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デイビッド・ヘイマン
Tシャツに注目
目の数をかぞえてみて!
ハリーと共に成長しているダニエルだが、
今回は悪に立ち向かうため、ハリーは
騎士団を結成する。
本作で異変のカギを握るのはハリーの
最強、最悪の敵ヴォルデモート卿と新
しい教師のドロレース・アンブリッジ先生、
ハリーはどんな活躍を見せるか?
ダニエルもシリーズでいち押しの出来ばえ。
今年の夏はやっぱり、この1本!!
最後に「この映画に関わったキャストやスタッフはみんなこの映画に誇りを持っています。
映画を楽しんでいただければ嬉しい」と、ヘイマン氏。
「多くの劇場で多くの人に観てもらいたい。この映画を観て、またファンが増えてくれれ
ば素晴らしい」と、ダニエル。
ヘイマン氏は、ハリーとダニエルの共通点についても話してくれた。
「ふたりの共通点は、とても誠実で親切だということ、自分の信じ
ているものに関してはそれに向かって突き進んでいく。それと、いろ
んなことに興味をもっていること」。
ヘイマン氏は「自分のやり方だけが絶対で、他の人の考え方や物
の見方は受け入れられないという事は問題だということ、ハリーは
自分が愛されたことによって、大きな力を得ます。人を愛する事が
出来る、そういった“愛の力”というものもこの映画では強く語られ
ています」と、コメントした。
ハリー・ポッターシリーズは、毎回観客に多くのメッセージを伝えている。
今回のメッセージは?の質問に、
ダニエルは「この映画を観て、友情や忠誠心、勇気などのメッセージを受けとったという
お手紙をたくさん頂いていますが、今回は“強さ”というメッセージも込められています。
今回ハリーは冒頭で嘘つき呼ばわりされていますが、あきらめずに、どこまでも真実を
伝えようとします。もうひとつは、“選択する”ということです。ゲイリー・オールドマンが演
じているシリウス・ブラックの“我々は明るい部分と暗い部分を持っているが、どちらを
選ぶかが大切だ”というセリフに、メッセージが込められています」と、語った。
今回話題となっているハリーとチョウ・チャン(ケイティ・リューング)とのキスシーンについて、へイ
マン氏は「キスシーンの時は集中させるためにデイビット監督はスタッフを部屋から出しました。
私たちはモニターで見ていたのですが、小さい頃から知っているスタッフの中には感動して泣き
出す人もいて…、まるでわが子の成長を見守る親の心境でした」と、エピソードを披露してく
れた。ダニエルは「皆さんおおごとに考えられているようですが、最初の2、3テイクは少し緊張し
ましたが、他のシーンと同じように撮りました」と、クールに答えたのだが、へイマン氏から「上手
だったんだってね」と言われ、あわてて取り繕う姿に、かわいらしい少年の一面を垣間見せた。
「次回ではロンがたくさんキスをするよ」とヘイマン氏は教えてくれた。
「これまで偉大な監督たちと一緒に仕事をする事が出来、彼らから演技
指導を受けることで俳優として演技ができるようになってきました。これから
も演技を磨き、大げさな演技をするのではなく、微妙な演技で、リアルな
ものを表現していきたい」
変わらずにいられたのは、「現場のスタッフが人気が出てもチヤホヤせずに
普通の子供として接してくれたおかげ」と、語ったダニエル。
ハリーやその仲間たちの成長をずっと見守ってきたヘ
イマン氏は「ずっと彼らの成長を見てきましたが、彼ら
が素晴らしいのは、7年半の間、人間として少しも変
っていないことです。謙虚さ、誠実さ、映画に対する
情熱も全く変わっていません。彼らの興味はプロレス
や文学、音楽から、今は女の子に変わったようです
が…(笑)。私は、今は一緒に時を過ごすことが楽し
い友人だと思っています」と、語った。
前日開かれたジャパンプレミアで、ファンの熱烈な歓
迎を受けたダニエルは「この7年間、いつも日本のフ
ァンの皆さんにサポートしていただいています。プレミ
アでお礼が言えて嬉しかった」と挨拶した。
大人気シリーズの第5弾『ハリー・ポッターと不死鳥
の騎士団』のPRのため、主演のダニエル・ラドクリフ
がプロデューサーのデヴィット・ハイマンと共に来日し、
6月29日に都内ホテルで記者会見を行った。
7月20日 サロンパス ルーブル丸の内ほか
全国ロードショー
シェフスタイルのしずちゃん
ブラッド・ルイス
ブラッド・バード監督
小さなねずみのレミーが見習いシェフのリングイニを操り、おいしい料理を作るという斬新
なアイデアについては「体を使ったコメディーは非常におかしな状況になるのでは、と思って
いました。ふたりがどのようにして関係を築き、そうなっていくかを10分間に渡って説明し、
観た人が信じられるものにしました」と説明してくれた。
本作のリサーチのためにパリを訪れたという監督とプロデューサー。
時代を感じさせないパリを描くため、車など時代のわかるものは
入れずに、現代の雰囲気が伝わるような工夫をしたそうだ。
リサーチのために三ツ星レストランめぐりをしたふたりは「こんなお
いしい仕事は初めてだったよ」と、楽しそうに語った。
「あまりにおいしくて、食べ過ぎて動けなくなって、
台車で運ばれたんだよ(笑)」という監督の
ジョークも飛び出した。
本作のPRのために「Mr.インクレディブル」(04)でアカデミー賞長編アニメ賞を受賞した
ブラッド・バード監督がプロデューサーのブラッド・ルイス氏と共に来日し、6月13日に恵比
寿のレストラン「ROBBIN'CLUB」で記者会見を行った。
パリのおいしいレストランを舞台に繰り広げられる見習いシェフの青年とシェフを目指す
超グルメなねずみのレミー、住む世界が全く違うふたりの友情の絆と奇跡を描いた
ピクサー・アニメの最新作。世界で最もおいしい映画が誕生した。
7月28日 日劇3ほか
全国ロードショー
シャイア・ラブーフ
ミーガン・フォックス
「ド迫力でものすごい映画。『スパイダーマン』の3部作を合わせたアクションシーンの数より、
本作の方が多いよ。バンジージャンプみたいな面白さ」と、シャイアが熱っぽくPRした。
これは、観るしかない!!
