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鳳凰 インタビュー
ブレイブワン

カメラマンの前でいろんなポーズを取ってくれたニコルン

http://wwws.warnerbros.co.jp/bucketlist/

今後は「俳優であり、監督でもあるショーン・ペンとは是非
一緒に仕事をして見たい」と語ったニコルソン。
ショーンとのコラボではどんな新たな一面を見せてくれるの
か楽しみに待ちたい。
額に吹き出る汗をハンカチで拭きながら熱弁をふるった
ニコルソン。サングラスをかけた奥の瞳はとても魅力的だ
った。偉大なる俳優の人間味を感じさせる姿に感動し
た会見だった。

最後に「刺激的で価値がある映画だ。僕はいつも皆さん
を楽しませたいと思っている。いい時間を過ごしてほしい」
と観客に向けてのメッセージを送り、会見を締めくくった。

人生で最高のキスは?という質問には「So Many(たくさん)」と即答し、ニヤリ。会場から大拍手が起こった。
「映画の中で僕が“世界一の美女とキスをする”というのをリストに入れて、モーガンが“どうやってそれをやるつ
もり?”と聞いて、僕は“数だよ”って返すシーンがあるけれど、とてもウイットにとんだいい脚本だろう?」と満足
そうに語った。

タイトルにちなみ、最高のジャックの見つけ方を教えて下さいというリクエストには、「こういう記者会見の場でやっては
いけない事があって、これは母から言われているんだが(笑)、“自分を褒めないと、比較はしないこと。”僕は自分
が出演した作品はみんな愛している。あとは観客の方々に気に入ってもらえることを祈っているよ」と答えた。

TVのインタビューには応じないというニコルソンだが、それには理由があった。
「TVにでると、みんなが私のことを知りすぎてしまい、演技をするときにやりにくくなるんだよ」
純粋に自分の演技を評価して欲しいというこだわりが感じられるコメントだった。

日頃の役作りについても話してくれた。「まず、役作りの準備という面では、最初に脚本をしっかり読み込んで分析
をして行く事。脚本に書かれている役を掘り下げてふくらますんだ。役が自分に入り込むという作業が大切だね。
私の人生はまさにその日暮し。その瞬間、瞬間で生きている。恵まれていると思うし、良い人生を送っていると思う。
基本的にはとてもカジュアルなスタイルで生きているね。僕は女性が大好きで、女性からもまあまあ好かれていると
思うし…(笑)」と語ったニコルソン。

原題はバケット・リスト(棺桶に入る前にやっ
ておきたいことのリスト)で、質問される前に
ニコルソン自らが説明した。
「僕のリストは、シャツをクリーニングに出すこ
ととか、靴を早めに取り込んでおくといったよ
うなことで埋まるはずだよ。でも最後に大きな
ロマンスも経験したいね(笑)」といたずらっぽ
い笑顔で語り、会場から大声援を浴びた。

本作に出演を決めた理由を「ロブ、そしてモーガンをはじめとする他の出演
者たちと組めるからだよ。モーガンとはまだ我々が若くてワイルドな70年代
からの知り合いで、是非一緒に仕事をしたいと思っていたんだ」と語った。

ニコルソンは「初来日したのは1964年の東京オリンピックの年で、その後
も何度か日本には来ているけれど、どんどん大きな建物が増えてるという
印象があるね。でも僕にとっては優しい印象がするよ」と挨拶した。

『最高の人生の見つけ方』は末期がんで余命6ケ月と宣告されたふたりの男が、最後にそれぞれがやり残したことを
実現する旅に出る姿を描いた感動作品。
名匠ロブ・ライナー監督(『スタンド・バイ・ミー』(86))の作品で、ジャック・ニコルソンとモーガン・フリーマン、二人の
オスカー受賞者が共演を果たした。

トレードマークのサングラス姿で会場に現れたニコルソンは大きな拍手で迎えられた。一緒に来日予定のロブ・ライナー
監督は飛行機のエンジントラブルで残念ながら初来日はお預けになってしまった。

映画『最高の人生の見つけ方』で名優ジャック・ニコルソンが、『ウルフ』
以来14年ぶりに来日し、都内ホテルで記者会見を行った。

5月10日(土) 丸の内ピカデリー2 他
全国ロードショー

[5月3日アップ]

取材:福住佐知子

オフィシャルサイト

「原作は、“毎日を大切に生きたい”と思わせる漫画です。
シンプルなメッセージを心に届けられる大島さんはすごい。
すこしでも大島さんの漫画に近づけるよう作りました」と語
った犬童監督。

「『グーグー』でもすごい女優だと思ったが、『ラスト〜』でも思いました」
とさらに話し続ける監督を、「もういいです!」と上野樹里が慌てて止
める一幕もあり、場内は和やかなムードに包まれた。

人気、実力ともに急上昇中の上野樹里については、「16歳の時に初めてオーディションで
会いましたが、今、“俺の目は間違ってなかった”と思っています。昨日の『ラスト・フレンズ』
も良かった」と監督が話すと、「私も『ラスト・フレンズ』見ました」と応じたキョンキョン。

犬童一心監督は、小泉今日子について、「とに
かくすごい女優さんでした」と絶賛。「まるで妖精
みたいに、撮影現場にいてもちょっとだけ離れた
空間にいる。撮影になると自然に現場に入り、
また終わると自然に自分の世界に戻ってしまう。
不思議な妖精みたいな感じでした」と語った。

左から  犬童監督、小泉今日子、上野樹里、加瀬亮

http://www.gou-gou.jp/

写真撮影には、麻子の愛猫グーグーも
登場。映画の中では、グーグーの愛らし
さが光っている。

「たくさんの人や動物たちが映画の中に生きていて“ホント
可愛いんですよ、人って。”って思えるので、映画を観て、
ちょっと心が元気になってくれたらうれしいです」と、最後に
キョンキョンが穏やかな語り口で、味わい深い映画の魅力
をアピールして締めくくった。

麻子が次第に引かれていく男性・青自を演じた
加瀬亮は、「台本をもらった後に原作を読みまし
た。素晴らしい原作で夢中になって読みましたが、
気づいたら僕の役は、原作にはなくて(笑)。監
督が創造した役なので、映画独自の雰囲気を
表そうと演じました」

麻子を慕うアシスタントのナオミを演じた上野樹里は、
「撮影中は、本当に切なくなってしまったり、猫と遊ん
で癒されたりしました。グーグーの世界を、小泉さんと
一緒になって楽しみました」とコメントした。

主演の麻子を演じたキョンキョンこと小泉今日子は、
「言葉にしづらい不思議な映画です」と挨拶。「舞台
となる吉祥寺からどんどん上空へ上がり、宇宙から吉
祥寺を眺めているみたいな感じがします。言葉にしづ
らいというのは、物語がとても広がっていて、見ていると
胸がいっぱいになり、自分の持っている言葉では言い
表せないということ。生きていくことの楽しさ、大変さな
どがとても愛しいことだと感じられる映画です」と映画
の印象を語った。

吉祥寺を舞台に、ピュアで内気な天才漫画家・麻子と、彼女を囲む仲間たちとの素朴で穏やかな日常が、
ほのぼのとしたタッチでつづられる。ほろ苦いこともあるけれど、“生きているって素晴らしい”と、素直に思える
心に染みる作品だ。

人気少女漫画家・大島弓子の自伝的エッセー漫画を映画化し
た『グーグーだって猫である』の完成披露試写会が、4月25日、
都内のホールで行われ、主演の小泉今日子、上野樹里、加瀬
亮、犬童一心監督による舞台挨拶が行われた。

9月シネマライズ 他
全国ロードショー

[5月6日アップ]

取材:能登春子

オフィシャルサイト

左から ジュリー・ベンツ、シルベスタ・スタローン、クレアム・マクダヴィッシュ

スタローンとの仕事について、ジュリー
とクレアムは「このシリーズに出れたこと
もスタローンと共演したことも光栄だっ
た。彼の要求は多かったけれど、その
要求に応えることも幸せだった」と口を
揃えて語った。

http://rambo.gyao.jp/

ミャンマーを舞台にベトナム戦争で心に傷を負った孤高の戦士“ジョン・ランボー”の
身体を張った戦いを、しっかりとその目で目撃して欲しい。

『ロッキー』に並ぶ人気シリーズの会見だけあって会場は熱気に溢れ、スタローンは終始笑顔で質問に答えていた。
会見ではスタローンが劇中で使用した弓を披露したり、手形を押したりというイベントが同時に行われた。
(弓にスタローンがサインをし、それをオークションに出品。収益はユニセフに寄付されるそうだ)
今回は思わず目をそむけたくなるようなリアルな残虐なシーンが多いため、15歳以下は鑑賞できないR−15指定
となっている。

