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会場に幸せオーラを振りまいたアンジーの笑顔
いつもは強い女性の役が多いアンジーだが、
本作での抑えた演技は観る側に大きな感動
を与える。一人の女性の精神的な強さと弱さ
を絶妙なバランスで演じていて素晴らしい。
今回パートナーのブラッド・ピットや子供たち
と一緒に来日したアンジーは、ラルフ・ローレ
ンのグレーのシンプルなワンピース姿で、美し
い笑顔を見せて現れた。
家族で来日したこともあって、クールビューテ
ィーの印象が強いアンジーの魅力的な笑顔
がたくさん見られた会見だった。
「私はこれが正義だと思うことに対しては強い意思で向かいます。
正義感が強いほうなので、信念をもって闘う気持ちは常にありま
す」と言うアンジーは、この映画を観る人へ「それぞれ観た人の感
じ方は違うと思いますが、一人の無力な女性がなしえた勇気を見
ることで、我々にも大きな勇気を与えてくれる映画だと思います」
とメッセージした。
脚本を読んだとき、一度はオファー断ったことを明かしたアンジー。
「でも彼女の事がずっと頭に残っていました。正義を貫く女性、何も
出来ない時代に制度や法律さえも変えてしまった女性ということで
惹かれました。クリスティンのような女性が私にインスピレーションを
与えてくれるし、私がいろんな社会活動をしているのも、世界中の
そういう女性に会うためでもあるのです」とコメントした。
初コラボとなったクリント・イーストウッド監督については、
「大好きです!一緒に仕事をすることになり、少女のように喜んでし
まいました。彼はスタッフや出演者一人ひとりを尊重してくれて優しく
接してくれるんです。優雅で、素晴らしい偉大な監督です。常に笑
顔であらゆることを即決で解決してしまうんです。だから、誰もが“彼
のためなら何でもしよう!”と思ってしまうんです」と絶賛した。
実話を元に描かれた本作だが、役作りについては「いろんな資料を
読んだりしてリサーチしましたが、モデルにしたのは私の母なんです。
母は声も小さくて怒鳴ったりしない人でしたが、子供を守ることにか
けてはすごく強い人でした。私の母は2年前に亡くなりましたが、こ
の映画を観たブラッドが、私が演じたクリスティンを見て、“お母さん
に似ているね”と言ってくれました。撮影中は母の写真をずっとお財
布の中に入れて肌身離さず持っていました」と撮影秘話を披露した。
第81回アカデミー賞にブラピと共にノミネートされている
アンジーはその感想を「私たちは映画が本当に好きで心
を込めて仕事をしているので、成功してもしなくてもその
気持ちは変わりませんが、ブラッドと一緒にノミネートされ
た事は本当に嬉しいです」と語り、家族について話し始
めた。
「昨年は元気な双子も生まれましたし、本当に素晴らし
い年でした。今の境遇には本当に感謝しています。私は
子供たちには仕事のことはあまり話さないので、子供たち
は私が『カンフーパンダ』の仕事しかしていないと思ってい
ます(笑)。毎日、幸せな瞬間があります。仕事から帰っ
てきて、朝目覚めて、子供たちの顔を見るたびに幸せを
感じます。私はとても恵まれていると思います」と語り、
幸せそうな笑顔を見せた。
クリント・イーストウッド監督の最新作『チェンジリング』で
深い愛情と、権力に屈しない強い意思を持った母親を
熱演したアンジェリーナ・ジョリーが来日し、記者会見に
登壇した。
『Mr.&Mrs.スミス』(05)以来、約3年ぶりの来日と
なったアンジーは今回パートナーのブラッド・ピットや6人
の子供たちと一緒に来日した。
2月20日(金)より 日劇3 ほか
全国ロードショー
取材・撮影:福住佐知子
岡田将生
北川悦史子監督(左)と岩井俊二プロデューサー
左から 小林武史、Salyu、北乃きい、岡田将生、北川監督、岩井俊二
数々の名恋愛ドラマの脚本を手がけてきた
北川監督の初監督作品。
最後に監督が
「小林さん素敵な曲をありがとうございます。
感動しました。また、この曲に負けない映画
になっていると思うので、ぜひ皆さんも楽しん
で観て下さい」とメッセージを贈り、舞台挨拶
は終了した。
ライブ終了後、岡田は「すごい感動して泣きそうになりました」と
感想を述べ、北乃は「Salyuさんののびのびした声がとてもいい
ですね。撮影現場の北海道のゆっくりした時間が思い出されて
きました。この映画の主題歌にぴったりで、最高でした」と語った。
監督はSalyuの歌に感動し、涙を流していた。
この後、主題歌を担当したSalyuと小林武史が合流。
小林は今回劇中音楽とともに、映画プロデューサーとしても参加している。
小林の演奏でライブがスタート、Salyuが主題歌の「HALFWAY」を歌った。
Salyuの声はとても優しく、そのふわっとした甘い声が会場を包んだ。
岡田が
「小学校低学年の時です。同じクラスでとてもかわいくて頭のいい子でした(笑)」と語り、
北乃が
「今日はお父さんが来てるので、ちょっと恥ずかしいんですが、保育園の時で、お父さんに
似ている人でしたね」と話すと、「お父さんに似てるって…?! 同級生だよね?」と岩井に
突っ込まれてしまった北乃。「もちろん同級生です(笑)。一人で壁にサッカーボールをぶつ
けていて、それを見ていました」とあせってコメントした。
岩井は
「中学校の同じクラスで隣の席の子ですね。付き
合うわけでもなく、意識しただけです。だからか、
その時の感じを大人になって映画で表現というか、
形にしています」とコメントした。
『スワロウテイル』や『花とアリス』などを監督し、今回プロデュ
ーサーを務めた岩井は、監督の印象を
「北川さんは監督を初めてするという事もあって、とにかく好
奇心旺盛でした。映画を作る上でとらざるを得ないといった
ような気迫がすごく感じられましたね」と監督にエールを贈っ
た。
岡田は
「北乃さんがどんどんやってくるので、僕はどちらか
と言うと受け止めるだけ…。最初はすごく戸惑って
しまって、監督にどうしたらいいですかか?と相談
したら「かっこよくいてください」と言われ、また更に
戸惑いました(笑)」と語った。
アドリブは自然に生まれるの? と聞かれた北乃は
「私が思った言葉を(岡田に)言うと、思ったように返してくれるので、
それをずっと続けているだけでした。ただ、アドリブは自分からはじめ
て自分で終わらせないといけないので、そこはすごく難しいと思いま
した。でも今回アドリブをやって欲しいと言われてやったわけではない
ので、プレッシャーもなく、自分のやりたいように自由にイキイキ泳い
でるといった感じでしたね(笑)」とコメントした。
撮影中大変だったことを聞かれた監督は
「大変というか、撮影が終わっても主演の2人が芝居をやめ
ないで演技を続けている時があっんです。突然“バカヤロー”と
わめきだしたり、役に入り切っていて、“なんだなんだ!すごい
迫力!”と思ったりして…、その迫力に泣いてしまいました」と
撮影中のエピソードを披露した。
それを聞いて岡田と北乃が「違うんです。カットの声が聞こえな
かったので、ずっと演技を続けてしまったんです」と説明したので、
監督は「エッ?!」と驚いていた。
「この映画はとてもナチュラル
です。楽しんでいって下さい」
と挨拶した北乃きい
「ロングバケーション」や「ビューティフルライフ」、
「愛していると言ってくれ」などの大ヒットドラマ
の脚本を書いてきた北川監督は本作が初監