来日したシャイアとミーガンは、トランスフォーマーの争いに巻き込まれ
る高校生カップルを演じている。共に21歳の2人は、注目の若手俳
優で、とくにシャイアは、スピルバーグにポスト“トム・ハンクス”と絶賛さ
れ、『インディ・ジョーンズ4』にもハリソンフォード扮するインディの助手
役で出演しているほど。一方、ミーガンは、セクシーでクールな魅力を
振りまき、骨太なアクション映画に華を添えている。
ロサンゼルス郊外に住む男子高校生の車が、トランスフォーム
現象を起こしてロボットに変身し、慌てる高校生とロボットたち
とのやりとりを描くシーンではロボットがお茶目な一面を見せた
り、カタールでの壮絶なアクションシーンでは海兵隊員が妙な
状況に巻き込まれたりと、意外にコメディー色も強い。適度な
ギャグとユーモアを交えた展開は、マイケル・ベイ監督起用の
効果だろう。
人間やロボットなど、キャラクターたちに共感がわいて、メカもの
は苦手な人でも楽しめるはず。
中東カタールに突如現れた巨大なプレデターと海兵隊とのアクションシーンなど、フッテージで
上映されたのは5つのシークエンス。最新CGを駆使して実現されたロボットのリアルな描写と
迫力は、度肝を抜く仕上がり。まさに子供がオモチャを自在に動かしているような突き抜けた
アクションは圧巻だ。
デジカメや車など、さまざまなテクノロジー機器にトランスフォーム(変形)して、地球に侵入
していた金属生命体が、ある目的のために、攻撃的なロボット状の形へとトランスフォームし、
人類を未曾有の恐怖に陥れる。
製作総指揮のスピルバーグも大ファンで、「子供たちとオモチャで一緒に遊んでいたのが、実
写版製作のきっかけ。効果音をつけて遊んでいる子供たちは、まるでオモチャを使って映画を
作っているようだった。それを見て、実写にしたら絶対にスゴイはずだと思った」と、ビデオメッセー
ジを寄せた。
「トランスフォーマー」は、1984年にタカラ(現タカラトミー)から発売されたロボットのオモチャ。
さまざまな形状に変形できるのが特徴で、世界130カ国で3億個以上の売り上げを記録、
アニメやコミックにもなっている超人気キャラクターだ。シャイアによれば、トランスフォーマーは、
80年代におけるスター・ウォーズのようなもので、80年代生まれのファンには、熱狂的な崇
拝者が大勢いるという。
スティーブン・スピルバーグとマイケル・
ベイが夢のタッグを組み、映像革命
に挑んだSFアクション超大作『トラン
スフォーマー』のPRイベントが、5月
30日、都内のホールで開催され、
世界初披露となるフッテージの上映
と、主演のシャイア・ラブーフとミーガ
ン・フォックスの来日会見が行われた。
取材:能登春子
撮影:福住佐知子
8月4日 全国ロードショー
VS
どんなドラマが展開しているのか、興味は深まるばかり、
公開を楽しみに待ちたい。
「現場はとても楽しかった」と口を揃えて語ったキャストたち。
「若い者同士でコミュニケーションを取り合い、みんなでお互いを支えあって、
クリエイティブなものを作りあげる事が出来た」と、伊勢谷がコメントしたように、
毎日が充実した現場だったようだ。
「クェンティンは寝る暇もない徹夜続きの仕事なのに怒って帰るわけでもなく、逆にみんなをもり立てて演じてくれた。
“やろうと思えばできるんだ”という行為が人を変えていくんだ、彼は強い力を持っている人だと思うよ」と、タランティーノ
を称賛した三池監督。
「僕は、英語はあまり苦手じゃないんだ」と言い、会場に笑いを誘ったタランティ
ーノは、三池監督からの出演オファーについて「オープニングに登場するかっこい
いガンマン役をやって欲しいって…。何で俺?(笑)って思ったけれど、三池監
督の作品に出演できて夢のようだ」と嬉しそうにコメントした。
保安官役の香川は英語のセリフに苦労したひとり。「保安官なのに、町を治
めていないんです。どれだけ汚いかで勝負しています。」と、苦笑。
この日出席できなかった佐藤浩市のエピソードも話してくれた。
「(この映画の撮影に入り)“俺は最近、楽をしてやってきてたな”と佐藤さんが
ポツリと言って、それは僕も同感でエリを正してもらいました」と語ったのは香川。
「佐藤さんに泥の山で襲われるシーンで、何度も倒されて力尽きちゃって、もう
殺されてもいいや、とあきらめそうになったとき、本気で佐藤さんを殴るための石
を探してしまって…。初めて人に対して殺意を覚えたんです」と笑顔で爆弾告