撮影時のエピソードも語ってくれた。
「映画の撮影では毎晩雨が降って、とても寒かったし苦労したよ。海賊を撃つ
シーンも大変だった。面白い話をするよ、危険な爆破シーンがあって、怪我も
せずに無事に撮影が終わった後、気が緩んでしまったのか、側にあった竹に頭
をぶつけてしまい気絶してしまったんだ。ランボーはアフガニスタンでも、ロシアで
も、ミャンマーでもどんな強い敵にも殺されなかったのに、竹に頭をぶつけて死
んでしまったってことを覚えておいて(笑)」とジョークを飛ばして会場を沸かせた。

シリーズ第4作目となる『ランボー 最後の戦場』で監督・脚本を務めた理由について、
スタローンは「前作の出来に満足していなかった」と語り、今回はミャンマーが舞台になっ
ているが、その理由については「60年近い間ミャンマーで内戦が続いていることを多くの
人は知らないでいる。先日ミャンマーを襲ったサイクロンの悲劇にも、映画がきっかけで
世界の目をミャンマーに向ける事が出来た。ミャンマーの人たちがどれだけ辛い思いをし
てきたか、現状を知って欲しい」と熱く語った。

『ロッキー』同様、『ランボー』シリーズも終結するのか?という質問には「今、メキシコで多くの女性たちが行方不明
になっている。今度は彼女たちを救出するというストーリーを考えているんだ。ランボーは生まれついての戦士だから、
自分だけでなく、人の命も救おうとする。彼は一生そうして生きていくだろうね。次回作を作るとしたらは戦争映画で
はなく、現代の西部劇風に描きたいと思っているんだ」と続編について熱っぽく語ったスタローン。これからもまだまだ
ヒーローとして君臨し続けることになりそうだ。

1982年の公開以来『ランボー』シリーズは全
世界で興行収入6億ドルを超えるスーパーヒッ
トを記録している。

映画『ランボー 最後の戦場』の記者会見が
都内ホテルで行われ、シルベスタ・スタローン
と共演者のジュリー・ベンツ、クレアム・マクダヴ
ィッシュが登壇した。

5月24日(土) 日比谷スカラ座 他
全国ロードショー

[5月10日アップ]

取材:福住佐知子

オフィシャルサイト
「どうしても人気の高い男の子が好きになっちゃう。
ほっぺにチュウとかしていました(笑)」と明るく語った
のは鈴木。
飯島は「私は舞台でよく共演させてもらっているので
すが、芝居にかけてはストイックで素敵な監督です」
とコメントし、皆が「楽しい現場だった」と口を揃えた。

左から
 飯島ぼぼぼ、鈴木砂羽、宅間孝行、永作博美、二階堂智、阿南敦子

島原弁に苦労したという出演者たち。永作は鈴木を相手に掛け合いでよく練習したそうだ。
あることの勘違いから大切な人を、自分の人生すべてを無くしてしまいそうになる男の“人生リセットムービー”。
観終わった後に温かな気持ちになれる。それと、魅力的な永作博美の笑顔がたっぷり堪能できる映画だ。

最後に宅間が「この作品は、たくさんの予算があったわけではありませんが、一流のキャストとスタッフが集まって、
皆さんの才能やこだわり、頑張りの詰まった作品になりました。一人でも多くの方に観てもらいたい。
映画のためになら、どんな取材も、どこへでも行きますよ」と力強くメッセージした。

飯島は「ず〜っと、年上の女性が好きで、先生が
初恋でした」と語り、阿南は「中一のときかな。
皆にばれて噂になってしまい、一言も口が聞けま
せんでした」と初々しい告白をした。

二階堂は「ちょっと変態っぽいんですが…」と切り出し、
「小学生のころ、落とした消しゴムを拾うふりをして隣
の女の子の肩にこっそりキスをして、ときめいていまし
た」と告白。これには会場から「エ〜ッ?!」という声
が上がり、共演者たちも苦笑い。

それぞれの初恋についての質問が出ると、宅間は「幼稚
園から好きな子はいましたね。クラス替えするたびに好き
になっていた」と話した。
「初恋は小学2年生の時だと確信しています(笑)。クラ
スでモテモテの男の子で、2年間ほど好きだったかな」と
語ったのは永作。

長崎県島原でのロケでは酒豪ぞろいのキャストたち
が、朝まで語り明かしたこともあったそうだ。「酒を飲
むことで一気に仲良くなった」と宅間。

宅間自身は「皆さんにはON、OFFをうまく切りか
えたと褒めてもらっていますが、実際はいっぱい、
いっぱいで、永作さんにグチを聞いてもらっていま
した」と照れくさそうに語り、永作が「はい、よく聞
いていました(笑)」と返して和気あいあいとした雰
囲気をかもし出していた。

鈴木は「監督には衣装合わせの時に初めてお会
いしましたが、なんて爽やかなイケメン!と思いま
した(笑)。現場では的確な指示があってやり易
かった」と楽しそうに語った。

映画『バベル』にも出演した二階堂は「最初のシーン
がダッシュするシーンで、リハーサルから気合を入れす
ぎ、足の筋が“ピキッ”と来てしまい、しばらくは筋肉痛
に悩まされました」と気の毒なエピソードを披露した。

それぞれが自己紹介をした後、撮影当時を振り
返った。宅間の監督ぶりについて、永作は「監督
として指示を的確にくれる人。役者としても私た
ちを引っ張って行ってくれました。私は、随分楽を
させてもらったな…という感じです(笑)」と宅間を
称賛。

本作は映画プロデューサーの男(宅間)が高校時
代の初恋を実らせた妻(永作)との離婚を機に、
人生を振り返るというストーリー。

人気ドラマ「花より男子2」や映画『花より男子ファイ
ナル』などの脚本家として注目のサタケミキオ(俳優
名は宅間孝行:劇団「セレソンデラックス」の主宰を
務めるなど多才な顔を持つ)が、映画監督に初挑
戦した『同窓会』の完成披露試写会が行われ、舞
台挨拶に監督と主演を務めたサタケミキオこと宅間
孝行をはじめ、永作博美、鈴木砂羽、二階堂智、
飯島ぼぼぼ、阿南敦子が登壇した。

8月16日(土) シネマート新宿 他
全国ロードショー

[5月14日アップ]

取材:福住佐知子

http://www.cinemart.co.jp/dousoukai/

オフィシャルサイト

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(透役の)小林に「岩松監督は舞台で見せる顔と、映
画の現場で見せる顔が大きく違う」と言われ、監督は
「舞台は何ヶ月もかかるので調子に乗っている役者を
見るといじめたくなる。でも、映画は“ハイOK!”って、
あっという間に終わっていくから、人間関係がいいままで
終われるんです(笑)。2年に1回くらい映画を撮ってお
かないと体調悪くなりますね(笑)」と飄々とした面持ち
で語り、会場の笑いを誘った。

http://www.stylejam.co.jp/Movie/tamio/index.html

左から  武藤昭平、大竹しのぶ、原田芳雄、麻生久美子、岩松了、小林薫

7月19日(土) シネスイッチ銀座 他
全国順次ロードショー

[5月17日アップ]

取材:撮影 福住佐知子

「時効警察」でお馴染みの岩松ワールドが満載の素敵
な映画。
監督独自の辛らつで、ユニークで、あたたかで
優しい言葉が溢れている。是非、劇場へ足を運んで観
て欲しい。

最後に“本当の幸せとは、どんなものだと思う?”とい
う質問があり、監督は「とりあえずこれを観た皆さんの
気持ちが、そうなっていればと思います」と語り、麻生
は「最近、“死”について考える事が多いんです(笑)。
いつ自分も死ぬか分からないから、生きているだけで
普通の生活がなんて幸せなんだろうと感じます」と語っ
た。原田は「幸せも愛もちょっとだけ。ほどほどがいいで
すね」と深いコメントをし、小林は「隣に大竹さんがいる
からなんだけど、“ポン酢ショーユのある家さ”だと思い
ます(笑)」と語り、大竹は「今幸せ?と聞かれたら、
幸せだと答えるけど、なんか寂しい…(苦笑)」とそれ
ぞれの愛についての価値観を語った。