督作品。
「今回は岩井さんと小林さんという2人の才能
あるクリエイターの元で映画が撮れて幸せでし
た。本作は今まで観たことがない映画に仕上
がっています。演技は主演の2人にすべてまか
せました。10代の彼らの言葉や気持ち、動作
が映画の中で息づいていて、とても初々しく、
みずみずしい作品になりました。そこをぜひ観て
下さい」と緊張気味に挨拶した。
卒業を前に揺れる高校生シュウ(岡田)とヒロ
(北乃)の切ない初恋を描いた『ハルフウエイ』
の完成披露試写会が都内ホールで行われ、
舞台挨拶に岡田将生、北乃きい、北川悦史
子監督、岩井俊二プロデューサーが登壇した。
2月21日(土)より シネカノン有楽町2丁目
ほか 全国ロードショー
取材 撮影 宮島一美
協力 福住佐知子
その時の模様と
バズ・ラーマン監督のインタビューを紹介。
〜
〜
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レッドカーペットに詰め掛けた多くのファンの大歓声に
迎えられて登場したニコールとヒュー2人は手をつないで登場。
ニコールとヒューの激しく美しいラブ・シーンにも注目。
監督は
「観客の皆さん、特に女性の皆さんに、ニコールを通して前に進むことで
本当の自分の可能性を見つけることができる、どんな困難にも立ち向
かう事ができる、ということを学んでほしい。人に愛されるためには、まず
本当の自分というものを見つけなければいけないと思う」と作品について
メッセージした。
ロケ中でのエピソードを聞くと、
「ヒューとニコールがはじめてキスをするのがバオバブの木の
下なんだけれど、ロケの後で二人のアップを撮るためにスタ
ジオに砂漠を作り、バオバブの木の一部を持ち込んで撮影
したんだ。撮影が終わるころニコールがその木の下に僕を
呼んだので、近づいてみると、ニコールは坐って涙を流して
いて、“私、妊娠したのよ”と話してくれたんだ。それを聞い
たとき、私もおもわず涙が出たんだ…。それはまるで魔法に
かかったような瞬間だった。ニコールがずっと妊娠を望んでい
たのを知っていたからね…。
本当に信じられない経験だったよ」と感動的な秘話を明か
してくれた。
オーストラリアの先住民族であるアボリジニの文化を描くために、
ナラ役で出演しているブランドン・ウォルターズの家族と一緒に伝統的な生活を経験したという監督。
「素晴らしい経験で、心が満たされた」と語った。
『オーストラリア』を撮影するために監督は、長い年月
をかけてロケ地を探したと言う。
探すのに一番苦労した場所と監督一押しの場所を
聞いてみると、
「それはどちらも同じで、キンバリーという場所だよ。と
ても力強くて、信じられないくらい美しいところなんだ。
何も無い本当の“無”の世界というものが存在してい
て、自分と向き合うことができる、とてもスピリチュアルな
独特な場所だった」と感慨深げに語った。
バズ・ラーマン監督インタビュー
『ムーラン・ルージュ』でもコラボした
バズ・ラーマン監督を心から尊敬し
ていると言うニコール
ニコール主演の『奥様は魔女』の日本版
リメイク・ドラマで主演した米倉涼子は
ピンクのフェラガモのドレスを着てバズ・
ラーマン監督にエスコートされて登場した
米ピープル誌が毎年恒例で行う
「世界で最も美しい人」の常連のニコールは
黒のミニのドレスで登場。
壮大なオーストラリアの自然を舞台に
繰り広げられる運命の愛と冒険を描いた
映画『オーストラリア』の公開にあわせて
主演のニコール・キッドマンとヒュー・ジャックマン
が来日。
バズ・ラーマン監督とともにジャパン・プレミアの
ために催されたレッド・カーペットに登場した。
2月28日(土)より 全国ロードショー
29歳の誕生日を迎えた玉木宏
しゃべりだしたら止まらない柳沢慎吾
左から 岡田義徳、柳沢慎吾、玉木宏、高島礼子、おぎやはぎのふたり
アフリカの大自然を舞台に家族や友情、恋に悩む動物たちの姿がユーモアたっぷりに描かれる。
終始、和やかな雰囲気に包まれた舞台挨拶の締めくくりは、
もちろんこの一言。 1人舞台に残った柳沢は「いい夢見ろよ。
また会う日まで・・・あばよ!」といつもの決めセリフを残して
立ち去った。
映画の見どころについて、玉木が「子供はもちろん、大人でも楽しめます。
友情や家族の大切さ、前作より見所が詰まっているのでゆっくり楽しんで
ください」と語ると、突然、会場内が真っ暗に。玉木本人には内緒のサプ
ライズ演出で、舞台にはケーキが用意され、会場からは「ハッピー・バース
デー」の大合唱。玉木宏の29回目の誕生日を祝い、柳沢や高島らが
「玉ちゃん、おめでとう」と祝福する場面もみられた。
マダガスカル島のキツネザルで、なぜか4匹と共にアフリカへ降り立ち、
大騒動の火種となるキング・ジュリアンとモーリスの声を演じたおぎや
はぎは、「面白かったですね〜」と司会者から誉められると「え、そうで
すか〜」と大げさに驚きながら答え、バラエティ番組で見せるとぼけた
掛け合いを披露。「普段(芸人)の仕事との違いは」と聞かれたおぎ
は、「違いますね。どこが、というと浮かびませんが―」とひょうひょうと
語り、笑いを誘った。
紅一点のカバのグロリアの声を演じた高島は、
「グロリアはどんな苦しい状況でも、どんな違う
環境に入っても前向きです。彼女の順応性、
対応の早さ、くじけないところが素晴らしい!」
とコメントした。
キリンのメルマンの声を演じた岡田は、グロリアへの告白シーンのエピソード
について、「何度も録り直した」という。それを聞いた柳沢が、「岡田君は
監督がOKしても、自分から志願して録り直していたんだ」と話し始めると、
おぎやはぎが「今は岡田君の番だから―」と
柳沢を止める一幕も。
柳沢が演じるシマウマのマーティは、
3000頭の仲間たちと遭遇するが、
「3000頭ものシマウマの鳴き声を
1頭 ずつ演じわけました」と様々な
鳴き声を交えて語った柳沢。これ
はジョークだが、シマウマの群衆シ
ーンは編集によって本当に3000
通りの鳴き声になっているという。
お調子者のライオン、アレックスの声を演じた玉木は、「前作よりも
キャラクターの造形が深く描かれているので楽しんでください」とPR。
すると柳沢が突然、玉木に向かって「顔小さいね〜、イイ男だね〜」
と発言するなど、この日は柳沢の軽妙洒脱なトークが冴え渡り、
会場は終始笑いに包まれた。
ニューヨークの動物園で育った“都会っ
子”の4匹の動物、ライオンのアレックス、
シマウマのマーティ、キリンのメルマン
、カバのグロリア。
マダガスカル島からニューヨークへの帰路
に着いた彼らが、今度は故郷アフリカの
大自然でサバイバルな体験をすることに
なる。
大ヒットフルCG長編アニメの続編
『マダガスカル2』の完成披露試写
会が1月、都内のホールで行われ、
前作に引き続き、日本語吹替え版
ボイスキャストを務めた俳優の玉木
宏、柳沢慎吾、高島礼子、岡田義
徳、お笑いコンビのおぎやはぎが
舞台挨拶に登壇した。
取材・撮影: 能登春子
3月14日(土)より 新宿ピカデリーほか
全国超拡大ロードショー
「コンニチワ!」と日本語で挨拶するジファン
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⇒
⇒
『今日は来ていただいてほんとうに
有難うございました』と客席に向か
って深々とお辞儀をするジファン。
スター自らが宣伝用のポスターを
持って登場!
