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アーサーとミニモイの不思議な国
愛の予感
24
デス・プルーフ

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富司純子、石田卓也、奥田恵梨華

左から 筧昌也監督、村上淳、光石研、小西真奈美、金城武、

会見後に行われた完成披露試写会の舞台挨拶に登壇した面々

www.shinigaminoseido.jp/

死神の千葉が3つの時代(1985、2007、2028)
で、触れ合う人間との関係を通して大切な何かに気
づいていく…。
観終わった後に、温かいメッセージが伝わってくる映画だ。

死神を演じる金城の、ユーモア溢れる天然演技や、
ターゲットに合わせて変化する(見た目の)髪形や
衣装の7変化が目を楽しませてくれる。
小道具や千葉の相棒をつとめる黒犬の名演にも
注目!

富司は「あるがまま、普通がいい。今の毎日毎日が幸せだから…。」と、微笑み
ながらコメントした。
「迎えに来る死神は金城さんのような人がいい」と富司が言ったように、女性なら
誰もがきっと願うはず。

小西は「仕事の仲間や家族のところに行って、“今まで有難う”と言ってお礼を言
って回ります」と答えた。

映画の中のように7日後に自分が死んでしまうと知ったらどうする?という質問に、
金城は「今は、他の映画に入っているので、困るな〜。監督やプロデューサーに
話して、早く代役を探した方がいいと勧めますね(笑)。後は、友達と食事をした
り、親の側でゴロゴロしてるかな、たぶん(笑)」とユニークな質問に戸惑い気味。

「どうやればもっと面白いシーンになるのかとドンドン考えてしまうタイプだ」と明かした金城は、ミュージック好きの死神
という役作りについては「原作を読んで、感じたのはユニークさ。そこから役に入ったので、昔のガイコツに鎌(かま)と
いうイメージの死神とのギャップ感は無かった」とコメントした。

美容師役で出演した富司は「美容院のセットが隅々まで
きちんと作られていて、現場に立っただけで心をつかまれ
ました。いい映画になる予感がしました」と語り、「ハサミの
使い方を猛練習し、鞘炎になったほど」と、苦労した役作
りについても話してくれた。
金城については「シャンプーをするシーンで、嘘でも“気持
ちがいい”と言ってくれたので、優しい人だな、と思いまし
た」と語った。

死神の判定対象となるOL藤木一恵を演じた小西は「金城さんとはいきなり二人
で会話を始めるシーンから撮ったのですが、絶妙にうまく噛み合っていなくて…(笑)、
これはいい作品になるな、という予感がしました。他のシーンも金城さんがいろんな
アイデアを出してくださって、楽しく撮らせていただきました」と笑顔で話してくれた。

本作で長編映画初挑戦となった筧監督はカメラのフラッシュの多さ
に驚き、「世の中にこんなにカメラがあるのかと思った」と緊張気味に
挨拶した。金城の印象については「金城さんとは日々話し合いなが
ら作りこんでいきましたが、いつもクリエィターの立場に立って話をして
くれたので、僕は毎日毎日が刺激的でした」と語った。

「死神の千葉です」と挨拶した金城、日本映画の主演は6年ぶり。
雨のシーンが多い本作は昨年の5月〜7月の梅雨の時期を狙って
撮影されたが、なかなか雨が降らず、雨を降らせる機械を使用した
が、準備にいつも時間がかかったそうで、「随分待たされた事が印象
に残っている」と撮影時を振り返った金城。

金城演じる死神の千葉はターゲットの人物を7日間観察してから
生か死を決め、執行する。
普通の人間とはちょっとズレた感覚を持った千葉は、ミュージックが
大好きで、いつもCDショップに入りびたっている。
それと、彼が仕事をするときはなぜか雨にたたられる…。

伊坂幸太郎原作の「死神の精度」が映画化され、筧昌也監督、
出演者の金城武、小西真奈美、富司純子が東京国際フォーラム
にて完成報告記者会見を行った。

[2月2日アップ]

取材:福住佐知子 

3月22日(土) 丸の内プラセ゜ールほか
全国ロードショー



オフィシャルサイト

http://www.itsunemu.jp/

死の床についたアンが現実と幻想の中に漂い、その目で
見ている不思議な世界が美しい映像で見事に描かれて
いる。
家族の絆、恋、友情など、数々のテーマが描かれた感動
的な映画だ。是非、劇場で観て欲しい。

今後も、すでにたくさんのオファーが来ていている
ので、監督業を続けていくことになりそうです(笑)。

今後も監督業を続けて行かれるのでしょうか?

『ディア・ハンター』や『イージー・ライダー』の撮影監督(ヴィルモス・ジグモンド) をさ
れた方で、僕に撮影やいろんなことを教えてくれました。彼と同じことをするのでは
なくて「自分の道を探して、そのまま、それを続けろ」と言ってくれましたし、監督業
に進めるように多くのアドバイスをくれました。それと、「まともな人になれ」とも言って
くれました。

特に影響を受けた方は?

28年間仕事をしてきましたが、本当にたくさんのものをいただきました。僕はイメージを大事に考えていて、
映像を撮るためには色調をどう撮るか、ということから始めます。

多くの名監督たちと仕事をされた経験は、自分の監督業にどのように影響していると思いますか?

僕はアクション映画とかはあまり好きではなくて、人間の闘いを描きたいといつも思っ
ています。本作の中で、個人的なエピソードを入れ込んだ部分があります。僕と姉
の記憶の中で、同じ日の記憶が全く別のものになっているという事があるんです。
例えばクリスマスですが、僕は楽しい思い出ばかりありますが、姉は全くいい思い出
が無いと言っています。
同じ日を過ごしたのに違う思い出を持っている理由について、姉は「それは、みんな
があなたを好きだったからよ」と言っていました…。アンの娘たち、コニーとニナに僕と
姉との関係を入れています。

脚本を選ぶときの決め手になっているのは?

家族の中のひとりの人間として、日々問題を抱えながら答えを模索
している(ひとりの)人間を描こうとしました。
僕には姉がいて、95歳の母がいたりする…。
皆さんと同じ様なことを僕も抱えているの
ですよ。

スーザン・マイノットの原作・脚本をどのように映画化しようと思われたの
ですか?