音楽を担当した武藤は「監督から“僕ね、音楽のこと
全く分からないから自由に作って!”と言われたのです
が、結婚式のシーンでの曲作りで悩んでしまったんで
す。その時監督が“晴れ!日曜日!結婚式!”とい
うアドバイスをくれて、それでスンナリ曲を作る事ができ
ました(笑)」と語った。

(伸男と透の二人に愛される女性・宮地を演じた)大竹
は「岩松さんが細かく演出してくださったので面白かった
です。皆が個々に面白い人で、それが画面に出ていま
す。過酷なスケジュールでしたが、岩松さんは、映画を
撮っていることを楽しんでいて、とても素敵でした。撮影
の合い間におそば屋さんで、オダギリさん達と愛について
語り合ったのが楽しかった(笑)」と撮影時のエピソード
を語った。

脇を固めている豪華な出演者たちの中、(オダギリの父
親伸男役を演じた)原田は「いろんなことを迷い、考えな
がら演じました。息子役のオダギリさんとも探りあいの毎
日でしたね。監督からのダメ出しもすごかったし…。でも、
ひとつのことで大きく発想がひろがるようなダメ出しだった
ので有り難かったですね」と語った。

劇中でウェデイングドレス姿を披露している麻生は
「やっぱりウェディングドレスは気分が高揚しました。
すごく嬉しかったです」と笑顔で語った。麻生はオダ
ギリと同じく去年結婚したばかり。

麻生は本作に出演を決めた理由を「若松監督との
お仕事は「時効警察」に続いて2度目となりますが、
監督の書くセリフは、今まで見た事がないくらいすごく
魅力的で、ユニークで、素敵で、言うのを楽しみにし
ていました。それと、「時効警察」を撮っているときに
オダギリさんから“話が来たら受けたほうがいいよ”と
言われていたんです」とコメントした。

岩松監督は「(民男役の)オダギリさんと(瞳役)麻生さん
というキャスティングは、すでに「時効警察」に入る前から
決めていました。元々この作品は、TVドラマとして20年
前に書いていたもので、その際に何度も書き直しをさせら
れた上にボツになったという苦い経験がある作品なんです。
それをずっと恨んでいて、“いつか世に送り出してやる”とい
う思いがありました。今回こうして映画がする事が出来て、
大変嬉しく思っています(笑)」と語った。

本作は“幸せになりたい”と願う男女が
お見合いで知り合い、結婚という目標
を目指していく―そんな、結婚適齢期
を迎えた男女の姿ををコミカルに描いた
物語。

オダギリジョーと麻生久美子主演の映画
『たみおのしあわせ』の完成披露試写会
が都内ホールで行われ、
舞台挨拶に麻生久美子、原田芳雄、
小林薫、大竹しのぶ、音楽を担当した
武藤昭平(勝手にしやがれ)、劇作家・
演出家・役者としても活躍している岩松
監督(『バカヤロー!V エッチで悪いか』
(94))が登壇した。
オダギリは仕事でブラジルに行っており、
残念ながら欠席した。

オフィシャルサイト

「自分を妖精だと名乗るゲイのテロリストを演じてい
るダニエル・ブリュールとは脚本を書き始めた頃に出
会ったのですが、あの役を書いて見せたら“面白い
から出てもいいよ”と言ってくれたの」と語った。

http://www.paris-2days.com/

監督、脚本、製作、主演、音楽、編集を手がけた、その多才振りをパリの
ウディ・アレンと呼ぶ声もある。
パリジャンが自ら選んだおすすめのフランスを舞台に、個性豊かな俳優たち
による言葉遊びやユーモア溢れる本作を楽しんでほしい。

「とにかくこの映画を楽しんで欲しいわ。ポストカードには無いフランスをどうぞ
楽しんで!」とジュリー。
黒のワンピースに身を包んだジュリーは見るからにフランス人女優で、知的な
容貌が魅力的な女性だった。

本作はアメリカで公開されたが、人々の反応は「ユ
ーモアとして捉えた人が多かったですね。敏感に捉
えて拒絶反応を起こした人もいましたが、私は万人
に好かれる映画を目指してはいないのでその事は、
私にとっては“やったわ”という感じになりました(笑)。
そこが映画の面白さだと思っています。よくあんな
恥ずかしいセリフがかけたもんだと言った人もいまし
たね(笑)」と語った。

本作ではTAXIに乗るシーンが多く取り入れられていて、運転手がみんな個性
的で面白い。取り入れた理由を聞くと、「最初は、国立映画センター(CNC)
からの補助金が欲しいので、フランス映画として認定されるためにフランス語を
話す場面が必要だったので取り入れたの。この映画は5つのチャプターに分け
て撮っていますがひとつのチャプターの始めにTAXIに乗る場面が入っていて、
それが内容の区切りになっいて結果的には面白いものになったわ。パリのTA
XIの中というのは、パリの社会の小宇宙をうつしだしていて、パリの断面と言え
ますね」と興味深い答えが返ってきた。

パリを舞台にした理由については「私は15年ほど
ロスに住んでいますが、私自身パリジャンなので、
久しぶりにパリをちゃんと撮りたいなと思ったんです。
パリの中で自分が好きな場所を選びました。特に
ベールラシェーズ墓地はドアーズのジム・モリスンの
お墓もあって、外国から友人が来た時には必ず案
内する場所です。サンマルタン運河はパリジャンた
ちの中で、流行の先端を行っている人たちが行く
場所なので選びました。カタコンベなど、撮影が禁
止された場所はありましたが、撮影した7月は(バ
カンスをとる季節で)パリの人口が少なくて撮りやす
かったです」と語った。

キャスティングを決めた理由については、「ジャックを演
じたアダム・ゴールドバーク゛とは15年来の友人で、
彼は悲劇と喜劇の入り混じった感じを上手に出せる
人なの。実の父や母も出ていますが、彼らが脚本を
読んだときにはフランス語と英語が書かれていて、彼
らはフランス語の部分しか読めなかったんだけれど、
映画が完成した後に映画を観て、面白い作品だと
喜んでくれていました(笑)。」

「私は言葉でいろんなことを表現する作品が大好き」
というジュリーだが、「今回は辛らつできわどい内容の
会話が盛り込まれたラブコメですが、アメリカ人とフラン
ス人の男女のコメディなんてつまらないという固定観
念があって、なかなか予算が集まらずに時間がかかっ
てしまったの」と映画化までの苦労を語った。

「以前から監督はしてみたかったんです」というジュリーは、
本作で監督、脚本、製作、主演、音楽、編集などすべ
てをひとりで手がけた。その理由を「予算の関係で、編
集と音楽は自分でやるしかなかったのです。
制作に関しては経験もあるので…。すべてを自分でやり
たいというのではなくて、そうなってしまったの(笑)」と語っ
た。

アメリカ人の男とフランス人の女、二人の恋人同士が
お互いの国の違いを絶妙な会話で語る『パリ、恋人
たちの2日間』で監督、主演などを務めたジュリー・
デルピーが来日。映画への思いを聞くことができた。

5月24日(土) 恵比寿カーデシネマ 他
ロードショー

[5月21日アップ]

取材:撮影 福住佐知子

オフィシャルサイト
前作よりたくましく成長したピーターの勇姿に会えるのも今作限り、
ルーシーの活躍も絶対に見逃せない。是非、劇場へ足を運ん
でほしい。




前作の『白い魔女』から1300年後のナルニア国が舞台。
今回ライバルとして登場するピーターとカスピアン王子、
ふたりの精神面での成長が細やかに描かれている。

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左から
アダムソン監督、ウィリアム・モーズリー、ジョージー・ヘンリー、
ベン・バーンズ、ジョンソンプロデューサー

http://www.disney.co.jp/narnia/

ウィリアムとジョージーは本当の兄妹のように仲がいい。
ジョージーが「私は、ルーシーと違って欠点が多いの」と言うと、
ウィリアムはすぐに「そんなこと無いよ」と言ってあげるし、ウィリアム
が貧乏ゆすりをすると、ジョージーが両手で足を押さえたりと、
終始ふざけあっていた。

最後にふたりで
「ナルニアファンの皆さん、今回も前作を上回るエキサイティングな
仕上がりです。
僕たちは撮っていて楽しかったので、皆さんもこの映画観て、楽し
んでください」
とメッセージをくれた。

