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続けて「女優さんたちが惜しげもなく、台本をしのぐ芝居をしている。そこまで
見せていいのかと爽快な気分になった。不思議な極上の笑いがある作品に
なったと思います」と本作への思いを語った。
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さらに、「若い人にこそ観てもらいたい。さまざまな世代から見た愛の形とは、
若いとなかなか理解できない部分が多いかもしれないが、その意味を
理解できるときが必ずくる。その経験を味わってもらいたい」と作品をアピールした。
写真左から 行定監督、野波麻帆、風吹ジュン、阿部寛、小泉今日子、忽那汐里、井上荒野
映画『つやのよる ある愛に関わった、女たちの物語』の完成会見が都内ホテルにて行われ、
阿部寛、小泉今日子、野波麻帆、風吹ジュン、忽那汐里、行定勲監督、原作者の
井上荒野が出席し、撮影エピソードや作品のテーマである愛について語った。
本作は、直木賞作家・井上荒野の小説を映画化。それぞれの男女が愛のありかを探す、新たな恋愛群像劇。
豪華女優陣キャストに囲まれた阿部は「うれしいですね」と素直な感想を述べ、
「ポスターを見て、僕自身が全ての女優さんと絡みがある、ベッドシーンがあるように
誤解されますが、そうじゃない(笑)」と語り、「女の人があまり人に見せちゃいけない
姿が凝縮されています」とコメント。
女優陣は、夫や恋人がかつて関係をもった艶(つや)という女性の存在に困惑しながら、
それぞれの“愛”を追い求める女性たちを演じている。
「日本にはあまりない、大人の恋愛アンサンブル」(小泉)、
「男女のかわいさとおかしさが詰まったすてきな作品」(野波)、
「ふだんとは違った役者さんの顔が見られる。特に阿部さんの(体の)絞り方が
すばらしい」(風吹)、
「大先輩が集う作品にたずさわれるのはうれしいこと」(忽那)とそれぞれがコメントした。
「それぞれの考える愛とはどのようなものか」との問いに、風吹は、
「私は幸せなことにいつも愛する人がいて、役者としては未熟ですが、
人間としてはとても幸せだと思います」とコメント。
小泉は「最近は老眼が悪化しちゃって、遠くの愛しか見えないんですよね」
と照れ隠しの回答をし、会場の笑いを誘った。
阿部はそのコメントに苦笑いしながら、「これからも愛を感じられる生き方を
したいです」と語っていた。
昨年12月に俳優の水上剣星との結婚と
妊娠を発表した野波は
「6月に出産も控え、新しい生活に期待して
います」と幸せそうな表情で喜びを語っていた。
作品のメガホンを取った行定監督は
「心から望んだ人たちに集まっていただき、感謝しています。愛とはあいまいゆえ、
表現の可能性がある。それを描く上でこの顔ぶれが絶対必要だった」とベスト
キャスティングに満足な様子。
1月26日より全国公開
取材・撮影 福住佐知子
主人公を演じた阿部さんは、劇中で激ヤセの姿を披露し、役者魂を見せている。
この日の女優陣はそろって白の衣装。それぞれの個性と美しさを際立たせていて素敵だった。
==ライターのひとりごと==
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ビョンホンは
「初めての時代劇で、王の役も初めて。でも、今回時代劇だから挑戦しようと
したわけではなく、物語が非常に素晴らしく、楽しい作品に思えたので決めた。
今作で新しい経験をして、多くのことを学んだ」と出演を決めた理由を説明した。
映画『王になった男』の来日記者会見が都内ホテルにて行われ、韓国の人気俳優イ・ビョンホンが登壇した。
本作は、実在した朝鮮15代目の王・光海の秘密に迫る歴史大作。ビョンホンが理想を見失った暴君と、
王の影武者で正義感あふれる庶民の二役を演じている。
『拝啓、愛しています』のチュ・チャンミンが監督を、『オールド・ボーイ』のファン・ジョユンが脚本を担当した
本作は、韓国の観客動員数歴代3位の大ヒットを記録した。
韓国のアカデミー賞といえる大鐘賞で、史上最多の15部門を制した話題作。
ビョンホンは「来日するのも久しぶりですし、こんなふうに記者の皆様の
前で会見するのも久しぶりで、非常に嬉しくて胸がときめいています」と
キラー・スマイルを見せ、ご機嫌な様子。
大ヒットした要因を聞かれたビョンホンは、
「イ・ビョンホンが出演しているから(笑)。冗談です」とユーモアたっぷりに答え、
会場を沸かせた。
「史実がベースになっている点はもちろん、王に対するうっぷんや不満が、
道化師を通して解消される展開に観客は痛快さを覚えてくれたのだと思う」
と分析した。
「俳優として、気を付けていることは?」との質問には、