手のひらに何か文字が…?
分かった人はメールで知ら
せてください。
本物らしくヤクザを演じたい俳優と、映画俳優になりたかった
ヤクザとの運命の出会い―。
主演2人の強烈な個性のぶつかり合いが見どころ。
仕事が終わって部屋に戻ったジファンが、ひとり孤独にお酒を飲む
ときに元気をもらえるのは「ファンからの応援メッセージの書き込み
を読むとき」と話し、「だから、他の俳優さんを好きにならないで、
僕だけを応援してください。僕が嫉妬深いのを皆さんは知っている
でしょう? 『(日本語で)僕だけを見て!』」と舞台からアピールし
た。会場につめかけたファンからは黄色い声援があがり、大きな拍
手が送られた。
はじめて自分の顔がスクリーンで大写しになったのを観た
ときは「ドキッっとした! でも、その時の感動は忘れない…。
いちど映画に出ると、ずっと映画に出たいという人の気持
ちがはじめて分かった」とコメントした。
「低予算の映画で、早撮りしたので未熟な部分もあって
恥ずかしい―。皆さんの反響が気になります」と映画初
主演への不安も覗かせた。
本作に出演を決めた理由を「今まで優しい役が多かった
ので、男くさい役がやってみたいと思っていたときに丁度こ
の映画の話が来たので、迷わず出演を決めた」と話した。
ジファンは本作で 本格アクションに挑戦するなど、演技の
幅を広げている。
ごう慢な映画スターの役だが、「実際の僕は優しいし、汚
い言葉も使いませんよ―」と自己弁護する場面もみられ
た。
舞台挨拶前の劇場には多くのファンが詰め掛け、異様な熱気に包まれ
ていた。この日の主役であるカン・ジファンが登壇すると、客席からは悲
鳴に近い歓声があがり、自身も感激した様子で登壇の挨拶をした。
ソ・ジソプ(「ごめん、愛してる」「バリでの出来事」)と共にW主演した
カン・ジファンは1977年生まれの31歳。
ミュージカル俳優としてデビュー後、ドラマや舞台で着実にキャリアを
積み重ねてきた。
TVドラマ「がんばれ!クムスン」「90日、愛する時間」で大ブレイク。
その後も多くのTVドラマに出演し、茶の間の人気者に。
満を持して、初の映画主演に挑戦した 。
映画スターとギャング、全く別の世界に生きる2人の
男たちの人生が映画の中だけで交差する―。
『映画は映画だ』は 韓国の鬼才キム・ギドク監督原
案、ギドクの愛弟子であるチャン・フンの監督デビュー
作で、映画俳優になる夢を引きずるヤクザ(ソ・ジソ
ブ)がひょんなことから映画出演を果たす過程で、自
分自身を見つめ直すという異色のヒューマンドラマ。
ソ・ジソプとカン・ジファン、韓国の人気俳優2人が
W主演した映画『映画は映画だ』のプレミア上映が
新宿ミラノ座にて行われ、舞台挨拶に主演の1人
カン・ジファンが登壇した。
取材・撮影: 福住佐知子
3月14日(土)より シモマスクウェアとうきゅうほかにて
全国順次ロードショー
映画『ワルキューレ』の記者会見が
都内ホテルで行われトム・クルーズ
が登壇し、3年ぶりの来日を果たした。
「今回はあなたの笑顔のシーンが少なくて残念です」という記者からのコメント
をうけて「次回作では飛びっきりの笑顔を約束するよ」と笑顔で答えたトム。
笑顔でフォトコールに応じるトム・クルーズ
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シュタウフェンベルク大佐の遺族を招いて開かれた『ワルキューレ』のロンドン
プレミアでは、10分間のスタンディングオベーションがあったという。
実在の人物を演じるのは『7月4日に生まれて』以来、2度目のトム。
『ワルキューレ』はシリアスなドラマの中に映画としてのエンタテインメント性も
盛り込み、見ごたえのある作品に仕上がっている。
今回家族と共に来日したトムはとびっきりの笑顔をたっぷり見せてくれた。
映画の見どころについては
「大佐が家庭に帰っときに小さな娘と見つ
めあう場面がある。忘れられない場面だ
ね。奥さんの精神的な強さもいい。本作
では、暗殺決行の日、シュタウフェンベル
ク大佐が大きな任務を背負っているのに
何度も家族に電話をする場面を入れる
ことで悲劇性を持たせたんだ」と語り、
「ラストで妻を見つめるシーンは詩的だと
思うよ」とコメントした。
シリアスな映画の現場はいつも笑いが絶
えないそうで、
「僕の好きな飛行機を飛ばしたりもした。
戦車の上を戦闘機が飛んで、まるでエア
ーショーのようだったよ(笑)。それと、家族
も呼んで、みんなで砂漠の中でキャンプ
生活もしたんだ」と撮影時のエピソードも
話してくれた。
今回アイパッチをつけての演技でトムは
「アイパッチをつけると、バランスをとりにくくなるので、
慣れるのにずいぶん時間がかかったね。カメラの配
置も違ってきて、監督もずいぶん苦労していたけれ
ど、とてもいい効果が出たと思う。アイパッチ自体は
映画的にはとてもクールだと思う。かつてジョン・ウェ
インもつけたことがあるね」とコメントした。
主人公のシュタウフェンベルク大佐については
「僕は彼の生き様に惹かれた。彼は祖国のためだけでなく、世界の未来に犠牲を
払った、その部分に感銘を受けたんだ。大変な障害を乗り越えて行動したシュタウ
フェンベルク大佐はほんとうに素晴らしい。時代を超えて称賛されるべきだと思う」と
語った。
役作りについてはたくさんの本を読み、徹底的にリサーチしたそうで、
「主人公が傷をおったときの状況なども詳しく調べた。ブライアン・シンガー監督は
実話に忠実に撮りあげてくれた。彼は映画らしい映画を作る素晴らしい監督だ
よ」と語った。
『ラストサムライ』の時も1年間のリサーをしたことを明かした。
今回は家族と一緒に来日したトム。好物の寿
司を食べたり、スリちゃんを連れて上野動物園
や日比谷公園に行ったそうだ。「スリは、噴水
の周りを走り回ったり、他の子供たちと遊んで
とても楽しそうにしていたよ」と語り、父親の顔
を覗かせた。
『ワルキューレ』は60年前のヒトラー独裁政権
の中、祖国ドイツの未来を憂いた陸軍大佐
シュタウフェンベルク大佐(トム・クルーズ)が政
権の転覆を成し遂げようと“ワルキューレ作戦”
と名づけられたヒトラーの暗殺計画を実行に移
す姿を描いた歴史サスペンス映画。
取材・撮影: 福住佐知子
3月20日(金)より
全国ロードショー
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レッドクリフ PartU |
ベンジャミン・バトン |
ロルナの祈り |
ラーメンガール |
プリズンブレイク |
悲夢 |
地球が静止する日 |
悪夢探偵2 |
アラトリステ |
007/慰めの報酬 |