ふたりに将来の夢について聞くと、ウィリアムは「今後は多く
の素晴らしい監督さんたちと一緒に仕事が出来れば、と思
っている。観客を感動し続けられる映画に出演し続けたい」。
ジョージーは「私は、ナルニアの3作目に出演が決まっている
ので、今はそのことだけを考えているわ。今から出演するのが
楽しみでしようがないの」とそれぞれに抱負を語った。

ピーターは今回の出演が最後になる。ウィリアムの気持ちは?
「さよならするのは辛いけれど、今後はナルニアでの経験を通
して俳優としていろんなことにチャレンジしていきたい。別れは
寂しいけれど、新しい一歩を踏み出すのを楽しみにしている
んだ」ときっぱり。

ジョージーは「長い間ルーシーの役を演じていると、欠点の多い私にルーシーのいい点が
乗り移ってきたように感じるわ。ルーシーから学ぶ事が多くて、ルーシーを見習っているの。
いろんな場所に行ったり、多くの人に出会えて、感謝の気持ちが持てるようになったわ」と
語った。

ナルニアに出演したことでどんな変化が起きたか聞いてみると、
ウィリアムは「僕がオーディションを受けたのが15歳の時、17
歳で役を貰って、いま21歳になった。ナルニアに出演すること
で、プロとしてどういう風に仕事をしていくかということを学んだし、
ナルニアを通して感情的にも精神的にも大人になれたと思う。
僕と同世代の人たちは今学生だけれど、僕は彼らが経験でき
なかったことを経験した。多くの場所に行き、たくさんの人たちと
出会え、たくさんの事が学べた。こうして日本に来てインタビュー
を受けていることも貴重な経験だと思うよ」と語った。

ジョージーは「私は撮影の無いときは家庭教師に就いて勉強
していて、休み時間に見に行ったの。みんなが重い鎧を着けて
汗だくなのを見て本当に気の毒に思ったわ。現場でもすごい
シーンだと思ったけれど、映画で観るともっと素晴らしいシーン
になっていて本当に驚いたわ」と語った。

見所のひとつでもあるピーターと暴君ミラース王との激し
い決闘のシーンでの苦労を聞いた。
「ミラース王との剣での闘いのシーンのためにブルックリン
のボクシングジムで訓練をうけたんだ。10回の撮り直し
ががあっても元気に演技が出来るように、スタミナ重視
の訓練をした。プラハに帰ってからも1日おきに8マイル
(12キロ)を走り、毎日2時間の筋トレにはげんだよ」
と語ったウィリアム。

ウィリアムは「今回はアクションシーンも多いので、撮影に入る前
にニューヨークで3ケ月半、コーチについて訓練を受けたんだ。
1作目はほとんど“素”の自分で演じたところが多かったけれど、
今回は演じるということをたくさん学んだよ」と語った。

撮影に入る前の気持ちを聞くと、ジョージーは「前作は初めての
映画出演で、とても緊張したわ。今回も緊張して現場に行ったけ
れど、顔見知りの人がたくさんいたので、安心して“大丈夫なんだ”
と思う事が出来たの。特にウィリアムは、本当のお兄ちゃんみたい
に私を甘えさせてくれたのよ」

前作ではナルニア国に行き、最後に大人になって終わっているが、
今回はまた子供に戻っていることについてウィリアムは、「その事が
今回、ピーターの最大の葛藤になっている。かつて(ナルニアの)
王だった自分が、学生に戻って学校の宿題をしているんだ。
ファーストシーンで喧嘩をしているのは、ピーターがそんなことへの
不満や怒りをぶちまけているんだよ」と教えてくれた。

≪ウィリアム・モーズリーとジョージー・ヘンリーにインタビュー≫

“ナルニア国案内人”として関根麻里が
花束を持って登場し、会見を盛り上げた。

ピーターとミラース王との剣での決闘シーンや壮大なスケールと
迫力で描かれた戦闘シーンに目は釘付け!!
魅力的なキャラクターも新たに登場している。
新しいナルニアを楽しんで欲しい。

監督の発言に対してベンが「ウィリアムは体力のある俳優なんだ。
彼の姿を見てるだけで、僕はいろんなことを学ぶ事が出来た。
一緒にジムで競争したけれど、ウィリアムの方が体力があるから、
ムダだった。でも、僕の剣の方が長かったことは覚えておいて!
(笑)」とジョークを飛ばし、会場を沸かせた。

今回ピーターとカスピアンはライバルとして描かれているが、アダム
ソン監督は「剣での戦いのシーンを撮る前に『ベン(カスピアン)の
剣の方がちょっと長いんじゃない?』とウィリアムにわざと言ったんだ。
すると、ウィリアムがライバル心をむき出しにするからね(笑)」と演
出のコツを語った。

2年に渡るオーディションを勝ち抜き、カスピアン王子の役を手に
したベンは「カスピアン王子は典型的な王子ではなくて、自分の
置かれた立場や責任を重く感じている。そんな部分をきちんと見
せるように心がけた。この作品に参加できてとても嬉しく思うよ」と、
にこやかに挨拶。本作でブレイク必至の超美形俳優。

それに答え、ウィリアムが「僕も彼女も演技の仕方が似ているん
だ。ハート・感情から演じているんだ。ルーシーはハグするととても
柔らかくて、抱きごこちもよくて僕も大好きだよ!」とにっこり。
会見中も手をつないだりして、仲むつまじいところを見せた。

美しく成長したルーシー役のジョージーは「7歳の時からナルニア
に参加して、ナルニアのおかげで素晴らしい人たちにめぐり会えま
した。特にウィリアムは優しくて、ハグしたらハグを返してくれるから
大好き」とかわいい笑顔で語った。

前回の来日時よりたくましくなったピーター役のウィリアムは「今回
は心に怒りを秘めているアンチ・ヒーロー的な役どころ。アクションシ
ーンも多いので、撮影に入る前にN.Y.で演技やアクションのコー
チについて訓練したんだ。新しいチャレンジの連続だった」と語った。

C.S.ルイス原作のファンタジー『ナルニア
国物語/第2章:カスピアン王子の角笛』
の来日記者会見が都内ホテルで行われ、
アンドリュー・アダムソン監督、マーク・ジョン
ソンプロデューサー、キャストからはペベンシ
ー家の長男ピーター役のウィリアム・モーズ
リーと次女役のジョージー・ヘンリー、今回
新たに加わったカスピアン王子役の新星
ベン・バーンズが登壇した。

5月21日(水)より、全世界同時公開中

[5月24日アップ]

取材:撮影 福住佐知子

オフィシャルサイト

左から ケイティ・ルーメルプロデューサー、トム・ケイリン監督

http://utsukushisugiru.com/

劇中でジュリアン・ムーアが着用したもの
いまは彼女の私物となっている

ロンドンで起きた実在の事件、息子が母親を殺してしまうというタブーに挑んだ
本作。すべてを求めた母と、その母に翻弄された息子。この美しくもスキャンダ
ラスな映像を、是非スクリーンで目撃してほしい。

バーバラの内側にある感情を表現するために選んだという数々の色鮮やかな
衣装にも注目。

アントニーはなぜ母親を殺してしまったと思いますか?という質問に、監督は
「アントニーは親離れすることを母親に許されなかったんだ。母親のバーバラ
はとてもナルシストで、それが原因で母子の愛情が破滅へと向かって行って
しまった。しかし母の死で2人とも解放されたのではないだろうか?絶望した
母親は自ら命を絶つより、愛する息子の手を借りて、自殺したのではないだ
ろうか?観客にもそのように考えて観て欲しい」と語った。

すべての撮影はバルセロナで行われ、監督は撮影時のエピソードも話してくれ
た。「スペインではビーチで撮影する予定で楽だろうと思っていたら、たくさんの
人がいて驚いた。しかも、皆が裸だったんだ。本作は60年代の話で、当時は
ビーチで裸になっている人なんていなかったから、ヌーディストたちが写り込まな
いようにするのに大変だったよ(笑)」

この事件を選んで映画化した理由を監督は「家族の関係の中で起きた事件だった
から。しっかりとした根本的な人間関係があったから。“相手をどこまで愛したらいい
のか?”といった愛の限界や、境界線を扱った犯罪だったから。僕はこの事件を、思
いやりをこめて描いた。これは人間の本質を探求できる事件だと思ったんだ」と話し
てくれた。

監督は「エディには最終選考のときジュリアン・ムーアと台本の読み合わせをさせ
たのだが、その時に感じるものがあった。それにエディは本当にジュリアンの息子だ
と言っても納得ができるルックスをしていた。撮影が始まるとジュリアンはすぐに切り
替えが出来るタイプの俳優だが、エディはきっちりと準備をしてから役についての分
析を求めるタイプで、全く違うタイプの俳優のコラボはとても興味深かったよ」とコメ
ントした。

