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人と人のコミュニケーションが希薄になる一方の現代、小林監督渾身の1作に
込められたメッセージは世代を超えて、誰の心にも響くことだろう。

仲代も「相手のセリフを聞いて反応できるので長回しは素晴らしい撮影方法。
役者は大変だがちゃんと勉強しておけばいい。黒沢明監督の映画作りはほとんど
ワンシーンワンカットだった」と語った。

原作・脚本も手がけた小林監督は、「2001年に脚本の初稿を書き始め、
やっとこの日が迎えられた」と感慨深げに挨拶。

春に反対されながらも旅を続ける忠男は、疎遠になっていた
4人の兄や弟、姉の家を訪ね歩く。

足を痛め、仕事もなく、一人で生きる事に不安を抱える
忠男は、無理を承知で兄弟たちに同居を頼み込むが、
自分を曲げない忠男の生き方に愛想を尽かしていた彼らの
反応は冷たかった。

取材・撮影: 能登春子

5月22日(土)より 
全国ロードショー

写真左から 淡島千景、美保純、小林監督、仲代達也、徳永えり

「企画を持ち込むと、良い話だと認められても断られる状態が続いた。
5年程経った頃、仲代さんの事務所に返事が来ないのは承知で脚本と手紙を
送った。脚本を気に入ってくれた仲代さんが出演することになり、ようやく制作が
スタートした」と語った。

日本映画の制作環境が厳しい中で、小林監督の映画で主演を務めた仲代は、
「脚本が良かったので、昔、贅沢な映画作りに参加していた僕としては何とか
したいと思った」と出演理由を語った。
だが、脚本に惚れ込み出演を決めたものの、映画が脚本を超えられるか不安な
時期もあったという。

『春との旅』で描かれているのは忠男と春が人生を見つめ直す旅。
自分の居場所を探す忠男に、我が身を重ねるのは高齢者だけではないはず。

また、60年にわたり映画作りに携わっている仲代は現代の映画制作について触れ、
「若い才能のある監督にもう少しお金と時間を与えれば日本映画はもっと世界に
はばたいていくと思う」とコメント。
俳優に対しても「スケジュールが詰まりすぎている。この時間しか取れないと言って、
監督やスタッフを縛り付けている。役者にも反省してもらわなければならない」と
様変わりした日本映画界に対し苦言を呈す場面もあった。

『春との旅』は長回しのシーンが多いのが特徴。
近年の邦画には珍しいが「映画は絵の力が一番大事で、こちらの気合いなどが
絵の力になって出てくる。だからなるべく一発勝負で長く回した。芝居は通して
見たほうが力が出る」と監督。

仲代達矢の相手役に抜擢された徳永は、
「撮影中はいろんなことがありましたが、仲代さんという素敵な俳優さんと
演技が出来たこと、監督やスタッフと良い時間を過ごせたことはほんとうに
良かったです」と振り返った。

結果的には、「1ヵ月のオールロケ撮影を終え、完成品を見た時にまず監督に
“本を超えたね”と言って握手をした。自分の脚本を演出するのは難しいことも
ある。目の前にいるから照れるが、小林監督は映画作りの天才だと思う」と
監督に最大級の賛辞を送った。

『愛の予感』『バッシング』等、世界の映画祭で高い評価を受ける小林監督。
しかし、「老い」をテーマにした今日的な物語でありながら、本作の映画化には
苦労したという。

頑固者の元漁師・忠男と孫娘・春との旅を描く
感動のヒューマンドラマ。

仲代達矢9年ぶりの主演映画『春との旅』の
完成披露試写会が都内のホールで行われ、
仲代達矢、徳永えり、淡島千景、美保純、
小林正弘監督が舞台挨拶に登壇した。

[5月15日アップ]


オフィシャルサイト

http://www.railways-movie.jp/

『Always3丁目の夕日』シリーズを手掛けた制作プロダクション、
ROBOTが再び、日本人が失いかけた大切なものに光を当てる。

会見冒頭、突然、中井から「貴大、ファイト!」と振られた三浦は、
動揺しながらも「イッパ〜ツ!」と出演中のCMの名セリフを答え、
会場の笑いを誘った。

本作で俳優・三浦友和と山口百恵の長男、三浦貴大が
映画デビューを飾るのも話題の一つ。

写真左から 
上段 錦織吉成監督、甲本雅裕、三浦貴大、佐野史郎、製作総指揮の阿部修司
下段 奈良岡朋子、高島礼子、中井貴一、本仮屋ユイカ

肇の妻を演じる高島は島根では自由時間が多く、
神社などを巡ったという。
「中井さんから神話の国、出雲を調べてこいと命令を
受け真剣に勉強したのですが、中井さんからは質問
されなくて・・・」と残念そうに話した。

肇の母を演じる奈良岡は「島根の人は人柄がいい。
町の人たちがロケ先に味噌汁や漬物を持ってきて
くれて…。町の人みんなで作った映画です」とコメント。

一畑電車の社員を演じる佐野史郎は島根出身で、
「初めて出雲弁でセリフを話すことができてうれしくて
たまらなかった。一畑電車は地元の人間にとっては
憧れの名車なので、まさかその会社の人間を演じる
とは」と感慨深げに語った。

緑豊かな自然、家族や町の人々との触れ合い、そして夢と希望。

夢を追うことが難しい現代、人生半ばにして夢を追う肇の姿は
閉塞感漂う現実を吹き飛ばし、清々しい気分にさせてくれる。

肇と同期の運転士を演じる三浦は「すべてが初めてだったので緊張した。
中井さんから自分の思ったとおりにやればいいと教わり、これからもその
教えを大事にしていきたい」と撮影を振り返った。
注目の2世俳優は会見で微笑ましい素顔を披露してくれた。

錦織監督作品には3度目の出演となる甲本は
「監督からはみんなの3倍は島根の話を聞いている」
と苦笑いしつつも、「島根は良いです!4作目も
出たい」と力強くアピールした。

肇の娘・さちを演じる本仮屋は「役柄的に島根を
好きになることは絶対条件だと思って撮影に臨み
ましたが、すぐに島根が大好きになった。食べ物が
おいしいし、景色が綺麗で人も優しい」と笑顔で
語った。

舞台は自然豊かな島根県の出雲地方。
島根出身の錦織監督は出演者たちに島根の魅力を熱く語っていたようで、
島根での撮影について質問された中井は「監督の島根の話にはドン引きした。
監督によれば日本のほとんどの偉人は島根からになってしまう」と話して笑わせた。

女性の鉄道ファンも増えている昨今、肇を演じた中井は電車への思い入れを
聞かれ、「ないです」と即答して笑いを誘ったが、撮影で日本最古級の電車
デハニ50型を復活させたことに触れ、「自然の風や木の温もりが感じられる
デハニ50型をずっと残したいという思いが強くなった。映画がヒットし、地方や
国がデハニを残そうとしている姿を子供たちに見て欲しい」としみじみと語った。

49歳になった肇は東京の大企業で順調なサラリーマン生活を送っていたが、非情な仕事や同僚の死、
母の病気などをきっかけに、自分の人生を見つめ直す。
充実した人生を送るために肇が選んだのは子供の頃の夢を叶えること。
肇は安定した職を捨て、故郷・島根のローカル電車、一畑電車の運転士をめざす。

映画『RAILWAYS 49歳で電車の
運転士になった男の物語』の完成報告
会見が都内のホールで行われ、
主演の中井貴一、高島礼子、本仮屋
ユイカ、三浦貴大、奈良岡朋子、佐野
史郎、甲本雅裕、錦織吉成監督、
製作総指揮の阿部修司が登壇した。

取材・撮影: 能登春子

5月29日(土)より 
全国ロードショー

[5月22日アップ]


オフィシャルサイト

http://www.SATC2.jp

披露されたファッションの一部を紹介。

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映画『セックス・アンド・ザ・シティ2』は
6月4日(金)より丸の内ピカデリーほかにて全国公開

