらいはあ
るかな？（笑）でも思い出せないの…。１６の時よ（笑）」

役との共通点について、キャメロン（ジョイ役）が「全く違う人を演じられる
事が女優の楽しみ。私自身は計画を立てるより、サプライズが好きな人
なの」と語ると、アシュトン（ジャック役）は「僕はキャラクターと同じで競争
心が強いんだ」とコメントした。

ラスベガスが舞台の本作だが、キャメロンは「ベガスは世界最高の場所
よ。楽しくて皆が繰り返し行く場所ね。それにこの物語が起こりうるのは
ベガスしかないと思うわ」と語り、アシュトンは「ベガスの夜は僕には危険
な場所だよ。でも夜は（ギャンブルをしないで）撮影していたから安全だ
った（笑）。オフの時間はショッピングしていたよ」と笑顔で語った。

本作に出演を決めた理由を、アシュトンは「脚本がうまく書かれている、
キャメロンと共演できるのも楽しみだった」と語り、キャメロンは「セリフが
面白くて、読みながら大笑いしてしまったの。こんなに笑える脚本なら
映画にしてみたらどんなに楽しいだろうと思ったの」とコメントした。

６年連続で来日しているキャメロン。「アリガト
ゴザイマス」と日本語でご挨拶。今回は早め
に来日し、母親や親戚たちと一緒に日本を満
喫したことを明かした。アシュトン・カッチャーも
妻のデミ・ムーアと一緒に早めに来日し、京都
に行って楽しい時間を過ごしたとコメントした。

本作はラスベガスで偶然出会った男女が
酒の勢いで結婚。実は全く共通点の無
いふたり。そんなふたりの恋の行方の顛末
を描いたストーリー

ラブ・コメの女王キャメロン・ディアスの新作
『ベガスの恋に勝つルール』で、キャメロンが
今回の恋の相手役、アシュトン・カッチャー
と共に来日し、都内ホテルで記者会見を
行った。

男同士の友情を描くのに定評があるチャン監督は、「僕は男なので、男の気持ち
はよく分かる（笑）。本当は作品の中に恋愛ももっと組み込みたいと思っているが、
僕の作品はアクションシーンが多いので恋愛とは融合しずらく、男だけを描く場合
がどうしても多くなってしまう…」と語った。

ベニー・チャン監督がおくる新たなる香港ポリスアクションは、ど派手なアクション
に加え、ドラマ的にも見所タップリ。ニコラス・ツェー、ショーン・ユー、ジェイシー・
チャン、３人のそれぞれの違った魅力が堪能できる。

最後に「“皆それぞれが勇気を持てば、どんなことも解決できる”ということが
この映画のテーマになっている。９０年代の香港のアクション映画を好きだった
人に、是非観て欲しい。この映画は９０年代の香港アクション映画への自分
の愛だと思っているから―」とメッセージをくれた。

ジャッキー･チェンとも一緒に仕事している監督に、息子のジェィシー･チェンとの
相違点と共通点を聞いてみると、「二人は性格的に見ると全く違っているよ。
ジャッキーは動で、いつも動きまわっていて子供みたいな人なんだ。ジェイシーは
静で、いつも静かにしていて大人だね。父親と息子が逆になっているんじゃない
かと思うよ（笑）。共通点は二人ともプロ意識が強いということ。いつもベストを
尽くしてくれる。現場の雰囲気を大切にして和ませてくれるのも同じ。顔も似て
いるね（笑）」と楽しそうに話してくれた。

最強の敵ウー･ジンについて「彼はアクション･スターとして今後スーパー･スターに
なる人物だと見ている。身体能力がとにかく素晴らしい。ちゃんと武術が出来る
し、何度もチャンピオンになっているという実績もある人物なんだ」と教えてくれた。

アクション･シーンの色々なアイディアはその場その場でアクションを考えるそうで、
現場にある道具を見て、これをどうにか出来ないかな？と考える癖がついてい
るそうだ。

アクションシーンでの苦労話も聞かせてくれた。「いちばん苦労し
たのは撮影場所。ニコラスがバスに激突してしまうシーンやショー
ンが屋根伝いに犯人を追跡するシーンなど、危険なシーンはセ
ントラル（中環）というところを封鎖して撮ったのだが、４時間しか
なくて、その短い時間ですべてのシーンを撮るのはほんとうに大変
で、時間と争うようにして皆が一生懸命頑張って撮ったんだ」と語
った。

闘いで傷ついた３人が、裸になってお互いの身体に薬を塗りあう
シーンがあるが、「あのシーンは１カットで撮っている。彼らが話し
合いながら仲良くなって、気持ちがまとまっていく…、というのをひ
とつのシーンで見せたかったんだよ」と笑顔で語った。

３人が初めて出会うカフェの場面は、３人のキャラクターをひとつのシーンでどのよう
に団結させていくのかということで、難しいシーンだったそうだ。「各自が持っている苦
しさや孤独をいかに克服するのかというのをあらわしたかった。基本となっているのは
“弱気を助け、強気をくじく”ということ―。それを３人に共通して持たせることで彼ら
を団結させ、仲良くさせていった」と語った。