白をした木村佳乃。
静(しずか)役の木村は「ダンスを踊っているところが気に入っています」と、楽し
そうに話してくれた。
「歯槽膿漏に犯されていて、自分のために入れ歯を作っておさめるんですが、
その時の笑顔ですかね」と自虐的な発言をしたのは安藤。すごいシーンにな
っていそうだ。
「今回、アクションシーンが結構あったの。それが、すっごくかっこいいんですね。でんぐり返しやワイヤー
アクションもあって、かっこ悪いところ、ないですね〜(笑)。みんなもスゴクかっこいいんです。英語のセリ
フだとまっすぐで、けなげな演技が出来るんです」と、疲れているにもかかわらずこの日も桃井節は健在。
「俳優に過酷なことを課すと、みんな素直になるんだな、ほんといい現場だった」としみじみ。
自分の役柄でどんなところが気に入っているか、
キャストたちへ質問してみると、「ガンさばき」と
答えたのは孤高のガンマン役の伊藤。
「日本の武士(もののふ)の心を持っている役、
ガンさばき、剣さばき、それと心持ちがここち良
かった」と、義経役の伊勢谷。
英語のセリフにしたのは「日本人英語という
ものを確立させることで今後も自由に作品
が作れ、世界に向けてどんどん作品が紹介
できるようになるから」と説明した三池監督。
本作は全編が英語のセリフで撮られており、
平家物語をベースにした、GENJIギャング
とHEIKEギャングが戦いを繰り広げている
架空の町が舞台になっている。
登壇したのはふたりに加え、伊藤英明、伊勢谷友介、木村佳乃、桃井かおり、安藤政信、香川
照之の総勢8名。豪華なメンバーが顔を揃えた。
会見の開かれた同日の早朝まで徹夜の撮影が行われていたそうだが、監督もキャストたちも充実
感に溢れ、冗談も飛び交う、和気あいあいとした記者会見となった。
日本映画界の鬼才、三池崇史監督とクェンティン・タランティーノが役者としてコラボを組んだ最新
作スキヤキウェスタン『ジャンゴ』のクランクアップ会見が6月11日に都内ホテルで行われた。
取材:福住佐知子
9月 全国ロードショー
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マギー・Q
ジャスティン・ロング
昔かたぎのアナログ人間のマクレーンが、テクノロジーを
過信する現代社会や人々に喝を入れる痛快さがすば
らしく良い。52歳のブルースが、体力の限りを尽くした
スペクタクルなアクションシーンを大いに楽しんでほしい。
シリーズ最高の出来!!
笑顔がチャーミングなマギー・Q。会見では、男性陣→→
のユーモラスな言動に笑いっぱなしだった。
事件に巻き込まれた不運をぼやきながらも、愛と正義のために死力を尽くすマクレーンの
人間味あふれるキャラクターが、シリーズの人気の源。だが、何度も危機を救った妻とは
離婚、本作では確執を抱える娘ルーシーを救うために立ち上がる父マクレーンの姿が見
どころのひとつになっている。ブルースは、「父と娘の関係を描いたヒューマンドラマも重視
した」とコメント。「1、2作目は子供だったが、ルーシーは、マクレーンとともにシリーズすべ
てに登場するキャラクターで、マクレーンイズムの継承者だ。マクレーンは、言葉が汚いの
が欠点だが、家族や国を本当に愛していて、身を呈して人々を守る」と、語った。
コンピューターオタクのマットを演じたジャスティン・ロングは、ひょうひょうとした雰囲気で愉快なコメントやジョークを連発、
マイペースのブルースとともに会見を盛り上げた。ブルースはジャスティンについて、「不思議なユーモアセンスの持ち主
で、マットを愉快なキャラクターに仕上げた」とコメント。ジャスティンも「ブルースはFunnyな人で、一緒に演じるのは楽
しかった」とお互いを称賛した。
マギーは「肉体的に辛かったけれど、ブルースは何をすべきか分かっていたの。うまくできたのはブルースのおかげ」と、
激しいアクションシーンの感想を語った。
マクレーンは、ハッカーのマット(ジャスティン)の自宅で
襲撃事件に遭遇し、アメリカ国家を乗っ取ろうと企む
サイバーテロ集団との闘いに巻き込まれる。
アメリカ存亡の危機をかけた壮大なストーリーに合わ
せ、アクションシーンのスケールもはんぱじゃない。
ぜひ観てほしいシーンは「マギー・Qとのエレベーターで
のアクション」と答えたブルース。マギー演じる凄腕テロ
リストとマクレーンとの壮絶な死闘は、驚愕の展開が
用意されており、実にダイナミックに描かれている。
