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左より
蒼井優、松山ケンイチ、永作博美、忍成修吾、井口奈己監督
挨拶の後のサプライズで、10月14日に37歳の誕生日を迎えた
永作に大きな花束を松山がひざまづいて手渡し、プロポーズをし
ているようなその姿は会場を大いに沸かせた。とにかく松山は永作
に猛烈アプローチ。「永作さんの魅力はとにかく笑顔がスゴク素敵。
近くなればなるほど笑顔が自分のものになるので、僕の宝物です
ね」と真面目な顔で語っていた。
永作は大人の余裕でニコニコ笑いながら松山のアプローチを交わ
していたのが印象的だった。
共演した蒼井は「この映画はすごく面白かった。
見たいんだけれど直視できない、でも見たい!
という感じです。“ううっ〜”ってなるような感覚に
なりました(笑)」
忍成は「監督から朝シャンをしないで来てくれと
いう演出があって、監督らしいな、と思いました。
ボーっとやらせてもらったんですが、二人の恋愛模様を“いいなあ〜”と思っていました」と語った。
監督は「やってくださいというと、皆さんやってくださって、皆さん素晴らしい人たちです(笑)」と満足そうに語った。
松山は共演した永作にすっかり恋した様子で
「今までは役を作りこんできましたが、今回は
役が僕自身になってしまいました。
永作さんのユリに、ほんとに恋をしてしまい、現
場ではただ、ただ、幸せでしたね」と語りながら
も熱い視線を永作にズーッと投げかけていた。
監督やスタッフはそんな二人の演技をニヤニヤ
しながら見ていたそうだ。
本作は19歳の美大生(みるめ)が39歳の美大講師(ユリ)
と恋に落ちるという切ないラブストーリーで、今回映画初主演
の永作は「監督に、“力を抜いてドンドンやっちゃってください”
と言われました。台本のセリフが終わってもなかなかカットがか
からないので、私と松山くんは自分の中から出てくる言葉を出
しながら“監督の手中にいるんだな”と思いながら演じていまし
た」と笑顔で語った。
監督の考えで、永作と松山が本当の恋人同士に見えてくる
演出がなされていたのだ。
山崎ナオコーラ原作の同名小説が井口奈己監督によって
映画化された。
監督をはじめ、出演者の永作博美、松山ケンイチ、蒼井優、
忍成修吾が完成披露試写会の舞台挨拶に登場、その後の
囲み取材もあわせて取材した。
2008年1月19日(土)より シネセゾン渋谷ほか
全国順次ロードショー
ブロードウェーで大ヒットしたミュージカル作品
『ヘアスプレー』が映画化され、プロモーション
のために来日したアダム・シャンクマン監督に
会って、撮影秘話を聞く事が出来た。
10月20日(土)丸の内プラゼールほか
全国ロードショー
オフィシャルサイト
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アダム・シャンクマン監督のインタビューは次回掲載予定です
ハリウッド映画界のニュープリンス ザック・エフロン
ウーロン茶を片手に持って「こんにちは」と
日本語で挨拶しながら現れたザック。
サラサラヘアーと澄んだ瞳が印象的。
ジャパンプレミアで日本のギャルから大声
援を受け、ちょっとビックリした様子だった
ザックだが、「最高の気分でした。たくさん
のファンの方たちに会える事はスゴク嬉し
いです」と語った。
TV映画「ハイスクール・ミュージカル」に出演し、アメリカで人気沸騰中、
キュートなルックスで日本でも大注目のザック・エフロンが、ミュージカル
映画『ヘアスプレー』のプロモーションために来日した。そんな彼に都内
のホテルで会って、話を聞くことが出来た。
10月20日(土)丸の内プラゼールほか
全国ロードショー
プロポーションのいいジェニファーの装いは、
女らしいブラウスに黒のスカートとシンプル
なものだったが、とても良く似合っていた。
身に着けている小物もスタイリッシュだった。
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オフィシャルサイト
9.11事件に端を発したアフガン侵攻、イラク戦争。悪の巣窟を一掃してもなお、和平の訪
れない中東社会。和平をさえぎり、罪無き人々を死の恐怖に陥れるのは、テロリストなのか、
それとも米国からの使者たちなのか。誰が何のために争い続けるのか。ニュースでは決して伝
えられない中東の真実が描かれている。
深刻な社会状況を冷徹に見つめた政治的要素もある作品だが、「良く出来たエンターテイメ
ントとして楽しんでほしい」とメッセージしたジェニファー。
自爆テロを題材にした本作のメッセージについて、「暴力は暴力を生むだけ。
つまり暴力では何も解決しないということです。一番良い解決法は、違う国
家や人々に対して、ステレオタイプの固定観念を持つのではなく、個々に知
り合うこと。誰でも自分の子供が安全で平和に暮らせる国にしたいと考えて
いることが本作で分かるはずです」と力説した。
仕事と家庭を両立させる女性の代表として、人生のバランスを保つ秘訣
について聞かれると、
「世界中の人が良いバランスを保って生きて欲しいと考えています。本作
は私にとって人生のバランスを考える良い例になりました。主演ではなかっ