ふたりの素晴らしい最高の女優が、あのシーンを作り上げました。
普通なら病気の友を見舞っても横に立っていると思うし、撮影時に
監督の僕が、ベッドに入って欲しいなと思って、お願いしますと言った
としても普通はやってはくれません。メリルは自らがベッドに入り、「私
が入りたいと思ったら、入ってもいいわけよね。自由なんですもの、
ルールなんて要らないわよね」と言ってくれたのです。メリルは自分の
判断から、ああいう行動を起こしてみせたのですよ。

死の床についたアンをライラが訪ね、久しぶりの再会を果たし、ひとつの
ベッドで語り合うシーンがとても印象に残りました。

メリルとメイミーは実際の現場で会う事はありませんでしたが、ヴァネ
ッサと娘のナターシャ・リチャードソンについては、娘役のナターシャが、
ベッドの側でヴァネッサに話しかけるシーン(ヴァネッサの演じるアンが
いよいよ死の旅路に出るという場面)は、役を越えて本当の母娘の
ようでとてもいいシーンになっていると思います。

ヴァネッサ・レッドグレイヴとメリル・ストリープ、それぞれが実の娘と共演
していますが、現場でのエピソードを教えてください。

アン役のヴァネッサ・レッドグレイヴについては最初から考えていて、
ロンドンで会ったのですが、すぐに意気投合する事が出来ました。
アンとライラ(メリル・ストリープ)の若い頃を演じる人物をオーディ
ションし、最初にライラ役のメイミー・ガマーが決まりましたが、後で
メリルの実の娘だと分かって、驚きました。
アンの若い頃を演じたクレア・デインズについては、昔から好きで、
特別な思いがありました。
会って、僕の最初の監督作品の『Fateless』を一緒に観たので
すが、彼女は感動して泣いてくれ、“是非、出演したい”と言って
くれたのです。すごく嬉しかった。
バディは難しい役でしたが、演じたヒュー・ダンシーはオーディション
で素晴らしい演技をしました。ハリス役のパトリック・ウィルトンにつ
いては僕が気に入って決めたのです。
他の人はいろんな人を押したのですが…(笑)。

キャスティングは、どのように決められていったのでしょうか?

『マレーナ』、『海の上のピアニスト』などの撮影監督として活躍し、本作
は監督作2本目。
美しい映像美に定評のあるラホス・コルタイ監督に会って、話を聞く事が
出来た。

[2月11日アップ]

取材:福住佐知子 

2月23日(土) みゆき座ほか
全国ロードショー


オフィシャルサイト




左から 内田けんじ監督、常盤貴子、佐々木蔵之介、大泉洋、
     堺雅人、田畑智子

http://www.after-school.jp/

『アフタースクール』(放課後)は、予想不可能な展開に驚き、最後は納得し、感心する。
複雑なストーリー展開で、何度も観てみたくなる映画。スゴク面白い。これは観るしかない。

大泉は「そんな事言ったら、今後梅雨時のオファーが来なくなるじゃないですか、ヅラという手もあることだし、いっそ髪
型が変わらないようにパンチパーマにするってのもありかな…」との弁明コメントに、会場は大爆笑。

いちばん盛り上がったのは内田監督が主演の大泉洋の天然パーマについて語った撮影秘話。
映画は去年の梅雨時期に撮影されたために「湿気のせいで、大泉さんの髪の毛がすごい勢いで変化していくんです
よ。僕自身は大泉さんの髪型に何のこだわりも無いんだけれど、あまりにヘアスタイルが変わってしまって次のシーンと
つながらないんですよ(笑)。彼のヘアメイクにすごい時間を費やしました(笑)。いっそCGで全部直そうかって話があっ
たくらい(笑)」と語り、大いに会場を沸かせた。

田畑は「初めて台本を読んだ時
は全く話が分からなくて、何回も
確認して読みました(笑)。
2、3回観たら、また違う感覚に
なる作品です。毎回現場に行
くのが楽しかった」と笑顔で語っ
た。

あでやかなイエローのワンピースとタイツ姿で現れた常盤
は「大泉さんをはじめメインの方や監督も、皆さん穏やか
な方たちで大変なシーンも穏やかにすみ、気持ちのいい
楽しい現場でした。良かった思い出ばかりです。でも物語
の展開がとても複雑なので、監督に聞くには役者としての
プライドが許さず(笑)、あのシーンはこういうことだったよね?
とか、(共演者同士で)話し合って、その解釈を監督が後
でまとめ、みんなで作った感のある映画です」とコメントした。

「僕は女優さんを独り占めしている役柄になっています」
とすまなそうに語った堺は「現場では同世代の人間が集
まって、同世代にしか分からないことを話して楽しく盛り
上がりました。その雰囲気が映画にも出ていると思いま
す。同級生ならではの、親密な会話をしているような空
気感の中で撮影しました。ほろ苦い思いも感じられる作
品です」と語った。

「ニユートラルに観ていただければ、気持ちよく裏切られると思います」と挨拶した佐々木
は「内田監督は2作目とは思えないくらい、スタッフ・キャストともに現場はまとまっていまし
た。芝居に集中できる状況を作ってくれた監督に感謝しています。期待を裏切らない作
品になっています。楽しんでください」と語った。「僕は女優さんとの絡みが全く無かった」と
ぼやいていた姿が印象的。

「楽しく観ていただければ…」と挨拶した主演の大泉は
「内容がとても複雑で、そこが見どころでもあるので、あ
まり話せないんですよ…。」といつもの口調で語り始め、
「学生時代から舞台をやっていた僕にとって佐々木さん、
堺さんは憧れの俳優でした。女性二人との絡みのある
撮影は楽しかったけれどすぐに終わってしまい…(と残念
そうに語り)、後半はずーっと佐々木さんと二人の撮影で、
濃厚な時間を過ごし、友情を深めました(笑)。監督の
演出は繊細なので、息詰まる緊張感のあるシーンが多
かったです」と語った。

内田監督は「ミーハーな映画ファンとしてここに登壇した
5人を見ているだけでも面白そうだな、僕だったら観に行
くと思う映画です(笑)。5人をはじめ、他のキャストの皆
さんも個性的な方がたくさん出ています。素晴らしい環
境で撮る事ができ、刺激にもなった」と語った。

時間軸を自在に操る緻密な構成で、観るものをアッと驚かせる内田監督の作風は
本作でも健在。どんでん返しの結末を語れない出演者たちはネタばれしないように
言葉を選びながらそれぞれにコメントした。

本作は、とある中学校で働く教師(神野
=大泉)のもとに、昔同級生だったという
探偵(佐々木)が、行方不明になったエリ
ートサラリーマン(堺)を探しに来て、それに
神野が巻き込まれるというストーリー。

監督第1作目の映画『運命じゃない人』
で2005年度カンヌ国際映画祭・批評
家週間で4冠に輝き、国内でも8冠に輝
いた内田けんじ監督の待望の新作映画
『アフタースクール』の完成披露試写会が
都内ホールで開かれ、出演者の大泉洋、
佐々木蔵之介、堺雅人、常盤貴子、
田畑智子が登壇し、映画への思いを語
った。

[2月16日アップ]

取材:福住佐知子 

5月、シネクイントほかにて
公開


オフィシャルサイト



妊婦とは思えぬ軽やかな足取りで会場に現れたニコール

15,000人の中から選ばれ、本作が映画初出演のダコタ
は「ライラは外側だけ見ると反抗心が強い女の子なんだけれ
ど、スウィートな内面を持っているところが好き。勇敢に振舞
うところも好き」と笑顔で語った。

http://lyra.gyao.jp

12歳の少女、ライラに託された全世界の運命。シリーズの1作目とな
る本作はぜひ劇場でチェックして欲しい。

この日、プラダの黒のシースルードレス姿で現れたニコールは妊娠した
喜びに溢れ、とても美しかった。
会場からは“おめでとう”の声が上がった。

ニコールは、女優になる夢を抱いている若い女性たちに「“君には無理だ”という言葉に耳を貸さないこと。私自身も
女優になるには背が高すぎるとか、オーストラリアにいては成功しない、とか言われたわ。
でも私には大きな情熱があった。ここにいるダコタにもその情熱があるわ。
どんな批判を受けても演技に対する情熱を持つこと、そしてずっと夢を
持ち続けて欲しい」とエールを送った。