「僕はよく、後輩に『分別を持ってはいけない』と言っている。俳優、アーティストというのは奇抜なアイデア、創意工夫が
必要だから。いくつになっても少年の気持ちを持っていたほうがいいし、そのほうがいろんないいアイデアが浮かび、それを
また表現できる」と熱く語った。
また、劇中で披露している韓国舞踊については
「最初は簡単だと思ったのだが、実際にやってみると本当に大変だった」と話す。
「基礎から学ばねばならず、歩き方ひとつとってみても、マスターするのは大変なことだった。当初、舞踊のシーンは
最初に撮影する予定だったが、練習が必要だったため最後に撮ることになったほど」と撮影秘話を披露した。
最後に
「もし自分が王様だったらどうだったか、と考えながら観ると楽しむことができるし、痛快な気分を味わえる作品。
韓国の歴史や文化を知らなくても気楽に観ることができるから大丈夫。ロサンゼルスやイギリスの観客にも
楽しんでもらえたよ」と見所をアピールした。
ビョンホンは、6月公開予定の
『G.I.ジョーバック2リベンジ』、
8月に全米公開が予定されている
『RED レッド』(10)の続編にも
出演している。
2月16日より丸の内ルーブル他にて
ロードショー
取材・撮影 福住佐知子
初挑戦の時代劇でビョンホンさんは王と平民の二役を演じている。平民役にはかっこ悪い下品な
シーンもあったが、見事に演じきっている。あらためてビョンホンさんの演技力の高さに驚かされた。
==ライターのひとりごと==
オフィシャルサイト
綾野剛
池松壮亮
伊藤歩
最後に、高良は
「作品を観た後は、日常の平凡さが特別なものに感じてもらえると思う。
観たあとで、皆さんの中でこの作品が続いていき、育っていく映画だと
思います」と客席に呼びかけて締めくくった。
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映画『横道世之介』の完成披露上映会が行われ、舞台挨拶に高良健吾、
吉高由里子、池松壮亮、伊藤歩、綾野剛、沖田修一監督が登壇した。
舞台挨拶を前に行われたレッドカーペットイベントでは、大学時代の世之介が
サンバサークルに所属していたことにちなみ、現役の大学生サンバ隊が登場し、
ラテンのリズムに乗って陽気なダンスを披露。
吉高は「こんなの初めてで気が動転してお辞儀をするのを忘れました」と驚き、
高良は「自然と体が動きますね」と楽しげに話した。
原作は、2008〜09年に毎日新聞で連載され、2010年本屋大賞3位、
第23回柴田錬三郎賞を受賞した人気青春小説。
1980年代を舞台に、長崎の港町から上京した大学生・横道世之介(高良)、
恋人で社長令嬢の与謝野祥子(吉高)らが青春を謳歌する姿が描かれる。
主人公の横道世之介を演じた高良は
「公開が近づき、僕らの手を離れるのが寂しくてしょうがない」と役柄への深い愛着を
語り、沖田監督とコラボ4作目にして初の主演に「沖田組は大好きで、主演で呼んで
くれたことが嬉しくて、台本も読まずに出演を決めました。幸せな時間だった」としみじみと
振り返った。
さらに、「僕は他の同世代の中でこの役で得してます。本当に素敵な作品ができて嬉しい」
と感無量の様子だった。
ヒロイン役の吉高も
「すごい過保護のように、こんなかわいがった作品は初めて。この作品が大好きです」と
きっぱり。思い入れの深い作品になったことを明かした。
また、同作でお嬢様役を演じた吉高は「撮影期間中はずっと『わたくし』って言うので、
プライベートでも“わたし”ではなく“わたくし”を使っていた」と役作りを振り返った。
そんな口調の変化に、周囲は「あえて突っ込まないでくれた」と楽しそうに明かしていた。
ほかのキャストたちもそれぞれに、本作の世界観にすっかり魅了された
様子で、「大好きな作品」と口をそろえた。
沖田監督は「高良君はもちろん、キャストの皆さんがいい表情をしている。
一緒に仕事できて良かった」と感謝の言葉を述べた。
2月23日より新宿ピカデリー他にて
全国公開
取材・撮影 福住佐知子
レッドカーペットで行われたサンバ隊の陽気な演奏とダンスは、見ていて楽しかった。キャスト陣も
明るくて楽しいリズムに満面の笑顔。立ち止まってお辞儀をするのを忘れた吉高さんが可愛かった。
==ライターのひとりごと==
オフィシャルサイト
本作は、『ワイルド・スピード』シリーズのポール・ウォーカーが主演とプロデューサーを務める
サスペンス・カーアクション。
全編が車内搭載カメラで撮影され、車中からの視点のみで描かれる。
また、映画にちなんで「思わず逃走したくなった瞬間」を聞かれると、
「お正月に大阪の実家に帰ったとき、外出するときに節電のためにとブレーカーを落として出かけ、冷蔵庫の中のものを
全部だめにしたんです。そのときは家を出たいと思いました」とコメントした。
映画『逃走車』公開直前大ヒット祈願!