原題は『男子本色』で、本色とは勇気という意味。
ニコラスの場合は恋人が事故で爆死したあと、自
分の中に閉じこもっている。出てくる“勇気”が必要。
ショーンの場合は、いつも尊大な人間で、自分は
ベストだと思っている。負けを認める勇気を持たせ
るという意味での“勇気”。
ジェィシーの場合は潜入捜査で行方不明になった
兄の事をいつまでも思っている。それではダメだ、自
分で生きるための勇気を持て、という意味の“勇気”
だと教えてくれた。

凶悪な強盗集団と、それぞれの想いを胸に犯人を
追う警官たちのドラマと、派手なアクションが満載の
映画『インビジブル・ターゲット』。
脚本は俳優に合わせて書き換えるそうで、監督は
「本作ではジェイシーの役が、いちばん変更が多く、
見た目の弱々しい感じのジェイシーのために彼の
アクションも強い敵の足にしがみつき、見方の援護
に回るという風に変更した」と語った。

香港映画界で注目の若手俳優ニコラス・ツェー、
ショーン・ユー、ジェイシー・チェンの３人が主演する
本格クライム・アクション映画『インビジブル・ターゲ
ット』のプロモーションで来日したベニー･チャン監督
（『香港国際警察』（２００４））に話を聞いた。

かなり日本語を勉強してきたようで、
「よろしくお願いします」。「頑張ります」。などの日
本語が口から出るたびに、会場からは黄色い声
援がとび、大きな拍手が沸いた。

日本人で注目している人は、歌手では岡本真
夜、安室奈美恵、俳優では反町隆、木村拓
也、松嶋菜々子だそうだ。
（中国では日本のドラマが多く放映されている）

タバコを全く吸わないホァン・シャオミンは「ずっと
タバコを吸う役なので、半年のあいだ吸い続け
て、頭がくらくらしました。タバコは吸わない方が
いいですよ」と笑顔で撮影時のエピソードを披
露した。

正義と愛を胸に秘めた男の壮大な物語
「新・上海グランド」はホァン・シャオミンの
まさに代表作。
テレビで観れていない人は、是非レンタル
ビデオでチェックして欲しい。

中国１３億人の頂点に立つイケメン‐ホァン・
シャオミンは外見の美しさに加えて、優しい
心の持ち主でもあるようだ。
四川大地震が発生の際も、いち早く被災地
を訪れ、被害にあった人たちを激励した。
「今後も少しでも助けになるような活動をした
い」と語っている。
北京オリンピックでは聖火ランナーも務めた。

alan、岡本真夜のライブも同時に行われ、
会場を大いに盛り上げた。
岡本とホァン・シャオミンのデュエットと、
ホァン・シャオミン自身の歌声も披露され、
ファンにとっては忘れられない１日となった
ようだ。

alan、ローラ・チャンが参加してのトークショーでは、
alan、ローラ・チャンのふたりが「とてもかっこいいで
す。ワクワクしています」と口を揃えてホァン・シャオ
ミンを称賛すると、それに答えて、「ふたりともかわ
いいね」と日本語で答えたホァン・シャオミン。

共演した女優スン・リーについては「かわいくて、個性的な人」と語り、
マフィアのボス・ファン・ジンヤオを演じた中国の名優リー・シュエンチャ
ンについては「ガンの手術後、病を押して出演してくれました。つばが
出ないので水を飲んでからセリフを言うんです。そのプロ意識に感服
しました」とコメントした。

「新・上海グランド」の役作りについては、「有名な役なので、大きな
プレッシャーを感じて、最初は断ろうと思った」とコメントし、演じると
決めてからは「失敗しないように心を込めて演じた」ときっぱり。
主人公のシュー・ウェンチャンが指輪をしていることや帽子を目深に
かぶるしぐさやラブシーンでのセリフなども自分で提案したと語った。
「僕自身は多くは語らず、心で深く相手を愛しますね」と自身の恋
愛についても語った。

最も美しいチャイニーズＮo. １に選ばれたホァン・シャオミン（黄暁明）
がＧＵＣＣＩのスーツ姿で颯爽と登場し、「日本の皆さん、よろしくお
願いします」と挨拶すると、会場に詰め掛けたファンは熱狂し、熱い
声援と大きな拍手が起こった。
中国１３億人の中からＮo.１の美男に選ばれた感想を聞かれたホァ
ン・シャオミンは、「もちろん、うれしいです。両親に感謝したいですね
（笑）。でも、外見だけでなく一生懸命仕事をしていることも含めた
評価だと思いたいです。これからも頑張ります」と爽やかに語った。

１９３０年代の上海を舞台に、マフィア
の闘争と友情を描いた「新・上海グラ
ンド」はチョウ・ユンファやレスリー・チャ
ンが主演した伝説のドラマ｢上海グラン
ド」のリメイク。
１０月３日（金）よりＤＶＤのレンタルが
開始される。