フィッシュストーリー |
ブラインドネス |
ラブファイト |
レッドクリフ イベント |
クォン・サンウ会見 |
レッドクリフ PartT |
萩原聖人
米沢と相原 それぞれの妻役で
出演した紺野まひる
鑑識・米沢守役の六角精児
この日のために全国から相棒シリーズファンが詰め掛け、
桜の枝を手にキャストを応援し、劇場内を相棒ワールド一色に染めた。
『相棒シリーズ 鑑識・米沢守の事件簿』は、相棒シリーズ初のスピンオフ
作品。鑑識・米沢守に焦点をあて、事件に巻き込まれる米沢の心情やコ
アな私生活を描いている。エレファントカシマシはシリーズ初の主題歌「絆」
を提供している。
この日はお馴染みの捜査一課の3人や「花の里」の女将役の益戸も
花束を持って登場。六角の初主演を祝福し、作品の後押しをした。
杉下右京役の水谷も応援に駆けつけ、六角と固い握手をかわしたあと、
「この映画を観て、鑑識になりたいという人がたくさん増えるといいな、全く
の冗談です(笑)」とジョークを言った後、「映画になる前からこの『相棒』
の各キャラクターには、誰の話を作ってもそれぞれに面白いストーリーがあ
って、誰に光が当たってもいい作品が出来ると思っていた。こうやってスピ
ンオフが製作されるのは、俳優人生でなかなか経験できない稀なことで、
うれしい限り」と感慨深げに語った。
本作で米沢の相棒の相原役を演じた萩原は「本家の2人と違ってブサイクで
頼りない2人ですが、本家に負けない相棒をやりました」と力強くアピールした。
鑑識・米沢守役の六角精児は脇役人生30年、46歳にしてはじめて
主演の座を手にした。
「まさか自分にこんな機会が来るなんて夢にも思わなかった…。感無量
です」と初の主役に感激しながらも「何とか頑張って作った映画です。
楽しみにしてください」と挨拶した。
「最初は僕が主役になるといっても誰も信じてくれなかったが、少しずつ
具体的になると僕の周りはみな応援してくれるようになった。主演だから
といって特に変わることはなく、TVシリーズの米沢を余計な力を入れず
にそのまま出せればいいと思っていた。長谷部監督や豊さんをはじめと
するスタッフ・キャストの皆さんに感謝の気持ちでいっぱい」と感無量の
面持ち。
長谷部安春監督の長男ハセベバクシンオーによる「相棒シリーズ 鑑識・米沢の事件簿 幻の女房」
(宝島文庫刊)を原作に、東京・千束署の相原刑事(萩原)とともに、数年前に家出した元妻(紺野)
を探す米沢の活躍が描かれる。
その大ヒットを受けて、「相棒」シリーズ初の
スピンオフ作品として製作された映画「鑑識・
米沢守の事件簿」(長谷部安春監督)の
完成披露試写イベントが新宿で行われ、
主演の六角精児、萩原聖人、紺野まひる、
益戸育江(高樹沙耶から改名)、本作の
主題歌を担当したエレファントカシマシの宮
本浩次、そして「相棒」シリーズの主役・杉
下右京役の水谷豊らが登壇した。
取材・撮影: 福住佐知子
3月28日(土)より
全国ロードショー
おなじみの捜査一課の3人も花束を持って駆けつけた。
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左から
テイラー・ロートナー、クリスティン・スチュワート、
ロバート・パティンソン
公開されるや多くの女の子をとりこにしている美形ヴァンパイア
を演じたロバート・パティンソンが来日するとあって、会見の後
に開かれたプレミア・イベント=レッドカーペットには、当日雨だ
ったにもかかわらず早くから多くのファンが詰め掛けていた。
クリスティンは「最近気がついた事があるの。人という
ものは“変化を恐れる”ということ―。いつまでも若い
まま、同じでいられるというヴァンパイアに魅力を感じ
ると思うけれど、それは違うじゃないかと思うの。
108歳になっているヴァンパイアのエドワード・カレン
(ロバート)の人生が、ベラと出会うことでひっくり返っ
てしまうのだから―(笑)」とコメントした。
ヴァンパイアをテーマにした作品が、なぜこれほどまでに人を惹きつける
と思うかという質問に
テイラーは「すべては原作に書かれていると思っていたので、本を読み
込んみ、クルト人の役(ベラの幼なじみジェイコム役)なので、実際に
クルト人の方に会って話を聞いたりもしたよ」とコメントした。
クリスティンは
「ベラは自分に近い存在だったわ。私はナーバスな方なので、あまり
じっとしていられないの。ベラはじっとしている事が出来る人、静の
エネルギーを持っている人物ね。原作を読み込んで、ロバートと一
緒に話し合いながら、2人で役作りをしていたわ」と語った。
役作りについてロバートは「人と接しない時期を設け、まったく話
をしなかった。あえて、人と会わないようにしたんだ。僕は今まで
長い時間社会から自分を遠ざけて、自分を社会から遮断する
ってことは無かったから、その時間をエンジョイしたよ。おもに本
を読んだりしていたけれど、かなり集中力を高める事が出来たと
思う。次回作でも同じ様にするつもり。楽しみにしているよ」と語
った。
まずは、「日本に来られてとてもうれしいです」とそれぞれが挨拶した。
『トワイライト〜初恋〜』は、両親の離婚、母の
再婚で、父親の住む町に越してきたばかりの転
校生ベラとセレブで超美形のヴァンパイア・エド
ワードの禁断のラブストーリー。
公開されるや、世界で大旋風を巻き起こして
いるステファニー・メイヤー原作のヴァンパイア
映画『トワイライト〜初恋〜』の記者会見が
行われ、ロバート・パティンソン、クリスティン・
スチュワート、テイラー・ロートナーが登壇した。
取材・撮影: 福住佐知子
4月4日(土)より
新宿ピカデリーほか全国ロードショー
佐々木蔵之介
福士誠治
田中美里
映画初出演、今後に
注目の良知真次
画像は、イメージ
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左から中川監督、良知真次、福士誠治、長澤まさみ、佐々木蔵之介、
田中美里、畠山美由紀、沢田譲治
父と娘を演じた長澤まさみ(左)と佐々木蔵之介
お互いを愛するあまりにすれ違う親子や恋人たち
の切ない関係が、雄大な自然や人々の絆を通し、
修復されていく様子がじっくりと描かれている。
スピリチュアルな感覚に溢れた奇跡の物語に注目したい。
舞台挨拶の前には、透明感溢れる歌唱で人気のシンガー・畠山美由紀が主題歌の「星が咲いたよ」を
披露、ベースとピアノの伴奏をバックに、癒しムード満載の歌をしっとりと歌い上げた。
作詞も手掛けた畠山は、監督から「この世にはこんなに素晴らしい出来事や自然がいっぱいあるんだよ、
ということを凉子に教えてあげられるような歌にしてほしい」と要望を受けたことを明かし、「凉子を見守って