イベントが都内にて行われ、同作の
宣伝隊長に就任した元AKB48の
増田有華と鈴木拓(ドランクドラゴン)が
出席して映画をアピールした。
増田は、昨年12月の第2回AKB紅白歌合戦のステージを最後に
AKB48脱退後初めて公の場に登場。
4月から初の冠番組がスタートする増田は、ヒット祈願とともに
「今年はいろんなことに挑戦したいので、全てうまくいきますように!と
お願いしました」と笑顔で報告。
一方の鈴木は「炎上しないように誓った」と明かし、
バラエティー番組「逃走中」で途中リタイアしたためにブログが炎上したことを
振り返っていた。
また、鈴木は「相方の塚地が結婚できてないので、結婚できるようにお願い
した」と相方思いの一面もみせていた。
さらに自身の結婚生活にも触れ、夫婦円満の秘訣は「何につけても絶対
言い返さなくて、奥さんのしもべとして働くことです」と言い切った。
それを聞いた増田は「わたしも関西出身で気がキツイので、そういうタイプの男性の方がいいかな」と男性の好みを
吐露。
さらに増田は「気が弱い男性よりは(映画みたいに)正義感が強くて女性を守り抜く真っ直ぐな男性の方がいいと
思うけど」と自身の恋愛論も展開した。
この日、主演のポール・ウォーカーから増田に、
「この映画の宣伝隊長になってくれて有難う。
人気者になる秘訣を知っている彼女に応援して
もらえるなんて、大ヒットのお墨付きをもらったも
同然だね!」と感謝のコメントが届いており、
増田は大喜び。
「すごい迫力があってハラハラドキドキできる。
刺激が欲しい方はぜひ」と作品を熱くアピール
していた。
2月23日より新宿ミラノ他にて
全国ロードショー
取材・撮影 福住佐知子
AKB48脱会後、初の公の場となった増田さんは元気な笑顔で復帰を報告。
鈴木さんはブログの炎上に不満を抱いており、「ブログ炎上評論家になってやる」と
開き直っていたが印象的だった。
==ライターのひとりごと==
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トラブルが起きた旅客機の奇跡の緊急着陸で多くの命を救った
ウィトカー機長(デンゼル)だが、血中からアルコールが検出され、英雄から
一転、“犯罪者”として疑惑の目を向けられる…。
人間の善と悪に迫り、真の正義とは何かを訴える。
映画『フライト』の来日記者会見が
都内ホテルにて行われ、
主演のデンゼル・ワシントン、ロバート・
ゼメキス監督が出席した。
この日は、プロデューサーのウォルター・F・パークスとローリー・マクドナルドも出席した。
本作は、『フォレスト・ガンプ/一期一会』のゼメキス監督とデンゼルがタッグを組んだヒューマン・ドラマ。
第85回アカデミー賞で主演男優賞、脚本賞にノミネートされている。
デンゼルは、 映画『グローリー』(1989)でアカデミー賞助演男優賞、
『トレーニング デイ』(2001年)で主演男優賞と、これまで2度のオスカーに
輝いており、今回受賞すれば3度目の受賞となる。
デンゼルは、アカデミー賞への意気込みを聞かれ、
「もし賞を取ったら、日本語で『アリガトウゴザイマス』と言うよ」と笑顔で
宣言していた。
映画『サブウェイ123 激突』(2009)のプロモーション以来、4年ぶりの
来日となったデンゼルは、
「誇りに思っている作品を携えて来日することができて嬉しい。『フライト』は
とにかく脚本が素晴らしかった。脚本に忠実に、起伏の激しい主人公を
演じたよ。(パイロット役なので)フライトシュミレーターの訓練は楽しかったよ」
と役づくりを振り返った。
さらに「ジェットコースターのような起伏のあるキャラクターを演じるためには、
色々な人に話を聞いてかなりリサーチをしたよ。役柄へのアプローチにはた
くさんの種類があると思うんだけれど、私はまだ『完全に役柄をつかんだ』
という感覚は持ったことがないんだ」と名優はあくまで謙虚に語った。
そんなデンゼルをゼメキス監督は
「一緒に仕事をして、ワクワクして興奮したよ。最も驚かされたのは、
わたしが極力演出しなくても、彼の(演技の)選択がすべて正しかった
ということだね」とデンゼルの演技力を絶賛。
それを聞いたデンゼルは
「監督は非常にリラックスできる環境、何でも試せる環境を作ってくれた。
不安を感じることはなかった。すごくやりやすかった」と語り、互いに称賛
していた。
授賞式を控えた今の心境を聞かれたデンゼルは
「私の哲学は、日々を精一杯生きるということ。ベストな人間になるべく
努力している途中です」と語っていた。
3月1日より丸の内ピカデリー他にて
全国ロードショー
取材・撮影 福住佐知子
主演俳優と監督が絶妙なコラボーシーョンをかもしだした作品は、やはり納得の仕上がり。
監督から「見ているだけで、わくわく興奮したよ」と言わしめたデンゼルの名優振りを堪能できる
映画だ。
==ライターのひとりごと==
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ゴリも「さっき、『ゴリさん出ているんですか?』って聞かれて、アフレコなのに(劇中に)
出演しているわけないじゃないか」と平の天然エピソードを披露し、平をドキマギ
させる一幕もみられた。
映画『ジャックと天空の巨人』のアフレコ取材が都内スタジオで行われ、日本語吹き替え声優に決定した、
ウエンツ瑛士、平愛梨、ゴリ(ガレッジセール)が都内スタジオで行われた公開アフレコ会見に出席して
意気込みを語った。
本作は、名作童話「ジャックと豆の木」を『X−MEN』シリーズのブライアン・シンガー
監督が手掛けた3Dアドベンチャー。
中世のイギリスを舞台に、巨大な豆の木が伸びた先にある天空で暮らす巨人たちと、
彼らがたくらむ地上の制圧を阻止しようする人間たちの壮絶な死闘が描かれる。
主演の農夫・ジャック(ニコラス・ホルト)の吹き替えに挑戦したウエンツは
「今までやった役の中では一番普通で、役づくりをしても監督から『とにかく普通で』
と言われて、逆にそれが大変でした」と苦労したというアフレコを振り返った。
ジャックたちを襲う巨人のファロン将軍役のゴリも、
「見た目はゾンビで、身長8メートル。怖いイメージで低い声を作ったら、監督から