８月２９日、渋谷のＣ．Ｃ．Ｌemonホールで中国四川大地震の
チャリティーイベントが開催され、「新・上海グランド」主演のホァン・
シャオミン（３０）が初来日し、日本版の主題歌「Destiny」を歌っ
ている岡本真夜、alan （「幸せの鐘」で日本デビュー）、ローラ・
チャン（NHK 中国講座で活躍中）と共に登壇した。

アビゲイルの父親役で『オペラ座の怪人』のジェラルド・バトラーが出演。
最高にハッピーで、ハートフルな冒険物語をジョディと一緒に楽しんで
欲しい。

花束を持って駆けつけたのは宝塚出身の女優、真矢みきさん。
ジョディと真矢は同じアラフォー世代。ジョディは「４０歳は、新たな１８歳よ！
（笑）。悩みをふっきって、自信を持つ事が出来て、未来に対してのバイタリ
ティを持ち続けられる、素晴らしい世代だと思うわ」と語り、真矢は「子供の
ように輝く瞳で物を見ること。いろいろなことに挑戦し続ける事が大切だと思
います」と語り、ふたりは日本の女性たちにエールを送った。

映画の見所は「アレクサンドラを見て、自立することで、自分も大きく変われる
んだということに気づいて欲しい。女でも自分で自分をテイクケアする事が出来る
ようになる事が大切よ。何かを達成するときは身近なちいさな事からはじめて、
やり遂げること。達成できると徐々に自信を持てるようになると思うわ」とジョディ。

今回初めて子供たちに撮影のセットやプレミアの現場を見せたことを明かし、「転ん
だり、バカなことをしている私を観て、“僕たちのママがこんなバカなことをしている”と、
子供たちは気に入ったみたい（笑）」と楽しそうに語った。ジョディにとって思い入れの
深い作品になったようだ。

ロケ地となった世界で一番美しい島、ヒンチンブルック島での思い出も語ってくれた。
「撮影をした島はオーストラリアにある無人島で、二人の子供も一緒に連れて行
って、子供たちと一緒に野生の動物にふれたりして楽しい経験が出来ました。
この映画を撮ったこと自体、私にとってアドベンチャーだったわ（笑）」と撮影時を振
り返った。

共演したニム役のアビゲイル・ブレスリン（『リトル・ミス・サンシャイン』（０６）で
アカデミー賞にノミネートされた天才子役）については「アビゲイルはすでに大
女優よ」と称賛し、「映画作りに携わる喜びを感じている彼女を見るのは楽
しみだったわ」と語った。
海で泳いだことも無かったマンハッタンのＮＹっ子のアビゲイルが海辺を走り回
る姿を見て、感動したそうだ。「アビゲイルにとって、色々と成長できた作品に
なったと思います」とコメントした。

役との共通点について「作家も女優も同じで、クリエイティブな仕事をし
ている人は皆孤独、イマジネーションを働かせて自分の世界を作ること
も似ているわ。まるで私自身を演じているようだったわ。でも私は、引き
こもりのアレクサンドラとは違って旅行も大好きだし、飛行機の中がいち
ばんリラックスできるくらい快適だと思っているわ（笑）」と語ったジョディ。

本作に出演を決めた理由は「私はいつも真面目で強いだけの女じゃな
い、こういうライトな部分もあるのよ、というのをスクリーンで見せたかった
の」と語ったジョディ。女性が主人公のアドベンチャー映画は少ないので、
女でも冒険心があるということを伝えたかったそうだ。

「素晴らしいアドベンチャー映画を楽しんでください」と挨拶したジョディ。
今回は初めて１０歳と６歳の二人の息子を伴って来日したそうで、「私
が子供の頃日本で味わった素晴らしい体験を、二人の息子にもさせて
あげたかったの」と語り、やさしい母親の顔を覗かせた。

超潔癖症で引きこもりのベストセラー作家が、ひとりの少女からの
メールをきっかけに新しい一歩を踏み出していくというハートフルな
映画『幸せの１ページ』。
冒険作家を演じたジョディ・フォスターが来日、都内ホテルで記者
会見を行った。

弧を描きながら標的を射止める弾丸やアクロバティックなカーチェイスなど、
従来のアクション映画の常識を超えた新次元のビジュアルワールドが堪能できる。
是非、この興奮を劇場で目撃し、体験してほしい。

ＤＡＩＧＯは持参したロック手袋をマカヴォイにプレゼントして、
ふたり一緒にウィッシュポーズをビシッと決め、会見は終了した。

そんなＤＡＩＧＯにマカヴォイは
｢彼はファンタスティックだね。
今回、自分の役をアテレコされているのを初めてみたけれど、
よくやってくれていると思うよ｣とコメントし、「『ウォンテッド』は
非常に強いアクション映画です。皮肉もきいているし、バイオ
レンスの中にユーモアもあって、そんな一味違った部分を是非
楽しんで観てほしい」と映画をアピールした。