たので撮影中も休みがあり、子供の面倒をみることができましたし、撮影
終了後は1年ほど休みを取りました。今は私が日本に来ているので夫
が休みを取り、子供の世話をしてくれています。結局、バランスを取るとい
うことは、家にいれば仕事のことを考えるし、仕事をしていれば家のことを
考えるし…、常に反対側のことを考えるのが働く女性の思いだと思います」
と、より良い生き方を模索する一人の女性として素直な感想を述べた。
男性の中に1人混じって働く強い女性を演じる意義について、「ホワイトハウスやFBIから評価された実績ある女性が、
サウジアラビアで何の権利も認められず苦労する様子を演じるのは、とても楽しかったです」と、話した。
男性キャストの多い撮影現場は、「唯一の女性キャストだったので、体の心配をされたりして、とても甘やかされました
(笑)。監督にはいつもからかわれて、オモチャにされていましたが、とても楽しかったです」と、笑顔を見せた。
ゴールデン・グローブ賞に輝いた人気テレビシリーズ『エイリアス/2重スパイの女』
のCIA捜査官や、アクション映画『エレクトラ』のヒロインなど、闘う強い女性を好
演し注目を集めたジェニファー。本作では、3人の男性捜査官に混じり、自爆テ
ロが発生したサウジアラビアへ乗り込んで行く、勇敢な女性FBI捜査官ジャネット
を演じている。「CIA捜査官と似てしまうと思ったので、今回のFBI捜査官役に躊
躇したのですが、『エイリアス』のシドニーが劇画的なキャラクターだったのに対して、
本作のジャネットは地に足の付いた役でした。成熟した大人で、理想主義に走る
ことがなく、シドニーとはまったく違ったキャラクターでした」と語ったジェニファー。
終わりの見えないテロリストとの戦い。中東社会で繰り返される
自爆テロの背景を、事件の真相解明にあたるFBI捜査官の活
躍をとおして描くアクション映画『キングダム 見えざる敵』のPR
のためにジェニファー・ガーナーが来日し、都内のホテルで記者
会見を行った。
10月13日(土)全国ロードショー
ジヌ・チェヌ監督とミャオ・プウのインタビューは
後日掲載致します。
左から
中井貴一
ミャオ・プウ
ジヌ・チェヌ監督
http://ww.ho-oh.jp/
雪に閉ざされた過酷なロケ地で行われた撮影は、見ている側にもその辛さがリアルに伝わって
くる。
ささやかな愛にすがるしかなかった、男女の切ない気持ちが心にしみる、素晴らしい映画だ。
中井はジヌ・チェヌ監督を「カリスマ的な統率力のある、次の世代を背負う監督だと思ってい
ます。」とたたえ、達成感のあるいい笑顔を見せた。
全編中国語で出演した中井は「中国語は本当に難しい。四声がしっかりしていないと通じ
ない。セリフを言うときに緊張で手が震えるんですよ。周りがみんな母国語の中で僕一人が
言わなければならなかったので、すごい緊張感でした。言いたい事が話せないのは悔しいの
で、今後はもっと中国語を勉強したい。」と意欲的なところを見せた。加えて、日本人と中国
人という垣根を越え、皆が映画人となって、また家族となって、ひとつの目標に向かって映画
が作られたということをしみじみと語ってくれた。
中井は俳優だけでなく、今回はプロデューサーも兼ねたことで大変
な思いをしたという。
「プロデューサーをして、ちょっとだまされたかなって感じもありました
(笑)。例えば、こんなホテルに泊まるの?って、思っても“予算削減、
プロデューサーなんだからガマンしろ”と言われたり、全部が、そんな
感じでした(笑)」
中井とミャオが水中に落ちるシーンは水深7Mのプールで行われた
そうだが、あまりの寒さに中井は、撮影の合い間はストーブを抱え
ていたそうだ。
撮影中の寒さは過酷を極め、中井は「マイナス30度の寒さは冷凍庫の中にいるようなもの
で、足からやられちゃうんですよ。下着や防寒靴などでどうにか難を逃れました。
リュウとホンの二人が落ちた谷底での撮影は、毎日1時間半かけて下り、撮影が終わったら
2時間半かけて上ったりしなくてはならず、本当にきつかったです。」と撮影時を振り返って話
してくれた。日本でいうと高尾山(700M)ほどの高低差を上り下りしたそうだ。
監督も「僕の人生の中で一番辛い経験でした。」と語った。
中井の相手役を勤めたミャオ・プウ(ホン役)は「中井さんの演技だけでなく、人柄や映画に
対する非常に真面目な態度を見て、とても勉強になりました。撮影は寒くて大変でしたが、
中井さんはとても気遣ってくださいました。心が温まり、いい撮影が出来ました。一緒にお仕
事が出来て嬉しかったです。現場のスタッフもみんな中井さんを慕っていました。」と語った。
実話からヒントを得て映画化を決意したジヌ・チェヌ監督は、『ヘブン・アンド・アース』に出演
した中井貴一を観て、すっかりファンになったという。監督が出演を依頼し、中井が快諾。
「僕は監督になって10年になります。多くの俳優と仕事をしてきましたが、中井さんは今まで
の中で一番信頼できる俳優です。今まで中井さん以上の人はいませんでした。
今回一緒に仕事をして、俳優、監督の関係を超えて、兄弟のような信頼関係が持てました」
と中井を称賛した。
『ヘブン・アンド・アース』(03)に出演したことで中井は中国の歴史に興味を