『すごくいいけど、感情を出すというより棒読みで。もうちょっとゴリさんの中にある
巨人を出して』と言われて、俺の中に巨人っぽさがなくて困った」と振り返った。
今回が吹き替え初挑戦となった平は
「すごく楽しかった。絶叫マシンに乗ったみたいな気分」と大興奮。
自宅で練習に励んだことを明かし、「全部の役をやってみたんですけれど、やっぱり
わからなくなっちゃった」とコメントすると、
ウエンツは「え? 全員のセリフを練習したの?アフレコ前にも『わたし、とにかく
楽しくてセリフに書いていないことも言っちゃう』って言っていて、それは違うと思った」
と平の天然ぶりに驚きを隠せない。
それでも平は、初挑戦に意欲満々で、「走ったり、実際の動きを声で表現するのは
難しい。でも、とても勉強になりました」と手応え十分。
勇敢なプリンセス・イザベル役がすっかり気に入った様子。
そして「今後は、オオカミ少女をやってみたい。狂っちゃう役とかよくわからない役を
やってみたい」とさらなる意欲をみせていた。
3月22日より丸の内ルーブル他にて全国ロードショー
(3D/2D吹き替え版同時公開)
取材・撮影 福住佐知子
バラエティー番組で天然振りを発揮させている平さんは、この日も天然ぶりを炸裂。
的外れなコメントをして、ウエンツさんやゴリさんを煙に巻いていたのが印象的だった。
==ライターのひとりごと==
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公開中の映画『ジャンゴ 繋がれざる
者』のプロモーションのために
レオナルド・ディカプリオが緊急来日して
都内で記者会見を行った。
レオの来日は、2年8カ月ぶり8度目と
なる。
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1859年のアメリカ南部ミズーリ州を舞台に、
賞金稼ぎのキング・シュルツと出会った主人公
のジャンゴが、生き別れた妻を取り戻すため、
悪徳農園オーナーのキャンディ(ディカプリオ)に
生死をかけた戦いを挑む姿を描く。
本作は、『イングロリアス・バスターズ』(09)以来、
タランティーノ監督3年ぶりの監督作。
第85回アカデミー賞で監督賞(クエンティン・
タランティーノ)と助演男優賞(クリストフ・
ヴァルツ)の2冠に輝いた。
タランティーノとは初タッグで
「僕は、尊敬する革新的な仕事をしている監督と仕事をしたいと思っている。
以前から一緒に仕事がしたかったし、実際、監督としても脚本家としても
突出した才能の持ち主だと感じた」と絶賛した。
同作でレオが演じるのは、奴隷デスマッチ観戦が趣味という残虐な暴君の
カルビン・キャンディ役だ。
初めて本格的な悪役に挑戦したレオは
「タランティーノはページから飛び出すような悪役を描いてくれた。キャンディは
アメリカ人が触れたくないような、腐敗を象徴したような役。とにかく憎むべき
ひどい人物だよ。だからこそ、演じたいと思ったんだ。自己陶酔して演じることが
でき、俳優として解放感を感じられた」と充実の笑顔。
また、印象に残っているシーンとして、キャンディが骨相学について熱く語る
シーンをあげた。
割れたグラスの破片が手に刺さってしまったことを明かしたレオは、
「テーブルが血だらけになったが、このシーンを使ってくれたら最高だと思って、
そのまま撮影を続けたんだ。ジェイミー・フォックスは『ええ!?』という顔をしていたし、
タランティーノも心配していたが、そのシーンを本編に使ってくれた」と驚きの
エピソードを披露し記者たちを驚かせた。
レオは、1月に独紙で「正直、くたくただよ。長い長い休暇を取ることにした」と休業宣言とも受け取れる発言をして以来、
初めて公の場に登場。
「あれは大げさに報じられただけ(笑)。この2年で3本の作品に出たので、ちょっと休憩したいと言っただけなんだよ(笑)。
僕が、大好きな俳優業をやめるつもりはないよ」と俳優業を引退するつもりはないことを明言した。
今後についても「興味深いプロジェクトがあれば、積極的に参加したい」と抱負を語り、「慈善事業や環境問題にも
取り組んでいくつもり。そうすることで自分のなかでバランスを取ることは意義があること。ぜひ皆さんにも関心を持って
もらいたい」と熱く語っていた。
公開中
取材・撮影 福住佐知子
今年はトム・クルーズから始まり、ハリウッドから大物スターの来日が続いている。
レオはすっかり大人になって、大スターの風格と貫禄が身についたようだ。
今後の活躍がますます楽しみ。
==ライターのひとりごと==
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そんな松嶋について三池監督は
「マイナス点も感じ方で乗り切れる発想がすごい人」と松嶋の女優魂を絶賛。
映画『藁の楯 わらのたて』の完成報告会見が
都内にて行われ、大沢たかお、松嶋菜々子、
藤原竜也、三池崇史監督が出席した。
本作は、木内一裕氏の同名小説を映画化する
サスペンスアクション。
殺害依頼に10億円の懸賞金が懸かった凶悪殺人犯
(藤原)を護送するSPたちの活躍や苦悩を描く。
大沢と松嶋は三池監督とは初タッグとなる。
「これほど、手足を縛られた感覚で仕事をしたのは
初めてでした。こんなことができるんだという日々の
連続で役者冥利に尽きます」と手ごたえを感じて
いる様子。
さらに、「監督には全幅の信頼を寄せています。
自分で演技をなさって演出をされるのですが、
それが上手なので微妙にプレッシャーになって
くるんですよ」と語った。
主演の大沢が演じるのは、警視庁警護課のSP・銘苅役。
大沢は本作について
「近年ないスケール感やスピード感。あっという間の2時間です。日本の俳優たち、
スタッフたち、監督が挑戦して、高いハードルを乗り越えて撮った作品です」と熱く
アピールした。
銘苅の同僚役の松嶋は、本作の役作りのために肩まであった髪をばっさりと
ショートカットに。
「屈強な男性に見えるように動きとか見た目、しゃべり方に気をつけました」と語る。
9歳の息子と2人で暮らすシングルマザーのSP役であることから、「仕事は仕事と、