音楽とファッションの融合をコンセプトにした「Girls Award 2010」は、
まさに女の子のバイブルともいえる、おしゃれの祭典だ。

人気TVシリーズを映画化した前作は、中心的な登場人物となっている4人の女性たち、
特に主人公キャリー(サラ・ジェシカ・パーカー)の生き方やファッションが話題となり、大ヒット。
前作の2年後という設定でパート2が制作された。
4人の前に立ちはだかるハプニングの数々を描く。
前作で衣装を担当したパトリシア・フィールドとサラのゴールデンコンビが、再びタッグを組んでいて、
ストーリーだけでなく、ファッションでも大いに目を楽しませてくれる。

今回『SACT2』は中東アブダビが舞台となっているので、エスニックな装いも見られたが、
中でもピンク色のロングワンピースを着たマリエには、観客から大きな歓声が飛んだ。

巨大なバック・スクリーンに映画『セックス・アンド・ザ・シティ2』の
映像が流れる中ランナウェイには、マリエ、エリーローズら「Girls 
Award 2010」に出演している人気モデル8人が映画の中の
キャストさながらの洋服を身にまとい華やかに登場し、ポーズを
とった。

日本最大級のファッション&音楽イベント「Girls Award 2010」が国立代々木競技場第一体育館にて
開催され、その中で映画『セックス・アンド・ザ・シティ2』と、ファッションブランドの「BEAMS」がコラボしたステージ、
“BEAMS inspired by SACT2”が行われた。

[5月29日アップ]


オフィシャルサイト

http://www.SATC2.jp

印象に残ったシーンを聞かれ、
4人は“カラオケ”シーンをあげた。

サマンサ・ジョーンズ役のキムは、
「コンニチハ。日本ニ来レテ、ウレシイデス!」と
日本語でコメントし、会場から大きな拍手を浴びた。

写真左から シンシア・ニクソン、クリスティン・デイヴィス、キム・キャトラル、
サラ・ジェシカ・パーカー、マイケル・パトリック・キング監督

オスカー女優のペネロペ・クルス、ライザ・ミネリに加え、ティーンエイジャーに
大人気のマイリー・サイラスなど、豪華な顔ぶれがゲスト出演しているのも嬉しい。

個性溢れる4人の女性たちの恋愛模様、そして彼女たちが身にまとう最新流行ファッションの数々が
世界中の女性たちを今回も魅了する。
TVシリーズ開始から12年。これほど女性たちに愛されているシリーズはしばらく登場しないだろう。

ちなみに、本作でサラが一番気に入っているファッションは、
「ミランダとキャリーがスーク(市場)へ行く時のDIOR J'Adore
のロゴ入りブラックTシャツとスカートに、特注のマノロのシューズ
を履いていたコーディネートはキャリーらしくて好きだわ」
と明かした。

『SATC』と言えばファッションも大きな見どころの一つ。
サラは「このシリーズの衣装を担当しているパトリシア・
フィールドは日本が大好きなのよ。『SATC』は日本の
女性からファッションの影響を受けていることを知って
ほしいわ。ユニークで個性的なものを着る日本女性が
大好きよ!」と笑顔でコメントし日本のファンを大いに
喜ばせた。

会場から本作は「まるで女性向きの007みたいだ」という意見が
あがり、これについて監督は、
「それは正しい観察力だね(笑)。僕はそんなありえない世界が
あってもいいと思う。なぜなら本作は、根源に女性のリアリティを
踏まえているから。とにかく最高にグラマラスなものを作りたかった。
そして、いままでにやったことは絶対に繰り返さないと決めている
んだ」と語り、作品の仕上がりに自身を覗かせた。

長年にわたりキャリーを演じてきたことについて、サラは
「大好きな役をこれだけ長くやれるのは稀なことだし、とても嬉しい。
私にとっては特別な作品。ときには二重の人生を送っている気もするわ。
ときどき重荷に感じることもあるけれど世界中の人々が私を知ってくれて
いるということは、とても光栄なことだし感謝の気持ちでいっぱい」と素直な
心情を吐露した。

ミランダ・ホッブス役のシンシアは、
「長い間一緒にいるけど、みんなの歌を聴くのは
初めてだった。とても貴重な体験だったわ」と思い出
深いシーンだったことを明かした。

シャーロット役のクリスティン・デイヴィスは
「私は4人の中でも特に緊張してしまうタイプで
歌うことがすごく怖かったけれど、レコーディングの
ときはサラがずっと付き添ってくれたので無事乗り切る
ことができました」とエピソードを披露した。

最初の挨拶では、前日空港へ到着した際に空港で日本のファンから
熱狂的な歓迎を受けた驚きと感謝のコメントを口々に語った。

この日の4人は、それぞれに劇中からそのまま抜け出したようなファッションを身に着け、
にこやかな笑顔で登場した。

4人そろっての来日は今回が初めてで、会場には大勢の取材陣がつめかけ大盛況。
続編となる今回は、前作の2年後という設定。
ニューヨークのほか中東のアブダビを舞台に、新たなストーリーが展開する。

4人のニューヨーク女性たちのリアルな
恋愛模様を描いた映画『セックス・
アンド・ザ・シティ2』の来日記者会見
が六本木アカデミーヒルズで行われ、
主演のサラ・ジェシカ・パーカー、
キム・キャトラル、クリスティン・デイヴィス、
シンシア・ニクソン、マイケル・パトリック・
キング監督が登場した。

取材・撮影 福住佐知子

6月4日(金)より丸の内ピカデリー他にて
全国公開中

[6月5日アップ]


オフィシャルサイト

http://www.choruranouta.com

主題歌を披露したLAY

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写真左からキム・ミンジュン、ソ・ドヨン、キム・ブルン、川口浩史監督、LAY

二人の、演技にかける熱い想いをタップリと聞けた会見だった。

華麗なる発展を遂げる1980年代の韓国を舞台に、
詩を通して交流を深めていく3人の男女の微妙な恋愛模様を描く。

ドヨンは「監督は人の心理をよんでいる人。この映画は詩によって愛や怒りを
表現していますが、実際に表現するのはなかなか大変なのに、監督は人の
心をキャッチするのがうまいですね」と語った。

『おまえを逮捕する』『愛 サラン』の
キム・ミンジュンと、
テレビドラマ「春のワルツ」でブレイク
したソ・ドヨンが共演したラブストーリー

ミンジュンは、「韓国の映画は産業的で、ビジュアルを重視した映画が多い
のですが、日本は原作を元にした、ストーリーのよく整っている映画が多いと
思います。日韓の共通点は、映画にかける情熱ですね。今後も合同の作品
が沢山出てくればいいなと思っています!」

ドヨンは、「日本映画は韓国とは違う日本の情緒がこめられていますね。好きな映画は、
『菊次郎の夏』という映画です。今後、コメディ要素が入った映画もやってみたいと思います」

日本映画について印象を聞かれ、

ミンジュンは、「もちろんドヨン氏が譲ってくれるだろう
と思っています(笑)。実際はカンスと同じように自分
が好きな女性が実は違う人を好きなんだとわかったら、
身を引くと思います。ですが、カンスと同じように詩を
通じて、その彼女の気持ちを変える事が出来るので
あれば、そうしたいですね」と語った。

実際に同じ人を好きになったらどうするかとの質問に、
ドヨン
は「私はヒョンスと違って自分が好きだなと
思ったらストレートに表現するほうですが、でも
相手がミンジュンさんだったら引きますね(笑)」

ミンジュンドヨンはドラマ「チング」以来の共演だが息もぴったり。
TVドラマ「チング」で8ヶ月一緒にいて、その間にお互いの呼吸
の合わせかたを知り、連帯感も生まれたという。