「今回、大抜擢されましたＤＡＩＧＯです。よろしくお願いしまウィッシュ！
今日マカヴォウィッシュさんに会えて、めっちゃ、テンションが上ってますよ～。
吹きかえをしてみて、しょっぱなは、こんなにセリフが多いと思ってなかったん
すよ。やばウィッシュだな、と思ったんすよ。日々、アテレコをびっちりやりまし
たよ。日本語主題歌（「灼熱」）もやらせてもらっています。とにかくアクション
が半端ないことになっているんで、是非観てほしいです」と語ったＤＡＩＧＯ。

ゲストに日本語吹き替え版でマカヴォイの声を担当したＤＡＩＧＯが登場。
ＤＡＩＧＯ語録連発のトークで、会場は笑いで溢れた。

共演したモーガン・フリーマンとアンジェリーナ・ジョリーについては
「モーガン・フリーマンは文字通り“神の声”を感じさせる俳優だ
った。正確にセリフを言い、そのセリフに込められた意志を正確
に伝えている…。それをそばで見聞きする事は、とても勉強にな
ったよ。アンジェリーナ・ジョリーはシリアスな状況でも自分を追い
込むことなく、自分に対しても作品に対しても余裕の演技をして
いる。さすがだね。いつも笑いが絶えない楽しい現場だったよ」と
語った。

ティムール・ベクマンベトフ監督については「監督は人間的にはナイス
ガイなのに風変わりで個性的な人なんだ。そもそもスーパーヒーロー
タイプじゃない僕をキャスティングしたところから変わっているね。仕上
がった作品を初めてみたときはとにかく驚いたよ。初めに監督から聞
いていたアイデアとは全く別のものになっていたんだ。テーマやストーリ
ーまでも大幅に変更されていたよ。それもいい意味でね。監督は、
即興で、いつも新しいことを作り出そうとする人なんだ。この映画の
魅力は、監督によるすばらしい映像美とユーモア、バイオレンスの行
き過ぎをからかっているようなところも面白いと思うよ」と監督を称賛
した。

役作りについては「今回、普通の弱い男が新時代のヒー
ローになっていくという過程が難しかった。変化して全く別
の人間になるわけだからね。観客が納得いくように演じる
ことに気を配ったよ」とコメントした。

文学作品『つぐない』での演技が印象に残るマカヴォイだが
「文学作品のほうが演じやすいよ。今回のようなアクション
大作になるとレベルがぜんぜん違う。今回はとにかくエネル
ギーと肉体を酷使したよ。心理的にも感情的にも自分を
試す作業を続けるので、撮影の翌日は頭だけでなく、体
も痛かったよ（苦笑）。こんなに大変だったのは初めてだった
よ」と熱い口調で語った。

「（日本語で）コンニチワ！今日は来てくれて、有難う。この
映画を観て、気に入ってくれるとうれしいです」と笑顔で挨拶
したマカヴォイは、日本初来日。
昨夜は大好きなラーメンを堪能したと話した。

仕事に行き詰まり、ガールフレンドにもフラレ、自分の人生に
うんざりしていたウェズリー。そんな彼の前に突如現れた謎の
美女フォックス（A.ジョリー）は、ウェズリーの亡き父が、秘密の
暗殺組織をけん引する暗殺者だった事実を彼に知らせ、彼
がその組織の継承者であることを告げる…。

『ナイト・ウォッチ』シリーズのティムール・ベクマンベトフ監督が、
『Ｍr.＆Ｍrs.スミス』のアンジェリーナ・ジョリー、『最高の人生
の見つけ方』のモーガン・フリーマンら豪華キャストを迎え、マー
ク・ミラーの同名人気グラフィック・ノベルを最新ＶＦＸを駆使し
て映画化。本作でウェズリー役に大抜擢されたジェームズ・
マカヴォイが初来日、都内ホテルで記者会見を行った。

ベティの大きな瞳と深いまなざしに、忘れていた自身の子供時代の思い出が
胸に溢れてきます。
感動的で、絵本の世界のような美しい作品です。

本作は映画の持つサスペンス的な要素や感動する場面もあるので楽しんで観て
いただけると思います。自分とは違う人たちのことを怖がらないで、障害を持ってい
る人たちにも自分から一歩進んで近づく勇気を持って欲しいとこの映画は語って
います。
大人の方もかつて子供だった自分の姿をベティの中に思い起こしてくれればとても
うれしいと思います。

『千と千尋の神隠し』に出てくる少女は怖がりなんだけれど勇敢な
部分を持っていて、最後にはモンスターたちを逆に怖がらせるほど
活躍するところに感動し、ほほえましいなと思いました。私は、子供
が観られる、子供を描いた作品を作りたかったのです。
ビジュアル的にはヒッチ・コック作品の『レベッカ』にインスパイアされて
います。