集中力で分けるというのが共感できます。同じ子持ちとして、自分には守るものが
あるというのは、役作りの気持ちの深いところで役立たました」と深く共感を持って
演じたことを明かした。
凶悪殺人犯・清丸を演じた藤原は、松嶋たちSPに暴言を吐くという役柄だが、
藤原は「ちゃんと謝りながら撮影していました」と苦笑。
また、「日本全国民に嫌われたいなと思ってやっていました」と役にどっぷりのコメント。
三池監督は豪華キャスト陣について
「撮っていて喜びを感じる人たち。ワクワクした」と充実感あふれる表情を見せた。
同作は、台湾で新幹線の撮影を行うなど、スケールの大きな作品となっている。
大沢たちの他、岸谷五朗、永山絢斗、伊武雅刀らも出演。
主題歌は歌手の氷室京介さんが書き下ろした「NORTH OF EDEN」が起用されている。
取材・撮影 福住佐知子
鬼才・三池崇史監督が情熱を注いだ作品であると同時に、豪華俳優陣も
ピリッとした空気の中での撮影だったことがうかがえる会見だった。
これだけ個性派の俳優陣が出演しているのなら、この会見で全員を見たかった。
==ライターのひとりごと==
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4月26日より、新宿ピカデリー他にて
全国公開
亀梨は33役に挑戦するという大変な役柄なのに、早着替えに慣れてるジャニーズで良かった」と
ポジティブシンキングで、感心した。
33役の中には見て欲しくない役柄もあるとかで、どの役柄かはぜひ劇場でチェックして探して欲しい。
本作は、第5回大江健三郎賞を受賞した星野智幸の小説が原作。
テレビドラマ「時効警察」や映画「インスタント沼」の三木監督がメガホンを取る。
郊外の家電量販店で働く主人公・均(亀梨)が、なりゆきで「オレオレ詐欺」をしてしまったことから、
“俺”が増殖していき、やがて“俺”同士の削除が始まる…という摩訶不思議な物語。
「KAT−TUN」の亀梨和也主演の映画「俺俺」(三木聡監督)の大ヒット決起イベントが都内iにて行われ、
亀梨の他に、共演の内田有紀、加瀬亮、三木聡監督が出席した。
同映画で1人33役をこなしている亀梨は、
「とにかく全シーン出演で、台本も丸暗記くらいの勢いで。大変だった記憶もないくらい濃厚だった」と撮影を振り返り、
「ずっと着替えていたんですが、コンサートでの衣装の早着替えが役に立ちました。ジャニーズで良かった」と笑顔で語って、
会場を沸かせた。
ミリタリーマニアの俺、巨乳の俺、全身タトゥーの俺など個性豊かな俺たちを亀梨がすべて演じている。
複数キャラクターの演じ分けは、「デジャブみたいな感じ。時間が進んでいるんだか何なんだか、不思議な経験だった」と
述懐した。
ミステリアスなヒロイン・サヤカ役の内田は
「すごく楽しかった。最初から“謎の(ヒロイン)”ってついているから自由で、何でもあり
だったので、三木監督の世界観にどっぷり浸っていた」と撮影を振り返り、
亀梨については「本当に大変なのに全然大変そうにやらないので、こっちも頑張らなきゃ
って思った」と亀梨のやる気に称賛を送った。
均のイヤミな上司・タジマ役の加瀬は
「亀梨さんは撮影がかなり大変だったと思うけど、僕がさらに芝居を通して追い込む
という役柄で、僕には楽しい経験だった」と笑顔で語った。
三木監督は、亀梨について
「演技に対するモチベーションが高い。(複数の俺の演技を合成するため)精密な
動きをしなきゃいけないのに、カメラマンが“亀梨最強説”を唱えるほどだった」と
大絶賛した。
亀梨には公開日まで“33のミッションに挑戦する”という課題が出され、
「33回連続でライター着火」「毎日、33字“俺”と書く」など一部の企画が
発表された。
半ば強制的に契約書にサインさせられた亀梨は、
「公開まで頑張って俺を増殖させていきたいと思う。楽しみにチェックして。
俺、やります!」と熱く意気込んでいた。
他の共演者には、ふせえり、岩松了、松重豊、松尾スズキら三木組の常連俳優も
顔をそろえている。
主題歌はKAT−TUNが歌う「FACE to Face」
5月25日より、全国公開
取材・撮影 福住佐知子
撮影は大変だったようだが、個性的な監督や出演者で、楽しい映画が
出来上がっている様子が感じられたイベントだった。
加瀬さんは相変わらずラフな服装で、近所のお兄ちゃん風で親しみが持てた。
==ライターのひとりごと==
オフィシャルサイト
本作は南仏アンティーブを舞台に、事故で両脚をなくし絶望したヒロイン
(マリオン)が一人の男性と出会い、生きる希望を取り戻していく姿を描く
再生と希望の物語。
映画『君と歩く世界』のジャパンプレミアが都内にて行われ、仏女優のマリオン・
コティヤールがメガホンをとったジャック・オーディアール監督と共に出席した。
マリオンの来日は、アカデミー賞主演女優賞を獲得した『エディット・ピアフ
〜愛の讃歌〜』以来6年ぶりとなる。ディオールの春らしいドレス姿を披露した。
この日は、ゲストとして女優の中谷美紀が花束を持って登壇し、日仏女優の
豪華ツーショットが実現した。
「コンニチハ」と日本語で挨拶したマリオン。
「桜の季節にやって来ることができて本当にうれしい。残念なのは、あまりに滞在時間が少ないこと。ぜひまた
来日したい」と日本のファンにメッセージを送った。
両足をなくすという難役についてマリオンは、「強いて言えば、病院で自分の足がないことに気づくシーンが
一番難しかった。でも、これほど強い存在感があるキャラクターを演じることができ、世界で最も幸運な女優だと
実感している」と手応えを示した。
中谷は、「感動しました。心を奪われました。ジャック・オディアール監督と素晴らしい信頼関係を築いて、
心から裸になって演じてらっしゃる姿に敬意を覚えます」と胸に手を当てながら作品を絶賛。
中谷から賛辞を受けたマリオンは、
「ありがとう。女優というのは深いところで何かを共有している気がします。
同じ職業をしている方から言っていただいて、心がとても動きました」と
感激の表情を浮かべ、「大好きです」と中谷にかけより熱いハグ交わす
一幕もあった。
また、中谷を間近で見たジャック・オディアール監督は、
自身の映画に起用するかと尋ねられると「ありえるかもね」とリップサービス。