ドヨンは「この映画は韓国の80年代を伺う事の出来る映画
だと思っています」とコメント。

「タイトルもそうなんですが、この映画は詩によって人の感性を
表現したんですね。そんな部分に注目して観ていただければ
面白いと思います」と
ミンジュン

会見では、映画の見所について語ってくれた。

最後にミンジュン
「この映画を、沢山の人に“良かった!”と広めて下さい。また、夏になるので体調に気をつけて!」
とメッセージし、 ファンのハートをわしづかみにしていた。

そんなブルンに、ミンジュンは、
「純粋で自由な雰囲気の人。彼女の
最初の作品になるので気楽に出来る
よう色々と配慮しました。今後が楽しみ
な女優さんです。」とエールに送った。

今回が映画初出演のブルンは、日本の監督と仕事をするということで大きな
プレッシャーを感じたそうだが、「シナリオを何度も読みました。2人の男性の
間で葛藤する女性の心理を、うまく演じられたと思います」と自信を覗かせた。

役作りについてドヨンは、撮影しながら現場の中で作り上げていったそうだが、
難しい役作りだったことを明かし、
ミンジュンは「自分がやりたい役。考えたとおりの映画に出演できて本当に
幸運だった」と話した。

プルンは「監督は男性なのに女性の心理をよくわかっている。演技について
気楽に出来るよう助けてくれました。現場がとても楽しかったし雰囲気も
良かった」とコメントした。

そんな監督の印象を、ミンジュン
「私にとってコミュニケーションは重要な事ですが、2日、3日撮影していくうちに心が
通じ合う事が出来ました。監督は実は韓国語が出来るのではないかと思った時も
ありました(笑)」と語った。

川口監督は主演の2人をキャスティングした理由を
「2人を見た瞬間にまさにそうだと思った。出会うべくして出会ったという感じ」と
コメントした。
また、韓国俳優については「一生懸命で、芝居をする事にすごくストイックに
頑張っている。繊細な芝居も出来るけどワイルドさもある」と称賛。

友情の為に愛を捨てられますか?との質問に、ミンジュンは、
「僕は友情の為に愛を捨てる年令ではないので、愛を優先します」ときっぱり。
その男らしい言葉にファンはため息を漏らしていた。

舞台挨拶では、まずはそれぞれが
『アニョハセヨ キム・ミンジュン、ソ・ドヨン、キム・プルンですよろしくお願いします。』
と笑顔で挨拶。

日韓合作のラブストーリー映画
『チヨルラの詩』のプレミア試写会が
東京の九段会館で行われ、
舞台挨拶に主演のキム・ミンジュン、
ソ・ドヨン、キム・ブルン、川口浩史
監督と主題歌を歌うLAYが登壇
した。
あわせて、その後に行われた会見
もレポートした。

(C) 2010「チョルラの詩」製作委員会

取材・撮影 宮島一美
      協力 福住佐知子

6月12日(土)より
 シネマート六本木他にてロードショー

[6月12日アップ]


オフィシャルサイト

http://www.furusato-movie.com/index_jp.html

日本のパートには俳優・本木雅弘の長女、内田伽羅が出演している。

監督を務めた映像ディレクターの日下宏美氏に
映画の見どころについて話を聞いた。

地上700kmの宇宙から撮影された「だいち」で捉えた世界遺産は「地球に溶け込んだ模様のように見えて
くる」と監督。

(C) 2010 科学技術振興機構(JST)
日本科学未来館・TBSビジョン

(C) 2010 科学技術振興機構(JST) 日本科学未来館・TBSビジョン

同作品は日本科学未来館内のドームシアターガイヤの上映プログラムとして製作された3D映画。
TBSビジョンが企画、制作を手掛けた。
日下宏美監督はTBS系列で放送中の自然ドキュメンタリー『THE世界遺産』のディレクターとして活躍中。

「子供たちの目線を通して、世界遺産が持つ難しいイメージを柔らかくしたかった。
地球や自然保護を訴えるというような説教臭さはなく、純粋に世界遺産を見ると
過去が現在に繋がり、現在が未来に繋がっていることが実感できるので、“未来に
向け、君は今何をするのか?”という問いかけがうっすら伝わればいい。でもまずは
3D映像に浸ってほしい」とPRした。

構成を手掛けた『おくりびと』の脚本家・小山薫堂が、世界遺産のそばに暮らす子供たちを主人公に、
3つの心温まる物語を生み出した。
家族や夢、平和な未来に思いを馳せる純粋な子供たちの姿を通し、世界遺産を見つめるのも本作の
特徴だ。

全編実写で撮影された初の3D作品としても注目されるが、
「3Dカメラはとても重くて、セッティングに時間がかかる。何度もロケハンを
したり、気軽にカメラポジションを移動できず、ドキドキしながら撮影した」
という。

「人類最初の高度文明であるエジプトは文化遺産の象徴。4000年前と
変わらぬものが目の前にあるのはゾクッとする。熱帯雨林と氷河が共存し、
滝の多いニュージーランドは地球の自然を凝縮したような場所でヘリコプター
からの空撮が見どころになっている。原爆ドームは負の遺産として世界的な
メッセージになる。厳島神社は世界に自慢したくなるような水辺の文化遺産
と思っていたのでぜひ入れたかった」と舞台となった世界遺産の魅力を語った。

4K3Dデジタルカメラで、エジプトのピラミッド、広島県の原爆ドームと厳島神社、
ニュージーランド辺境の星空を撮影。、実際にその場にいるような臨場感溢れる
映像に驚かされる。
ピラミッドと原爆ドームでは一般には非公開の内部に入るなど、貴重な映像が
満載されている。

世界最大級の地球観測衛星「だいち」と、ハイビジョンの4倍もの鮮明さを誇る最新4K3Dデジタルカメラで
撮影された精細な画像で、世界遺産の知られざる姿が明らかになる。

時代や国を超え、多くの人々の心を魅了してやまない世界遺産
を画期的な手法で捉えたネイチャー・ファンタジー『FURUSATO
宇宙からみた世界遺産』が全国の3D映画館で公開される。

取材・撮影 能登春子

6月19日(土)より ワーナー・マイカル・シネマズ板橋ほか
全国3D映画館にて公開


オフィシャルサイト

[6月19日アップ]

女性版『インディー・ジョーンズ』とも称されるニュー・ヒロイン、アデルの冒険はユーモアとシャレっ気に溢れ、
ベッソン始め、スタッフやキャストが楽しみながら作った様子が感じられる。

かつてナタリー・ポートマンやミラ・ジョボビッチなどを見出したベッソン監督が
大抜擢した新人女優として大きな注目を集めている。

フランスの鬼才リュック・ベッソン監督の最新作映画
『アデル ファラオと復活の秘薬』の来日記者会見が
都内のホテルで行われ、
リュック・ベッソン監督と、新ヒロイン・アデルを演じた
フランス人女優ルイーズ・ブロゴワンが登壇した。

http://adele.asmik-ace.co.jp/

女性たちに申し上げたいが、女性が歴史の中で戦争を始めたことはない。また
女性が子供を産んでいる」
と女性の優しさと強さを称え、新しいヒロインの物語をアピールした。

ベッソン監督は撮影について、
「幸せだった。これまでアメリカ映画が多かったのでフランス人の俳優が使えなかった。
今回はフランス人の俳優と毎日楽しく過ごせた」とコメント。

素顔がとてもチャーミングなルイーズ

ちなみに会見で履いていたオシャレな黒のミニブーツは渋谷で購入したそうだ。

初来日のルイーズは会見の挨拶で
「みなさん、こんにちは。ありがとうございます。おいしいですか」と懸命に
覚えたという日本語を披露。

=新人女優発掘の名手=として、今後、注目している女優について尋ねられた
ベッソン監督は
「男優ともたくさん仕事をしているよ(苦笑)」とジャン・レノの名前を挙げた。