グリーンスクリーン前での演技について「目の前にいないものを相手に演技するのに戸惑い、混乱する事が多かった」
とダコタ。ニコールは「私は想像の中で生きるのが好きなの。自分の中で考えたことを信じるのが大切よ」とコメントし
た。

「鎧熊のファイトシーン!」と即答したニコールは「13 歳と15歳の子(前夫トム・クルーズとの間で養子縁組した)は
作品をとても気に入ってくれたわ。子供たちと過ごす時間が少ないので、今後は、子供たちが楽しめる映画で、一緒
にプレミアに来れたりする作品に出演していきたいわ。子供向けと大人向けの作品を交互にやっていきたい」と語り、
やさしい母親の顔を覗かせた。

好きなシーンについての質問に
監督は「ニコールとダコタの二人が対決するシーンだね。それ
までの謎が解き明かされる緊迫したシーンで、二人の演技
力だけで持っているシーンだ。僕がいちばん描きたかったのは
人間ドラマの部分なんだ」と語った。
ダコタは「他の子供たちと登場する最初のシーン。映画を観
ている子供たちがすぐに感情移入できるシーンになっていて、
ライラの側面がいちばん見られるから」と語った。

本作に出演を決めた理由を「原作を読んで、コールタール夫人が本当
に好きになってしまったの。女の子が主人公のストーリーは珍しいし、主
要な役が女性二人というのは素晴らしいわね。それに映画の持ってい
るメッセージ性の強い部分が気に入ったの。クリス監督と一緒の仕事も
楽しみでした」とコメントした。

妊娠5ケ月のニコールは、「東京には何度か来ていますが(3度目)、妊
娠した姿で初めて来ることが出来て、うれしい」と、幸せそうな笑顔で挨
拶した。(夫はオーストラリア出身のカントリー歌手キース・アーバン)

本作は、私たちの世界とは少しだけ違うパラレルワールドが舞台。人々は
“ダイモン” と呼ばれる動物の姿をした守護精霊を連れ、人生を共にして
いる。そんな世界で暮らす12歳の少女ライラ・ベラクアが運命に導かれ
冒険の旅をするというファンタジー作品。

1995年に第1部が発表されて以来、世界中でベストセラーを記録して
いるフィリップ・プルマンの原作「ライラの冒険」が製作費250億をかけて
映画化された。
PRのためにクリス・ワイツ監督、ニコール・キッドマン、ダコタ・ブルー・リチャ
ーズが来日し、都内ホテルで記者会見を行った。

[2月23日アップ]

取材:福住佐知子 

3月1日(土)より丸の内ピカデリー1他
全国松竹・東急系にて公開


クリス・ワイツ監督

オフィシャルサイト


イ・ジア

ムン・ソリ

ペ・ヨンジュン

キム・ジョンハク監督

(C)TSG Production Company LLC
(C)TSG Production Company LLC
(C)TSG Production Company LLC
(C)TSG Production Company LLC

www.taiousijinki.jp/

ペ・ヨンジュンのファンでなくてもその美しい映像やスケールの大きい話に感動できる注目の作品だ。

昨年韓国で行われた「2007年MBC演技大賞」でぺ・ヨンジュンが演技大賞、
人気男優賞を受賞した。(撮影中に負傷したぺ・ヨンジュンは松葉杖をついて会場に現れた。)

金監督はぺ・ヨンジュンの人となりについて大いに語り、会場からは拍手と声援が
たえなかった。ペ・ヨンジュンの徹底的に演技を追及し何度も撮り直しを求める姿
に感動しながらも監督は、「自分の顔がもう少しハンサムなら、ペ・ヨンジュンさんに
監督をしてもらって自分が俳優として演じたいと思った」と本音をポロリ。
会場を大いに笑わせた。
4月には地上波(NHK)での放映も決定している(1話60分、全24話)。

続編の可能性について話してくれた。
「ぺ・ヨンジュンさんには怪我をしたせい
もあって、“もっともっとやりたかった”と
いう思いが強くあるようだ。彼の怪我が
完治したら具体的に相談してみようと
思っている。」と続編への期待がかかる
コメントがされた。

「負傷して体が動かない状態のとき、台本を変えるしかないと思われたと
きも“どんなことをしても最後まで自分は演じ切るので、力を貸して欲しい。
台本は変えないで欲しい。足が動かなくなっても、死ぬことになっても続け
たい”と言われたときには感動で涙が出た」と胸を打つエピソードも披露。

長い撮影で皆家族のようになっていたので、
撮影が終わったときには皆、涙を流したのだ
そう。「ぺ・ヨンジュンさんは僕のことを“お父
さん”と呼んでくれていましたが、“この人はい
つの間に私の娘と結婚したのかな?”と思っ
たので(笑)、“人前で呼ぶのは止めてくれ”
とお願いしました(笑)」と、楽しいエピソード
も披露した。

「ぺ・ヨンジュンさんはすべてのシーンに自分の
演技を追及する人なので、私がOKというシ
ーンでも自分が納得できるまで“もう一度!”
と何度も言うので、最後には“お願いだから、
もう勘弁して!”という場面もあった」と楽し
そうに話してくれた。

すでに撮り終えたシーンで、放映の1週間前にペ・ヨンジュンから「監督、
私はこのシーンで、どうしてもフルに感情移入が出来なかったように思わ
れるので、撮り直したい」と言いわれ、再度撮り直したこともあったという。
ペ・ヨンジュンの一切の妥協を許さず、役に入り込んで徹底的に演じる
というその正直な表現力にビックリしたそうだ。

「ぺ・ヨンジュンさんは、元々演出家を目指し下積みから仕事を始めた人なの
でスタッフの苦労がとても分かる人。現場に居る多くのスタッフの名前をすべて
覚え、スタッフをきちんと名前で呼んでいた。重い機材を運ぶのを手伝ったり、
過酷な撮影が続いて、みんなが辛そうにしていると何とか皆を笑わそうと冗談
を言おうとしたが、残念ながらあまり受けなかった(笑)」と語った監督。

監督に“韓国最高の俳優”と言わしめた完全無欠な俳優、ぺ・ヨンジュンの弱
点はユーモアのセンスだった(?)