それに対し中谷が「約束してくれますか?」と流暢なフランス語で返すと、
ジャック監督は「ギャラがちょっと高いかな」とジョークで返したが
「お安くしておきますよ」と中谷がさらにフランス語で返し、会場を沸かせた。
4月16日より、新宿ピカデリー他にて
全国ロードショー
取材・撮影 福住佐知子
アカデミー賞のレッドカーペットで着る衣装そのものの、マリオンのベアトップのドレス姿に
目は釘付け。思わず歓声をあげてしまった。
ディオールのドレスは、マリオンの美しい顔にベストマッチしていた。
==ライターのひとりごと==
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石井裕也監督
黒木華
写真左から オダギリジョー、松田龍平、宮崎あおい
本作は、2012年本屋大賞に輝いた三浦しをんの小説を、『川の底からこんにちは』などの
石井裕也監督が実写映画化した。
辞書(舟)を編集する(編む)人たちの姿をユーモラスに描く。
映画『舟を編む』の完成披露試写会の舞台挨拶に、
主演の松田龍平をはじめ宮崎あおい、オダギリジョー、黒木華、石井裕也監督が登壇した。
そして、「普段、何げなく使っている言葉を違う角度から
見られる映画です。デジタル化でスピーディに答えが
出ることが多い中、回り道をする楽しさを知ってもらえたら」
と作品をアピールした。
編集マン・馬締(まじめ)を演じた松田は
「辞書を作る話と聞いて、面白いなと思った。自分の
気持ちを相手にうまく伝えられない主人公が、辞書を
作りながら成長していくんです。たくさんの言葉を知って
いるのにコミュニケーションが苦手な男というところが
面白かった。すごく好きな映画なので、皆さんにも楽しんで
もらえたらいいと思う」とコメント。
松田と石井監督は1983年生まれの同い年で、松田にとっては、映画『まほろ駅前多田便利軒』、
ドラマ「まほろ駅前番外地」に続く三浦作品への出演となる。
松田に一目ぼれされる板前見習いの香具矢を演じる宮崎は
石井監督とは初タッグとなる。
「とても素敵な映画が出来上がりました」と客席に向かって呼びかけ、
「クスクス笑えるシーンもあるので楽しんでください」とアピールした。
宮崎は初の板前役で、包丁さばきや器と食材の相性などを学んだことを明かし、
「前掛けをぐっと締めると、背筋がピンと伸びる感じ」と、凛とした板前姿が
すっかり気に入った様子。
馬締の先輩編集者・西岡役のオダギリは「チャライとか、お調子者の役柄なんですが、
そのように紹介されると恥ずかしいですね」と語った。
映画のキャッチコピー「マジメって、面白い。」に絡めて、「この中で誰が一番真面目だと
思うか」という質問に、オダギリは
「自分が一番真面目だと思う。自分には甘いけど人にはちゃんとしてほしいと思う」と答えて
会場に笑いを誘った。
一方、宮崎が「黒木さんは一番好きな女優。真面目だけど
毒を持っている」と回答し、
黒木が「うれしいけど、毒ってどういうことなのかな…」と
困惑する一幕もあった。
石井監督は
「キャストの皆さんはみんな真面目で、スタッフと一丸となって
作り上げた作品です。手作りで辞書を作っている人たちに
寄り添うように作れたらいいなと思いながら作って行きました」
と仕上がりに自信をのぞかせる。
他の共演者に、お笑い界随一の読書家として知られるピースの又吉直樹が
辞書の装丁デザイナー役で、麻生久美子が女優役で出演している。
4月13日より、丸の内ピカデリー他にて
全国公開
取材・撮影 福住佐知子
本を読む機会がす少なくなっている現在、辞書作りがテーマの映画って、逆に新鮮。
辞書って、気の遠くなるような地道な作業の積み重ねの上で作りあげられていることを
知って感動する。もっと本に触れる機会を持たなければ、と改めて思わせてくれた。
==ライターのひとりごと==
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75歳のダスティンが初監督を手掛けた本作は、
引退し老人ホームで余生を送っていた音楽家たちが
かつての輝きを取り戻すために奮闘する姿を通し、
生きる希望や、愛と音楽に溢れた人生の素晴らしさを
謡い上げるヒューマンドラマ。
『クレイマー、クレイマー』『レインマン』で2度のアカデミー賞に輝いたハリウッドの名優
ダスティン・ホフマンが21年ぶりに公式来日を果たし、自身の監督デビュー作のPR会見を行った。
「妻から“この映画を撮らなかったら別れる”と言われたんだ」とユーモアたっぷりに
明かしたダスティンは、
「ピークの過ぎた人々は興味のある題材だった」と監督に挑戦した理由について
コメント。
「“人生”や“年を取ること”について描いた映画で、20代、30代には思いも
よらないが、観客にも“いつかはこうなる”と分かって欲しい。でも、どんな状態
でも人は生きることができる、と証明している」と熱く語った。
さらに
「(映画に出演している)ジャズトランぺッターのロニー・ヒューズは20年〜30年間一度も仕事のオファーが
無かったそうだし、僕も年齢のせいで役を断られたことがある。でも、引退したからと言って人生が終わった
わけじゃない。誰も悩みがない人はいない。病気、別離など、人生には試練が多いが、みんな“ベスト”を
尽くして生きている。それがこの映画のスピリットだ」とダスティン。
75歳の現在だからこそ、説得力のあ.る人生訓が数々飛び出したダスティンの会見は、“年を取るもの悪くない”
と思える人生の応援歌のような映画の魅力を余すところなく伝えた。
会見の最後には、映画のヒットを祈願して鏡開きが行われ、長年ダスティンのファンだったという
女優の樹木希林がスペシャルゲストとして登壇してダスティンと共にヒット祈願の鏡割りを行った。
70歳の樹木としばらく昔の映画談議で花を咲かせたダスティンは、
「実は僕たちは付き合ってたんだよな」とジョークを飛ばし、
樹木の肩を抱き寄せてにっこり。
これに「私は40年間別居している夫がいるんです」と樹木が返すと
会場は大爆笑に。
この意味は日本人にしか分からないが、会場の明るいムードに
気を良くしたのか、ダスティンが樹木の頬にキスする一幕も!