本作の映画化にあたって監督は宮崎駿監督の
『千と千尋の神隠し』からインスピレーションを受けた
そうですが、他の映画でも参考にしたものはありますか？

ベティは赤いコートを着て、森の中を赤頭巾ちゃんのようにさまよっていて、その森の中から抜け出せないで
いる…。ちょっと怖い世界を想像することを楽しもうとしました。
昼間に撮影してフィルターをかけ、夜の場面にする“アメリカンナイト”という手法を使いましたが、そのことが
本作の童話的な側面をより強調することになって、成功したと思います。
未知なる物への恐怖というものを乗り越えることで新しい発見があったり、自分の知らない世界があって、
恐怖心が開放されたりするのです。ドアを開けて向こう側へ行くことでいいことが待っているんだよ、というこ
とを伝えたかったのです。

ベティは弱い立場の人間に興味を持って話しかけたりするタイプの子なの
ですが、彼女は彼に裏切られてしまう…。それでベティは絶望してしまう。
あの場面では弱者だからといって良い心を持った人間ばかりじゃない、もっ
と人間って複雑なものなんだというのを描いています。

私は、背が高いことでコンプレックスがありました。ジャイアントなんて呼ば
れていたんですよ（笑）。
映画の中でベティがからかわれる場面では、子供の持つ残酷さを描きた
いと思いました。

３００人くらいの少女に会いましたが、アルバに会ったときに「この子は他
の子とちょっと違うな」って興味を持ったんです。
寡黙で、自然体のところが良かった。それと瞳の眼力がとにかくすごかっ
た（笑）。
イヴォンは狂気を演じるという難しい役で、オーディションも大変でした。
ラモンはベルギー出身の俳優ですが、ポエティック（詩的）な部分と、優
しい子供みたいな部分も持ち合わせていてイヴォンのキャラクターにピツ
タリだったんです。
準備段階では彼と一緒に精神病院へ行き、自閉症の男の子に会って
話したりしました。

主演のベティ（アルバ＝ガイア・クラゲード・ベルージ）
とベティが恋をしてしまうイヴォン（バンジャマン・ラモン）の
キャスティングの理由と、彼らの魅力について教えてください。

私が映画を作るときにいつも思っているのは自分自身のパーソナルな部分をとり入れることなんです。子供
時代の恐怖感というのは大人になっても残っていて、そんな自分の子供時代の思いを再現してみたいな、と
いう思いで映画化する事ができました。

子供時代の、子供ならではの恐怖感や不安感
を描いた映画を作りたいと思っていたんです。そん
な時に女優であり小説家のアンヌ・ヴィアゼムスキ
ーの原作に出会い、自分の子供時代にもオーバ
ーラップする部分もあって、映画化を決めたのです。

子供の持つ恐怖感や不安感を繊細に描いた
少女映画『ベティの小さな秘密』のプロモーシ
ョンのために来日したジャン＝ピエール・アメリス
監督に映画について話を聞いた。

この日、会場にはアイアンマンの等身大のスタチュー（フィギュア）が置かれていたが、そのスタチューを見て
「かなり気に入っている。ホテルに連れて帰りたいね。夜を一緒に過ごしたいよ」とジョークを飛ばしていた。
今までのダウニーJr.とは一味も二味も違うヒーローもの。
是非劇場で、大きなスクリーンで楽しんで欲しい。

タップリとヒゲをたくわえ、チョイ悪オヤジ風のダウニーJr.だったが、短い会見
のあいだ中、ユーモアと茶目っ気タップリでご機嫌だった。
「ヒーローから日本の男性たちへエールを送っていただけませんか？」といわ
れ、「みんな、元気出せよ！！（笑）」と、とびっきりの笑顔で答えていた。

『アイアンマン２』への出演が決まったそうですね？　原作の中で気に入っているシーンは？と聞かれて、
「２については監督といろいろ話しているよ。スーツの下にいる人間の部分を掘り下げて、人々に認められるアイ
アンマンにしていきたいと思っている。原作のなかで、パワードスーツがＤＮＡの中に組み込まれていて、一瞬に
してスーツを着るというよりは、身につけてしまう事が出来る場面があるんだけれど、その部分は是非取り入れて
欲しいと思っているよ」とコメントした。

長いキャリアの中で、今の自分について「僕にとって今がまさに最高だよ（笑）。２５年間も俳優をやっていれば、
１年ぐらいはいい年があってもいいよね（笑）」とコメントした。

出演作が次々とヒット中のダウニーＪｒだが、なにか心境の変化があったのか聞かれて、
「作品はヒットしすぎていると思うけれど、自信があるというのとは別のことだよ。ここ５年くらい自分が仕事に集中
してこれた、ということかな。頭がクリアで、スマートに回転しているんだ（笑）」と語った。

『アイアンマン』が世界中で大ヒットしている理由とアイアンマンの魅力についてたずねると、
「大ヒットの原因は、第一に、この映画が女性に受けたということだね。それと、素晴らしい作品が出来あがると
いう事は、技術とか各部門の人がすぐれた成果を挙げたということに結びつくと思う。それは、野球も同じだね。
男性には、クモに噛まれなくても技術力でスーパー・ヒーローになれるというところが魅力なんじやないかな？」
と答えてくれた。