「最初に会ったとき“どんな崩れたことでもやるので、自分の中にあるユーモアと
か、笑わせるような部分を引き出して欲しい”」とペ・ヨンジュンに言われたという
監督。ペ・ヨンジュンについて大いに語ってくれた。

「皆さんの変わらぬ応援があったのでこの作
品が出来たのです。本当に有難うございま
す」と、満面の笑みで挨拶したキム監督。

ぺ・ヨンジュン主演の歴史ファンタジードラマ
「太王四神記」で監督を務めたキム・ジョン
ハク(金鐘学)が来日し、都内の映画館で
トークショーが行われた。

[3月1日アップ]

取材:福住佐知子 

『傷だらけの男たち』は、過去ページ5に掲載しています。
合わせてご覧下さい。

オフィシャルサイト




左から
ケヴィン・リマ監督、パトリック・デンプシー、アラン・メンケン

<画像クリックで拡大>

映画の中で使用された衣装の展示がされていた

「人間は自分に正直であれば幸せはきっと見つけられる
んだよ…」と、メッセージを贈ってくれる『魔法にかけられて』
はおとぎの国のプリンセスが悪い魔女にだまされ、現代の
ニューヨークに迷い込んでしまうという“ありえない”ストーリ
ーが展開するチャーミングなラブコメディー。
セントラルパークでの大掛かりなミュージカルシーンも必見。
家族みんなで観て、楽しんで欲しい。

監督が最初に観たディズニー・アニメは『ジャングルブック』。
観終わった後、母親に「僕は大きくなったらあんな映画を
作るんだ」と言ったんだそう。
幼い頃から絵を書き続け、今はディズニーの監督に。
「5歳の時に言ったことを本当に実現した」と母親は驚い
ているそうだ。
―夢は持ち続けること。そしてそれに向かって努力すること―

キャスティングについても話してくれた。
ジゼルを演じたエイミー・アダムについては「見た目もプリンセスそのもので、
平面的なキャラクターを立体的に正直に演じる事が出来る人。キャラク
ターに深みを持たせて誠実に演じてくれたよ」。と語り、魔女を演じたスー
ザン・サランドンについては「今まで悪役を演じたことの無い人に演じて欲
しかったんだ。邪悪で、行きすぎなくらいに“華美な役”だったのに、見事
に演じてくれた」。と称賛した。

自らがシマリスのピップの声を担当した理由を「成り行きからなんだよ」と
監督。現場で俳優たちにシーンの状況を説明しているときに、とりあえず
監督がピップの声をつけていたのを編集者たちが聞いていて、「あなたが
是非、やるべきだ」と言ったんだそう。キュートなピップの声は全編を通じ
て楽しめる。

『魔法にかけられて』のPRのために来日したケヴィン・リマ監督に会って、
話を聞く事が出来た。

≪ケヴィン・リマ監督インタビュー≫

http://www.disney.co.jp/movies/mohokake/

3月14日(金)より
日劇3他 全国ロードショー

最後に誰にどんな魔法をかけたい?との質問が…
パトリックは「僕は結婚してるから、魔法をかけるのは妻にしておくよ。
もし魔法が使えたら戦争の無い幸せな世界にしたい」とコメント。
メンケン氏は「映画作りのプロセスがすでに魔法だと思うよ」と答え、
監督は「僕は日々、観客の皆さんに魔法をかけている」とコメントした。

(映画の中で、ハロ〜とかプルプルプル…といったピップのセリフが出てくるが、まさか生で聞け
るなんて…。あまりの可愛さに感動した)

世界中で大ヒットしている理由について
「誰もが子供時代に戻れるところがいちばんの魅力だと思う」と答えたのはメンケン氏。
本作でシマリスのピップの声を担当した監督は「質問の答えをピップの声で答えようと思う」と、
突然キュートな生ピップ声を披露し、「作品の中心にある“喜び”と言うものが人々に通じるん
だと思う」と語り、会場から大喝采を浴びた。

大ヒットしたディズニー・アニメ『リトル・マーメイド』『美女と野獣』『アラジン』などの音楽を手掛
けたメンケン氏は「これまで多くの監督と一緒に仕事をしてきたが、ケヴィンほど音楽に対する
理解と愛情のある監督はいなかった。ケヴィンは具体的な意見を持っていたし、最初の打ち
合わせの時にすでにタイトルまで考えて来ていたよ。本作はすべてケヴィンとの共同作業で創
り上げたものだ。苦労の多い作業だったけれど、音楽によってジゼルの心の成長がうまく伝え
られたと思っているよ」と話してくれた。

「ジゼルは夢の国の住人で純真な人物、僕は現実を生きている。そんな二人が恋に
落ちてお互いに欠点をおぎないあえる関係になるんだ。理想のカップルだと思うよ。
恋に魔法は確実にあると思う。でも、恋には魔法だけじゃなくて努力も必要だね」と
自身の恋愛論も披露した。

6歳の娘がいるというパトリックだが「彼女のお気に入りのシーンはラストのダンスシーン
で、映画を観てから毎日のように“踊って”と頼まれるので、リビングで足の上に彼女を
乗せてダンスをしているよ(笑)」と楽しそうに語った。

「ヨロシク」と日本語で挨拶したパトリックは、18年ぶりの来日。
人気TVシリーズ「グレイズ・アナトミー」のデレク役でブレイクし、
今回はヒロインと恋に落ちるバツイチ弁護士を演じている。
最初に脚本を読んだときに「ラブ・コメディとミュージカル、アニメ
に加えてアクションの要素も含まれていて、これが実現できたら
本当に楽しいだろうな、と思ったよ。音楽も素晴らしいし、もし
続編が出来たら、今度は僕が歌う曲もアランに書いて欲しい」
と語った。

アニメと実写の世界が融合するという、ディズニー史上最もあ
りえない映画が誕生した。その究極のファンタジー映画『魔法
にかけられて』の記者会見が都内ホテルで行われ、ケヴィン・
リマ監督、出演者のパトリック・デンプシー、音楽監督のアラン
・メンケンが登壇した。

[3月8日アップ]

取材:福住佐知子 

オフィシャルサイト



http://www.nocountry.jp/

ハビエルが「この映画はコーエン兄弟だけが成しえる芸術、言葉やセリフのやりとりなど、すべてが綿密に作られてい
るんだ。とってもいい映画だよ」とメッセージをしたように、観客に暴力を通して多くのメッセージを投げかけているこの
映画を、是非劇場で観て欲しい。

アカデミー賞を受賞しても「僕は何も変わっていないよ」とハビエル。「オスカーを撮ったから最高だとは思っていない。
距離を置いて見つめる事が大事だと思っている。俳優として重要なのは毎日、“もっと良くなりたい”という思いで自
分の中で闘っていること…」と笑顔で語ったハビエルの表情は自信に満ちていた。

役作りで気に入らなかったのは髪形らしい。「毎日鏡を見るたびに憂鬱になっ
たよ(笑)。撮影の合い間に、買い物に行く時も皆から怪しい感じで、ジロジ
ロ見られて…」とぼやくことしきりだった。
髪型が決まったのは、ある日、共演のトミー・リー・ジョーンズが80年代のニュ
ーメキシコの写真を持ってきたのをコーエン兄弟が見て、“面白い。この髪型
で行こう”と即決したのだそう。「僕はぜんぜん面白いと思わなかったけれど
(笑)、この髪型にしたことでキャラクターの暗い面が浮き彫りにされたと思う
よ」と語った。

コインひとつで人の生死を決め、容赦なく殺してしまう“シガー”の恐ろしさは、
言葉では言い尽くせない。

ハビエルが演じる究極の殺し屋“シガー”は一度見ると頭から離れないほど、
強烈なインパクトで観るものを圧倒する。
「キャラクター作りで重要視したのは原作だよ。人間というよりは暴力を行う人
物と考えた。キャラクターの持つ暴力を体現するには、単純にサイコパスな人間
と考えると小さくなってしまうので、死、運命、暴力を体現するのが“シガー”だ
と思い、演じたよ」と語った。