たった一人で悪事に立ち向かう『ダイ・ハード』の主人公ジョン・マクレーン刑事
は、ブルース・ウィリスの当たり役。12年ぶりに演じることになった経緯を聞かれ
て、「『3』を撮り終えた後、アクション映画は少し休みたかった」。レン・ワイズマ
ン監督から新作『ダイ・ハード』のアイデアを聞き、「やっとまた撮れると思った。
彼のアイデアは、まさに2007年版『ダイ・ハード』で、いかに『ダイ・ハード』が進
化しているかを見事に表わしてくれた」と、語った。
ブルース自らが会場に向かって「手を上げて」と、質
疑応答タイム開始の第一声を上げたり、多くの質
問に答えるために終了時間を延長したりと、終始、
ブルースのペースで進められた会見は、ブルースの
茶目っ気と自由奔放な姿に笑いの絶えない楽し
いものとなった。
3作目から12年ぶりとなる最新作『ダイ・ハード4.0』
のPRのために、主演のブルース・ウィリスが共演の
マギー・Q、ジャスティン・ロングと共に来日。6月12日
都内のホールで記者会見を行った。何度も来日し
ているブルースだが、『ダイハード』での来日は初めて。
取材:能登春子
写真:福住佐知子
6月29日 日劇1ほか全国ロードショー
今まで観たこともない驚異の映像で魅せる本作は、観る側に大きな衝撃と興奮をもたらして
くれる。すべてのビジュアルの素晴らしさにスタッフの入魂の度合いがうかがえる。
3人のプロデューサーは「本作は王と王妃が対等に話をしながら物語が進んでいくという部分
が面白い」。「この映画は本能的経験をさせてくれる。それは特別なもの」。「自分のエネルギ
ーを発散、解放してくれる映画だ」と、それぞれに語った。
出演者とスタッフの熱い情熱と決意が集結して作られたこの歴史スペクタクルを是非、大きな
スクリーンで堪能して欲しい。
300人のスパルタの兵士たちは鍛え抜かれた肉体を持ち、純粋な
価値観と強い意志を持っている。役作りのために撮影前から身体
を鍛え続けたジェリーは「いろんなトレーナーについて毎日毎日、ひ
たすらトレーニングし、ハードな訓練に耐えることで精神的にもスパ
ルタ人になっていった」と、エピソードを披露した。
鍛え抜かれた肉体を世界中の女性が見ることについて「みんなが
この映画を観て、“ワォ!”と思ってくれる事は、すごくカッコイイと思
うよ。僕自身、鏡に映る自分を見て“ホントに僕?”って思ったりも
したよ(笑)」
『オペラ座の怪人』での主演以来、“ジェリー”の愛称で、日本で圧倒的な人気を
誇るジェラルドは、本作で100万のペルシャ軍にわずか300人で真っ向勝負を挑
んだスパルタ軍の王“レオニダス”を演じた。映画の中よりは少しふっくらした印象で「こんにちは。日本大好き、
アハハ」と、日本語で挨拶し、「『300』はどの映画よりもいちばん誇りに思っている。是非、皆さんに観てほしい」
と挨拶。赤い自前デジカメで会場内を撮りまくっていた。
イケメン監督のスナイダー氏は「映画作りが困難なのは
当たり前のこと、みんなの意見をまとめて作り上げていく
事は楽しいことでもある。原作の絵をそのまま動かすこと
を指針にして作っていった」と、満足感が溢れる笑顔で
語った。
3月からプロモーションのために世界をまわった一行だが、
日本が最後、前日のプレミアでも熱烈な歓迎を受けた。
原作者のミラー氏は「『300』は子供の頃から僕の頭の
中にあって、ずっと消えないストーリーだったんだ。スパルタ
の人たちが直面した地獄の苦しみや思いを書きたいと思
った。素晴らしい物語と映像が見事にマッチングした」と、
語った。
アメコミ界の鬼才フランク・ミラー(『シン・シティ』)の原作で、紀元前800
年を舞台にした壮大な歴史アクション映画『300』のPRのために、主演
のジェラルド・バトラーとザック・スナイダー監督、原作者と3人のプロデュー
サーが来日し、7日に都内ホテルで記者会見を行った。
取材:福住佐知子
6月9日 サロンパスルーブル丸の内ほか
全国ロードショー
ネイネイ!ホウホウ!
香港大決戦
ゲキレンジャー/ゲキレッド
役の鈴木裕樹
仮面ライダー電王役の
佐藤健
理央役の荒木宏文は、はしかのため欠席したが、その後の
経過は良好とのことだった。
前列左から
小野真弓、鈴木裕樹、渡辺裕之、佐藤健、ほしのあき
後列左から
平田裕香、高木万平、福井未菜、白鳥百合子、中村優一、
秋山莉奈
今夏、最大級の“電ゲキ”が襲う。
熱い夏になりそうだ!!