「来日できて、本当に興奮しているよ」と挨拶したダウニーＪｒ．。
ヒーローを演じる決意をした理由を「誰も観てくれない映画に出ていたことに飽きてしまったんだよ（笑）」と笑顔
で語った。

巨大軍事企業の社長であり、天才発明家の
トニー・スタークはアフガンで自社兵器のデモ実
験に参加中にテロ組織に襲われ、拉致されて
しまうが、圧倒的な破壊力とパワーを発揮でき
る鋼鉄の戦闘用パワードスーツを開発し、自ら
それを装着し闘うことで敵地から脱出に成功す
る。生還したトニーは、新たなパワードスーツを
開発し、【アイアンマン】となり、助かった命をテロ
撲滅に捧げることを決断するのだが・・・。

全米ですでに興業収入３億ドルを突破した映画
『アイアンマン』で、主演のトニー・スターク＝アイア
ンマンを演じたロバート・ダウニーＪｒ．（『チャーリー』
（１９９２））が１５年ぶりに来日し、都内ホテルで記
者会見を行った。

前列左より、水田監督、ＭＩＮＪＩ、桜井幸子、大森絢香、
伊藤英明、内野聖陽、香椎由宇、小森陽一
後列左より、木村祐一、山田孝之、山本太郎、杉本哲太

災害に直面したときに生き残るには、“絶対に生きて還る”という気持ちを
持ち続けること―だそうだ。
ディザスター・ムービー（災害映画）『２５２　生存者あり』は災害の怖さだけ
でなく、人が人を愛するというとても大事なメッセージが込められているので、
その部分を観て欲しい。

水田監督「ハイパー・レスキューの人たちの自らの命を投げ出すという超犠牲
的な精神の心の底を知りたくて撮った映画です。彼らの精神力を描けたら…
と思いました。是非観ていただきたい」

小森（原作者）「とにかくすさまじい映画になっています。こういう映画を作って
いただいた皆さんに心から感謝しています」

杉本哲太
「作品の持つパワーに圧倒されながらも、あらゆ
るところに刺激を受けました。
内野さんとの長いセリフのシーンは辛かったです
ね」

大森絢音
「初めての会見でドキドキしています。寒いとき
にお水をかけられて、とても寒かったです。
お父さん役の伊藤さんは撮影の休み時
間は一緒にお話をしてくれて、とても優しかった
です」

桜井幸子
「もし自分がこのような状況に置かれたら…と
いうことを考えました。私なら何を守るかなあ、
といろいろ考えさせられた映画です。
新橋のシーンでドラム缶で大量の水を流され
たときは本当に怖かった」

山本太郎
「結構、辛い訓練をしました。これだけ汚れる
現場も初めてでした。綺麗なのは朝の現場に
入るときだけでしたね（苦笑）」

香椎由宇
「私は気象予報士という役柄だったので、専門
的なセリフを覚えるのが大変でした。
強い風の中でセリフをいうときがあって、口の中
に砂が入って、痛くてその時はほんとうに辛かっ
たですね」

木村祐一
「関西人で不景気そうな役ということで選ばれ
たようです（笑）。
撮影現場で山田くんが伊藤くんと一緒にミニ
バイクを乗り回していたのが思い出に残っている。
僕も乗りたかったが、体重制限があるようで…
（笑）」

山田「撮影中に誕生日があって、伊藤さんにミニバイクを貰い、乗り回していました。
現場では毎日泥とほこりをかぶって、家に帰ってシャワーをすると風呂場がとても汚れましたね（苦笑）」

内野「ハイパーレスキューの人達は、過酷な状況でも救助を待つ人々を助け出すために日々勉強し、訓練
を重ねており、これはすごい職業だなとそのエキスパートなところに強く惹かれました。巨大台風が直撃すると
いうことで、現場には巨大な扇風機が用意されていて、その風で飛ばされた水を肌にうけて、初めて水が痛い
と思いました」

伊藤「レスキュー隊の“自己犠牲”の精神に惹かれました。撮影では毎日泥にまみれ、ケガも多く、水も冷た
くて大変な現場でした。そんな中、キムニイ（木村祐一）のキム鍋に癒されました（笑）」

「２５２」とはハイパーレスキュー隊で使用されて
いる通信コードで、“生存者がいる”という信号、
救急現場に希望を生む数字という意味が込め
られている。
巨大台風が直撃する現場ということで、泥と水、
ほこりや風の中で、厳しい撮影が毎日続けられ
た。

スペクタクル巨編『２５２　生存者あり』
の完成報告記者会見が本作の舞台
となっている新橋で行われ、
伊藤英明、内野聖陽、山田孝之、
香椎由宇、木村祐一、ＭＩＮＪＩ、
山本太郎、桜井幸子、杉本哲太、
大森絢音（子役）、水田伸生監督、
原作者の小森陽一
の総勢１２人が登壇し、それぞれが映
画への思いと撮影秘話を語った。