映画では、クラシックなドレスや、看護婦や料理人などに変装するアデルの
衣装も注目される。

夏休みに家族揃って楽しめる肩の凝らない娯楽作だ。

『潜水服は蝶の夢を見る』の名優マチュー・アマルリックが
アデルの宿敵マッドサイエンティストのデュールーヴーに扮し、怪演を見せている。

全編実写の長編映画としては『アンジェラ』以来、5年ぶりのリュック・ベッソン監督・脚本作。

ベッソン監督は「アデルがこんなミニスカートをはいていたら仕事にならない」と照れた様子。
ほしのが甘えた声で映画出演を交渉すると、ベッソン監督はほしのの姿を見て「『不思議の国のアデル』
にしよう。私はウサギ役で出る」と応じ、会場の笑いを誘った。

ゲストに『アデル』の宣伝ミューズ(女神)に任命されたタレントのほしのあきが花束を持って駆け付けた。
ほしのはアデルの衣装をアレンジした大胆なミニスカートで登場。

「70年代は特にアメリカ映画で筋肉隆々の男性が主役で女性はその後ろで
泣いているという映画が多かった。でも本作で見せたかったのは強い男性も弱く、
弱い女性にも強いところがあるということ。

ルイーズは
「9回も仮装できて楽しかった。女優として豊かな経験ができたわ。フランスでは
男優が主演の映画が多いので、今回はヒーローのような役をやらせてもらえて
光栄」と笑顔で語った。

ルイーズが太った料理人に扮装するシーンでは、
「お相撲さんが頭に団子を付けているような感じで、みんな笑ってしまってきちんと
撮影できなかったよ(笑)。ルイーズのスカートの中にクッションなどを詰めていたので、
みんなにルイーズのお尻を触っていいよと言って、私も触ったんだ」と楽しいエピソード
を披露した。

瀕死の妹の命を救うため、アデルは“復活の秘薬”を探して世界中を駆け巡る。
エジプトの王家の谷やパリ・ルーブル美術館など、魅惑的なロケーションを舞台に、
スリルとユーモア満載の冒険が描かれる。

その後も「はい」と日本語で相づちを打ったり、「渋谷に行った」と明かすなど、
映画のアデル同様に好奇心旺盛でチャーミングな素顔を見せ、終始会見を
盛り上げた。

男勝りで自由奔放なヒロイン・アデルを演じたルイーズは、フランスのテレビ
番組で天気予報コーナーを担当し、親しみやすい性格とファッショナブルな
衣装で人気を呼んだ元お天気お姉さん。

20世紀初頭、世界をまたにかけるミステリーハンター・
アデルの活躍を描くアクションアドベンチャー。
フランスの人気劇画家・ダルディの冒険コミックに惚れ
込んだベッソン監督が構想から10年の歳月をかけて
映画化した。

取材: 能登春子
 撮影: 福住佐知子

7月3日(土)より 丸の内ピカデリーほか
全国ロードショー

[6月26日アップ]


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桜庭さんは、写真を見て、すぐにこの子だなと思った。ハッとする美しさと、
日本人らしい顔、清純な処女性と品格がある」とベタ褒め。
腹筋と発声練習から指導したことを明かした。

初の時代劇出演となった桜庭は、
「脚本に名前が載っているのを見て、わたしでいいのかな
って思いました…。

佐藤は、4歳年上の役所について
「この4歳差って結構でかいんですよ。今回は役所さんと、がっつりやらせていただけることが楽しみで、それを
楽しみに撮影所に行ってました」と共演の感想を述べた。

また、
「僕はミーハーなので、役所さんと佐藤さんと一緒に写真も撮らせていただきました」
とお茶目な素顔も披露した。

杉田監督は豪華なキャスティングについて
「役所さん、佐藤さんの役柄は、このふたり以外に考えられ
なかった。厳しいスケジュールの中、やろうと言ってくれた」と
語った。

佐藤についても、
「橋の下でのシーンは、僕はほんとにしつこくて、100回くらいやったかな。
声が枯れてしまっても絞り出すように演じてくれた」と撮影時のエピソードを
披露した。

役所と佐藤は『THE有頂天ホテル』(2006)で共演はしているが、
直接の絡みはなかったため、実質的には初共演となる。

《画像クリックで拡大》

そんな桜庭に役所は
「勘のいい女優さんですね」とエールを送った。

写真左から 杉田成道監督、桜庭ななみ、役所広司、佐藤浩市、
片岡仁左衛門、ウィリアム・アイアトン 

日本人の心の奥深く受け継がれてきた、古き良き日本人の精神の美しさを描く『最後の忠臣蔵』。
時代を超えて人々に感動をあたえる渾身の時代劇となっている。
日本人に受け継がれてきた、精神の美しさを感じてほしい。

監督は最後に
「この映画を美しいと感じるなら、みなさんは日本人。忠臣蔵は男のドラマ
というイメージが強いですが、この作品はちょっと違っていて、むしろ女性に
観ていただきたい女性映画でもあります」とメッセージした。

役所さんとの共演ってことで、ものすごく緊張しましたが、
現場では優しくしていただいて、リラックスできました。
日本人の美しさを、わたしと同世代の若い人にも知って
ほしい」と初々しくコメントした。

映画出演は久しぶりとなる歌舞伎界の重鎮・片岡は、
「私が内蔵助をやって若すぎないかなと思ったのですが、出来上がった作品を観て、
自分の年を再認識しました」と苦笑交じりに語り、「素晴らしい人物でありながら、
出番は少ない。私の一番好きな役です」とユーモアたっぷりに語って会場を笑わせた。

「大石内蔵助は品格からして片岡さんしかいなかった。出番が少ないので、
出た瞬間に『大石だ!』と思える人じゃないとね。

役に対峙する二人の強い力を感じたという監督は二人のことを
「日本のデ・ニーロとアル・パチーノ」と称賛した。

杉田監督は
「二人には予想以上に役に没頭してもらった。役所さんは撮影のために10キロ
近くやせて、眼光鋭く、いい頃の三船(敏郎)さんのようだった」と絶賛。

お互いの印象について役所は、
「浩市さんとは競馬の話ばかりしていた」と感想を述べ、それでも、「大好きな俳優。今回ふたりで向き合って
セリフをやりとりしたのは刺激的で楽しかった」と振りかえった。

佐藤は
「日本人の優先順位を描いた映画だと思う。
日本人の中にある、偲ぶという感情の美しさ
がこの映画には描かれている。情感が出て、
いい脚本だなと思った」とコメント。

役所は、
「杉田監督の世界観が見事に実現されている。
素晴らしいキャストにも恵まれて、刺激的でほん
とに楽しかった。今までたくさん忠臣蔵を見てきた
が、生き残った、生かされた人たちの物語はとても
新鮮で、来世を生きるということに感動した。
こういう日本人がいたんだ、ということに誇らしい
思いを抱いた」と語った。

最初の挨拶で、
「古き良き日本の美、日本人の持つ美しさは世界に誇りうる資産である。
二人の武士が持つストイックな心情を描いた」と映画への思いを語った杉田監督。

本作は、池宮彰一郎原作で、赤穂浪士の吉良邸討ち入り事件後、
主君・大石内蔵助の密命を受けて生き残った2人の男の生きざまと、
大石内蔵助の隠し子・可音の物語。

12月に公開される映画『最後の
忠臣蔵』の完成報告記者会見
が都内ホテルで行われ、
出演者の役所広司、佐藤浩市、
桜庭ななみ、片岡仁左衛門と
監督の杉田成道、製作総指揮
のウィリアム・アイアトンが登壇した。

http://wwws.warnerbros.co.jp/chushingura/

取材・撮影: 福住佐知子

12月18日(土)より
全国ロードショー

[7月3日アップ]


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村上は「面白い緊張感が
漂った現場だった」と振り返る。

1998年に『愛を乞うひと』で国際批評家連盟賞を受賞して以来、
12年ぶりに同映画祭に参加する平山監督は、
「チャンバラやサムライが日本映画の伝統と捉えられた時期がありましたが、
2010年のいまでもそう思っていただけるか、楽しみです」と語った。