正義の獣拳を学んだヒーロー、ゲキレンジャー
のゲキレッド役の鈴木裕樹は「テンポもよく、ス
ピーディーで、爽快感のある仕上がりになって
います」と作品をアピールした。
他のメンバーたちも香港が舞台のオリジナルと
いうことで、気分を変えて取り組んだようだ。
香港ならではのヌンチャクアクションあり、ワイヤ
ーアクションあり、電影版ならではのお楽しみが
タップリ。TV版では考えられない、敵、味方が
力をあわせて闘うシーンも要チェック。
映画ならではの大迫力の変身シーンやアクションシーンを
お楽しみに!
仮面ライダー牙王(ガオウ)役で出演の渡辺裕之は、22歳
の頃にライダーのオーディションを受けて落ちていたことを告白。
本作で最年長ライダーとして出演し、「やっと出演できた。
悪役だか、僕の映画になっている。僕の出演シーンはすべて
見所」とコメントし、満員の会場を笑わせた。あわせて、
「今年のライダーは時を大切にしろというメッセージがある」と、
話してくれた。
時空を旅する列車・デンライナーに乗り込み、イマジンの憑依によって
性格も能力も変化する史上最弱ライダー電王役の佐藤健は「楽しい
作品になっていると思います」と作品をアピール。
ゲストで出演したほしのあきも「戦隊物は初めてなので楽しみにしてい
ました」と、コメント。ライダーが時空を超えて出会う戦国時代のお姫様
役で出演している。
今夏公開予定の『仮面ライダー電王 俺、
誕生!』、『獣王戦隊 ゲキレンジャー
ネイネイ!ホウホウ! 香港大決戦』の製作
会見が、監督、出演者のイケメン、美女た
ちが多勢参加(合計13人)して、5月27
日に日比谷の東京會舘で開かれた。
取材:福住佐知子
8月4日 全国ロードショー
左から、製作のアーロン・ワーナー、
監督・脚本のクリス・ミラー、キャメロン・ディアス、
藤原紀香、ジェフリー・カッツエンバーグ
この日のゲストには日本語吹替版でフィオナ姫の声を演じている、実生活で新妻になっ
たばかりの藤原紀香が花束を持って駆けつけ、「愛がいっぱい詰まった作品」とPRした。
王座を狙うチャーミング王子が反逆を企て、おとぎの国は大混乱。愉快なキャラクター
がひしめくシュレックワールドは、ますますパワーアップ。そして、シュレックとフィオナ夫婦に
どんな子供が誕生するのか、最後まで目が離せない。
1、2作の製作を手掛けたジェフリー・カッツェンバーグは、「1
作目と
雰囲気が違うのは、シュレックがシリーズを通して成長しているから」
と説明。「シュレックは、『1』では自分を愛すること、『2』では人を愛
することを学んだ。『3』では王国と家族のために奮闘する―そんな、
シュレックを見てほしい」とコメントした。
本作ではいじめられっ子のアーサーをはじめ、個性豊かな新キャラク
ターが次々に登場し、『ハリー・ポッター』や『ロード・オブ・ザ・リング』
などのパロディも満載されている。だが、ディズニーアニメやおとぎ話の
美しい世界観を痛烈に皮肉り、センセーションを巻き起こした1作目
に比べると毒気は少々薄れた感もある。
1作目からフィオナ姫の声を演じているキャメロンは、「フィオナがお母
さんになって驚いたけれど、これで二人の絆はもっと強くなったの。物
語の展開はとてもエキサイティング。赤ちゃんがたくさん生まれるので
楽しみにして」と、キュートな笑顔で語った。
今回、緑の怪物シュレックを悩ませる問題は、おとぎ
の国の“ お世継ぎ騒動”。
フィオナの父の後を継いで王になりたくないシュレック
は、もう一人の王位継承者アーサーを探す旅に
出る。本作でなんと、フィオナの妊娠が発覚!
大人気シリーズ『シュレック3』の最新作のPRに、
ボイス・キャストのキャメロン・ディアスが製作スタッ
フと共に来日し、5月28日都内のホテルで記者
会見を行なった。
取材:能登春子
6月30日 サロンパスルーブル丸の内ほか
全国ロードショー
チャン・ツィイーは愛と野望と孤独を抱えた王妃を鮮やかに演じ、監督お気に入りの俳優
グォ・ヨウは新帝リーという悪役を見事に演じ切り、新たな芸域の広さを見せた。
ダニエル・ウーの気品溢れる皇太子ぶりも素晴らしい。
登場人物の複雑な心理描写に加え、皇帝貴族の優雅な日常生活やツィイーが身に付
ける衣装の華麗なる美しさにも目を奪わる。魅惑的な薔薇風呂のシーンも見逃せない。
是非、劇場に足を運んで観て欲しい。
観客へのメッセージをお願いすると、「是非、みなさん女帝をご紹介下さい。よろしくお願いします」と頭を下げた監督。
全編を通じて、美しく壮大なスケールの映像に圧倒されるが、竹で作られたステージの上
での白塗りの仮面をかぶった人物たちの舞踊シーン(ファーストシーン)が印象的だった。
あの場面はどのように作られ、撮られたのだろうか?