キャスティングについて質問すると、
ルーメルプロデューサーは「ジュリアン・ムーアに関しては監督が早くからこの役には
彼女しかいないと決めていたの。息子のアントニー役については100人をオーデイ
ションして、エディ・レッドメインに決めました」と答えてくれた。

実在の事件を映画化した理由を「本作は美しい愛の限界を描いた作品で、古典
悲劇に通じる面を持っていて、夫婦愛や母と子の愛、家族間の関係について深く
描かれている。原作は1946〜72年を描いているので、違う時代をうまく見せな
がらキャラクターたちがたどった長い旅を描く事は、私にとってチャレンジだったけれど、
ユニークで個性豊かな俳優たちにめぐり合えたことで、うまく乗り越える事ができた」
と語った監督。

本作は実の息子に殺された母の実話を描き、
2007年度カンヌ国際映画祭監週間で上映
され、そのスキャンダラスな内容で賛否両論を
巻き起こした衝撃作品。

映画『美しすぎる母』のプロモーションのために
トム・ケイリン監督(『恍惚』)とケイティ・ルーメル
プロデューサーが来日し、Bunkamuraオーチャー
ドホールのビュッフェにて記者会見を行った。

6月7日 Bunkamura ル・シネマ 他
全国順次ロードショー

[5月31日アップ]

取材:撮影 福住佐知子


オフィシャルサイト





新藤兼人監督作品へ初参加の豊川悦司

楽しそうに校歌を熱唱する面々

左から 前列 大竹しのぶ、新藤監督、川上麻衣子
     後列 柄本明、豊川悦司、六平直政

本作は70年にも渡る作家生活を続けてきた新藤
監督の故郷、広島での恩師や同窓生との少年時
代からの交流を中心に自らの恋愛体験も盛り込み、
シナリオライターとして自立するまでを描いている。

「監督のタフさにびっくりした」というキャストたちは、
年齢に関係なく現場への意欲を見せる監督に
尊敬の眼差しを向けていた。
すでに何本かの脚本を準備中という新藤監督
の、映画への熱く、強い思いが感じられる会見
だった。

皆のコメントを静かに聞いていた監督だが、大竹がひざまづ
いてマイクを向けると、「去年の夏、広島で65日間ほどか
けて撮影しました。足腰が弱くなっているので、現場では車
椅子で向かいましたが、カメラの横に立つと、活力が戻り、
スタッフやキャストたちに助けられながら、隅々まで撮る事が
出来たと思います。車椅子に乗ってまで何で撮る必要があるのか?と思う方もいるか
もしれませんが、這いずり回ってでも映画を作りたい、という情熱が僕の元気の源にな
っている」と映画への意欲が強く感じらるコメントをした。

柄本の妻を演じた川上麻衣子は「新藤監督と初めてご一
緒にお仕事したのは、私がまだ10代の頃です。あれから30
年近くが経っていますが、またご一緒する事が出来て嬉しか
ったです。毎夜宴会が開かれ、本当の同窓会のようで楽し
い撮影でした」と楽しそうに語った。

若き日の新藤監督の恋する相手を演じた大竹は「撮影中
は、監督が撮りやすい状況を作るように皆が頑張っていまし
た。映画を作るって、こういうことなんだなあと思ったと同時に、
そこに“愛”を感じましたね。監督との会話が楽しかった」と
撮影時を振り返った。

新藤組に初参加した豊川悦司は「僕が何で新藤組に呼ば
れたかはよく分かりませんが、光栄です!新藤監督が歩まれ
てきた人生を僕が演じてしまっていいのかな?という気持ちは
ありました」と謙虚にコメント。広島でのロケは「気持ちよい緊
張感で楽しめました。それが画面にも現れていると思います」
と語った豊川だが、「新藤監督は“若い日の自分を演じる人
は、背が高くてカッコいい人がいい!”とおっしゃっていて、それ
で豊川さんになったんですよ(笑)」と六平に教えられ、ここで
も汗だくになっていた。

監督の小学校の恩師役を演じた柄本明
は「日本映画史を代表する新藤監督の
47本目の作品に出演出来て、感動です。
ひとつ、よろしく!」と挨拶。今は銀髪の柄
本だが、劇中で黒髪のかつらを使用、それ
が「大変だった」と語った。

最初に新藤監督が自ら作詞した石内尋常高等
小学校の校歌が歌われた。監督、キャスト全員
で小学生に戻ったかのように楽しそうに歌っていた
が、人前で歌うことに緊張したのか豊川が汗だく
になっていたのが印象的。

96歳、日本最高齢の現役監督、新藤兼人の
自伝的映画ともいえる『石内尋常高等小学校 
花は散れども』の完成披露試写会が都内ホール
で行われ新藤兼人監督、柄本明、豊川悦司、
六平直政、川上麻衣子、大竹しのぶが舞台挨
拶に登壇した。

9月下旬より、シネカノン有楽町ほか
全国ロードショー

[5月31日アップ]

取材:撮影 福住佐知子


オフィシャルサイト

http://www.shido95.com

イ・ジアは「ドラマを愛していただき、有難うございま
す。今後もより良い姿をお見せできるよう頑張りま
す」とコメントした。

ドラマの中でタムドクがスジニと酒を酌み交わすシーンがでてくるが、「実際に、私は
よく飲みますね(笑)」と、酒豪であることも明かした。
過酷な撮影が続く中、出演者やスタッフたちの疲れを癒すための会食が何度も開
かれたそうだ。

横から見た、長い髪と
    ボディ・ラインも魅力的

左から  イ・ジア、ペ・ヨンジュン、ムン・ソリ

質問1つ1つに丁寧に答えるペ・ヨンジュン

ドラマの見所について

ムン・ソリは「キハの涙に注目してください。一緒に
泣いてください」と語り、「次回作は笑顔の私がお
見せできるようなドラマに出演します」と語った。

このドラマでデビューしたスジニ役のイ・ジア
は「すべてが不慣れで大変でしたが、皆さ
んのサポートのおかげで演じきる事が出来
ました」と挨拶した。

共演者の一人キハ役のムン・ソリは「初め
ての韓国ドラマへの出演となりましたが、
どんなドラマよりも生涯、記憶に残るドラ
マになりました」と挨拶。

「家族(ファン)の皆様の大きな声援はとて
もありがたいと思いますし、これからも皆さん
にいい姿をお見せしなければといった気持
ちにさせられます」と挨拶したペ・ヨンジュン。

神に選ばれ、偉大な王となった人物タムドクを演じたペ・ヨンジュンだが、「タム
ドクは誰とでも友達になれ、誰とでも意志の疎通が出来ます。彼のような人
物が今まさに必要とされる人物ではないでしょうか。実在した人物を演じると
いうことで演じながらたくさんのことを学びました。タムドクとは、男として責任感
を持つという部分では共通点がありますが、孤独であるということについては、
私には信じられる友人がいるので私は寂しくはないですね」と語った。

「太王四神記」に主演のペ・ヨンジュンが、
キム・ジョンハク監督、共演者のムン・ソリ、
イ・ジアと共に東京NHKで6月4日に記者
会見を行い、撮影エピソードや秘話を熱く
語った。

5月30日に「太王四神記」プレミアムイベ
ントに出席するために大阪を訪れたペ・ヨン
ジュン。
1年9ケ月ぶりの来日とあって空港には多く
のファンが詰め掛け、ファンの出迎え数でハ
リウッドスターを押さえ、成田3000人、羽
田3500人、関空3000人と空港3冠を
達成した。

「太王四神記」は壮大なスケールで描か
れた歴史ファンタジードラマ。
凝った美しい映像と、偉大で孤独な王の
心の機微を繊細に演じ、俳優として大き
く成長したペ・ヨンジュンの姿が堪能できる
ドラマだ。
人の真心と真実の愛が描かれている―。

最後にキム・ジョンハク監督が
「今後、ますますエキサイティングで面白く
なっていく」とメッセージしたが、ペ・ヨンジュ
ンの落馬事故、監督自身の入院など多
くの事故やアクシデントに見舞われながら
も完成させた作品だけに感慨もひとしお
の様子だった。