いけるような歌が作れたかな、そうだったらいいなと思います」とコメントした。
凉子に大きな影響を与える母役を演じた田中は、
「凉子の成長を見ずに死んでしまいますが、神秘
的な自然の中で、見えないけれど確かな縁を感
じ、それを大切にしながら演じました。長澤さんが
演じる成長した凉子を見て、親心のようにうるうる
してしまいました…」と語った。
本作は幻想的な雰囲気の残る沖縄の離島・渡名喜島で
初めて撮影された映画としても注目される。
見どころの一つは、明るく、健康的なイメージで人気の長澤まさみが、
深い悲しみを抱えたヒロインに挑戦していること。
「愛する人を亡くして病気になってしまうかわいそうな女の子ですが、病
気と戦い、一生懸命生きている姿を演じました」と語った長澤。
父親役の佐々木蔵之介については、「沖縄では日焼けしていてダン
ディでカッコよかった。映画を観ながら、こういう親子って本当にいるん
じゃないかなと思いました」とコメントした。
由起子と龍二が深い愛を育んでいくプロローグから、終始物語は言葉少なに、
静かに進行する。「キャストには引き算の演技をお願いし、しっかり応えていた
だいた。一言で言うと難しい映画ですが、しっとりとした引き算の演技を楽しん
でほしい」と語った中川監督。
女性らしい繊細な筆致と官能性で注目される宮木あや子の小説を原作
にした物語は、沖縄の離島を舞台にした切なくも神秘的なラブストーリー。
映画『群青 愛が沈んだ海の色』の完成披露試写会
が都内ホールでが行われ、中川陽介監督、長澤まさみ、
佐々木蔵之介、田中美里、福士誠治、良知真次、
沢田譲治(音楽)、畠山美由紀(主題歌)が舞台挨拶
に登壇した。
取材・撮影: 能登春子
6月27日(土)より
有楽町スバル座ほか全国ロードショー
構想10年、世界のアクションスター
ジャッキー・チェンが製作・主演を務
めるドラマチック・バイオレンス映画
『新宿インシデント』のジャパンプレミ
アが開催され、
ジャッキー・チェン、竹中直人、
加藤雅也、拳也が登壇した。
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左から 加藤雅也、涼香ちゃん、ジャッキー・チェン、竹中直人、券也
サプライズの巨大バースデー・ケーキに笑顔のジャッキー・チェン
最後にジャッキーは、不況にあえぐ同世代の日本のお父さんに
向けて熱いメッセージを贈った。
「僕にも悲惨なときがありました、でも、その時ずっと思ってました、
“あきらめなければ成功はあるって! ”」
舞台挨拶後の囲み取材でジャッキーが、「(竹中と)食事に行く約束をしたのに、電話しても繋がらず1度も
行けなかった」と不満をもらすと、竹中が「お互い様だ」と応じたり、2人は楽しい舌戦を繰り広げた。
最後には竹中がブルース・リーのモノマネでジャッキーに襲いかかって“夢の対決”を果たしていた。
『デッド・ヒート』で共演し、20年来の付き合いという拳也は今回の
アクションなしのジャッキーについて「びっくりしました! 『すごい芝居
うめぇー』って(笑)。以前はとにかく殴り合っていましたが、今回は静
かなる闘いということで、緊張感がありましたね」とコメントした。
加藤雅也は「僕が、ジャッキーの映画を初めて観たのは16歳の頃。こうして
同じスクリーンに映っているのを観ると、不思議な気がします」と感慨深げ。
現場の様子についても「ジャッキーは、必ず最後まで現場にいて、場を和ま
せてくれるんです。」とコメントした。
竹中直人は、ジャッキーと共演できたことを喜び、「どれだけ撮影が
遅くなっても、スタッフと一緒に機材を片付けているジャッキーの姿に
『わぁ、すげぇ!』って驚き、感動した」と興奮気味に語った。
だが、ここから徐々に本音(?)が…。
「ジャッキーは全然日本語のセリフを覚えないんですよ。僕は一生
懸命、中国語のセリフ覚えたのに、ジャッキーはいつもカンペを見て
ました」と暴露。するとこれに対してジャッキーが「竹中さんの中国語
は一言も理解できなかったです。分かったフリしてうなずいていました
けど(笑)」とやり返し、会場は笑いに包まれた。
同作では製作も手がけたジャッキーだが、「撮影前に監督から
『現場では口を出すな』と言われた(笑)。一番苦労したのは、
現場で座ったまま何も出来なかったことかな」と語り、新宿での
撮影の合間には、帽子にマスクをつけて近所にあるディスカウン
トショップなどを探索したそうで、「すごく楽しくて、刺激的だった」
と笑顔で語った。
あえてアクションを封印した理由についてジャッキーは「これまでと全く違う
ことがやりたかったんです。これ以上、『酔拳』のようなことは出来ないし、
『ラッシュアワー』を一生やるわけにもいかないし、『ポリス・ストーリー1、2、
3、4……』のようなことをずっとやるのも不可能です(笑)。変化の機会
をずっとうかがっていました。ただ、ファンのみなさんがこれを気に入ってくれ
るのか? 苦情が来ないか? と撮影中から今に至るまでずっと心配し
ています。今後は、本当の意味での俳優としてやっていけたらと思います。
かといって、アクションをやめるわけではありませんよ! 他の作品ではまた
お見せできると思います」と語った。
客席の後ろから登場したジャッキーを観客席は総立ちで拍手と
歓声で迎えた。ファンと握手をかわし、もみくちゃにされながら壇
上に上がったジャッキーは「今回、ショッキングな映画をもってきま
した。映画でアクションをやってないものは初めてです。 新しいジ
ャッキー、初めてのジャッキーをご覧いただけると思います!」と挨
拶した。
音信不道になった恋人を追って中国から
日本に密入国した男(ジャッキー・チェン)
が、新宿・歌舞伎町の裏社会でのしあが
っていく姿を描く。
取材・撮影: 福住佐知子
5月1日(金)より
新宿オスカーほか全国ロードショー
カルマ王子役の森山未来
威勢のいい真砂のお竜役を
熱演した松雪泰子
主題歌の「五右衛門ロック」を
熱唱する冠徹弥と森山未来
左から 粟根まこと、橋本じゅん、松雪泰子、古田新太、森山未來、高田聖子、冠徹弥
最後に、古田が
「音楽がたくさん入っているゲキ ×シネで、恥ずかしいと
思いますが、できれば一緒に口ずさみながら観ると楽しい
と思います。音ものとしてはかなり楽しい作品になっていま
す。ぜひとも楽しんで帰って下さい」とメッセージを贈った。
劇団☆新感線が特別な日に必ずやるという“煎餅撒き”が行われた。
激しい演技が全編で繰り広げられているため体力の消耗もすごかったそうだが、
それだけに強い連帯感もあったそうで「毎日未來と飲んでました」と語った古田。