持ち、「日記 ヘブン・アンド・アース 中国滞在録」を出版。「僕は継続しな
いものはやらない方がいいと思うタイプの人間なんです。苦しい思いをしたの
なら、それが苦しくなくなるまでやりたいタイプ。困難だからこそ、また挑みたくな
ったんです。今回も喜んでやらせていただきました。経験をしておくことは何事
も大事だなと思いました」と、出演までのいきさつを語った。
日中友好35周年を記念して撮られた映画『鳳凰 わが愛』。初の主演と
プロデュースを努めた中井貴一をはじめ、ジヌ・チェヌ監督と、ヒロインのミャオ
・プウが出席して都内ホテルで記者会見が行われた。
11月3日(土)より、恵比寿ガーデンシネマ他にて
全国順次ロードショー
「愛の讃歌」「バラ色の人生」など多くの名曲を歌い、その魂の歌声で今も世界中の人々に
愛され続けているフランスの歌姫、エディット・ピアフ。自らの苛酷な運命に翻弄されながらも、
愛に、歌に生きたピアフの人生は、私たちを魅了する。
エディット・ピアフの情熱的な歌声は本当に素晴らしく、心を大きく揺さぶられる。
ピアフの歌声に触れて欲しい、この感動作品を絶対に見逃さないで欲しい。
本作では撮影監督で日本から永田鉄男が参加、他にも多くの国からスタッフが参加しているが、それには“国籍
ではなく、才能があるかどうか、世界観が共通している事が大切だ”という監督の考えが反映されている。監督はいろ
んな国のスタッフが参加する事で「フランス人とは違った視点をもたらしてくれることを期待していた」と語った。
監督は「撮影時は俳優やスタッフも含めて、みんな100%ピアフの作品作りに全力を注い
でいました。現場には一体感があり、大きなエネルギーが満ち溢れていました。特にマリオン
は素晴らしく、役の中に完全に入り込んでいました」とマリオンの熱演を称賛した。
ピアフの人生についてほとんど知らなかったというマリオン。脚本を読んでから、多くを学んだと
いう。「学んでいく中で、彼女への親密感を感じるようになり、彼女の偉大さに対するプレッ
シャーがなくなっていきました」と語ったマリオンは、偉大なる歌手“ピアフ”をビジュアルから完
璧に演じ切った。
本作の熱演で、アカデミー賞の呼び声も高いマリオンだが、「今までは人事の
ように思っていましたが、現実味を帯びてきて、ワクワクする気持ちを抑えること
はできません。ハリウッドの尊敬する方々と一緒に、賞レースに臨めるという事
はとても嬉しいことです」と少し戸惑い気味に語った。
「20代、30代、40代と、1人の女性の人生を演じることは大きなチャンスだ
と思いました。ピアフの内にある素晴らしいエネルギーを見出しながら演じてい
きました。自分の未知なる部分を演じるということは大変でしたが、演じ切った
後は、心配も大きかっただけに喜びも大きかったのです」
「ピアフも私も、芸術に対しての感動を観ている人とシェアしたい、と強く願う気
持ちは同じです。違う点は、孤独に対しての態度かしら。ピアフは孤独というも
のを恐れ、孤独にならないようにしていましたが、私は孤独を楽しむ方なんです」
と、撮影当時を振り返って話した。
マリオンは2度目の来日。「仕事での来日なので、街を散歩したり、迷子にな
ったりする楽しみはなかなか持てませんが(笑)、来日する事が出来て、嬉しく
思っています。日本のジャーナリストの皆さんの質問が、他の国とは違っていて
楽しいです。皆さん、洗練された感性をお持ちですね」
波乱万丈のピアフの人生を描いた本作が公開されるや、フランスではわずか8週で500万
人の観客を動員し、10人に1人が観るという大ヒット作品となった。本国のフランスだけで
なく、世界中で大ヒットしていることについて監督は「成功を収められた事は喜ぶべきことで
すが、意外なことでもありました。脚本を書いたり、映画を撮っている時には、まさかこの作
品で世界中をプロモーション出来るなんて思ってもいませんでした」とヒットの喜びを語った。
伝説の大歌手“エディット・ピアフ”の半生が映画化され、ピアフを演じ
たマリオン・コティヤール(『TAXI』、『プロヴァンスの贈りもの』)とオリビエ
・ダアン監督がプロモーションのために来日し、都内ホテルで会見を行
った。
9月29日(土)、有楽座ほか
全国拡大ロードショー
誕生日が近い(9月25日で38歳)
キャサリンのためにケーキが用意されていた。
「家族に恵まれ、とても幸せ」と何度も語ったキャサリンはほんとうに美しく、輝いて見えた。
勝ち気で完ぺき主義の堅物シェフが、姪をひきとり、いっしょに暮らすようになり、子育て
に追われる中で、最初は険悪な関係のライバルシェフとの間にいつの間にかロマンスが生
まれ、心豊かな女性へと成長していく…。そんな、ハートウォーミングなラブストーリー。
共演したゾーイ役のアビゲイル・ブレスリン(『リトル・ミス・サンシャイン』)と、本気を出した
という羽根枕でのバトルも要チェック。おいしそうな料理が次々と出てきては食欲をそそる。
食欲の秋にピッタリの作品だ。
本作では多くのオペラ曲が使用されている。先日亡くなったパバロッティ
氏についての思い出を語ってくれた。
「パバロッティ氏に関してですが、彼のために、夫と共にイタリアでチャリテ