他の俳優が質問に答えている間、何かメモをとっているペ・ヨンジュンに
「何を書いているんですか?」と質問が。「同じ質問が来たときに答えら
れるように、思いついたことを書いているんです。最近、だんだん記憶が
なくなってきています(笑)」とお茶目に答えて会場を沸かせた。

ドラマの中でスジニはタムドクに背中から、キハは前から抱きつくというシーンが
ありますが、個人的にはどちらがお好みですか?という質問に最初は「どちら
でもいいですよ」と笑顔のぺ・ヨンジョン。「キハの方はタムドクと恋人関係にあ
ったから前から抱きつく事ができたと思うし、スジニとは友達なので後ろからとい
うことだと思います」とまじめに答えていたが、「僕は前から抱きついていただいた
方がいいですね(笑)」と、本音を聞かせてくれた。

http://www3.nhk.or.jp/kaigai/taioshijinki/

毎週土曜日午後11時10分よりNHKにて放送中
映画は新宿バルト9にて公開中

[6月7日アップ]

取材:撮影 福住佐知子


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太陽のような笑顔で登場したジャッキー・チェン

左から  ジャッキーチェン、ロブ・ミンコフ監督

《画像クリックで拡大》

ジャッキー・チェンとジェット・リーが初共演し、夢の顔合わせが
実現した。二人のファイト・シーンは瞬きするのも忘れるほどの
出来栄え。
この素晴らしいファイト・シーンを絶対に見逃さないで。

ジャッキーは、常にポジティブで意欲的。今後もプロジェクトは
目白押しで、北京オリンピックのあとは警察ものを撮って、その
あとは自分で監督する作品が控えているそうだ。

「最高の演技がここにある。こんなに一生懸命映画の
ために身を投げ出してくれる二人に会った事はない。
違ったタイプの二人の初共演。武術もいっぱいあるし、
楽しめる作品になっているよ」とミンコフ監督。
「とにかく1本、1本一生懸命撮っています。家族みん
なで楽しんで」とジャッキー。

「俳優を続け、その後は監督やプロデューサーをしていきたい。将来的には武術や映画、
ドラマなどを学ぶ学校を作りたいと思っているんだ。今後も映画を通して友愛、平和、
団結といったものを皆さんに伝えていきたい」と映画への思いを力強く語った。

映画は僕の最愛のもの。一本一本いつもベストを尽くして撮っている。
最近は、映画の中でもドラマの部分を大切に考えているので、“アクション俳優がドラマ
もできる”と思われるより、“ドラマが上手な俳優で、アクションもできる”と思ってもらいた
いんだ」

日本のファンと久々に対面した感想をジッャキーは「 子供の頃から
僕のファンでいてくれた人たちが結婚して、子供ができて、そしてその
子供も僕のファンになってくれて、家族みんなで応援してくれる…、
本当にうれしい。いまではもうファンじゃなくて大家族のようだね。でも、
それだけ自分は歳を取ったということだから、恐ろしいよ…(苦笑)」と
コメントした。

ここ数年チャリティー活動へ力を入れているジャッキーだが、「僕は映
画の仕事以外の時間はすべてチャリティーに使っている。僕自身は
ひとりしかいないけれど、できる限り世界中どこにでも行って、やれる
事はやりたいと思っているんだ」と語った。

ジェットと共演した感想をジャッキーは「今回の共演はすごくうれしかっ
た。彼とは知り合って20数年になるけれど、香港が中国に返還され
てなかったころは、彼が香港に来て一緒に食事したりしても内緒にし
ていたんだ。普通の友達が親友になって、この映画を撮り終えた今で
はすっかり兄弟分のようだよ。昔は会えば、映画と武術の話ばっかりだ
ったけれど、今回はチャリティーの話ばっかりしていたね」と語った。

ジャッキー・チェンとジェット・リーの共演についてロブ・ミンコフ監督
は「二人の共演の話は15年前からあったんだが、やっと実現し
たよ。でも最初の脚本には二人のファイト・シーンはなかったんだ。
“味方同士だから闘う必要はない”とプロデューサーに言われた
んだが、“ジャッキーとジェットの二人が出ていてファイト・シーンが
ないなんて絶対にありえない!”と、掛け合って実現したんだよ
(笑)」と教えてくれた。

日本語で「ミナサン、コンニチワ」と挨拶したジャッキー、会見
の前日に四川大地震復興のチャリティー試写会を開いてお
り、集まった寄付金のお礼を述べた。

本作は、古代の伝説の如意棒を手にしたアメリカ人青年が、
タイムスリップし、迷い込んだ世界で中国の武術の達人たち
からカンフーの教えを受け、鍛えられながら邪悪な敵に立ち
向かう物語。公開された国のすべてで初登場1位を獲得し
ている。

アジアが世界に誇る2大アクション・スター、ジャッキー・
チェンとジェット・リーが奇跡の共演を果たした『ドラゴン・
キングダム』の都内ホテルで記者会見が行われ、ロブ・
ミンコフ監督とジャッキー・チェンが登壇した。

7月26日(土)より 
全国ロードショー

[2008年7月19日アップ]

取材:撮影 福住佐知子


オフィシャルサイト

戦争が引き起こしたひとつの悲劇、
幸せへの回り道をしたエセル―。
この感動的な愛の物語を劇場で
是非目撃して欲しい。

ミーシャのおしゃれアイテムは
想いのこもった指輪やブレスレット

http://www.yubiwa-movie.jp/

本作は、愛する人を戦争で失ってから50年間
も心を閉ざしていた女性が、あることをきっかけに
もう一度、過去の運命の愛と向き合うことを決意
するという感動的なストーリー。
ミーシャが演じた若き日のエセルの、純粋な愛に
満ちた表情が魅力的。

劇中で美しいヌードを披露したミーシャだが、「自分のすべてをさらけだして、愛する
男性に向かって行きます。私が演じるエセルという女性が、無垢で純粋な自分の気
持ちをさらけ出していく場面で、いいシーンになったと思います。とても気に入っていま
す」と語った。

本作で使用された40年代の衣装については「美しくて素晴らしい衣装ばかりでした。
40年代のファッションは美的センスが素晴らしく、いかに女性たちが自分の容姿に気
を使っていたかが、この映画を観ていただくとよく分かります。見た目に気を使うことは
素敵なこと、個人的にはハイウエストのワンピースが気に入りました」と語った。

3人の男性から思いを寄せられる役を演じたミーシャだが、その感想を「3人ともそれ
ぞれ違うタイプの人たちで、現場はとても楽しかった。エセルは情熱的で、愛情が深く、
自分の気持ちに一生懸命で、3人の男性のそれぞれの気持ちに気づかないでいま
す。そんなエセルの純真さを彼らは愛したのだと思います。今の女性は生涯1人の男
性を想い続けるというのは難しいかもしれませんが、私自身は可能だと思っています。
永遠の愛は信じているし、あると思います」と笑顔で語った。

名女優シャーリー・マクレーンの印象については「お会いしたとき、
とてもお元気で、はつらつとされていて、前からファンだったので、
とても嬉しかった。彼女の若い頃を演じることで不安もありました
が、若き日のエセルは全く別の人格として描かれていたので、無
垢で純真なエセルを、ひたむきに演じるように心がけました。この
映画に参加できたことは本当に夢のようでした」とコメントした。

テレビと映画の違いを「テレビは撮影スケジュールが忙しく、脚本
がドンドン送られてきますが、映画は始めから脚本が用意されて
いて、ラストがどうなるのかもはっきりしていますね。本作では監督
が素晴らしい環境を用意してくださったので、安心して撮影に望
む事が出来ました」と語ったミーシャ。

ミーシャは人気海外ドラマ「The OC」でブレイクした女優
で、今回アッテンボロー監督に抜擢され、本作への出演
が決まった。

名匠リチャード・アッテンボロー監督(『ガンジー』)の新作
映画『あの日の指輪を待つきみへ』の記者会見が都内
ホールで行われ、主人公のエセル(シャーリー・マクレーン)
の若き日を演じたミーシャ・バートンが登壇した。

7月19日(土)より テアトルタイムズスクエア他で
ロードショー

[7月11日アップ]

取材:撮影 福住佐知子


オフィシャルサイト

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それでもウォシャウスキー兄弟との仕事は「最高
だった」とうれしそうに語り、「二人とも頭がよくて、
脚本の段階から具体的なビジョンを持っているん
だ。すごく背が高くて、楽しい魔法使いのような人
達だった」と絶賛した。

グリーンスクリーン前での演技は大変だった。すべ
てのエネルギーを吸い取られてしまうんだよ。常に
想像力を働かせていなければならないし、発狂
しそうになったよ。精神的に疲れたから寝室の壁
はぜったいグリーンにはしたくないと思ったよ」と語っ
た。

時速645kmのハイ・スピードでの映像世界での
役作りについてエミールは「テキサスにあるスピード
ウエイに行ってプロのドライバーについて裏の部分
を訓練したり、友達とレースを見に行ったりしたよ。

http://www.speed-racer.jp/

ど派手なカーアクションと、全編を通じて総天然色映像が繰り広げられる
作品。
スピードの世界を革新的に描いたウォシャウスキー兄弟の独自世界が展
開される。
斬新で想像力に飛んだ映像マジックを堪能あれ!