もともと暴力が大嫌いだというハビエルは、「銃も発砲音も嫌いでよくこの役が出来たと思うよ」と語った。そんな彼が
本作に出演を決めたのはコーエン兄弟に絶大なる信頼をよせているから。18〜19歳のときに『ブラッドシンプル 
ザ・スリラー』を観て、衝撃を受けたのだとか。それ以来、「いつか、彼らの作品に出演するのが夢だった」と語った。
それに、作品の持つテーマの深さにも惹かれたという。「脚本を読んで、キャラクターの背後に暴力を通した哲学的
な広がりがあると感じたんだ」とハビエル。

初来日のバルデムは「日本人はみんな礼儀が正しいね。街は清潔で緑がきれいだし、初めての場所で、40歳近くで
新鮮な気分を味わえた」と語った。

祖父母の時代からの俳優の家系だというハビエルは、アカデミーの会場に多くの家族を連れて行けた事が嬉しかった
そうだ。

最初にアカデミー賞について触れられると「とにかく緊張のしっぱなしだったよ。もし選ばれたらスピーチをしなくちゃなら
ない…そのことで頭が一杯だった。名前を呼ばれたときにはもう頭の中は真っ白になって…(笑)。とにかく、お礼をい
う人の名前を全部言わなきゃ…ってね。最後にスペイン語で母に感謝の気持ちを伝えたのは好評だったよ。受賞か
ら2週間がたって、やっと喜びと名誉をかみしめているよ」とコメントした。

白いシャツにジーンズと黒のジャケットで颯
爽と現れたハビエル。「昨夜は8時間眠っ
たのでぜんぜん疲れていないよ」と語り、
「コンニチワ。私はハビエル・バルデムです。
日本にこれてウレシイ…」と、会場に笑顔
を振りまきながら日本語で挨拶した。

コーマック・マッカーシーの原作「血と暴力
の国」をジョエル&イーサン・コーエン監督
が映画化し、作品賞を含め、本年度アカ
デミー賞の主要4部門を受賞した『ノーカ
ントリー』で助演男優賞を受賞したスペイ
ン俳優ハビエル・バルデムが緊急来日し、
都内ホテルで記者会見を行った。

3月15日(土)より 
シャンテ・シネ他 全国ロードショー

[3月15日アップ]

取材:福住佐知子 

オフィシャルサイト
過去ページ7
掲載リスト
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歓喜の歌
スウィーニー・トッド
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ナショナル・トレジャー
アイアムレジェンド
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サラエボの花
夕映え少女
シルク
明日への遺言
ボーン・アルティメイタム
オリヲン座からの招待状
鳳凰 インタビュー
ブレイブワン

左から
浅野忠信『224466』
中村獅童『JIROル−伝説のYO・NA・O・SHI』
須藤元気『ありふれた帰省』
VERVAL『DEAD NOISE』
ILMARI『CLUB246』
ユースケ・サンタマリア『弁当夫婦』

http://www.r246s.jp/

夏に公開される本作だが、様々なジャンルで活躍している6人が【246】という1本の道路を題材に、それぞれが溢れる
想いをこめてメガホンをとる。SFファンタジー、時代劇、ドキュメンタリー、ラブストーリーなど、バラエティーと豊かなライン
ナップで楽しませてくれそうだ。

『弁当夫婦』のユースケ・サンタマリアは「僕の映画には
絶対出て欲しいと思っていた僕のミューズ、永作博美さん
が出ています。許されるなら、重婚したいくらいです。弁当
屋の夫婦の話で、『たんぽぽ』や『ショコラ』のように食物が
おいしく出てくる作品が好きなので、そんな映画にしたい。
246の思い出は表参道にあるアンデルセンの渦巻きパン
が好きで、よく行きます」と熱く語り、この日のムードメーカ
ーの役割を果たしていた。

『CLUB246』のILMARIは「若い頃からクラブに通ってい
て、今はミュージシャンですが、監督と呼ばれたいという思
いもありました(笑)。ドキュメンタリーで『ナイト・オン・ザ・プ
ラネット』のような映画を作りたい」とコメントした。

『DEAD NOISE』のVERVALは「246で真っ先に浮かぶのが渋谷で、HIPHOPのクラ
ブ。アーティストたちがどんなことを思っているかを伝えたい。マイケル・ムーア監督にインス
パイアされています。スタッフに支えられ、アドバイスを貰って日々勉強させてもらっていま
す」と語った。

『ありふれた帰省』の須藤元気は「寿司でいうと、イカのポジ
ションを狙いたい。忘れがちだけれど、食べてみるとなかなか
おいしい…。迷わず、楽しみながらやりたい世界が作れまし
た。若い頃に246で露天商をしたり、ストリートミュージシャ
ンもやったことがあります」と意外な過去を披露した。

『JIROル−伝説のYO・NA・O・SHI』の中村
獅童
は「時代劇もロックもごちゃ混ぜにして、
何かバカな事ができないかなと思って…。
ちょん髷姿でオープンカーに乗って表参道を走る場面では、
見ていた外人が“オーマイゴッド!と言っていましたネ(笑)”。
皆さんに助けられてやりたい事はみんなやらせてもらいまし
た。でも、他人は演出できても自分自身は演出できなかっ
たな」とちょっと悔しそうな表情を見せた。

『224466』が監督2作目となる浅野忠信
は「246の高速道路を支える柱が十字架に
見えたりする場所があったりして、そんな部分
をファンタジーに出来ないかなと思いました。
自分でも分けの分からない話が、さらにわけ
が分からなくなっています…。説明できないの
で、観て確認してください(笑)」とコメントした。

東京から静岡を結ぶ【国道246】をテーマに6人の監督
がメガホンをとったオムニバス映画の製作発表記者会見
が都内ホテルで行われ、監督を務める浅野忠信、中村
獅童、須藤元気、m−floのVERVAR、RIP SLYM
EのILMARI、ユースケ・サンタ
マリアの6人と豊田健雄プロデ
ューサーが登壇し、国道246
への想いと、映画にかける熱い
想いを語った。

8月下旬より渋谷Q-AXシネマ他
 全国ロードショー

[3月22日アップ]

取材:福住佐知子 

オフィシャルサイト

初々しい13歳の高橋真悠

左から 長崎監督、高橋克実、サチ・パーカー、高橋真悠、木村祐一、手嶌葵

http://nishimajo.com/

おばあちゃんとまいの素朴な日々の営みを静かに見つめた物語には、
毎日を“楽しく生きる”ためのヒントがいっぱい。
世知辛い現実社会に心が疲れていたら、西の魔女がかけた、まさし
く“魔法”のような光景は最高の治療薬になるはず。
癒しムード満載!!のこの夏必見の映画だ。 
  

最後に、長崎監督が、「まいちゃんと一緒におばあちゃんの家にいるような
感じで観てほしい」と、映画をアピールした。

主題歌のレコーディングの前に、清里のロケ
セットを訪れたという手嶌葵は、「素敵なセッ
トでキャストの方たちがうらやましかった。
原作はとても優しい印象を受けたが、映画
にも想像以上にほっとする優しさがありまし
た」とコメントした。