ィーコンサートを開いた事があります。夫人ともお会いしています。彼の
歌は永遠のものだと思います。彼を実際に知っていたという事が私にと
っての宝物でもあります」
人生にとっての『幸せのレシピ』についても話して
くれた。
「私には愛する夫がいて、素敵な二人の子供た
ちがいます。彼らのことを考えると、とっても幸せ
な気分になれるんです。自分自身が幸せなら、
きっと周りの人たちも幸せになれるのだと思いま
す」
キャサリンが自身の“美しさのレシピ”について語った。
「人間は自分が幸せだとそれが自信となって、外見的な美しさとなって現れるのだと思います。
私自身が幸せであるという事が、落ち着きだとか、(人から)美しいと見られることにつながって
いるのではないでしょうか。それと、私には非常に優秀なヘア・メイクさんがついています(笑)」
撮影中の面白いエピソードも話してくれた。エキストラのお客を入れてレストランで撮影をし
ていたときに、観光客が撮影中と知らないで入ってきてしまい、撮っていたシーンが台無しに
なって、スコット・ヒックス監督が思わず大声で「カット!!」と言ってしまう場面があったのだそ
う。
「完ぺき主義者のケイトほどではありませんが、私も結婚して家庭を持つまでは、仕事に一
途で、他の事を考えずに自分のことだけを考えていました。結婚し、家庭を持ってからはだん
だん状況が変わってきて、人を受け入れたり、愛を注げるようになりました」
この映画のおかげで料理の腕をあげたというキャサリンだが、夫のマイケル・ダグラスからは「7年かかって、やっと料理が
出来るようになったね」と、二人の子供たちからは「ママは今まではこんなにお料理しなかったよね」と言われたそう。
「今はかなり、自信を持って料理を作っています」と、得意げな笑顔を見せた。
有名レストランのシェフの役ということで撮影前に厨房に入ったキャサリン。
ウエイトレスも初経験した。
「お客たちは私がウエイトレスをしていてもメニューを見るのに忙しくて、なか
なか私だとは気付きませんでした(笑)。ある客が“女優のキャサリン・ゼタ=
ジョーンズに似ていると言われませんか?”と聞いてきたので、“しょっちゅう
言われます”と言って、ごまかそうとしましたが、私だと分かってしまったので、
厨房の中に戻ってしまいました(笑)」
「研修中は指を切ったり、やけどをしたりはしませんでしたが、料理のときの煙が目にしみて、目がむくんでしまったので、
監督に文句を言ったら、“厨房なんだから、煙が出るのは当たり前だ”と言われてしまいました(笑)。朝の早くから調理
をしたので、魚のニオイで気持ちが悪くなったりもしました」と楽しそうに話してくれた。
一年半ぶりの来日となったキャサリンは、ゴージ
ャス・ビューティーという言葉がピッタリの美貌で、
華やかに登場し「また日本に戻ってこられて、う
れしいです。新しい映画で、今までとは全く違
った役どころで、戻ってきました。きっと、皆さん
に楽しんでいただけると思います」と挨拶した。
ドイツ映画の『マーサの幸せレシピ』がハリウッド
リメークされ、ヒロインを演じたキャサリン・ゼタ=
ジョーンズがPRのために来日し、都内ホテルで
記者会見を行った。
9月29日(土)、丸の内ピカデリー1ほか
全国ロードショー
オフィシャルサイト
女性を魅惑的に捉えて描く天才、フランソワ・オゾン監督の最新作『エンジェル』は、究極の
女の夢の世界を、おしゃれに、皮肉をこめて見事に描いている。
秋にピッタリの映画、是非劇場で観てほしい。
「若くして成功を収めたアーティストは自分の世界に閉じこもってしまいがちだが、それではいけ
ないんだ、ということを自分への自戒を込めて作った作品だ」と語ったオゾン監督。
質疑応答が終わり、大きな花束を持った夏木マリさんがあでやかな黒のドレス姿で登場。
オゾン監督の印象を「若くて、ナイスな感じ。それでいて、大人の女性のことを良く分かって描いていらっしゃいます。
もし、オゾン監督の映画に出していただけるなら、人生をリタイアしていてちょっと記憶がなくなっているような女を、いい
男を支えている…そんな役をやりたい」と、監督と一緒に仕事がしたい、と熱烈アピールした。
原作と違う点はありますか?
「原作でのエスメは、才能のない画家になっていますが、才能はあったけ
れど、認められていなくて、死後に認められる、エンジェルは生きている間
は成功を堪能するが、死後は誰からも見向きもされない、という設定に
し、二人のアーティストの生き方の対比を見せました。アーティストは常に
進化していかなければいけない、エンジェルのような生き方をしてはいけ
ない、というのを言いたかったのです」
25億円をかけ、美しい映像で映画化された本作だが、特に衣装にこだ
わりが見られる―
監督は「エンジェルの衣装で彼女の人生の“栄光”と“凋落”が現せると
思いました。栄光の頂点にいる時、エンジェルは赤いドレスを着ています
が、喪服を着て、最後はボロ服を着るようになります。そんな部分がとて
も面白かったですね。エンジェルはエキセントリックな人で、夢の世界に生
きていましたから、衣装を時代に合わせる必要はなく、自由に表現する事
が出来て、楽しめました」と、語った。
あなたが女性を描くときにこだわる部分は?