主題歌を披露したalanは
「女性が愛する人を支える
映画」とコメント。

本作は藤沢周平の「隠し剣シリーズ」の同名小説を原作に、悲運の剣の
達人、海坂藩士、兼見三左エ門が不条理な運命に巻き込まれながらも
武士道を貫く姿を描く。
まさに“サムライ”そのものの生き様を鮮烈に描いた、素晴らしい作品である。

豊川は、
「歴史ある映画祭に呼んでいただいて光栄。いろんな国の方々が、
この映画をどんな風に観てくれるのか楽しみですね」と期待感を
のぞかせた。

本作は、第34回モントリオール世界映画祭ワールド・コンペティション
部門への出品が決定した。

どんな人に観てほしい? と聞かれた豊川は
「特に男の人に見てもらいたい。登場人物がそれぞれ置かれている状況は、現代に生きる人々にも
身近に感じてもらえるんじゃないかなと思う。」と答えた。

アナログならではの量の血しぶきや激しい刀と刀のぶつかり合い、男たちの命をかけた勝負をど迫力の映像で
魅せている。

初の藤沢時代劇に挑戦した平山監督は、
「静かでありながらも厳しい映画を目指そうと、まず思った。藤沢映画は武士の普通のことも描いているのが
魅力。日常の静かな部分と、刀で切りあう部分とのバランスを考えて撮った。アクションシーンはCGに頼らず
に全部アナログにこだわった」と語った。

岸辺は「時代を超えて、訴える
ものがある。出演できて良かった」
と語った。

豊川の妻を演じた戸田は
「幸せな役でした」と振り返り、
夫の三左エ門について「心が
美しいというか、すごく素敵な
男性」とコメントした。

初めて時代劇に出演した関は
「時代劇の細かい所作を学ぶ
ことが出来た。映像の美しさを
観てほしい」と見所を語った。

池脇は
「命を全うする男たちが素晴ら
しい映画です」と映画をPR。

豊川が「吉川さんは、マジで怖そうなんで、結構真剣に戦いましたよ(笑)」と
コメントすると、吉川は「音楽でセッションをするみたいにグルーヴ感が出るまで
やった感じ」とミュージシャンらしいたとえをし、二人で顔を見合わせ笑顔を見せた。

劇中のクラスマックスシーンでは、
豊川と吉川の命がけの対決が用意されている。

藤沢作品は行間にロマンがあって好きだと言う吉川は、撮影を振り返り、
「もう少し重心を低くしたほうが良かったかも。やんちゃな部分が出ないようにと
思ったけど、どうしても出ちゃった(笑)監督には別のキャラ(大河ドラマ『天地人』
で演じた織田信長)が出ちゃっているぞと、少し怒られました」と語る。

作品の仕上がりについては、
「本当に良かったです。久々に映画らしい映画ではないでしょうか」
と自信を覗かせた。

続けて、
「日本人ってやっぱりいいじやないか
という部分をこの映画を通して感じて
もらえると嬉しい」と語った。

現在、新藤兼人監督の戦争映画に
出演している豊川は、丸刈りで会見
に登場。
「時代劇ですが、現代にも通じるもの
がたくさん詰め込まれた映画です。
ひとりでも多くの方にこの映画が届き
ますように…」と挨拶。

映画『必死剣鳥刺し』の完成報告
記者会見が千代田区の東京會館
で行われ、
主演の豊川悦司、池脇千鶴、
吉川晃司、戸田菜穂、村上淳、
関めぐみ、岸部一徳、主題歌を
歌うalan、そして平山秀幸監督
が夏らしい浴衣姿で登壇した。

写真左から 前列 吉川晃司、豊川悦司、池脇千鶴、岸辺一徳
後列左から 平山監督、関めぐみ、戸田奈穂、村上淳、alan 

取材・撮影: 福住佐知子

7月10日(土)より
全国公開中

[7月10日アップ]


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http://www.shikeidai.jp/

写真左から小椋悟プロデューサー、阿部寛、吉瀬美智子、緒方明監督 

共演者の阿部は「悪女に振り回される弱い役。凄く新鮮だった」
と語り、続けて、
「理想と現実のハザマでもがき、崩れていく破滅的な男を演じましたが、
その人間くささを演じるのが楽しかった。今までは、武将など強い男の役
を多く演じているのですが、本来はこっちの(翻弄される)役のほうがあって
るんじゃないかな(笑)」と自己分析し、
エレベーターに閉じ込められるシーンでは、「実際、どういう精神状態に
なるのか自分自身楽しみながら、どうやって人間性やセクシーさを出して
いこうかな?などと考えながら演じました」と映画への思いを語った。

ヌーベルバーグの鬼才ルイ・マルの最高傑作と謳(うた)われる同名映画のリメイクが、
世界で初めて日本で実現した作品。
愛と欲望に運命を狂わせ、もがく男女をサスペンスタッチで描く。
衝撃の結末まで、危険な香りに満ちている。

最後に吉瀬は
「オリジナルを知っている方も知らない方も、新しいものとして楽しんでもらえる作品になっています。
人間の欲望の変化を見て欲しい」とメッセージした。

緒方監督は、映画史に残る名作をリメイクしたことについて
「とんでもないことだと百も承知のうえでやった。暴挙とも思ったけれど、暴挙から
快挙が生まれることもある」と語り、
「ルイ・マル監督が25歳のときに撮った作品を50歳の自分が21世紀に、しかも
旬の美男美女を起用しリメイクしたら何か起こるだろうという期待感が支えになった」
とコメントし、仕上がりに自信を覗かせた。

作品の仕上がりについて、
「今回は、大人の鑑賞に耐える大人のための作品が
作れた」と小椋プロデューサーが太鼓判を押した。

実現まではクリアすべき権利問題が多々あったというが、「息子のマニュエル・マル氏をはじめ親族の方々が
『ぜひ日本で』と強く後押ししてくれた」と明かした。
そして、「父のデビュー作のリメイクをサポートさせていただきとても光栄。出来栄えにも満足している。ブラボー」
とマル氏が寄せたメッセージを読み上げた。

「ここまで過激ではないけれど、そういう(翻弄されるような)恋愛も
したことがある」と、思わぬ告白も飛び出した。

これまでも悪女を演じることが多かった吉瀬だが、「男を翻弄した経験は?」
という質問には、
「翻弄してみたいですよね〜」と笑顔を見せ、「そこまで思える(愛せる)男性が
いたらステキですが、現実にはなかなかいないので、出会いたいと思います」と
コメントした。
見所については、「人間の様々な欲望の変化を見て欲しい」と語った。

監督から「強い女性でいて欲しい」と言われ、常に念頭においていたという。
「非日常的なのは映画ならではだと思います。非日常ですから、映画ならでは
の演技を心がけました」と悪女役を楽しんだことを明かした。

愛人に夫を殺すよう仕向ける魔性の女を演じた吉瀬は、
「(キャッチコピーにもなっている)『あの人を殺して私を奪いなさい』なんて、
仕事だから言えるので、気持ちよく言わせていただきました」と余裕のコメント。

ステージに作られたエレベーターの扉が開き、
主演の二人が登場した。

不倫の関係にある社長夫人の芽衣子(吉瀬美智子)と医師の時籐(阿部寛)。
2人が企てた完全犯罪の行方が、スタイリッシュでスリリングな映像で綴られていく。

本作は、1957年に製作された、ヌーヴェルバーグの巨匠、ルイ・マル監督の最高傑作
『死刑台のエレベーター』を、53年ぶりにリメイクした作品。

サスペンス映画『死刑台のエレベーター』の完成報告
会見が、グランドプリンスホテル赤坂で開催され、
主演した吉瀬美智子と阿部寛のほか、緒方明監督
と小椋悟プロデューサーが登場して映画について語った。

取材・撮影: 福住佐知子

10月9日(土)より 角川シネマ新宿 他にて
全国公開

[7月17日アップ]