ユーモアと茶目っ気、優しさに溢れたダスティンが
思い入れたっぷりに作った本作には、
温かい愛と希望が詰まっている。ぜひ映画館で実感してほしい。
4月19日より全国順次公開
取材 :能登春子
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吉岡秀隆
黒木華
片岡孝太郎
倍賞千恵子
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同じく初参加の黒木華は
「監督は、ひとつひとつ丁寧に教えてくださるので、いつもありがたいです」と語った。
映画についても
「こういうタイプの映画を作るのは初めて。松さんが吉岡くんを訪ねるシーンを
撮りながら、僕まで一緒にドキドキして。初体験のような世界を恐る恐る
たどっていきました」と新鮮な思いを口にした。
本作は、中島京子の第143回直木賞受賞作が原作、東京郊外の“小さいおうち”で起こった
恋愛にまつわる事件の真実が、戦前の昭和と、平成の2つの時代を通してひも解かれていく。
山田洋次監督の第82作目となる映画『小さいおうち』の製作会見が東宝スタジオにて行われ、
山田監督を筆頭に、松たか子、吉岡秀隆、黒木華、片岡孝太郎、妻夫木聡、倍賞千恵子が
役衣装で出席した。
この日、山田組が総力をあげて作り上げたセットもお披露目された。
原作を読み、「ぜひ映画化したい」と思ったという山田監督は、すぐに中島氏へ
手紙を書いたという。
「こんなことは今までなかった。何とも言えない色気の向こうに不安が隠されている
作品で、読みながらドキドキした」と原作にすっかり惚れ込んだ様子。
“昭和パート”の時子役の松は、『隠し剣 鬼の爪』以来、約9年ぶりの
山田組となるが
「とても楽しい濃い撮影です。監督はもちろんスタッフ、共演陣の皆さんに、
時子にしてもらっている感じで、とても幸せです」と充実感溢れるコメント。
山田組初参加の片岡孝太郎は
「僕は即興性とかができない人間なので、迷惑かけちゃって」と恐縮顔。
また、平成パートの主人公・タキを演じる、山田組は常連の倍賞は、
「久しぶりの山田監督の作品に身を置いて、楽しく撮影ができたらなと思っております」と語った。
出演は2007年の『母べえ』以来となる。
同じく、山田組常連の吉岡も「山田組で興奮している日々です」と語り、
『東京家族』に続いての参加となった妻夫木は
「厳しくも温かくもある演出で、僕自身も成長できたので、再度、僕自身も成長できたら…」とコメント。
デジタル化が進む映画界について山田監督は、
「合理化じゃないかという思いがしてならない。僕のようにフィルムで育った人間としては、腹立たしく思えて
仕方がない。僕は、生きているうちはフィルムで撮っていこうと思っている。編集技師や録音技師たちと一緒に
仕事をしていこうと思っている」と持論を展開していた。
この日は全キャストの発表も行われた。
昭和パートに橋爪功、吉行和子、室井滋、中嶋朋子、ラサール石井、あき竹城、
笹野高史、松金よね子、秋山聡、市川福太郎、螢雪次朗、林家正蔵、
平成パートには、小林稔侍、夏川結衣、木村文乃、米倉斉加年らが出演する。
3月1日に同スタジオでクランクインした今作は、平成パートを撮影する5月に撮了予定。
2014年1月公開
81歳になる山田監督は、まだまだお元気な様子で、今後の作品にも期待が高まる。
今回は監督初となる直木賞作品の映画化。
監督が思わずドキドキしたと伝えた、松さんと吉岡さんのラブストーリーが今から楽しみだ。
==ライターのひとりごと==
取材・撮影 福住佐知子
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本作は、宮藤監督にとって『少年メリケンサック』以来となる長編監督作品で、
自らのオリジナル脚本。
団地を舞台に、エッチな妄想ばかりしている中学生男子の円山(平岡)が、
ひとりのシングルファーザー(草なぎ)と出会い、成長していく姿を描く。
写真左から 宮藤官九郎監督、坂井真紀、平岡拓真、仲村トオル、遠藤賢司
映画「中学生円山」の完成報告会見が都内にて行われ、草なぎ剛、平岡拓真、遠藤賢司、坂井真紀、
仲村トオルと宮藤官九郎監督が出席し、それぞれが中学生時代の思い出を語った。
宮藤監督と初コラボとなった草なぎは以前からドラマでの共演や
SMAPの楽曲への詞の提供など、宮藤監督とはこれまでも何かと
つながりがあったことを明かし、
「以前から一緒に仕事をしたいと思っていた」とコメント。
改めて「新しい一面、引き出しを引っ張ってくれたと思う」と語った。
劇中の円山は、少年期の監督自身を投影した存在とのこと。
中学時代は、当時のアイドルの斉藤由貴のファンで、電気屋にあった