まいと対立する偏屈な山男・ゲンジを演じた木村祐一は、強持
ての風貌が役にぴったりとはまって、独特の存在感を見せている。
「ゲンジは、やっと自分の居場所を見つけたまいにとっての邪魔者。
だから、役作りのため、現場でも真悠ちゃんと仲良くしないように
した…、なんてエピソードがあればいいのですが、実際は、仲良く
並んで五平餅を食べたりしてました(笑)。とにかく素敵な映画で、
打ち上げの時には20分ほど語ってしまったくらい、思い入れのあ
る映画」と熱く語った。

繊細で真っ直ぐな心を持つまいを演じた高橋真悠は、13歳で
本作が映画デビュー。
映画では、憂い顔のシーンが多いが、実際は、はじけるような
笑顔が魅力的な女の子だ。

初めての映画撮影について、「不安もありましたが、
本当に楽しかったです。サチさんは、本当のおばあ
ちゃんみたいで、自然にセリフが出て、演技をしてい
る感覚はなかったです」と、はつらつとコメントした。

さらに、高橋克実が、開口一番「今日、一番驚いたのはサチさんです。どこの誰が来た
のかと思いました。撮影現場ではいつも長靴をはいていたから…(笑)」と、真っ赤なロン
グドレスを着たサチを相手にジョークを飛ばすと、どっと笑いが起こり、場内は一層ほのぼ
のとしたムードに。
二人は、撮影現場でもよく話をしていたと言い、「サチさんは、ざっくばらんで話しやすかっ
た。ぼくのことを、コメディアンだと思ったみたいで、それは木村(祐一)さんのことだけど、
ま、いいかと…(笑)」と会場を笑わせた高橋。

傷ついた孫娘を優しく包み込むおばあちゃんを演じたサチ・
パーカーは、「2歳から12歳まで日本で暮らしたので日本
は私の故郷です。日本映画に出演できるとは夢にも思い
ませんでした」と感慨深げに語った。まいを演じた高橋真悠
について、「素晴らしい友達だし、本当に大好きなの。撮影
が終わってアメリカに帰ってから寂しくていっぱい泣いてしまい
ました」と、愛しそうに高橋を抱き寄せ、言葉に詰まる場面
もあり、会場は映画同様の穏やかな空気に包まれた。

多くのファンを持つ原作を映像化するにあたり、「大切にしたのは、まいが成長する心の
機微を描くこととキャスティング。芝居ではなく、本当にそこで生きていると思わせるキャス
トが揃った」と語った長崎監督。

窮屈な学校生活になじめない中学生の少女まいが、森の家で暮らす祖母と過ごした
ひと夏を描く。
まいは、魔女の血筋だという祖母を“西の魔女”と呼び、自分を変えるために魔女修行
を受けることに…。大好きなおばあちゃんが教えてくれたのは、ありふれた毎日を大切に
生きることだった。

上映前の舞台挨拶には、サチ・パーカーを始め、
高橋克実、木村祐一、高橋真悠、長崎俊一監
督、主題歌を歌う手嶌葵が登場し、それぞれが映
画の魅力について語った。

松本香歩原作の人気児童書『西の魔女が死ん
だ』が映画化され、都内のホールで完成披露試
写会が開かれた。
往年の大女優シャーリー・マクレーンの愛娘でハ
リウッド女優のサチ・パーカーが、日本映画に初
出演することでも話題の作品。

6月 恵比寿ガーデンシネマ他
全国ロードショー

[3月29日アップ]

取材:能登春子

オフィシャルサイト

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左から  ジェイ・チョウ、リア・ディゾン、チャン・イーモウ監督、ビル・コン

http://wwws.warnerbros.co.jp/ouhi/

絢爛豪華な王宮(唐王朝)を舞台に繰り広げられるこの愛憎劇は、
スケールの大きいエンターテインメント作品。
黄金の宮殿、華麗な衣装の数々、画面からあふれ出る色彩の波
にあなたも巻き込まれてみては?
ジェイの歌うエンディング・テーマも是非、劇場で聞いて欲しい。

この日花束を持って現れたのは、ジェイ・チョウのファンでもあるというリア・ディゾン。
チャン・イーモウ監督の作品はすべて観ていると言うリアは「とても良い作品です。是非、皆さんも観て、
楽しんでください。ジェイは、忠誠心や母親に対する愛情をベリービューティフルに演じていた」と笑顔
でコメントした。褒められたジェイは日本語で「恥ずかしいです」と答えていた。

アジアを代表するプロデューサーでもあるビル・コン氏は作品が成功する
理由について聞かれ、「監督の手腕で映画は素晴らしくなる。すべて監
督のおかげですね」と謙虚に語った。これを聞いて監督は「ビル・コンさん
は親しみやすい人。僕とは『HERO』以来、ずっと組んでいるが、他の監
督さん達との関係も良くて、みんなが彼と仕事をしたがるんだ」と語り、
お互いの信頼関係の深さを感じさせた。

「歌詞は撮影中も考えていましたが、やはり登場人物に対する理解が
無ければ作詞できなかった。メロディーは撮影後につくり、時間をかけて
書きあげました」と話した。その主題歌は中国でトップ1に輝き、ジェイは
本作で“大きな価値を得た”ことを実感したようだ。

ジェイは最近ではMTV作品の監督も手掛けている才能の持ち主。「自
分の出番が無いときは監督をずっと観察していましたが、監督からいろん
なことを学びました。特に“色”ですね。僕も華麗なものや美しい景色が
好きで、それを取り入れようとするのですが、シーン、シーンを描くときの
色使いで監督から大きな影響を受けています」と語った。
本作でジェイはエンディング・テーマも手掛けた。

共演者のコン・リーとチョウ・ユンファは自分の演技をしながらも若いジェイ
をリードし、芝居の中にドンドン引き込んで行ってくれたのだそう。彼らから
現場でいろんな励ましを受けたことも明かした。

アジアの人気ポップスターでもあるジェイ・チョウは「国際的に有名な監督
やスーパースターたちとの共演は夢のようでしたが、演技の難しさも学びま
した。印象に残っているのは1000人以上のエキストラが登場するシーン
です。NGを1度出してもスケジュールに影響が出るので、プレッシャーで
何度もNGを出してしまいましたが、監督はとてもいい人で一度も怒りませ
んでした」とコメントした。

キャスティングについても話してくれた。
「配役についてはまずコン・リー、チョウ・ユンファに依頼し、快く受けてもらい、その後、本作
の登場人物の中で唯一愛の心を持ち、明るい未来への気持ちを持つ第2王子の役には
“この人しかいない”と、ジェイ・チョウを選びました。
彼は人物に対する理解が深く、素晴らしい演技をしてくれました。特に母への愛情が深く、
母のためならどんなことでもするという姿が人々の感動を呼びました。」

「この映画の原作は、中国ではみんなが知ってい
る有名な舞台劇なんです。もともと私は唐の時代
に興味があり、その華やかな時代背景と孤独や哀
しみとの対比を描いてみたかったのです。そのための
準備や資料調査に8ケ月の長い時間をかけました」
と語った。
「この作品を持って来日できて嬉しい」と挨拶した
チャン・イーモウ監督。