松雪は
「ぜひ(王子役の)未來くんの華麗なるマント捌きを
堪能して頂ければ…と思います。面白くなかったり、
すべったりすると冷ややかな目でセンター(古田さん)
から見られていたのが印象的でした」とコメントした。
舞台ではハードロックの生のバンドが実際に登場したのも話題となった。
釜茹での刑から逃れた大泥棒石川五右衛門が、秘宝を求めてたどり着いた南の島タタラ国を舞台に、
迫力のロック音楽にのせて、全編を通じて歌あり踊りあり、笑いも涙も盛りだくさんな冒険活劇。
演劇をスクリーンで上映する
“ゲキ×シネ”の第6弾。
取材・撮影: 福住佐知子
5月16日(土金)より
新宿バトル9ほか関東・関西エリアで公開。
今秋、全国公開
それぞれの夢を書いた紙は映画で使われた小物と共に
ビンに納められた。
このビンは、東京・渋谷のシネクイントなどの劇場で順次
飾られる。
「ペットショップの店員」(高山)、「イルカの調教師」(波瑠)、「野球選
手」(福士)など、子供らしい夢が発表される中、「とくに夢がなかった」
という深津は「大人になりたかったです」と照れながら答えた。「絵描き」
という夢を見事に叶えた西原は「東京に来て、周りのレベルの高さに驚
き、二流、三流の雑誌にばかり売り込んでいた。プライドを捨てたのが
成功の秘訣」とコメントして会場を笑わせた。
菜津美を担当する新人編集者・財前を演じた福士は
「女の子の話ですが、幼い頃に感じた感覚が描かれています。親友
との関係など、男性が見ても共感できます」と話した。
高校時代の菜津美を演じた大後は
「3人の女の子の中で一番年下なので緊張していましたが、みんなにとても助けられました」と語った。
深津は、
「西原さんの分身を演じようと思うとかえって失礼になってしまう。原作に
本当に書いてあることを伝えるのが私の役目だと思い、小学校から高校
までの少女時代の原作の描写にも刺激を受け、深いことは考えずに演
じました」と役作りについて語った。
左から松岡監督、福士誠治、西原理恵子、深津絵里、大後寿々花、波瑠、高山侑子
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人生とは思い通りにいかないものと分かっていても、生まれた境遇がそれぞれの生き方に影響し、明暗分かれる
女の子たちの姿に胸が詰まる。
少女時代をはつらつと演じた大後、波瑠、高山が素晴らしい。ユーモラスで味のある深津の演技も秀逸。
笑いと涙の人間賛歌――。西原理恵子流の味わい深い世界観が見事にスクリーンに再現されている。
最後に、映画のシーンにちなみ、登壇者が子供の頃の夢を発表
するという催しが行われた。
脚本も手掛けた松岡監督は
「原作のコミックは“辛いことも苦しいことも
笑っちゃえ、人生を楽しめ”ということを言っ
ている。映画からもそういう感じが伝われば
いい」と語り、
深津は
「まっすぐな気持ちで作った作品です。皆さ
んにしっかり伝わるといいです」とコメントした。
きみこ役の波瑠は
「二人とはとても仲良くできたので仲の良さが映像にも出ていたらいい
です」と語り、
みさ役の高山は
「緊張感を持ちながらも楽しく演じました。たまに撮影後にみんなでご
飯を食べに行ったり、近くのデパートに遊びに行ったりとても楽しかった
です」と撮影について振り返った。
映画の核になるのは、女の子たちの思春期のエピソード。菜津美と、親友のきみこ、みさの3人は
様々な人と出会い、経験を重ねながら大人へと成長していく。
西原は
「私の半分位の(体形)の深津さんが私を演じてどうするんだろうと思った」とジョークで笑わせた後、
映画化について「自分の作品が誰かの手で動くのはうれしいので、一切口出しはしませんでした。しょせん、他人
事ですし…(笑)。何があっても私のミスではないので知りません(笑)」と毒舌を絡めながらアピールした。
スランプ気味の菜津美は、苦しくとも夢中で生きていた少女時代に思い
を馳せる。大人になった菜津美は映画オリジナルのキャラクターだが、現
在の西原の分身的存在だ。
原作は、田舎に暮らす貧乏な3人の女の子が悲惨な境遇を笑い
飛ばしながら、未来を信じて明るく生きる姿を優しく見つめたベスト
セラーコミック。
映画は、漫画家になった女の子の1人、菜津美の現在と、2人の
親友と過ごした少女時代の出来事を交錯させながら描かれる。
郷愁と毒気が入り交じった独特のタッチで
人生の機微を描いた人気漫画家・西原
理恵子の自叙伝的コミックを映画化した
『女の子ものがたり』の完成披露試写会
が都内のホールで行われ、
深津絵里、福士誠治、大後寿々花、
波瑠、高山侑子、松岡利行監督、
西原理恵子が登壇した。
取材・撮影:能登春子
夏の終わり頃、渋谷シネクイント他で
全国ロードショー
この映画はカムイシリーズの中の“スガルの島”を元に映画化されたもので、唯一海を舞台に
ストーリーが展開し、アドベンチャーとファンタジーの要素がタップリ詰め込まれている。
本作では全カットの2/3にCGを使用し、半分はデジタルであることを監督は明かした。
白土三平原作の伝説の人気忍者コミッ
クを実写映画化した『カムイ外伝』の製作
報告会見が都内ホテルで行われ、
松山ケンイチ、小雪、伊藤英明、
小林薫、崔洋一監督らが登壇した。
忍者アクションが気に入った様子の松山は「今後も
トレーニングを続け、技を習得したいと語った。
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スモークの中から登場した
左から 崔監督、伊藤英明、松山ケンイチ、小雪、小林薫
小雪と共演した印象を聞かれた松山は
「初めてお会いしたのがアクションのストレッチをしている
ときで、体の硬い僕を見て、“体、かたっ!”って言われ
ました(笑)。ストレートな方だなぁと。
撮影中、精神的に弱くなってしまったときに監督やスタ
ッフ、共演者の方たちに本当に良くしていただいたんで
す。小雪さんもそのなかの一人でした。
楽しく、僕の気持ちがふさがないように気を使っていた
だきました。僕にとって、今回の撮影にかかわった人た
ちはとても大事ですし、これから感謝の気持ちを返し
て行きたいと思っています」と語った。
崔監督は「苦闘の連続でしたが、それによって観客にとって
気持ちのよい熱風が画面から出て伝わってくれればいいな
と思います」と映画をアピールした。
アクションシーンには、キャストたちは相当苦労したようだ。
真夏の沖縄、炎天下の中での撮影で日射病で倒れる
スタッフも多かったという。
小雪は「体が動かないと、もうダメなんじゃないかっ
て思ってしまって、希望が小さく見えてしまうんです。
精神的に鍛えられました…」とコメントした。