「殆どのシーンは北京のスタジオで撮ったが、竹の舞台のシーンは、安吉と言う場所で
撮影した。地元の政府は撮影に大きな興味を持ち、将来は『女帝』のロケ地として観光
地になると想定して、大きな協力を申し出てくれた」「ツィイーの持つ、竹のような雰囲気、
私はこれをウィスキーのようだといっているが、彼女が体現するのが宮廷の貴族―ウィスキ
ーの香りがする―ということと、ダニエルのお茶のような雰囲気―済んだ清らかな雰囲気―
の両面を出したいと思い、美術担当と話し合い、雰囲気を考慮して作り上げていった」と
話してくれた。
「私は彼らの力量を信じていた」と、監督は主要キャスト3 人の演技を称賛した。
「皇太子ウールアンを演じたダニエル・ウーは、アンディ・ラウの明るくて男っぽい雰囲気と、
トニー・レオンの憂いに満ちた雰囲気の、両方を持ちあわせた俳優。憂いを含んだ顔だち
で、男っぽい雰囲気も持ち合わせていて、僕の抱いた皇太子のイメージにピッタリだった。
私は彼の低い声が大変気に入った。彼は底力のある俳優だと思う」
−エンペラー−
「新帝リーを演じたグォ・ヨゥはチャン・イーモオ監督の『活きる』
(94)で、カンヌ国際映画祭の主演男優賞を受賞したが、中
国では彼がスクリーンに出てくるだけで観客は笑ってしまうほど
の喜劇俳優として有名な俳優。彼も自分の今までのイメージ
を変えてみたいと思っていたようだ。本作に大きな興味を持ち、
腹の据わった演技で魅せてくれた。韓国で上映されたときは彼
の完璧な演技が高く評価された」
「王妃ワンを演じたチャン・ツィイーは、美しいだけではなく、演技者として
の力量をしっかり持った、演技の基本をしっかり学んだ女優。彼女は今
までチャン・イーモオやアン・リーの作品に出演したことで“ラッキーな女優
だ”といわれてきたが、そのイメージを払拭したいと考えていたようだ。
本作では心理描写などの演技力の深さを要求しているが、彼女は真剣
に取り組み、素晴らしい演技を見せ、私の信頼に十分応えてくれた。
野心を抱きながらも愛をずっと求め続けているという複雑な女性を見事
に演じてくれた」
「今まで喜劇を中心に撮り続けてきた私は、この企画に大きな魅力を感じ、興味を
持った。
本作は「ハムレット」がベースになっていたが、脚本を大幅に書き換え、「ハムレット」か
らは大きく離れた中国の物語に仕上げることに焦点を置いた。しかし、西洋の観客に
とっては「ハムレット」をベースにしているという事が有利に働いたようだ。撮り終えた後、
「中国版ハムレット」として紹介する事が出来、大きな宣伝効果が得られたから。
今まで中国で撮られた時代劇とは全く異なる雰囲気に仕上げ、私なりのビジュアルに
凝った作品を撮りあげる事が出来た」と、語った監督。
過酷な運命に翻弄された、王妃ワンの愛ゆえの復讐劇
―女性版ハムレット―『女帝〜エンペラー〜』を映画化
したフォン・シャオガン監督に4月3日都内ホテルでインタ
ビューし、撮影秘話を聞く事が出来た。
取材:福住佐知子
6月2日 有楽座ほか全国 ロードショー
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チョウ・ユンファ
ジェフリー・ラッシュ
ビル・ナイ
ヴァービンスキー監督
オーランド・ブルーム
第1作の敵役、不死身の海賊バルボッサ(ジェフリー・ラッシュ)の復活や、ジャック帰還の鍵を握る中国海賊王サン・
フェン(チョウ・ユンファ)の登場、さらに9人目の海賊と噂されるジャックの父親の登場など、七つの海を越え、伝説の
海賊たちを探すアドベンチャーは期待大だ。
ジャックが、“深海の悪霊”ディビィ・ジョーンズ(ビル・ナイ)との戦いに敗れ、
巨大タコのような邪悪な生物クラーケンの餌食となった後、海賊の時代は
終わりを告げようとしていた。ジョーンズの心臓を手に入れた東インド貿易
会社のベケット卿(トム・ホランダー)が、世界制覇をもくろみ、心臓の恐る
べき力を使って、海賊たちを次々に撃破していたのだ。海賊が生き残る道
は、世界各地の海を治める9人の“伝説の海賊”たちを招集し、彼らの名
のもとにすべての海賊たちを集結させることだった。
9人を召集すべく、“世界の果て”へ旅立つのは、おなじみのカップル、ウィル
(オーランド・ブルーム)とエリザベス(キーラ・ナイトレイ)。20代
半ばからウィルを演じたオーリーは30歳となり、より魅力を増した。
ジャックが死闘を演じ、最高の盛り上がりのなかで幕を閉じた第2作。その後を受ける
最終作が、面白くないわけがない。ジョニーはファンに「あたたかく迎えてくれて有難う、
映画を楽しんで!」とメッセージをくれた。「一番の宝物は経験」というジョニーは最高だ。
世界中の人々を熱狂させた史上最強の海賊伝説が、すべての謎を明らかにし、ついに
完結する。はたしてジャックの運命は?ウィルとエリザベスの恋の行方は?