中国史上最高の製作費で作られ、中国歴代
1位の興行成績を記録した映画『王妃の紋章』
の記者会見が行われ、チャン・イーモウ監督
(『HERO』(02)、『LOVERS』(04))、
ビル・コンプロデューサー、ジェイ・チョウが登壇した。

4月12日 東劇 他
全国ロードショー

[4月5日アップ]

取材:福住佐知子

オフィシャルサイト

写真協力:中村由美

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後列左から 冨樫監督、竹野内豊、水野美紀、   前列左から 吉田里琴、広田亮平

「お父さん!」と駆け寄る吉田里琴をひょい抱きかかえ
満面の笑みを見せた竹野内。優しいお父さんの顔になった。

4月26日(土) 新宿バルト9 他
全国ロードショー

[4月12日アップ]

取材:福住佐知子

http://www.anosora.jp/

不幸な出来事からの家族の再生を描いた感動作品。
愛する誰かを亡くしたとき、あなたならどうしますか?
たとえ辛い別れがあっても生きていく勇気と希望を持つ
ことの大切さを教えてくれる。自分が独りじゃないことに
改めて気づかせてくれる−。
平井堅の歌う主題歌「いつか離れる日がきても」も素晴らしく、心に染みる。

最後に竹野内が「映画を観終わった後、
それぞれの感じ方があると思うんですが、
今の自分の本当の幸せってなんだろうっ
て、考えてみてもらいたいなと思います。
その時間をいただけたら、僕はこの映画
をやれて良かったなと思います」と観客に
心からのメッセージを送った。

冨樫監督は本作の映画化にあたり、「いい話だと思ったんです。脚本を読ませていただいたとき、懐かしさを
感じましたね。4人の家族の形を借りてはいますが、自分のこととして考えたり、感じてもらえたらいいな、そん
な風に思います」と語った。

この日、冨樫監督は家族が来ていることを、竹野内は2才年上のお姉さん、水野はひとつ下の弟が会場に来ている
ことを明かし、竹野内は「小さい頃、姉とはよく喧嘩しましたね。殴られて吹っ飛んだ記憶もあるし…(笑)。本気出し
たら負けないって気持ちもどこかにあるんですけど、心の中でコイツ〜!なんて思ったりして…(笑)やんちゃでしたよ。」
と楽しそうに話した。
水野も「血で血を争うような(テレビの)チャンネル争いとか、おやつの奪い合いなど、すべて私が勝利していました!」
と笑顔で語った。

子供たちは竹野内と水野について「すごく優しくしてくれて、
(撮影の無いときは)遊んでくれて,優しいお父さんとお母
さんだなと思いました」と語ったのは広田。吉田は「今日会
えて、すごく嬉しかった。お父さんは抱っこしてくれるのが
楽しみで、お母さんとはお話するのが楽しみでした」と楽し
そうに話した。そんな可愛い二人の子供を「おもわず持
って帰りたくなりました」と水野は語り、目を細めた。

母親役の水野は「私の周りにいるお母さんたちを観察させていた
だいて参考にさせていただきました。さりげないしぐさや表現の中で
家族が表現できればいいなと思いながらやらせていただきました。
本当にお母さんの気持ちになっちゃったんです。この作品を自分
の代表作と言いたいと思ったぐらい感動しました」と興奮気味に
語った。

撮影後久しぶりにファミリーが集合し、父親役の竹野内は「久々
ですね。二人とも背が伸びてビックリしました」と子供たちに優しい
微笑みを向けた。独身の竹野内だが、父親を演じる上での役作
りについて「イメージの中では分かる事があっても子供に対しての
愛情は理屈とかではないので、どんな父親を演じられるのかなと
不安もあったのですが、現場でこの子たちのたよりない後姿を見
ていると守りたくなるというか、父性愛が目覚めてきて…、そんな
現場の気持ちを大事にしていました」と語った。

突然降りかかった不幸を乗り越えようと、懸命に生きる家族の姿を
描いた感動作『あの空をおぼえてる』(ジャネット・リー・ケアリー原
作の同名の名作児童書)のプレミア試写会が行われ、冨樫森監
督を始め、7年ぶりの映画主演となる竹野内豊と、家族を演じた
水野美紀、子役の広田亮平、吉田里琴が登壇した。

オフィシャルサイト

左から
山本プロデューサー、小出恵介、綾瀬はるか、クァク・ジェヨン監督


5月31日(土) サロンパスルーブル丸の内 他
全国ロードショー

[4月19日アップ]

取材:福住佐知子

http://cyborg.gyao.jp/

CGを駆使した迫力のアクションシーンが楽しめるファンタジー
作品。時間旅行と大地震、ラストには大きなサプライズあり。
綾瀬が演じるキュートなサイボーグぶりは必見。“彼女”の
“彼”を守る姿に感動!!
本作は日本のほかに、韓国、香港、台湾など、アジア10
カ国での公開がすでに決定している。

フォト・セッションでは力持ちのサイボーグ(綾瀬)が
ジロー(小出)を持ち上げる?というパフォーマンス
を披露した。

この映画はクァク・ジェヨン監督と山本プロデューサーが
2003年の夕張映画祭で出会い、意気投合したこと
から企画がスタートした。山本プロデューサーの「日本
映画でも韓国映画でもないボーダーレスな映画を作り
たかった」という夢が実現した。

小出は「“彼女”が寝ている間に胸をチラ見しようとして殴られ、天井に吹っ飛ぶシーンでワイヤーを使ったのですが、
恐ろしかったですね(苦笑)」と撮影時のエピソードを語った。サイボーグの彼女(綾瀬)に殴られ、投げ飛ばされ、
たくさんの痛い思いをしたらしい。
綾瀬は「普段あまり人を殴る機会が無いので、楽しかったです!(笑)実際にも機会があればやってみたいですね」
とビックリ発言。

サイボーグを演じた綾瀬が夕日を背にして小出をおぶって歩くシーンがあり、小出が「女性にリアルにおんぶされて
歩くという事はそうないので、幸せでした(笑)」と言うと、綾瀬は「力には昔から自信がありました。おんぶはぜんぜ
ん大丈夫でしたよ」とにっこり。余裕のパワーを見せつけた。綾瀬はサイボーグ役のため、長時間瞬きをしないとい
うシーンも持ち前の頑張りでこなした。

単身日本に乗り込みメガホンをとったクァク・ジェヨン監督は
「日本で映画を作るにあたってコミュニケーションがうまくとれ
るのか心配でしたが、キャスト・スタッフともに努力してもらっ
ていい映画を作る事が出来て、とても感謝しています」と笑
顔で語った。監督が描きたかったテーマは「僕は決して弱い
男、強い女性が好きと言うわけではありません(笑)。ただ男
には純粋さが、女性には強さが備わっていると日頃から思っ
ていて、そんな部分に憧れているんだと思います」と語った。