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写真左から瀧本智行監督、西島隆弘、坂井真紀、藤竜也、阿川佐和子 

10月 シネスイッチ銀座他で 
全国ロードショー

取材・撮影: 能登春子

[7月24日アップ]

人と繋がることは難しいけれど温かい。
シンプルな鳥がらスープをこよなく愛するルイを始め、愉快で愛しい
キャラクターが集うスープのように温かいオペラをじっくりと味わいたい。

瀧本監督は「寂しい時や心が寒い時に、温かいスープをひと口すすると心がホッと温かく
なるような原作の雰囲気を伝えようとキャストと一緒に必死になって作りました」と力強く
語った。

阿川の発言に乗じて、「この役をやって孤独過ぎて結婚してしまいました」と
照れた坂井は、
「瀧本監督は人間が本当に好きだなと感じました。愛おしい人たちがたくさん
出ていて、大切なことがたくさん詰まっている映画になったと思います」とPR。

本作は昨秋結婚した坂井真紀の縁結びとなった作品としても話題。
お相手の10歳年下の写真家・鈴木心氏は本作のスチールカメラを担当していた。

自身の小説が初めて映画化された阿川は本作の試写を見て泣いたという。
その理由を聞かれて「孤独だったのかしら?」とおどけた阿川は、
「すべてが丁寧に作られていて、一つ一つのシーンから“これ楽しくない?”って
聞いている感じが伝わってきました」と映画を堪能した様子。

「笑顔を絶やさずにいる役は難しかった。たまにぎこちなくて、監督から
“気持ち悪い”と言われました」と満面の笑顔を見せた西島は、
「ルイに対して孤独を与えた人間の一人だと思うので、康介の心の揺れ動きや
人に対する接し方に気を付けました」と役作りについて語った。

もう一人の同居人、西島隆弘演じるフリーターの康介は
いつもニコニコしているけれど、ちょっと頼りない草食系男子。

「僕は面白いことが大好きで、いつも何か面白いことはないかと思っているけど、
十二夫もそうだと思う。十二夫はとても面白いので僕の理想。僕自身はつまらない
から」と冗談めかして笑いを誘った。

同居人の一人、自由気ままな初老の画家・田中十二夫(トニオ)を演じた
藤竜也は、劇中で着ていたアロハシャツで登場。
「怪しいオジさんを演じていますが」と司会者から紹介されると、「怪しいのは
得意ですから」とにやり。

ルイを演じた坂井は、
「いろんな役をやってきましたが、役を演じていてこんなに
孤独を感じたことはありませんでした。でも反面、温かさも
感じました。温かいけど寂しい、寂しいけど温かいみたいな
感覚が胸にうずまいていました。
ルイは心が赤ちゃんのようで、いろんなものを素直に吸収します。
風や空気感、日の光や日の温かさをこんなに感じたことは無
かったというほど、些細なことをすごく吸収したし、いろんなことを
感じた日々でした」と撮影を振り返った。

母親代わりの叔母の結婚で、独り暮らしと
なった35歳のルイは、ひょんなことから2人
の男性と同居することに。

のんびり屋のルイ、風来坊のおじさん、妙に
明るい若者。一見、何の関わりもない3人
の不思議な交流を描いた本作は、「孤独」
をテーマにしながらも、温かい空気が流れ、
優しい気持ちにさせてくれる。

映画『スープ・オペラ』の完成披露試写会
が都内のホールで行われ、坂井真紀、
西島隆弘、藤竜也、瀧本智行監督、
原作の阿川佐和子が舞台挨拶に登壇
した。

http://www.soup-opera.jp/


オフィシャルサイト

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この日は、アンジーの大ファンだという女優の
黒木メイサが花束を持って登壇。

日米を代表するクールビューティーの貴重な
ツーショットに、会場は盛り上がった。

子供たちの話をするときのアンジーは
母性に溢れていて、格段に美しい。

アンジーの来日は「チェンジリング」以来
1年半ぶり5度目。

好きなことをし、愛する人たちに囲まれて生きることこそが幸せだと語り、
「わたしがこうして仕事ができるのは、ブラッドのおかげなの」とパートナー、
ブラッド・ピットへの感謝も忘れなかった。

映画『ソルト』は社会派として知られるフィリップ・ノイス監督の作品で、ロシアスパイの嫌疑を
かけられた CIAエージェントのイヴリン・ソルトが自分の容疑を晴らすため、ひとりでエージェント
としての技術を駆使し、CIAの追跡をかわしながら陰謀の真相を突き止めようと奮闘する孤独
な戦いを描いたトラップ・エンタテインメント 。
激しいアクションはもちろん、変装シーンあり、アンジーの様々な変化が見られる一作だ。

「直視できない。緊張で手が震えています」と
持ち前のクールなキャラクターも吹っとぶ興奮ぶり。
そんな黒木をアンジーが熱烈ハグ。
黒木は大感激。

また、美しさの秘けつを聞かれ
「人生を幸せに生きていれば自然にそれが外見に出るんじゃないかしら」

激しいアクションシーンについては、
「スタントは大好きなので、高いところも全然怖くないの。ただ、横を向きながら銃を撃つシーンで、
机に額をぶつけてしまったけれど…平気だったわ」と撮影時のエピソードを披露した。
ソルトの役は当初はトム・クルーズが演じる予定だったため、役名も“エドウィン”だったと明かした。

劇中、アンジーは軍人の男装に挑んでおり、撮影中、8歳のマドックスくんを
驚かせたというエピソードを披露。
「彼はミリタリー好きなの。最初に挨拶したら気付かなかったけど、「ハニー、ママよ」と言って扮装を取って見せたら、
すごくショックだったみたい(笑)。私は、家では結構ふざけているタイプなの。子供たちは変わった母親だと思っている
でしょうね」といたずらっぽい笑顔を見せた。

今作「ソルト」への出演を決めたのも双子を出産したのがきっかけだったという。
「双子を妊娠して、自分自身の気持ちがとてもやわらかくなっていたの。そこへ
本作のオファーが来て脚本を見てみたらとてもアクティブかつアグレッシブな作品
で、当時の心境とうまくバランスが取れるんじゃないかしらって思ったのよ」

子育てについては、
「ブラッドとは仕事を順番に受けているから、今回は子どもたち(双子)の
面倒を彼が見てくれたの」と語り、「劇中、スパイを演じてはいるけれど、
その前にまず私は母親だし家庭と仕事を分けることはなかったわ。それを
可能にしてくれているのは、彼のおかげですね」とニッコリ。
パートナーであるブラッド・ピットの支えに感謝していることを伝えた。

会見に臨んだアンジーは
「また日本に戻ってこられて嬉しいです。毎回来るたびに素敵な経験をさせて
くれます。今回は4人の子供を連れてきました。昨日は子供たちが好きな
ポニョとトトロのグッズ探しで1日キディランドで過ごしました。今朝も子どもたち
と遊んで、楽しい時間を過ごしていました」と子供たちとのエピソードをにこやか
に語った。

2008年7月に双子(ノックス&ヴィヴィアン)を
出産し、養子縁組した3人を含め6人の子供
たちの母親だが、今回は息子のマドックスくんと
パックスくん、娘のザハラちゃんとシャイロちゃんを
連れて来日。

『ソルト』のPRのために来日した
アンジェリーナ・ジョリーが
都内ホテルにて記者会見を行った。

7月31日(土)より 丸の内ピカデリー他にて 
全国ロードショー

取材・撮影: 福住佐知子

[7月31日アップ]


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ジャッキーも
「とにかく近づけばいいんだ、ジッとしてろと
言ったんだけど、なかなかうまくいかなくて…」
とキスシーンの撮影秘話を語り、しばらくキス
談義で盛りあがった。