撮影中のエピソードについて松山は「砂浜を走るの
は想像以上に大変で疲れました。練習で出来たこ
とも砂の上ではできなくて、びっくりしました。だからこ
そトレーニングを頑張りました」とコメントした。
小林は「真夏の沖縄でロケをすること自体が、まる
で殺人行為です。本当に大変でした!」と胸の内
を吐露した。
『海猿』シリーズで鍛えられ、肉体には自信のある
伊藤も「辛かった!」と尋常ではない過酷な暑さに
ついて語った。「とにかく暑くて、肉体的には自信が
あったけれどもうダメかなと思うこともありました(笑)。
小さい頃にやっていた忍者ごっこを思い出し、これ
はリアル忍者ごっこだと言い聞かせていました」と語
った。
怪我をし、降板した菊池凛子に代わってお鹿役を
演じた小雪は「初のアクションへの挑戦に不安もあ
りましたが、今撮影を終えて、この作品にかかわれ
たことを幸せに思っています」と語った。
忍者組織から抜け出した“抜け忍”カムイの逃走の日々を描く本作でカムイ役の
松山は、時代劇、本格的なアクションに初挑戦。精神的に非常にナーバスな状
態になったという。
一度足の怪我のために撮影を中断したことも明かしたが、「自分の中で、納得の
出来る最高の芝居ができたと思っている」と語った。
取材・撮影:福住佐知子
9月4日(土)より 丸の内ルーブル他にて
全国ロードショー
映画『天使と悪魔』でヴィットリア・ヴェトラ役に大抜擢された
イスラエルの女優・アイェレット・ゾラーに話を聞いた。
全世界が注目する『ダ・ヴィンチ・コード』
シリーズの続編『天使と悪魔』の来日記
者会見が都内のホテルで行われ、
ロン・ハワード監督、トム・ハンクス、
アイェレット・ゾラー、プロデューサーの
ブライアン・グレイザーが出席した。
大きな論議を呼ぶテーマでもあるが、トム・ハンクスは
「問題を提起し、考えさせる映画。劇場で観た後、何か考え
るものがあればうれしい」とコメントした。
ヴァチカンから一部撮影協力が得られず、ローマで行ったゲリラ撮影について、
「数多くの撮影班をローマ中に散らばらせ、一気に撮影した。サイレント映画
から現在のCGまであらゆる技術を駆使し、観客が実際にローマにいることが
実感できるような映像になった」と語った。
ヴァチカンから助けを求められた宗教象徴学
者ラングドンは、17世紀に起きた宗教と科
学の対立が事件の鍵を握ることに気づき、
謎を解きながら犯人を追っていく。
取材・撮影: 福住佐知子
「今日はありがとうございました」 とご挨拶
会場をバックにトム・ハンクスが3人の写真を
撮っています
左から ロン・ハワード監督、トム・ハンクス、アイェレット・ゾラー
『ダ・ヴィンチ・コード』から
3年。
あっという間に時間が駆け抜け
ていく映画だ。
是非劇場で楽しんで欲しい。
最後に「私たちが心を込めて、楽しんでこの映画を作ったので、
ぜひ皆さんにも楽しんでいただきたいわ」とメッセージをくれた。
大作に出演することのプレッシャーよりロン・ハワード監督の下、
トム・ハンクスと共演できることの喜びのほうが大きかったという
アイェレット。
その名前のアイェレットには“毎日のうちの、初めての光の筋”
という意味があると教えてくれた。
トム・ハンクスの魅力を尋ねると、
「非常にカリスマ性のある方です。6ケ月間一緒にお仕事をさせていただいて、“どうしてこうなのかしら?”
とずっと考えていましたが、まだ分からないの(笑)。彼は紳士だし、頭がいいし、知恵もある。それに自己
中心的でもないの。ほんとに人間性が深い方ですね」と語った。
科学者としての役作りでは、あらゆる資料を読み、実際にUCLA
のキャンパスで物理の教授にも会い、質問攻めにしたという。名匠
ロン・ハワード監督と名優トム・ハンクスと一緒に仕事をし、彼らから
「最高のものを作っていこうとしていく中で、常に深いところまでほりさ
げて、もっともっと良くしていこうとする気持ちや姿勢を学んだ」と語る。
☆☆ 『天使と悪魔』
アイェレット・ゾラー インタビュー ☆☆
=ガリレオが残した暗号に導かれ、ラングドンがローマ中を駆け巡る。
暗号解読のスリルと興奮、そして驚愕のラストが用意されている。=
宗教と科学というテーマについて、監督は
「ラングドンはあらゆることに対して、多くの視点を持っている。
それが本作のメインテーマ。神や自然が与えた知性を用いて、
あらゆることに疑問を投げかけるのが人間のあるべき姿だね。
何か変な点があったら、人間は疑問を呈して、考え、深く掘
り下げる姿勢が重要だ」と語った。
ラングドンと共に事件の解明にあたる研究所の科学者ヴィット
リアを演じたアイェレット・ゾラーは、イスラエルを代表する女優。
「ファンタスティックで楽しい時間を過ごしました。もう二度とこの
ような経験ができるか分かりませんが、二度目があることを祈
っています」と笑顔でコメントした。
ハワード監督は
「学者がヒーローとして成長し、より危険で暴力的なシチュエーションに放り込
まれる。前作以上にアクションが盛り上がり、緊迫感と暴力性があり、テンポ
も速い」とPR。
前作に続き、主人公のラングドン教授を演じるトム・ハンクスは
「ラングドンは、シャーロック・ホームズや鞭を持たないインディ・ジョーンズ
のような、普遍的なヒーローの要素を持っている。今後、僕は5本でも6
本でも続編を作りたいが、それはロン・ハワード監督と作者のダン・ブラウ
ン次第だ」とノリよく語り、新作への自信をうかがわせた。
新教皇選挙最中のヴァチカンで、有力候補
の4人の枢機卿が誘拐され、殺害を予告さ
れる。さらに誘拐犯は強力な爆発力を持つ
“反物質”をスイスの研究所から盗み出し、
ヴァチカンに仕掛けたと通告。
取材・撮影: 能登春子
5月15日(金)より
全国で公開中
満面の笑みを浮かべた監督は、「次回作に出演させて」とメンバーからお願いされ、
「次作はダンスシーンを入れようかな」と笑顔で答えていた。
エリック・バナは「脚本のおかげで過去の作品とは違うものになりました。
まず地球から始まり、どうやってキャラクターたちが戦艦に乗って宇宙に
飛び立ったかという物語に繋がるので、すんなりと物語に入っていけま
す。素晴らしい『スタ・トレ』の世界の鍵穴になると思います」と語った。
カール・アーバンは、「私は酒をたくさん飲みます」と再び日本語で話し始め、笑いを
誘った後、「ハートのある作品で、ユーモアと冒険があります。すべてうまく包括してい
て、ファンでもそうでない人も楽しめます」と最後はまじめに英語でコメントした。
スポックを演じたザッカリー・クイントは、「オリジナルではスポックの性格は深く描かれ
ている。本作にはオリジナルのスポック役のレナード・ニモイが登場するので、彼の演