国際犯罪組織による世界支配の陰謀に立ち向かうパワフルなアクション・コメディ。
楽しくてスリリング、家族みんなで大笑いできる映画。マドンナが歌う主題歌にも注目。

最後に流されたジェームスからのメッセージでは隣に座っている
マシ・オカが勝手に言いたいことをアフレコして、とぼけた掛け合
いをみせて会場を笑わせた。とにかく頭の回転が早い。
コメディのできる人は頭がいいなと実感した会見だった。

ＴＶドラマの「ＨＥＲＯＳ／ヒーローズ」で「ヤッタア～！」という
セリフが有名なマシ・オカだが、TVと映画の違いについても
語った。
「テレビはどれだけ予算が削られるか、映画はどれだけ予算
が使えるかが自慢で、キャラクターを準備する時間は映画
のほうが長いですね。デレビではスピード感が大事です」

今後は「型にとらわれない俳優を目指している」と語ったマシ・オカはブロデューサーや監督に力を入れている。
「アジア系の役は少ないです。新しい道を開けるため、開拓していこうと思っていますね」。と頼もしい発言を
した。

開発して欲しいスパイグッズは？という質問に「歯の機能で、食べながら脂肪を吸いとってくれる歯のブリート
みたいなのがあればいいなと思います。きっと売れますよ」と笑顔でコメントした。

スパイ映画では「やっぱり『００７』シリーズのジェームズ・ボンドが好き」と語り、キャラクターでは『００７』に出て
くる秘密兵器を開発する科学者Qが一番のお気に入りだそうで、「『ゲットスマート』でQのようなスパイグッズ
の開発者を演じる事が出来てうれしかった」と語った。

ヒロイン役のアン・ハサウェイ（『プラダを着た悪魔』）について聞いてみると
「アンは綺麗で演技力のある人。仲良くさせていただきました」という答えが返ってきた。
好みの女性のタイプは、「頭の回転が良くて、固定観念がなく、自分を持っている人かな」だそうだ。
共演してみたい女優は「ナタリー・ポートマン。昔から好きで、いつか一緒に仕事ができたらなと思います」
と語った。

そんなスティーブの印象をマシ・オカは「アメリカのコメディアンになる学校の大先輩なんですよ。とてもプロフェ
ッショナルな方ですが、きさくでいい人、現場ではムードメーカーでした。
撮影初日は緊張しましたが、毎日が面白くて、コメディキャンプにいるみたいでしたね」と語った。

来日できなかった主演のスティーブ・カレル（『４０歳の童貞男』）からはビデオで「体を使う笑いは世界共通
なので、日本でもきっとウケると思います。家族みんなで観れるコメディ映画です」とメッセージが流された。

人気TVシリーズ「ＨＥＲＯＳ／ヒーローズ」で大ブレイクした
マシ・オカは今やアメリカで最も人気のある、知られている
日本人のひとりだ。共演者の印象や映画の見所、好きな
女性のタイプまでタップリ語ってくれた。

往年のテレビシリーズ「それ行けスマート」の映画化。
笑いとアクションがタップリ詰まったスパイ・アクションムービー
『ゲットスマート』で、スパイグッズを作るメカニックのブルース
を演じたマシ・オカが緊急来日し、記者会見を行った。

「この映画のジェリーという夫はパーフェクトな男性。
ジェラルド・バトラーさんはとてもジェリーに似ている
ので、まさに理想の人ですね」と真山がコメントし、
バトラーは超ご機嫌。

共演したヒラリー・スワンクについては
「この映画に出たかった一番の理由はヒラリーと一緒だということ。初めて会ったときから、フレンドリーで
本当に素晴らしい女優だったよ」と語った。

愛する人を思う気持ちは永遠のもの……。
亡くなった最愛の夫から届くラブ・レターを心のよりどころにして
再生していく妻の物語。
この秋この作品で感動の涙を流して欲しい。
バトラーが何度も囁く「アイ・ラブ・ユー」という言葉は胸に響きます。

今後挑戦してみたい役は
「ロマンチック・コメディーをアメリカ人の役で撮りたいね。それとスリラーとかドラマ性の高い知的な映画
にも出たい。今後どんな脚本に出会うかだね」とバトラー。

“アイ・ラブ・ユー”とストレートに言えない日本人男性にアドバイスをと
言われ、
バトラーは「できるだけ多くの女性に言って、結果を待つことかな（笑）」
とまずはジョークを飛ばし、「ひんぱんに“愛している”と、言ないことか
な。そして、本当に愛していると感じたときに、心からその気持ちを伝
えること。人間は生まれた瞬間から愛を求めていると思うから、言うと
きには本心で、心から伝えて欲しい」とアドバイスをくれた。

バトラーは自身の手紙についてのエピソードも披露してくれた。
「若いころ、ペンパル・クラブというのに入っていて、よく手紙を書いていたよ。当時、美しいフランス人の彼女
がいて、ラブレターをたくさん書いていたね（笑）。でも最近は全く書かなくなってしまっているね」