「男性のほうが女性を客観的に見る事が出来るので、描きやすいという
メリットがあります。カメラの後に隠れながら、距離をおきながら自分の持
っている部分を見せる、自己投影する、というやり方が可能なのです」
エンジェルを演じたロモーラ・ガライについて―
「16歳から40歳位までを演じ分ける女優を見つけるのは大変でした。たくさんの女優を
オーディションしましたが、ロモーラは特別でした。いろんな表情を持っているのです。
エンジェルが持っている長所、短所すべてを持ち合わせていました。彼女は見事にエンジ
ェルを体現してくれました」
「“エンジェルは女優なんだよ、自分自身を演じているだけなんだ”と私が話すと、ロモーラ
はすぐに理解したようでした。彼女との仕事は素晴らしくうまくいきました」
フランス語ではなく英語で作品を作ることなった理由を聞かれ―
「この作品は英国の女流作家エリザベス・テイラーの原作で、モデルになったマリー・コレルという
女性が実在しました。彼女はとても不思議な人で、私は彼女に恋をしたような気持ちになりま
した。ヴィクトリア朝、エドワード調を生かした舞台背景がフランスでは見つからなかったので、イ
ギリスを舞台に英語で撮ることにしたのです」
「こんにちは。大切な『エンジェル』と共に、日本に戻ってこれたことを嬉しく思います」と挨拶した
オゾン監督、『スイミング・プール』以来、3年ぶりの来日となった。
1900年代の初頭に生きた、1人の女流作家の生き様を描いた『エンジェル』のプロモーション
の為に、フランソワ・オゾン監督が来日し、都内ホテルで記者会見を行った。
12月、日比谷シャンテシネほか
全国ロードショー
マヌエル・ウエルガ監督
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独裁政権のスペインで自由を求め、勇敢に戦った若者がいた。不当な裁判で正義をゆが
められ、処刑されていった1人の若者サルバトールの存在は国を大きく変えた。
この真実の物語は私たちに多くを語りかけてくる。真実の強さや人間として、責任ときちん
と向き合う自分、というものを確立させることの重要性について教えてくれる。
この映画を観て、メッセージをしっかりと受け止めて欲しい。
鉄環処刑される際に、サルバドールは取れ乱したりしなかったのは強い意志の現われだ
と思いますが、なぜそのように強くなれたのでしょうか?
「サルバドールが処刑された時、多くの人が見ていました。すべての人が“サルバドールは、
取り乱すこともエキセントリックになることもなく、毅然とした態度で、強さを見せた”と言っ
ていました。サルバドールはいちども後悔を口にする事はありませんでした。可能性も全く
ない世の中で生きているよりは、死んだほうがいい、と思っていたと想像できるのです。
だからこそ、死に強く直面できたのではないでしょうか」
サルバドールは、戦争で死刑の判決を受けたけれど、恩赦で
出てきた父親をどのように見ていたと思われますか?
「母親が父親のことを“自分が結婚した男が、戦争が終わった
ら別人になって帰ってきた”と言う場面がありますが、サルバド
ールは父親のことを、赦免されて帰っては来たが、死刑の恐怖
からは抜け出す事ができずに生きてきた人、と見ていたのでは
ないでしょうか。お互いのコミュニケーションをなかなか持てなか
ったことにも関係があると思われますが、サルバドールは刑務所
から出ても、父親のように恐怖心にさいなまれながら生きるより
は、毅然とした気持ちで死んだ方がいい、と考えたのではない
でしょうか」
サルバドールが刑務所に入っているときに妹が面会に来るシーンで、鉄格子をへだて、妹
に目を閉じさせ、ふたりで架空の旅をする幻想的なシーンがありましたが…
「サルバドールは下の妹に深い愛情を注いでいました。自分が複雑な状況におかれている
ことで妹を悲しませたくないと思い、面会で会うたびにファンタジックな話をふたりでしていた、
と妹さんから聞いたので、あのシーンを入れました」
撮影時のエピソードを話してくれた。
「サルバドールの葬儀のシーンでは人工の雨を降らしたので、その雨に濡れながら演じる俳優やスタッフたちは必ずしも
快適な状況ではなかったと思います。サルバドールが処刑される前に家族が集まるシーンでは、俳優たちの感情が高
ぶってしまい、涙を見せて欲しくないシーンで泣き出したりしてしまって、感情をあまり出さないでくれと、私のほうから抑
える場面がありました」
サルバトールの死後35年を経て、何故、今この映画を作られたのですか?