じたスポックを損なわないようにした」と語った。
J・J・エイブラムス監督は、実は『スター・トレック』のファンではなかっ
たため、自分のように長年のファンでなくても楽しめるよう心がけたと
いう。「ロマンティックでユーモアとスペクタクルを盛り込んだ映画にし
たかった。遊園地に行ったら絶対乗らなければいけないと言われる
アトラクションのように、映画の中の映画と言われるものにしたかった」
と意気込みを語った。
キャストが一新され、ぐっと若返った新作は、1966年に制作された
オリジナル・テレビシリーズをヒントにストーリーを再構築したリ・イマジ
ネーション作品として、おなじみのUSSエンタープライズ号クルーたち
の若き日の姿が描かれる。
ジョン・チョウ
左から ジョン・チョウ、エリック・バナ、クリス・パイン、J・J・エイブラムス監督、ザッカリー・クイント、カール・アーバン
←日本語が上手なカール・アーバン
スポック役のザッカリー・クイント
AKB48メンバー登場にご機嫌の
J・J・エイブラムス監督
“ポスト・ブラピ”の呼び声高いクリス・パイン
反抗的で型破りなカークと、優秀で堅物なスポック。正反対の性格の2人が持つ出生のトラウマが明かされる
など、壮大なアクションと共にキャラクター造形のうまさが光っている。
スールーやスコットなど、名脇役たちにもしっかりスポットが当てられ、彼らが活躍する未来の物語となるオリジナ
ルシリーズへの興味をぐんと沸き立たせる。
シリーズ開始から40年、『スター・トレック』は新たな船出を切った。
アットホームなムードで進んだ会見の最後
には、 AKB48のメンバーが花束贈呈に
駆けつけた。
これは、エイブラムス監督がAKB48のファ
ンということで実現したが、他のキャストたち
も日本のアイドルの登場にうれしそうな様子。
これまでのシリーズとの違いについて、「どのシーンにもエイブラムス印
がついています」と語ったのはジョン・チョウ。
すでにイメージの定着したキャラクターを演じることについて、カーク役のクリス・パイン
は、オリジナルを再構築することは真似をすることじゃないと監督からアドバイスを受
けたという。
「バイブルのような素晴らしい脚本があったので、カークがどんな人物で、なぜそうい
う行動を取るのかなど、脚本に集中して考えた」とコメントした。
後に名パートナーとなるふたり、ジェームズ・T・カークとスポックの成
長物語が軸になり、複雑な『スタ・トレ』の知識がなくても楽しめる
のが大きな特徴となっている。
6人のハリウッドスターがずらりと並んだ光景は壮観だが、ラフな服装で現れ、談笑
する面々には気取りがなく、会見も終始朗らかな雰囲気に包まれた。
中でも、温かい笑いを生み出したのはカール・アーバン。
会見冒頭の挨拶ではたどたどしいながらも日本語でスピーチを敢行、その後も懸
命に日本語を話そうとする姿が微笑ましく、会見のムードメーカー的存在となった。
7年ぶりの映画シリーズ最新作『スター・トレック』の来日記者会見が都内のホテルで
行われ、J・J・エイブラムス監督を始め、クリス・パイン、ザッカリー・クイント、エリック・バナ、
カール・アーバン、ジョン・チョウら主要キャストが顔を揃えた。
取材・撮影: 能登春子
5月29日(金)より 丸の内ルーブル他で
全国ロードショー
エリック・バナ
日本映画初の試みとなるオール・イタリアロケ、
数々の世界遺産での撮影となった映画『アマ
ルフィ/女神の報酬』の製作報告会見が都内
ホテルで行われ、
織田裕二、天海祐希、佐藤浩市、
戸田恵梨香、原作者の真保裕一、
西谷博監督、亀山千広エグゼクティブ
プロデューサー、大多亮企画プロデューサー
が登壇した。
左から 西谷監督、戸田恵梨香、天海祐希、織田裕二、佐藤浩市、真保祐一
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“映画は携帯から始まる”というのをコンセプトに、映画『アマルフィ/女神の報酬』の序章編として
「アマルフィ/ビギンズ」という作品がすでに撮影されており、6月5日よりドコモ動画で無料配信さ
れる事が発表された。
主題歌は世界で1500万枚の大ヒットを記録したサラ・ブライトマン「タイム・トウ・セイ・グッバイ」。
サラ自身も出演している。
本作はイタリアの観光地として名高いコロッセオやサンタンジェロ城、スペイン広場など数々の世界遺産で撮影
された。本作がヒットすれば、「『踊る大捜査線』シリーズに次ぐ人気シリーズにしたい」と製作陣は語る。
織田から「運動神経がバツグン!」と言われた戸田は
「イタリアでの撮影ではどうすればいいのか分からなくて、
天海さんや西谷監督に引っ張っていただきました。イタ
リアの風景も綺麗ですし、たくさんの人に楽しんでもらえ
る作品が出来上がったと確信しています」と語った。
佐藤は「この作品は海外ロケをした従来の日本の
観光映画とは違い、より懐の深い作品になってい
るのではないかと確信しております」とコメントした。
ロケ中にお正月を迎えたので天海自らがお雑煮を作り、キャストやスタッフにふるま
ったことを明かし、織田が「おいしかったです」と笑顔で返した。
誘拐される女の子の母親役の天海は「頼れる役者・頼れる男性であった
織田さんと一緒にお仕事ができて、本当に幸せだなと思ってます。素晴ら
しい経験でしたね」と語った。
天海はイタリアで「織田さん、佐藤さん、特別出演している福山雅治さん
と私の4人で食事をする機会がありました。ほんとに見目麗しい景色でし
たよ! 私、お金払わなくていいのかしらっていうくらい素敵なお食事会で
した……」とうらやましいエピソードを披露した。
主演の外交官・黒田を演じた織田は「僕たちがおこなった新たで無謀な挑戦は、
どんな日本映画を作りあげるのか、僕自身もすごく楽しみにしています。
素晴らしいステージを用意していただいて、役者冥利につきます」と語り、イタリア
語が堪能な役なので、セリフには苦労したことを吐露し、西谷監督からは40代
を迎えた大人の男性のもつ柔らかさを出すために「眼力(めぢから)を抜け!」と
何度もダメ出しがあったことも明かした。
本作は美しいイタリアを舞台に、壮大なスケー
ルと音楽で描かれおり、映画のために人気
作家の真保裕一が書き下ろしたオリジナル
ストーリー。ローマで発生した日本人少女の
誘拐事件がイタリア全土を巻き込んだ大規
模なテロへと発展していくというサスペンスドラマ。
取材・撮影:福住佐知子
7月18日より 全国ロードショー
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