今後、アニメのキャラクターで演じてみたいものは?と聞かれ、
上戸は「難しいですね。やるなら個性的な物がいいですね。コスプレも楽しい
だろうし…」と語り、
赤西は「僕は「ワンピース」を読んでいるんですが、出来るんだったらその中の
誰でもいいかな。キャラは強めでお願いします(笑)」とコメントした。
エミールは突然「ウウウウーウッ、ウウウウーウッ…」と奇声を発したかと思うと、
「ウッドペッカーがいいです。鳥の衣装をまとって演じたい」と楽しそうに語った。

日本語版吹き替えキャストの二人は作品中のキス・シーンをどう演じたかについての質問に、赤西は「僕の場合は
まだ上戸さんの収録前に声を入れたので実際にトリクシーと話しているような感じで取り組みました」と語り、上戸
は「周りの皆にキス・シーンってどうやったらいい?と聞きながら取り組みました(笑)」とコメントした。キスの音は実際
には入らないとスタッフに言われ、ホッとしたそうだ。それを側で聞いていたエミールが「こうやればいいんだよ」と自分の
手の甲にチュッチュッとキスして音を出して見せ、会場を沸かせた。

6歳の頃に「スピードレーサー(「マッハGOGOGO」)」のアニメを見ていたというエミールは、「実際にマッハ号に乗れ
たら、渋谷に繰り出して、ショッピングをして靴を買いたい」と語り、赤西は「空を飛ぶ機能があるのが魅力的」と楽
しそうに語ってくれた。

エミールはショーン・ペン監督の最新映画『イントゥ・ザ・ワイルド』(9/6公開)
にも主演している。役作りのために18kgも減量したというまだ23歳だが、すご
い根性の持ち主なのだ。

赤西自身は「別に自分の声はぜんぜんセクシーだとは思っていないんですけ
ど…」と苦笑い。「実際の演技とは違うトーンで話したり、タイミングとか、つか
むのに時間がかかりました。レース中に出す声がいちばん大変でした」と語り、
上戸も「レースを見ているときのキャーキャー言う声が恥ずかしかった」と声優
としての苦労話を語ってくれた。

日本語版吹き替えのキャストとなった赤西は声優に初挑戦となったが、エミ
ールからはかっこよくてスピードそのもの」と称賛され、幼なじみの恋人、トリ
クシー(クリスティーナ・リッチ)役の上戸からは「声を録るときは私がいちばん
最後だったので赤西さんのセクシーボイスをたくさん聞きながら声を入れさせ
ていただきました」と声についての感想をコメントされた。

主人公のスピードを演じたエミールは「日本発の作品の映画なので、日本
にこれてうれしい。世界のどの国よりも、受け入れられる作品じゃないかな。
楽しみにして観てください」と笑顔で挨拶した。

60年代の日本の人気アニメ、吉田竜夫原作の「マッハGOGOGO」
がハリウッドで『マトリックス』3部作のウォシャウスキー兄弟の手によって
実写映画化され、主演のエミール・ハーシュが来日し、都内ホテルで
記者会見が行われた。
日本語版で声優を務める赤西仁(KAT-TUN)と上戸彩が一緒に登
壇した。

7月5日(土)サロンパス・ルーブル丸の内 他
全国ロードショー

[7月5日アップ]

取材 撮影 福住佐知子


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“クライマーズ・ハイ”とは登山時に高さへの緊張感がピークまで達した時、
高さへの恐怖心が麻痺してしまう状態のことをいう。
堤「“撮影中”ですね。撮影後はドッと疲れが出てしまい、
何週間も何もしたくなかったし、何も見たくないといった状
態が続きました」
堺「佐山の“下山時の格好”です。泊まっているいるホテ
ルと撮影していた場所が目の前なので、メイクしてズタボ
ロの衣装のままでホテルから出かけたのですが、周りから
“いったい何が起こったんだ?”という目で見られました
(笑)」
鬼のような形相で下山してくる佐山を演じた堺は普段の
優しいイメージからは想像を絶する迫力。
尾野「“現場に入った瞬間”です。この作品へのプレッシャーで、
自分自身でクライマーズ・ハイ状態にしてしまった気がします」
原田監督「“墜落一報シーンの編集”です。このシーンを自分
の思うようなものにしないと映画自体がどうなるか分からない、
と思いました」
監督は遺族の気持ちを考え、壮絶な事故現場のシーンや遺
体のシーンなどは幻想的に描いている。再調査を促すテロップ
も入れた。
堤「堺さんは事故現場の山から降りてくるシーンでは、目つきが尋常じゃなく、
すごかったんです。圧倒されてしまいました」
尾野さんは緊張のためかセリフをよくかんでいましたが、本番は一発で決め
ましたから、いい役者さんだと思います(笑)」
堺「堤さんはとにかく、芯が太くてブレない。そこにいるだけですごい人です。
監督は“とにかく前に進むことだけを考えろ”と言っていて、演じていて心地よ
かったですね。年齢もキャリアも関係なく、この現場ではみんなが全力で走
っていました」
尾野「緊張のため、セリフをよくかみましたが、先輩俳優や監督にやさしく導
いていただいて乗り越える事が出来ました。有難うございました」
堺「新聞記者は自分の仕事で世界と勝負しているといった感じがある。働く姿
はそれだけでカッコイイ。魅力的ですね。記者というのは追いかけるというカッコ
よさはありますが、意図せずに人を傷つけてしまうこともあると思いますね」
尾野「身なりも気にせずに男性記者たちに必至についていこうとする千鶴子の
“男らしさ”が魅力でしたね。でも楽しい話ならいくらでも聞くことが出来ますが、
亡くなった遺族の方に話を聞く事は無理だと思うので、私に記者は出来ないと
思います」
「監督は“ドンドンやれよ!”とすべて受け入れてくれる、攻めの姿勢でいること
を許してくれる懐の深さのある方ですね。今回新聞記者について取材をすると
いう楽しい経験をしました」と堺。
「私は27歳になりますが、この歳ですごく勉強させてもらえた監督でした。監督
は常に生の気持ちを大事にしてくれました」と語った尾野。

これを受けて原田監督は「本当に全員と楽しくコミュニケートできた。
僕にとって非常に刺激的な現場になった」と語った。
悠木の部下として現場に足を運ぶ佐山役の堺雅人は「本作に
は、働く男のカッコイイ部分と哀しい部分が描かれています」と語
った。
男性の職場で女性記者としての頑張りを見せる玉置千鶴子役
の尾野真千子は「私は、この映画に出れたことを、心からうれしく
思っています」とオーディションでこの役を手にした喜びを込めて語
った。
原田監督は「様々な想いを込めて作りました」とコメントした。

自分が演じた新聞記者について語ってくれた。

左から  尾野真千子、堺雅人、堤真一、原田眞人監督

作家・横山秀夫が17年もの歳月をかけ、残された遺族たちの気持ちを想い、
心を込めて書き上げた渾身の作「クライマーズ・ハイ」。
地元新聞記者たちの壮絶な一週間を描いた。
世界最大最悪の航空機事故から23年と、長い年月が過ぎてしまったが、あの日の大きな驚きと悲し
みはいつまでも忘れない―。
監督、出演者たち、スタッフの熱い想いがストレートに伝わってくる素晴らしい映画だ。劇場で、何かを
感じ取って欲しい。

最後に原田監督が「本作は、子を思う親の気持ち、親を思う
子の気持ちをテーマに描いています。これからもこの作品を応
援していただきたいです。よろしくお願いします」と観客にメッセ
ージを送った。