個性的なボンバー・ヘアのジェイデン

ジャッキーも「本当にジェイデンは頑張ったよ。彼と
僕の違いは、僕は強制的に練習させられたが、彼
はやりたくてやっていた。それは目を見ればわかるよ」
と称賛した。

ジェイデンは3歳の頃から空手を習っていたが、劇中、カンフーを見事にこなして
いる。本作『ベスト・キッドのイメージにもなっているジェイデンのハイキックだが、
その完璧な型を習得するまでには並々ならぬ努力があったという。

写真左から ジャッキー・チェン、ジェイデン・スミス、ジェイダ・ピンケット=スミス、
        ウィル・スミス

本作は1985年に公開され、世界中に空手
ブームを巻き起こした同名映画のリメイク。
今回は舞台をアメリカから中国に移し、空手
ではなくカンフーを学ぶ設定になっている。

良い映画は時代や文化を越えて語り継がれていく。
パート2の製作もすでに決定しているようだ。

ジェイデンは、プロデューサーとしての両親と仕事をした感想について、
「家族が現場にいるのは良かったけど、時々『宿題やった?』とか言われるのは
いやだった」と素直に吐露。
また『幸せのちから』(06)で父ウィルと親子共演したこともある彼は、「ジャッキーは
トレーニングをさせるし、お父さんもいろんなことをやらせるから、どちらもともやりづら
かったです」と子供らしいコメントをした。

ジェイダは、「ジャッキーの仕事ぶりを間近で見ることはすごく貴重な経験だった。
彼は師匠を演じただけでなく、実際にジェイデンの師匠だった」とアジアを代表する
アクションスターに敬意を表した。

本作で師匠役のオファーが来た時ジャッキーは、
「ウィルからこの映画の話をもらった時、自分ももうそんな年なのかと感慨深い
ものがあったよ(笑)」と語り、また「別の自分を観てもらえることに喜びを感じて
いる」と語った。

「ジェイデンは本当に才能あふれる俳優。このまま
武術の訓練を続けたほうがいいから、中国に残る
なら僕が養子にするとも言ったんだ。でもアメリカに
帰るなら、逆にぼくを養子にしてと言ったよ。
ジャッキー・スミスだ!」とお茶目なコメントをして
会場を沸かせた。

ジェイダが「大変な努力を重ねていた」と明かすと、
ウィルも「涙を流しながら練習する姿を見て、彼の
決意を感じた」と我が子の頑張りに感動した様子
だった。

ジャッキーはスミス夫妻について、
「リーダーは一見ウィルに見えて、実はジェイダをみんな頼りにしている」と明かし、
続けて「プロデューサーがこんなに現場に来てくれるのは初めて。スミスファミリーと一緒の仕事を楽しんだよ」
とコメントし、二人に感謝と敬意を払った。

そして、ジェイデンのキスシーンに話が及ぶと、
親ばかぶりはさらにヒートアップ。
口を開かないようにとアドバイスしたことを明かし、
キスシーンの指南として実際に二人でキスをして
見せ、アツアツぶりを披露した。

本作で息子のジェイデンを主演に迎えたプロデューサーのスミス夫妻は、親ばかぶりを発揮。
ウィルが「プレッシャーはあったと思うが、よく頑張ってくれた。彼自身のすごいポテンシャルをこの映画で
引き出したかった」と語れば、ジェイダも「ジェイデンは今回のトレーニングで大きく成長したわ」と、撮影を
通して俳優として成長するジェイデンの姿に感動した様子だった。

ジャッキーは「日本は大好きな国、30年も僕を応援してくれているファンも
たくさんいる」とジャッキースマイルで挨拶。

会見が始まると、ウィルはハイテンションで、会見を盛り上げようと息子の
発言前に「ヤ〜」「ウォ〜」などと掛け声をかけたのたが、ジェイデンは少々
ウンザリした表情で「パパ、サンキュー」とクールな態度で対応。
「一生懸命に頑張って作った作品なので楽しんで!」と挨拶し、12歳の
ジェイデンは小さな大人振りを発揮した。

映画『ベスト・キッド』の来日記者会見が
都内ホテルで行われ、ジェイデン・スミス、
ジャッキー・チェン、そしてプロデューサーの
ウィル・スミス、ジェイダ・ピンケット=スミス
夫妻が登壇した。

8月14日(土)より 新宿ピカデリー他で
全国ロードショー

取材・撮影: 福住佐知子

[8月7日アップ]


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http://www.disney.co.jp/deshi/

写真左から ニコラス・ケイジ、ジェリー・ブラッカイマー、ミッキーマウス

女優界の魔女と紹介された小沢は「魔女的な役を演じる
のはやりがいがあり楽しいので、そう言われると嬉しいですね」
とにっこり。
ワイルドなアニマル柄のワンピース姿の梅宮は「映画にちなん
で魔女っぽくしました」とポーズをとり、娘と一緒にこの映画を
観に行きたいと話していた。

自らが企画を持ち込み製作総指揮も務めたというケイジは、大歓声の中
「コンニチハ! アリガトウゴザイマス!温かい歓迎にいつも感謝しています」
と挨拶した後、「子どもの頃にオリジナル作品の『ファンタジア』を観て感銘を
受けました。家族の映画なので、ぜひ家族みんなで観てほしい!」と思い入れ
たっぷりに作品をアピールした。

本作は映画『ナショナル・トレジャー』シリーズの製作、主演、監督トリオが再結集したファンタジー・アクション。
現代のニューヨークを舞台に個性溢れる魔法使いたちの魔法合戦が繰り広げられる。

スペシャルゲストに、ファンタジアの衣装を着たミッキーマウスも応援に駆けつけ、 ブラッカイマーとケイジが
「魔法大戦争in東京!」と魔法をかけると、青や銀色のテープが飛び出して宙に舞い、会場は大いに
盛り上がった。

そしてブラッカイマーは
「ニック(ニコラス)にお礼を言いたい。この映画の最初のインスピレーションは
彼だから!」と笑顔で返した。
二人のお互いの信頼の深さがその表情から伺うことができた。

ケイジは何度もタッグを組んでヒット作を生み出している朋友ブラッカイマーに
「ジェリーやタートルトーブ監督とは何度も仕事をしてきた最高のチーム。
だからこそ、映画化が実現したんだ!ジェリーは細心の注意を払い、娯楽で
あることを忘れず、信念をもって映画を作る人。これからも彼の行くところには
どこにでもついていくよ」と語った。

来日してケイジはてんぷらや寿司などの日本食を楽しんだことを
明かしたが、さらに「今日は神社に行ってお参りもしたよ!」と
プライベートなエピソードも披露した。

ブラッカイマーも
「10分間ほどのアニメーションにインスピレーションを得てこの映画ができました。
あれが全ての源です」とオリジナル作品を称賛した。

本作は、1940年に公開されたディズニーの
名作アニメーション『ファンタジア』の中の一編
『魔法使いの弟子』にインスパイアされ、
実写版で作り上げた作品。

ケイジにとって3年ぶり7度目の来日。
レッドカーペットでは、ブラッカイマーと共に
会場に集まったファンと握手やサインをしながら
時間をかけてファンサービスにつとめた。

レッドカーペットセレモニーには映画のテーマである“師弟関係”
にちなんで落語家の林家木久蔵&木久扇師弟、さらに“魔女”
的な要素を持った女性として、タレントのMEGUMI、梅宮アンナ、
女優の小沢真珠がゲストで参加した。

映画『魔法使いの弟子』のPRのために
ニコラス・ケイジとプロデューサーのジェリー・
ブラッカイマーが来日し、
お台場シネマメディアージュで開催された
ジャパンプレミアイベント「TOKYO魔法
戦争」のレッドカーペットに出席した。

8月13日(金)より
全国ロードショー

取材・撮影: 福住佐知子

[8月14日アップ]


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思い切り笑ってスカッとできる夏休みムービーの決定版。
是非、恋人や友達と一緒に劇場で楽しんでほしい。