まずはクァク・ジェヨン監督の印象について綾瀬が「とてもチャーミングな
監督でした。監督の表情や動きなどがかわいいので“かわいい”と言っ
たら、監督に“かわいいじゃなくてかっこいいだろ”と怒られましたね(笑)。
空き時間や待ち時間に監督と話す機会が多くて、こういう時はこうした
方がいいよとか、いろんなことを教わりとても勉強になりました」とコメント
すると、小出は「本人を目の前にして言うのはなんですがとても怖い監
督でしたね。戦場のような現場でした。でも終わってみると、何か物足
りない…それくらい濃い現場でした。本当に偉大な監督です」と語った。

本作は孤独な大学生(小出)が未来からやって来たサイボーグ(綾瀬)
と恋に落ちるという胸キュンのラブコメディ。

映画『僕の彼女はサイボーグ』の完成会見が都内ホテルで行われ、
綾瀬はるか、小出恵介、クァク・ジェヨン監督(『猟奇的な彼女』)と
プロデューサーの山本又一朗が登壇した。

映画監督の他に大学教授の顔も持つ

“復讐する側”と“復讐される側”、二人の女性の関係性を見事に描いた本作は、
人間なら誰もが持っている愛と憎しみの感情を、きめ細かく見事に描いた作品。
知的で、詩情豊かな美しい映像で魅せる。

最後に「人間の心の中には隠された強い感情が存在しているということを知ってほしい。
本作は美的にも洗練された表現形式を使っているので、目にも楽しい作品になってい
ると思います。それと、子供の頃に受けた傷は決して言える事が無い…ということも知っ
てほしい。皆さん、どうぞこの作品を観て下さい!」とメッセージをくれた。

ヒッチコック作品やキューザックの作品が好きだと言う監督は、かつて日本に滞在していた経験がある。
「この作品も日本で書いたので、ある意味、日本映画だとも言えるよ(笑)」と言うほどの親日家だ

「最後にはメラニーが復讐を果たし、アリアーヌはすべてを失ってしまうわけだ
けれど、果たしてそれでメラニーが勝ったのだろうか?この映画は日常を描
いていて、どっちがいいとか悪いとか、はっきりしていない。いい所も悪いとこ
ろも強いところも弱いところも持っているのが人間だと思うんだ。私が息を引
き取るときには“彼は女性を撮るすべを心得ていた監督だった”言われたら
嬉しいですね(笑)」と語った監督。本作で女性の心理を巧みに描いた。

「この映画は怖くて陰湿だけれど、実際の私は明るくて親切な人間ですよ
(笑)映画を書いたり、撮ったりするのは実生活とは反対だと思うよ」と笑顔
で語った監督

キャスティングのいきさつについて語ってくれた。アリアーヌを演じたカトリーヌ・
フロについては
「カトリーヌはフランスではとても人気のある女優で、ピアノのコンクールの場
面でメラニーが演奏しているのにアリアーヌがファンにサインをする場面があっ
て、観客は観ていて“あんなことしなければいいのに…”と思うわけだが、そん
な役を人気のある女優が演じることで、“この人は、実際は意地悪な人間
ではないな”と思うような、そんな効果を狙ったんだ」と語った監督。
メラニー役のデボラ・フランソワについては「とても才能溢れる女優で、彼女
のおかげでこの映画は成功したともいえる」と話してくれた。

少女の頃の夢を砕いた人物に復讐しょうとするメラニーを、単に人の心
を操ろうとしている人物として描くのではなく、偶然そういう展開になって
しまったのかな?と思わせるような撮り方をしようと心がけたそうだ。

「撮影中は女性を撮っているのが男性の私なので、男性から見た女性
のイメージに惑わされないように心がけた。今回、私は自分の中にある
女性性を引き出して撮るようにした」と監督。

「最初は二人の女性が強く結びついている話を撮ろうと思っていたが、
復讐劇がからんだ方がいいと考えたら、“譜めくりの女性”というアイデア
が浮かんだ」と語った監督。“譜めくり”という立場を利用して復讐すると
いうストーリーは、自らが音楽界に身を置き、ヴィオラ奏者でもある監督
ならではの発想だった。

ピアニストになるという少女の頃の夢を砕かれた女性の復讐劇を描いた
映画『譜めくりの女』で、フランスの逸材ドゥニ・デルクール監督が来日。
映画への思いを聞く事が出来た。

4月19日 シネスイッチ銀座 他
全国順次ロードショー

[4月19日アップ]

取材:福住佐知子

http://piano.cinemacafe.net/

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左から
冨樫 森監督、竹野内豊、水野美紀
広田亮平、吉田里琴

http://www.anosora.jp/

最後に竹野内が「映画というのは人それぞれの感じ方は違うと思うけれど、観終
わった後で僕が願いたいのは、皆さんの心のどこかにたとえ小さなシーンでも心に
残る映画になっていればいいなあと思います」と、心からのメッセージを送って締め
くくった。

冨樫監督は数年前から作りたくてやっと完成した映画が初日を迎え「観終わったあと、皆さんひとりづつから感想
をお聞きしたいですね…。家族の話としてフィニッシュしたいなと思っていて、深沢家の話を通して皆さんが自分の
家族のこととして思えてもらえるようにしたいな、とずっとこだわりながら作っていました」と感無量な面持ちで映画に
かけた思いを語った。

「お母さんって、子供を産んだときに母性を感じるホルモンが分泌
されるそうですが、この撮影中、私にそのホルモンが出てたんじゃ
ないかと思います」と水野が話すと、竹野内が戸惑いながら
「ハイ、感じました(笑)」と答えたので、会場から笑いが起きた。

独身の竹野内と水野だが、現場で子供たちと触れ合っていくうちに父として、
母としての感情が湧いてきたそうだ。
ふたりの子供たちも「素敵なお父さん、お母さんに現場で遊んでもらって、楽
しい現場でした」と楽しそうに口を揃えた。
水野が空手の技を教えてあげたり、テルテル坊主を作ってあげたり、竹野内
が抱っこや肩車をしてあげたり、ルービックキューブのやり方を教えてあげたり
して、一緒に遊んだのだそう。
水野は「今後は恋の相談とか乗っていきたいですね」と語り、優しく微笑み
ながら子供たちを見る目は本当のお母さんのようだった。

水野は「たくさんの方に観に来て
いただいて、本当に感激です。
私自身もこの映画が大好きで、
ファンなんです。観ていただいて、
皆さんでこの映画を育ててあげ
てください」と挨拶した。

まずは主演の竹野内が「こんにちは」と挨拶すると、会場からは大き
な拍手と歓声が沸いた。「こんなにたくさんの方々が劇場に足を運ん
でくださって、本当に感謝しています」
と竹野内。

竹野内豊7年ぶりの主演映画『あの空をおぼえてる』が初日を迎え、
舞台挨拶に冨樫 森監督と竹野内豊、水野美紀、広田亮平、
吉田里琴が登壇した。

4月26日(土) 新宿バルト9 他
全国ロードショー

[2008年4月26日アップ]

取材:福住佐知子

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舞台挨拶後チケット売り場
に設けられたバルコニーから
手を振るキャストたち

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R246ストーリー・アフタースクール(大泉洋、堺雅人)・あの空をおぼえてる(竹野内豊)・死神の精度(金城武)

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