との質問に、監督は「私たちは、今でもこの映画からさまざまな教訓を学ぶ
事が出来ると思います。今の若者たちはサルバドールが持っていたような批
判的なエネルギーが希薄なような気がします。それは危険な傾向ですね。
再度、若者たちに意識の覚醒をして欲しいという気持ちから作ったのです」
と、語った。
主要キャストを決めた理由は、「第一に、いい俳優であるということ、あとは
国際的な市場を狙って、有名な俳優をキャスティングした」と語った監督。
俳優たちは様々な資料や文書を読み、自分が演じる役の人に実際に会
いに行き、話を聞いたりしたという。
フランス支配体制末期の1974年、フランコの独裁政権からの自由を求め、
行動した多くの若者たちがいた。警官殺しの罪で投獄され、不当な裁判に
よって処刑されたサルバドール・プッチ・アンティック。今も人々の心に多くを語
りかけているこの真実の物語『サルバドールの朝』を映画化したマヌエル・ウエ
ルガ監督に話を聞くことが出来た。
9月22日より、シャンテシネほか
全国順次ロードショー
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ミクロの世界を描いた、リュック・ベッソン監督の驚異の映像世界を、是非楽しんで欲しい。
本作では俳優の動きをそのまま映像化するという“ライブアクション”
という初の試みが行われている。
フランスで公開されるや、600万人を動員する大ヒットとなった。
フレディは背が伸びてちょっぴり大人になったが、キュートな笑顔は
変わらない。カメラに向かって一生懸命に笑顔を見せるが、シャイ
な性格のようで、ときどき笑顔が固まっていた…そんなところがまた
可愛い。「役者になって恵まれたチャンスだと思うのは、世界のいろ
んな国に旅できるということです。会えない方たちとも出会えますし、
素晴らしいと思います」と語ったフレディの今後の活躍が楽しみだ。
「この映画は独特なルックスのある特別な映画です。実写とアニメが半々であるということで、とてもユニークだと思い
ます。皆さんにきっと気に入っていただけると思います。素晴らしい共演者たちに恵まれ、和気あいあいと撮影する事
が出来ました。家族という設定なので、まさに家族のように仲良く撮影することが出来たのです。我々の息が合った
部分も見ていただきたいと思います」
リュック・ベッソン監督について
「一緒に仕事をして、彼はすごい監督だなと思いました。脚本を書くだけでなく、
監督し、プロデュースもするし、カメラも実際に回します。まさにこの作品の原
動力となっているのは彼なんです。彼についていけばみんなが同じ方向に行く事
が出来て、一丸となれるんです」
声優に初チャレンジをしたフレディだが、
「今回声優は初めてですが、とても楽しくて面白かった。吹き替えに慣れるのには
ちょっと時間がかかったけれど、普通の演技と同じ様に、なりきって演じました。
難しかったのはこの作品でマドンナ(セレニア役)にもデイヴィッド・ボウイ(マルタザ
ール)にも一度も会ってはいませんが(笑)、彼らの声を聞いて、それに対して演技
をしなければいけなかったことです。でも、監督がいつも側にいてサポートしてくれま
した」と語った。
小さくなったアーサー(CG)と出会ったときの感想を聞いてみると、
「今回のアニメ部分は、独特な雰囲気があり、ルックスのあるとこ
ろが特徴だと思うんです。すごくいいなあと思います。子供の頃っ
て小さいものたちと一緒に遊んだりして空想の世界を広げますが、
小さなミニモイたちもいろんな想像力をかきたてます。彼らが小さい
という事が僕はとても好きです」という答えが返ってきた。
いままで何人もの有名な俳優たちと共演しているフレディだが、
「初めてお会いするときには緊張しますが、実際にお会いしてみると皆さんすごくいい方
ばかりで、ある意味、ノーマルで普通の方たちなんです。それは素晴らしいことだと僕は
思います」と語った。
「ロケ地のノルマンディーは、雨がよく降るところで、毎日天候に左右されて苦労しました
が、今回は、共演者やスタッフがとても優しくて、楽しく撮影する事が出来ました。
水のタンクの中にミニモイになったアーサーが落ちるシーンでは、実際に僕も水に落ちて
撮影をしましたが、とても楽しかったです(笑)。」と撮影中のエピソードも話してくれた。
ミニモイの国でセレニア王女とのキスシーンがありましたが、どういう感想を持ちましたか?
今後、実写版でのキスシーンをどんな風に楽しみにしていますか?
「(テレながら)アニメでのキスシーンは録音室で、たったひとりで色々考えて録音しました
(笑)。実写でのキスシーンもいつかはあると思うけれど、きっと、グッドだと思います(笑)」
2mmの身体になったら、どこに行って何を見てみたいと思いますか?の質問に
「いつもとは違う視点から世の中を見る事が出来るんだよね。いつも小さいと思っていた生き
物たちが大きく見えて、面白いんじゃないかなと思います。いろんな冒険をしてみたい。小さ
いと、お花の中にも入れるわけでしょ。それはとても素敵なことだと思う」と、少年らしいかわ
いい答えが返ってきた。
本作は3部作だが、続編について教えてくれた。
「2と3は同時に撮影していて、僕の出ている場面は全部撮り終わったのですが、
あと数ヶ月ぐらいかけて他の俳優さん達の出演部分を撮影して、その後にアニメーションを加えるので数年はかかると
思います」
「こんにちは。ここにいてうれしい。日本が好き」と日本語で挨拶したフレディ。
167センチ、15歳。ちょっぴり大人になって、初来日。
「日本に来て、本当に嬉しく思っています。短い滞在ですが、新しい国、新
しい文化に触れる事が嬉しくて、東京を満喫しています」とコメントした。