夜間から朝方にかけての撮影が続いた時には、溝端がフランクフルトを
焼いたりラーメンを作って、キャストやスタッフにふるまったという。

杉奈をコミカルに演じた相武は、
「現場でテンションを上げようと頑張っていたら、監督から“落ち着きがない”
と誤解された」と役作りの苦労を語った。

お化けの恐怖と恋のドキドキが味わえることから、胸キュン・ホラーエンター
テイメントと呼ばれる本作品。

溝端は、「笑いと恐怖は表裏一体。鳥肌も立つけど爽やかになれる」と
笑顔でPRした。

「男らしい人に憧れる」という溝端は、「相武さんは撮影後、1分位で
さっと帰ってしまうところがさっぱりしてカッコ良かった」と相武の意外な
一面を明かした。

写真左から 溝端淳平、相武紗季、白川士監督

特殊視覚効果を駆使した「お化け」シーンは迫力満点。
真っ暗な映画館がまるで遊園地のお化け屋敷のようになる。

天才覆面作家・舞城王太郎が「恐怖の妄想」をテーマに、
同一のモチーフの全く異なるストーリーを映画と舞台用に
書き下ろした画期的な作品。
キュートな杉奈と首藤の恋の行方を描く映画版は、
弾けるような若さと初々しさに溢れている。

映画の見どころについては、
「新感覚の映画で、ジェットコースターのようなアトラクションを楽しむ気持ち
で体感してほしい」と相武。

「撮影中、胸キュンした共演者は?」という質問に、
「栗山千明ちゃん」と答えた相武。「千明ちゃんは天然で可愛らしい人。
クールな役とのギャップがあってキュンとした。守ってあげなきゃという感じ」。

「夜、お腹が空くとテンションが下がるので石油ストーブで焼いて配った。
喜んでもらうことが好きなので」と溝端。
相武は「修学旅行みたいだった」と
楽しそうに振り返った。

相武や溝端、栗山千明、平岡祐太など、人気若手俳優の集まった現場はいつも明るく、テンションが高かった
という。

杉奈の実験台となる首藤を演じた溝端は、NECKマシンの中に入って舞台挨拶に登場。
相武は「NECKマシンがこんなに似合うのは溝端くんだけ。こんな姿はもう見られないのでじっくり見てください」
とにっこり。
溝端は、客席から「かわいい〜」と声をかけられ、しきりに照れていた。

風変わりな大学院生・真山杉奈(相武)はお化けを作り出す謎の木箱“NECKマシン”を開発し、
彼女に恋した大学生・首藤友和(溝端)ら仲間たちと共に実験を開始する。

お化けを生み出そうとする若者たちの
大騒動を描く青春ラブコメディ
『NECK ネック』の完成披露試写会
が都内のホールで行われ、
主演の相武紗季、溝端淳平、
白川士監督が舞台挨拶に登壇した。

http://www.project-neck.com

8月21日(土)より 新宿バルト9 他
全国公開

取材・撮影: 能登春子

[8月14日アップ]


オフィシャルサイト

http://www.okannoyomeiri.jp/

写真左から桐谷健太、大竹しのぶ、呉美保監督、宮崎あおい、
       國村隼、絵沢萌子

壇上には金屏風、会場には円卓がいくつも作られ、
まるで披露宴会場のような雰囲気のなか、会見は
スタートした。

呉監督のお母さんからは監督に、「あなたなら俳優さん、スタッフさんの味を
ひきたたせて後をひく映画を作ると信じてます。周りの方々に感謝を忘れず
にこれからもあなたらしい映画を撮り続けて下さい。家族みんなで見守って
います」と嬉しい激励のメッセージが届いた。

呉監督は「今回のキャストの皆さんがご自身のキャラクターの掘り下げをすごくしてくれる方達
だったので、自分が思った以上に表現できた作品だと思っています」と自信を持ってアピールした。

大竹は「映画もお芝居も観る人によって感じる所が違うので、あおいちゃん位の女の子もそうですし、
私くらいの人もそうですし、色々な人に観てもらいたい」とメッセージした。

作品の見所について宮崎は、「例えばお母さんとの関係に悩んでたりとか、甘えるのはとてもいい事だとは
思うのですが、お母さんに言いすぎてしまったりして悩んでる友達も周りにいるのでそういう人にこの映画を
観てもらいたい。親と一緒にいられる時間は人生の中で短い時間だと思うので一緒にいられる時間の
大切さ、尊さをこの映画を見た時に思ってもらえると思うので同年代の女性に見てほしいですね」と
メッセージした。

國村は「常識に捕らわれないで、それぞれのスタイルで生きていくという
ような、関西人独特のある種の特徴みたいなものは、関西を舞台にして
るから成り立っているのかなと思います。
そして、監督は、非常にタフでかっこいい男前の女性でした」と監督を
称賛した。

大竹の恋人役を演じた桐谷は大竹について、
「お会いする前から大好きだったし、お芝居して
もっと好きになりました」と嬉しそうにコメントした。

大竹は
「私も楽しかった。あおいちゃんとは初めてだったんですけども、お芝居を
しっかりしていて素晴らしい女優さんで、あえてコミュニケーションとろうと
しなくても、無理しないでそこにいられる環境だったのがすごく嬉しかった。
寒い京都で撮影しましたが、みんなでコタツに入りながら休憩時間に
色々な話しをしたり、美味しい物を食べに行ったりして、楽しい一ヶ月
でした」と振り返った。

宮崎と大竹、二人の初共演が話題になっているが、宮崎は大竹の印象を
「しのぶさんのスタッフの方に対する接し方がとても素敵だなあと思いました。
例えば、最後の撮影が終わって挨拶をし終わった後、一人一人に握手を
しにいく姿を見て「なんてすごい人なんだろう」って…。そばで見ていて勉強に
なる事も沢山あったし、すごくキュートな方で、そばにいれて幸せでした」と
語った。

呉監督は作品について、
「母と娘の不変性の中の愛というものを自分なりに描きたかった。
大竹さん、宮崎さん、本当にこの2人でしか出来ない母と娘を
演じて頂き、2人は役を超えた何かすごい縁で結ばれていると
思えたので、それがきちっと作品に出たと確信しています」
と心情を述べた。

作品にも出演している友近は、「呉監督の描く映画や小説やCMやどのジャンルも温かさが最後に残ります。
普段ほとんど当たり前過ぎて意識していない家族のあり方を再確認する時間をいつも与えてくれます。きっと
呉監督の作品に出会うと家族崩壊率は減るんじゃないでしょうか。ハレルヤ!」。

この日、友近や監督のお母さんなどから祝電が来ており、披露された。

味のある脇役が定評の絵沢は
「映画に参加出来て本当に嬉しかった」
とコメントし、現場の雰囲気については
「撮影現場に初めて入ったとき、すごく
静かで、ピーンと張り詰めてる感じがあっ
て、圧倒されました。だけど、とても楽しい
現場でした」と語った。

國村は
「なんかこちらから見ていると本当に
結婚式の披露宴の席についたよう
な、この作品の撮影がまだ続いて
いるような感じがします」と感想を
述べ、続けて、
「この作品は、非常にストレートで、
呉監督は初監督ですが、堂々と
した作品に仕上がっています。
一人でも多くの方に見て頂きたい
と思っています」と語った。

桐谷は
「本当に温かい素敵な作品が
出来たと思います。この作品に
関われて本当に幸せだなと思い
ます」と作品をアピール。

母の突然の結婚に戸惑い、意固地になってしまう
娘と、自由奔放な母親。
そんな母と娘2人の日常の中に流れる細やかな
感情や周りの人たちの擬似家族関係の温かさを
描いた感動作。

映画『オカンの嫁入り』記者会見が
明治記念館で行われ、
宮崎あおい、大竹しのぶ、桐谷健太、
絵沢萌子、國村隼、呉美保監督が
登壇した。

9月4日(土)より 角川シネマ新宿他にて
全国ロードショー

取材・撮影: 宮島一美
 協力:福住佐知子

[2010年8月28日アップ]


オフィシャルサイト

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