撮影中にした“クライマーズ・ハイ”体験を教えてください―

共演した感想を聞かれて―

堤「僕が演じた悠木という男は孤独で孤高なイメージだったので、いつもの僕
は撮影中以外はベラベラしゃべって盛りあがっているんですが、今回は、他の
俳優たちとムダ口を聞かずに撮影していましたね。記者というのは、真実を追
って事件を探っていくという部分は魅力的だと思いますが、何かを暴くために働
いても逆に利用されたりする可能性もあると思うと、報道の怖さというものも感
じますね」

「監督とは『魍魎の匣(もうりょうのはこ)(07)』に続いて2作目ですが、役者と
して自由に演技をさせてくれてやりやすかった。『魍魎の匣』に入る前はすごく怖
い監督だと聞いていましたが、僕は、映画をこよなく愛し、いつも真剣な方だと
思いますね(笑)」と語ったのは堤。

航空機事故を報道するための全権デスクを担う新聞記者・
悠木役の堤は「とにかく少しでも多くの方にこの映画を観ていた
だきたい」と挨拶。

1985年夏、地元群馬の地方紙の社会部記者として日航機
墜落事故に遭遇、取材に携わった作家・横山秀夫(「半落ち」、
「出口のない海」)の大ベストセラー小説「クライマーズ・ハイ」が
映画化され、完成披露記者会見に、原田眞人監督、出演者
の堤真一、堺雅人、尾野真千子が登壇した。

http://climbershigh.gyao.jp/

7月5日(土)丸の内TOEI(1) 他
全国ロードショー

[6月28日アップ]

取材 撮影 福住佐知子


オフィシャルサイト

ファンと語らうハリソン・フォード

AKB48

島田陽子

ジョージ・ルーカス監督

http://www.indianajones.jp/

ディブ・スペクター夫妻

石田純一(右)

赤井英和

左から
ドアラ(中日ドラゴンズのキャラクター)、
くいだおれ太郎ら

DAIGO

リア・デイゾン

我らがインディ・ジョーンズ
           ここにあり!!

インディ・ジョーンズのジャパンプレミアに駆けつけた著名人たち(一部)

左から
フランク・マーシャル、カレン・アレン、ハリソン・フォード
ジョージ・ルーカス、キャスリーン・ケネディ

インディ・ジョーンズことハリソン・フォード

インディの世界観溢れる凝ったセットから登場。

インディ・ジョーンズを再び演じた感想を聞かれて、ハリソンは「娯楽が満載され、ファンが本当に喜んで見ています。
映画ではいろいろなキャラクターを演じられますが、こんなに観客が喜んでくれる映画に出合えた。映画という最高
のメディアで作られた、最高の作品に出演できるのは素晴らしい経験です」とコメントした。
日本のファンには、「日本のファンのサポートに感謝しています。皆さんの反応が楽しみです。どうぞ映画を楽しん
でください」とメッセージを送った。

「次回作はあるのか?」とルーカスが質問されると、とっさに
ルーカスの前でひざまずいたハリソンは、「僕が立ち上がれ
なくなる前に早く作って」と懇願。茶目っ気あるハリソンの
姿に場内は笑いに包まれた。次回作について、「考える
時間がほしい。まずは、インディが探す秘宝を考えなけれ
ば…」と答えたルーカスに対し、ハリソンは「時間がかかる
よ」とけん制。だが、ジョークではルーカスの方が一枚上手
で「今、インディが一番探したいものは老眼鏡だよ」と、
65歳のハリソンには耳の痛い一言で、会場を盛り上げた。

レッドカーペットでのリラックスムードは、舞台挨拶にも引き
継がれた。ジョージ・ルーカスは、「40年間、何度も来日
している中で、今回が一番楽しい」と挨拶。
世界中で『インディ』シリーズが愛され、大ヒットしている理
由は?と訊かれたルーカスが、「家族で楽しめるアドベンチ
ャーだから。でも一番重要なのはハリソンが出ていること」
と答えると、ハリソンはすかさずポケットからお札を取り出し
ルーカスへ。そのジョークに会場は拍手喝采。
ハリソンはその存在だけで会場を大いに沸かせた。

屋外で行われたレッドカーペットには、あいにくの雨模様にもかかわらず、生のハリソン・フォードに一目会おうと
約1000人のファンが駆けつけた。そんなファンの思いが通じたのか、『インディ』ご一行がカーペットに到着する
と、それまで降っていた雨がその時だけはぴたりと止み、ファンの熱狂も最高潮に。ハリソンやルーカス監督はサ
インをしたり、談笑したりしながら、ゆっくりとカーペットを歩き、日本のファンとの交流を堪能したようだった。この
日は、ゲストに多くの有名人も駆けつけた。

アクションアドベンチャー映画の金字塔、古代文明の秘宝を
探し求めるインディの冒険が再び始まった。 19年ぶりのシリ
ーズ最新作『インディ・ジョーンズ クリスタル・スカルの王国』
のジャパン・プレミアが、6月5日、東京・代々木第一体育
館で開催され、ハリソン・フォード、ジョージ・ルーカス、カレン・
アレン、製作のフランク・マーシャル、キャスリーン・ケネディら、
『インディ』ご一行が上映前のレッドカーペットと舞台挨拶に
登場した。

6月21日(土)より公開中

[6月20日アップ]

取材 能登春子
撮影 福住佐知子


オフィシャルサイト
「いつか共演出来たら嬉しい」と言う
石原の言葉に「そしたら楽しいわね」
とエレン。
日米、二人の女優の今後の活躍が楽しみだ。

<画像クリックで拡大>

同い年の石原さとみ(左)とエレン・ペイジ

http://movies.foxjapan.com/juno/

16歳の“ジュノの人生”を見届けて欲しい。それと、素晴らしい音楽にも注目して。

この日、花束を持って現れたのはエレン
と同じ21歳の石原さとみ。
ハリウッド女優との対面に興奮気味で
「嘘の無い、まっすぐなジュノが大好き。
もし日本でリメークされるなら、是非私
がジュノを演じたい!」とコメントした。
英語を勉強中という石原は、英語で
エレンに「自分とはかけ離れた役を演
じるときはどうしているの?」と質問し、
エレンは「自分とかけ離れた役を演じ
ることこそ素晴らしいと思うの」と答えた。

アカデミー賞主演女優賞にノミネートされ
たときの感想については「一緒に候補にな
った女優さん達は、みんな尊敬している
方々だったので、とてもシュールで、謙虚
な気持ちになりました」と語り、ノミネート
されたことで「私自身はある意味何も変わっていないけれど、作品が成功したことで、
今は出演作品の選択肢がふえたの。それはとても幸せなこと。ジュノを演じる事が
出来て、とてもラッキーだったわ」と、大きな成功に戸惑いながらも笑顔でコメントし、
「性別や年齢を超えた多くの人に観てもらいたい」と観客にメッセージした。

役作りについては「ジュノの人生の一部を演じるということに集中して
演じたわ。妊婦に関してはいろんな本を読み、演技をするときには
作り物のお腹をつけることで重みを感じ、姿勢が変わってくることで
感情が入ったので、演じやすかったわ」と語った。16歳の妊婦を演じ、
学んだことについては「コンドームを使うことかしら…」と意外な答えが
返ってきた。

ヒットした理由を聞かれたエレンは、「いちばん最初に脚本を読んだ時
に心から驚いたわ。今まで読んだどの脚本よりも素晴らしかった。正直
で、深みがあって、面白いの。だから多くの人たちに訴える事が出来た
んだと思う。それに、今は若い女性を主人公にした映画が少ないので、
それもヒットした理由のひとつだと思うわ」と答えた。

カジュアルなスタイルで登場したエレンはほほをピンク色に染め、初々
しい印象で質問に答えた。『ハードキャンディ』(06)以来、2度目の
来日。会見の前日はオフで、大好きな日本食を食べたり、原宿や
渋谷の街を散策したことを明かした。

16歳で妊娠してしまった高校生のジュノが子供の里親探しに奮闘し、
家族や周りの人々に支えられながら精神的に成長して行く姿を描い
た本作はわずか7館からスタートし、評判が口コミで広がり、世界中で
大ヒットを記録した。
監督は30歳の新鋭ジェイソン・ライトマン。脚本を担当したディアブロ・
コディはデビュー作品でアカデミー賞脚本賞を受賞した。

映画『JUNO/ジュノ』の記者会見が都内ホテルで行われ、同作で
本年度のアカデミー賞主演女優賞にノミネートされた21歳のエレン・
ペイジが登壇した。

6月14日(土) シャンテ・シネ 他
全国ロードショー

[6月13日アップ]

取材:撮影 福住佐知子