「今回はギターを弾くシーンがあったのでその練習と、僕はスコットランドの出身だからアイリッシュアクセントを
覚えることに苦労したよ」と役作りについて話したバトラー。

「来日してから取材ばかりで、今日も朝早くから個室に閉じ込め
られたから“僕は日本が見たいんだ―”と少しキレてしまったよ（笑）。
でも、ホテルは今までで一番気に入っているよ。皇居が見えるんだ」
と笑顔で挨拶したバトラー、今回が４度目の来日。

亡くなったはずの愛する夫から届く１０通の手紙……。
夫婦愛をテーマにし、全世界５００万人が涙したセシリア・アハーン
（２１歳）のベストセラー小説の映画化。

この秋にピッタリの感動的なラブ・ストーリー映画『Ｐ．Ｓ．アイラブユー』
の記者会見が都内ホテルで行われ、『オペラ座の怪人』や『３００』で
主演し、女性ファンのハートをつかんだジェラルド・バトラーが登壇した。

高良結香は自分の夢を信じ、夢に向かってまい進する、辛さも明るく跳ね飛ばすエネルギーに溢れた、
とってもキュートな女性だった。
人生の喜びと悲しみを浮かび上がらせるオーディションという過酷な道を歩み続けるダンサーたちの生き
様を描いた映画『コーラスライン』は、生きる勇気をもらえる映画です。

自分を信じて夢を現実に変えていくというのは自分がカギを持って
いるということを知ってほしいですね。
自分の夢に向かって、少しずつ歩いていけたらいいんじゃないかな
と思うんです。今日が最後の日と思って、人生を生きて欲しいです。

ギリギリの生活をしていて、ほんとに大変だったんです（笑）。
でも生活のためにアルバイトをするっていう中途半端なことはすごくイヤで、
それよりはお金がなくてもレッスンに行ったり、勉強したり、劇を観に行ったり、
曲を書いたりすることに時間を使いたいと思って頑張っていました。

９．１１テロのあと、「マンマミーア」のパフォーマンスをしているときに
“グランド０”で働いているボランティアの人たちが観に来てくれて、
スタンディングで２時間半見てくれた事があったんです。
舞台を観た後に「感動を与えてくれて有難う。癒してくれて有難う。
いまＮ．Ｙ．にある現実を忘れさせてくれて有難う。これからもニュー
ヨーカーたちを元気付けてください」って手紙をもらっって、大泣きし
てしまいました。
「私のやっている事は、この世の中で必要とされている仕事なんだ」、
って初めて思えたんです。だったら、精一杯やらなきゃいけないし、
何週間も笑ったことの無いニューヨーカー達に癒しを与えたり、笑い
を与えることっていいことだなあ～って、思えたんです。

高良結香しかできないもの。音楽は２００％表現できる場所だと思うので、
これからもず～っとやっていくと思うし、詞を書いて、振り付けも演出も
やって、ストーリーをつくるのもすべて演技から学んだことなんです。
やっとたどりついた「音楽」という場所ですが、いい遠回りだったと思いますね。

ブロードウエイとＮ．Ｙ．の街は過去とか未来とかは気にしないで
現在（いま）を大切にする場所なんですね。昨日すごい舞台で、
素晴らしい演技をしていたからって関係ないんですよ（笑）。
毎日が勝負の世界なんです。
そんな世界が自分にすごく合ってる気がするし、毎回試されるの
って、わたし好きなんです。
パフォーマンスするときは、今日が最後の日だとしたらどんなパフォ
ーマンスをするか、どんな生き方をするかって考えるんです。
パフォーマンスだけじゃなくて人生に対してもそう、会いたい人がい
ればすぐ電話してすぐ会おうって言うし、愛してると言わなきゃいけ
ない人には、すぐ愛してるって言うし…（笑）。それってすごく大事
だと思うんですよ。今の人生を思いっきり生きる。その瞬間、今を
大事にするってことだと思うんです。

自分のやっていることを愛してないといけないと思うんです。
そうじゃないと、どこかでくたばっちゃいますよね（笑）。
「何で、そこまでやるの？」とか言われたりしますが、徹底的にやる
事が自分の中では普通なんですよね。パフォーマンスやエンタテイ
ンメントの世界の中にいることで愛を感じているからやっているのか
なと思います（笑）。

もう涙、涙、涙、みたいな……（笑）。すごく長い間闘って、考える期間もあったし、自分に掛けたプレッシャー
もあって、私を応援してくれている沖縄の人たちにも答えたい、という強い思いもあったので、ほんとに大変でし
た（笑）。決まった後に琉球放送が舞台のオープニングに向けて取材をしてくれたり、ドキュメンタリーを作ってく
れたりした時はすごくうれしかったですね。

ブロードウェイを舞台に、頂点を目指すダンサー
たちの物語「コーラスライン」が１６年ぶりに再演
されることになり、３０００人の中からオーディショ
ンが行われ、１９名が選ばれた。
その舞台に日本人として参加した高良結香に
話を聞いた。