不思議な力で小さくなったアーサー少年が、2mmのミニモイ族の住む
国で大冒険をするスペクタクルファンタジー映画『アーサーとミニモイの不
思議な国』の実写部分でアーサーを演じたフレディ・ハイモア(『チャーリー
とチョコレート工場』)が来日し、9月6日に都内ホールで会見を行った。
9月22日(土)より丸の内プラゼールほか
拡大ロードショー
公式サイト
監督自らが主演し、冒頭とラスト以外セリフも音楽もないという斬新な構成
で撮られた本作は、観る側の想像力を大きくかきたてる映画だ。
監督「この映画を書くキッカケは九州で実際に起きた
事件ですが、現代的な題材を扱っても自分の映画
を作っていくのが僕のやり方です。映画としてどのくら
い自分は納得できるのか、過去の映画作家の人た
ちにどれだけ追いつけるのかということですね。(海外
向けに)『リバース』というタイトルをつけたのは、もう一
度生きていくためにはなにかパッションがないと生きて
いくことも出来ない。ということを何となく言いたかった。
生きて行くためには、誰か、人を愛することとか、何か
エネルギーを持たないといけないということを、自分に
向けて作ったんです」
殆どセリフも音楽もない映画をあえて撮った理由について監督に聞いてみると、「どのくら
い映画作りを突き詰めて考えられるのかということ。余分な部分を全部削ってみたいとい
う気持ちになったんです。絵作りも自由にやりたい、8mmで撮っているような…。原点に
返りたい、という気持ちになるんですね…」と答えてくれた。
自身で役者を体験した監督は「カメラのこっち側にいると、なるほどな、と思う事が色々
ありましたよ。役者ってやっぱり、よく映りたいんだな…とか、いろんな事を考えました(笑)」
と楽しそうに話した。
渡辺「相手は誰ですか?と聞いたら、まさかとは思ったんですが“僕です”と言
われ、大丈夫なのかなと思い、“ちょっと考えさせてください”と言いました(笑)」
監督「最初に見せた脚本には絡み(ラブシーン)があったんですよ。“マジかよ、
コイツ”って目で見られてしまって…(笑)」
渡辺「激しい絡みが書かれていたので、“マジかよ、コイツ”って思いましたね。
(笑)
出演を決めたのは、“撮らなければいけない”という監督の言葉を聞いたから
です。撮らなきゃいけないというのは、辛いけれど楽しいんですよ」
キャスティングについては?の質問に監督は「セリフがない映画は役者にとっては
役作りの準備が大変なようで、なかなか受けてはもらえませんでした。短期間で
撮ろうと思っていたので(本作は9人のスタッフで、11日間で撮られた)自分で
やろうと思いました。渡辺さんを家に呼んで、一緒に食事をしながら“これをやっ
てくれますか?”と聞いたら、「う〜ん」と言うんだよねこの人(笑)」
「(審査員の一人)イレーヌ(ジャコブ)さんから“フイルム(映画)はたくさんあるけれど、
フイルムじゃないのが多い。久しぶりにフイルムを観た”と言ってもらって、嬉しかったです
ね」と語った監督。
「他の映画祭で、上映中に人が出て行くという光景を見た事があるので怖かったですね」
と語ったのは渡辺。受賞の連絡が入った後も「実感が湧かなかった」
という監督。「ほんとかな、ほんとかなと言って一緒に疑っていたんですよ(笑)」と渡辺。
受賞の予感はありましたか?と聞かれ「ないですね」と即答した監督。「プレス試写
では誰も席を立たなかった。終わったとたんに“もうこれしかない”という言葉が多く聞
かれたと聞かされましたが“ほんとかな”と思いました」と素直な気持ちを語った。
「今回の映画はテンポがのろいとか言われて、まったく自信がなかった作品なので、
受賞の喜びというか…、まだまだ驚いている状態が続いています」と、挨拶した監督。
渡辺は「今回滞在期間が長かったので楽しめるかな、と思っていたのですが、長い分
だけ神経が張り詰めてしまい、身が細るような思いだったので、ホッとしたというのが大
きいですね」とコメントした。
14歳の少女が同級生を刺殺するという事件が起こった。世間やマスコミの目
を逃れた被害者の父と加害者の母が、新天地を求めた北海道で再会。
ふたりの間に起きた奇跡とは?
スイスで開催された第60回ロカルノ国際映画祭で金豹賞
(グランプリ)を受賞、他4冠に輝いた『愛の予感』。
8月15日に凱旋試写と、監督・脚本・主演の3役を務めた小林政広と出演
者の渡辺真起子が出席し、ティーチインと記者会見が行われた。
11月下旬よりポレポレ東中野ほか
全国順次公開
オフィシャルサイト
メアリーが演じるクロエはふてぶてしい態度をとる憎まれキャラだが、上司でもあるジャ
ックには頼りにされていて、回を重ねるごとに人気キャラとなった。今回の新シリーズで
はクロエも大活躍するので楽しんで観て欲しい。
この日のメアリーはニコール・ミラーの素敵な黒のドレス姿。大人の女性に美しさだけ
でなくかわいらしがプラスされて、良く似合っていた。
「まだ「24」を観ていない人には、24時間、リアルタイムで、ほんものの恐怖が常に
カウントダウン状態で、1秒ごとに展開されていて、誰もがすぐ、明日にでも死ぬか
もしれないのよ…って、教えてあげてください(笑)」とコメントしたメアリー。
「撮影現場でのムード・メーカーはビル・ブキャナン(ジェームズ・
モリソン)なの。長い時間ぶっ通しでシリアスな役を演じているの
で“カット”の声が掛かったとたん、いちばんにおどけるのが彼なん
です」と、笑顔で教えてくれた。
「クロエの人気がどんどん出てきたのに、驚いています。最初は2〜3回ですぐにクビになる
と思っていました(笑)。
人をイライラさせるキャラクターですが、ジャックが頼りにするキャラに