結末を知りたい人は今すぐに劇場に観に行くしかない!!。
ジョニー・デップ
昨年、公開された第2作は、映画史上歴代3位にあたる全世界興
収が10億ドルを突破するという驚異的な大ヒットを記録した。
アドベンチャーとミステリアスなストーリー、スリリングなアクション、リアル
な視覚効果など、見どころはタップリだが、本シリーズの圧倒的な人
気の理由はなんといっても、自由を愛する孤高の海賊ジャック・スパ
ロウ(ジョニー・デップ)にある。コミカルなのにクールで超セクシーなデッ
プの怪演は観客の心をつかんで離さない。
呪われた海賊たちが、永遠の命を求めて壮絶なバトルを繰り広げる
アクションアドベンチャー3部作『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズ
の最終作のPRのために、ゴア・ヴァービンスキー監督、主演のジョニ
ー・デップ、オーランド・ブルーム、今回初参加のチョウ・ユンファなど、
パイレーツご一行様7名が4月23日に来日会見を開いた。
−ワールド・エンド−
文:能登春子
撮影:福住佐知子
5月25日 丸の内ピカデリー1ほか
全国ロードショー
序曲からフィナーレまでの22曲、魔法の笛に導かれて出会った恋人たちのファンタジーを、
オペラを好きな人も今まで敬遠していた人も是非、劇場で堪能して欲しい。
親しめるモーツァルトのオペラ世界に出会う事が出来る。
「モーツァルトのスプリットを見い出す作業をした」というブラナー監督。
映画と音楽の結婚=シネマオペラ=を見事に撮りあげた。人生の喜びを豊かに歌い上
げる“夜の女王”のアリアのシーンなど、CGを交えた幻想的でダイナミックな、映画ならで
はの演出も楽しめる。
最後に観客へのメッセージとして「1791年にウィーンで初演された『魔笛』は、大衆に
人気のある出し物でした。現代人にとっつきやすい“映画”と言う形で『魔笛』を撮り上
げました。もしオペラを敬遠しているならリスクをとって、是非ご覧下さい」とブラナー監督。
「『魔笛』が作られてから200年、この作品の持つ魅力は人間の持つ本質、
普遍的な関心に光りをあて続けていること。本作では戦争のあつれきが描
かれ、解決の仕方も描かれている。
愛が苦しみに打ち勝ち、光りが闇を照らし、平和が戦争に打ち勝つという、
『魔笛』にはそんな深い、深い、思いが込められているから繰り返し、繰り返し描かれ続けてきたのではな
いか」と語ったブラナー監督。
中盤で善と悪の価値観がひっくり返されるという驚きの展開を見せる本作を、ブラナー監督は、ファンタジー、
ロマンス、冒険、アクション、すべてを盛り込み、観客が楽しめるエンターティンメントドラマに仕上げた。
本作はアプローチから3年〜3年半かかったという。その間、「毎日モーツアルトを聞く事が出来、
ご褒美のような時間を持つ事が出来た」とブラナー監督。「監督が続いたので演技もしたいな、
と思うようになっている。舞台も考えている。そろそろ両方のバランスをとろうと思う」と話した。
「監督であり、俳優でもあることの良さは、俳優の時は、演じている時に監督を見て学ぶことが
多く、そのことで深い考察力を養う事が出来る。そしてそれを監督として反映する事ができる。
俳優としての洞察力を持つことで、監督しているときに俳優たちといいコミュニケーションをとる
事が出来る―両方できることを幸運だと思っている」。
世界最高峰の人気オペラ歌手たちをキャスティングしたことで、演出面での苦労もあったようだ。
「舞台では、客席に向かって、歌い、語りかけるけれど、映画では相手の話を聞いているときの
“対話の演技”が大事だと指導した」「僕は、初めてのオペラ映画の演出、キャストたちは初めて
の映画出演ということで、“恐れ”という一つの条件でまとまる事が出来たよ(笑)」と語ったブラナ
ー監督。オペラの世界に始めて足を踏み入れ、リアルで人間らしい演技のスタイルを追求したと
いう。「お互いに謙虚な姿勢で臨んだことで、映像でしか楽しめないオペラを楽しむ事が出来た、
面白い物が出来た」と、満足そうな笑顔を見せてくれた。
舞台設定を古代エジプトから第1世界大戦時のヨーロッパにうつしたことについては、「今まで
も『魔笛』はいろんな舞台設定で演じられてきた。最近は月面を舞台に演じられたものもある。
人と人とのあつれきや抗争がおき、それが音楽を通して解決されるというストーリーで、『魔笛』
の世界観とマッチすると思って選んだんだ。直感みたいなものが働き、きっとうまくいくだろうと思っ
た」と語った。
映画化の理由について、彼自身、オペラの愛好者というわけではなかったようだが「『魔笛』は
大衆向けに作られたオペラで、オペラを敬遠している人たちにも映画を通じて、より良く知ってほ
しいという意図で映画化することにした」と本作を監督することになったいきさつを話してくれた。
モーツァルトの生誕から250年、彼の生涯の集大成