なりました。ジャックがいてくれたおかげです(笑)。
クロエの意外性が観客に受けているのだと思います」
シリーズがヒットしたことで、自分の周りでどんな事が変わったのか質問してみると、
「今まで10年くらいTVで仕事をしてきましたが、「24」がヒットしてから、街を歩いていて突然見知らぬ人から
抱きしめられたり、“クロエ”と声をかけられたりするようになりました。「24」に出演させていただいたおかげで大
きな自信がつきましたし、皆さんに認知していただけるようになりました」と答えてくれた。
「「24」のファンはハラハラしたり、ドキドキするのが好き、
ストレスが快感だ、と感じる方が多いようです。
「今回もアメリカは危険な状況下におかれていて、それを救えるのはジャック・
バウアーだけ。なのに、ジャックはいないんです。中国に拉致されているジャック
を連れ戻すことからお話しはスタートします。それと、今回、クロエに大きな
サプライズが訪れます」
「日本は街もきれいだし、みなさんとても優しくて、初来日を楽しんでいます」と
挨拶したメアリー。
「24」の見所や人気の秘密、撮影時のエピソードについて話してくれた。
主人公のジャック・バウアー(キーファー・サザーランド)
が、アメリカ国家を危機から救うために大活躍するメ
ガヒットTV作品「24−TWENTY FOUR−」。新
シリーズVIのDVDの発売(9月7日)を前に、ジャック
の部下クロエ・オブライエン役で出演して人気のメアリ
ー・リン・ライスカブが8月23日に来日し、都内ホテル
で記者会見を行った。
9月7日 DVD レンタル開始
公式サイト
千葉真一は着物風のジャケット「サムライコート」を
タランティーノにプレゼント。
大喜びのタランティーノは早速着用して、記念撮影
に臨んだ。
観る者の度肝を抜く、新しい映画体験をぜひ映画館で楽しんでほしい。
そして、深作監督とタランティーノが一緒に映画を作ろうと計画していたことを明かした
千葉が、「当時は実現しなかったので、今こそぜひ実現させたい」とタランティーノに力
強く語りかけると、タランティーノはこの呼びかけに応えて何度もうなずいてみせた。
映画への深い愛と熱い情熱で、古き良き時代の映画を現代によみがえらせたタラン
ティーノ。
会見には、タランティーノが尊敬する俳優・
千葉真一が花束を持って駆けつけた。
「深作欣二監督が、“今の時代にあえて古
い手法で映画を撮りたい”とよく言っていた
が、この映画を見たときににその言葉を思
い出した。CGではなく、人間の生身のスタ
ントを使っているし、原点に戻った、現代で
は考えられない映画だ。
タランティーノは何をやるかわからない監督だから、今度は日本のサムライ
映画を撮ってほしい」と千葉が映画の感想をコメントすると、タランティーノ
は「敬愛する深作監督の名前が出たのでとても感激している。深作監督
の伝統を受け継ぎたい。75歳まで映画を撮り続けるのは目標でもある」
と感慨深げに語った。
「グラインドハウスムービーは、配給会社が小さいので、プリントが3本位しか
作れない。3本のプリントが様々な町をめぐり、ようやく自分の町にやって来た
ときは、ボロボロだったり、カットが突然飛んでいたり、どこかの映写技師が自
分の気に入ったヌードシーンを抜き出していることもある。今は、自分の新作
が公開されると映写技師がリールを間違えないかとか、ピントをきっちり合わ
せてくれるか心配になるが、グラインドハウスの場合はその逆で、映写技師が
失敗すればするほど、グラインドハウス体験は良いものになるんだ」。本作に
は、使い古しのフィルムに付いた傷、リールのダブりや飛びが、あえて加えられ、
古き良き時代のグラインドハウスムービーの雰囲気が忠実に再現されている。
『デス・プルーフ』は、耐死仕様(デス・プルーフ)に改造したシボレー
で女の子たちを殺すことが趣味のサイコ野郎、元スタントマン・マイク
(カート・ラッセル)と、彼に狙われた女の子たちとの死闘が描かれて
いる。『キル・ビル』同様、タランティーノが試みたのは様々なジャンル
映画を混在させること。凄惨なスラッシャー映画、スリル満点のカー
アクション映画、そして、セクシーでワイルドなチョイ悪ガールズが登
場するイカしたガーリームービーなど、様々なジャンル映画が、痛快
なタランティーノ流に味付けされている。
製作を発案したのは、親友でもあるロバート・ロドリゲス監督。二人は“ムービーナイト”
と称して、フィルムプリントのコレクションの上映会をよく行っていた。そこでロバートが、
タランティーノの家のムービーナイトを他の人にも体験させてあげようと言った事からプロ
ジェクトが始まった」と話したタランティーノ。ロドリゲスは『プラネット・テラーinグラインド
ハウス』を監督しており、2人の共同プロジェクトとしても話題になっている。
副題の「グラインドハウス」とは、60年代から70年代にかけて、
アメリカの大都市周辺に数多く存在したインディーズ系の低予
算映画専門の映画館のこと。そこでは斬新なアイデアと刺激
的なビジュアルで観客を楽しませる、いわゆるB級映画ばかり
が2、3本立てで公開され、カルト的な人気を誇っていた。
本作では、タランティーノ監督も熱狂したという「グラウンドハウ
スムービー体験」が堪能できる。
ハリウッドの異才、クエンティン・タランティーノ監督が3年ぶりの最新作
『デス・プルーフ inグラインドハウス』
のPRのために来日し、8月2日、都内のホテルで記者会見を開いた。
9月1日
TOHOシネマ六本木ヒルズほか全国ロードショー
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