として作り上げられた傑作オペラ『魔笛』が総制作費
35億円をかけ、壮大なスケールで華麗に映画化さ
れた。
オペラの映画化に初めて挑戦した、イギリスが誇る名
監督、名優でもあるケネス・ブラナーが、本作のプロモ
ーションのために来日し、5月14日に都内ホテルで記
者会見を開いた。ブラナー監督の来日は『相続人』
(98)以来、9年ぶり。
取材:福住佐知子
7月 シャンテ・シネほかロードショー
「障害のある右足の切断手術を受けて、義足をつけるかどうか迷っていたときに、二人が、“義足
をつければ、世界が変わり、いろいろなことができるようになる”と励ましてくれました。それで、義足
をつけることに決めたのですが、本当に義足によって世界が変わったという意味で、彼らの存在は
大きいです」。
彼が自転車で走ることで実に多くのことが変化した。エマニュエル自身も、彼に触れた人々の心もガーナの政府までも―。
映画を通して、人生を変えるような感動を味わってほしい。そして、新たな目標に向かって走るエマニュエルを心から応援
してほしい。
強靭な精神力と肉体を持つ人物という印象の映画の中とは違って、実際は、小柄で優しい印象のエマニュエル。
インタビュー終了後は、同席した記者たちと共に記念撮影を求めるなど、素顔はとても気さくな青年だった。
現在、31歳のエマニュエルは、今なおトライアスロンレースに出場し、
さらなる障害者の支援や生活の向上を求めて活動を続ける一方、
2008年に開催される北京パラリンピックへの出場もめざしている。
「2つの障害者バスケットボールチームを編成し、監督していますが、
多くの資金が必要になるため、スポンサーや、支援してくれるところを
探しています」とエマニュエル。
『エマニュエルの贈りもの』というタイトルは、「自分の存在を世の中の
人々への贈り物として贈りたい」という思いからエマニュエル自身が考
えたという。では、エマニュエルが、神様から与えられた贈り物は何かと
尋ねると、「自分の人生は恵まれているのでたくさんある」「活動を通
して、いろんな国を旅できる機会や、義足、そして家族ができたこと」
と幸せそうな笑顔で答えてくれた。
元ボクシング・チャンピオンのモハメド・アリは、この映画を、“生きることへの贈り物”だと評しているが、このアリの言葉
は、エマニュエルの気持ちを代弁しているという。「人生を生きるうえで、自分の人生を社会への贈り物と考えていま
す。どうやって社会に貢献できるか、何を社会に与えられるかが、人生の意義だと思います。良心や良い心がけを
持つことは大切です。“生きることへの贈り物”という心がけで毎日を大切に生きています」。
そもそもエマニュエルが、自転車でガーナを走ろうとした目的は、ガーナ国内に根強く残る障害者に対する偏見や考え
方を変えるためだったが、エマニュエルの活動によって、多くの支援が集まるようになり、ガーナの障害者の待遇や生活
は大きく改善されたそうだ。
そのため、エマニュエルはガーナのヒーローとも呼ばれているが、そんな彼自身のヒーローは、「お母さん」という。
義足を付けた事で大きく世界が変わった
とエマニュエル
映画では、偉業の陰にあるエマニュエルの苦悩や試練などが克明に描かれ、アスリートとして
の挑戦の難しさをリアルに伝える。映画に出演した後、「自分の存在や映画が、多くの人に
影響を与えていることをさまざまな場所へ行く度に感じるようになった」と話したエマニュエル。
カリフォルニアで道に迷って偶然立ち寄ったガソリンスタンドの店員から、「『エマニュエルの贈り
もの』の大ファンで、あなたの映画を観て、人生が変った」と言われ、とても驚いたという。
自分の行動が、多くの人々に希望や勇気を与えていることについて、「僕の人生や活動を通
して、みんなで協力しあうといろいろなことができる―というメッセージを伝えられるのはすごい
こと。何より、みんなが笑顔になってくれるのがうれしい」と話した。
右足に重度の障害を持って生まれたエマニュエルは、ガーナ
国内の障害者に対する悲惨な現実を変えるために立ち上
がった。2002年、アメリカの障害者アスリート財団から自
転車を提供されると、片足だけで自転車をこぎ、ガーナ国
内を走破したのを皮切りに、アメリカでは、トライアスロンレー
スにも挑戦した。そんな不屈の精神力で障害を乗り越える
エマニュエルの姿が、国を超えて世界中の人々に大きな感
動を与えた。
日本での公開を前に、映画の主人公エマニュエル・
オフィス・エボワが来日し、都内のホテルでインタビュー
する事が出来た。
義足のアスリート、西アフリカ・ガーナ出身のエマニュエル
の半生を描いたドキュメンタリー映画『エマニュエルの贈り
もの』は、勇気、希望、感動をもらえる素晴らしい作品。
取材:能登春子
撮影:福住佐知子
渋谷シネマGAGA!ほか
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