販促の等身大パネルを家に持ち帰り「朝起きたら本物に変わってたら
いいなと思ってた」というエピソードや、「当時好きな子が4人いて、毎日
ベスト4を決めて、ちょっとずつ順位をいじくって遊んでました」と懐述し、
会場は大爆笑。
宮藤監督は完成した作品について
「みなさんに『よくやらせてもらえたね』と言われます(笑)。
ありがとうございました」と仕上がりに自信たっぷりの様子。
中学生時代からSMAPとして活躍していた草なぎは
「テレビに出てるのが恥ずかしかった。学校の人にいろいろ言われるのが…」。
初恋についても触れ、「好きな子はいました。すごいかわいくて、学年でも一番人気があるような女の子で、
かっこいい男の子と付き合っていて、悔しい思いをしたのを覚えてます」とほろ苦い過去を振り返った。
仲村は劇中で、円山の父親役と妄想の中の
ヒーロ―「キャプテンフルーツ」を演じていて、
これまでのイメージを打ち破るようなコスプレ衣装
に挑戦。
出演に対しては「躊躇はありました(苦笑)」と
本音を吐露。
妻役の坂井や宮藤監督から「かっこよかったです」
と称賛され、ほっとしたような笑顔を見せていた。
円山役の平岡は、体当たりで裸での演技にチャレンジ。
「撮影中は気にならなかったけど、脱ぐシーンとかを見て
自分は何をやってるんだろうと思いました」と照れ笑いをした。
宮藤監督からは「いま本気出さないでいつ出すんだよ?」など熱い叱責の
言葉を毎日のように浴びていたという。
草なぎはそんな平岡を「本当に頑張ったと思う。この年で前貼りひとつで
女の子の前に…。僕が彼の年だったらできなかったと思う」と平岡の頑張りを
絶賛していた。
5月18日より全国公開
この日、草なぎさんはオシャレな赤のチェックのブレザー姿で登場。ジャニーズはウェブでは
写真を使用できないので、お見せできないのが残念。
==ライターのひとりごと==
取材・撮影 福住佐知子
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さらに、
「今回の製作費の半分は私が出して、松田君のギャラは全部、僕が払っています。
尾野真千子のギャラが高かった。一人でン億円持っていっています」と冗談交じりの
コメントで周りを笑わせる。
美人バイオリニスト・弓子を演じている尾野からは冷たい視線を浴びていた。
ハードボイルドエンタテインメント映画
「探偵はBARにいる2 ススキノ大交差点」
の完成披露試写会が行われ、
舞台挨拶に大泉洋、松田龍平、尾野真千子、
渡部篤郎、橋本一監督が出席した。
本作は、札幌市出身の作家・東直己の
「ススキノ探偵シリーズ」の第5作
「探偵はひとりぼっち」が原作。
昨年公開された「探偵はBARにいる」
(2作目「バーにかかってきた電話」)の続編。
主人公の探偵と相棒の高田が様々な事件に
挑む姿を描き出す。
監督は、ドラマ「相棒」などで演出を手がけた
橋本一。
再び当たり役を演じた大泉は
「いやあ、何という人気でしょうか。あっという間に終わっちゃう
映画になっています。上映時間は10分!お見逃しなきよう」
と明るくジョークを飛ばす。
今作では、探偵のベッドシーンも盛り込まれているという。
大泉は
「冒頭に濃厚なベッドシーンがあります。PG‐12ということで、
12歳でも見られる明るい仕上がりになっております。どうぞ
ご覧ください!」と作品や撮影について熱烈にアピール。
大泉は完成した映画を観て、尾野に
「『素晴らしかった!参加してくれてありがとう』とメールを
送ったのに、まさかの無視ですよ。もうちょっとメール返せや」
と怒りをぶちまけると、
尾野は
「この人、『(前作に出演した)小雪さんは良かった』って
私の顔を見ていうんです」と負けずに突っ込み。
さらに、尾野は「私のメイク時間は45分なのに、大泉さんは
それ以上。これせなあかんから!」と指で髪をくるくる巻く
仕草を見せる。
2人の夫婦漫才のような掛け合いに客席は大爆笑。
大泉の相棒を演じた松田は
「大泉さんに会った時、“帰ってきたな”と思った。僕自身、好きなコンビなので」とコメント。
さらに「大泉さんからしゃべりの技術を盗みたかったが、やっぱり無理でした」と告白。
大泉は、その発言を受けて「みじんも感じなかった」と突っ込んで、会場を笑わせた。
探偵大泉と松田が演じる高田の“迷コンビ”ぶりも見どころのひとつ。
大物政治家・橡脇孝一郎を演じた渡部について、大泉は
「渡部さんがいるときの現場のピリピリ感がすごかった。『俺は(撮影は)長くはしないよ』
って空気を出していて、2日掛かるかもしれないってシーンがその日の夕方に終わった」と
渡部のモノマネまで挿入しながら述懐し、会場を笑いに包んだ。
最後に、大泉は「前作よりスケールアップして素敵な映画になっています。3、4、5と
まだまだ作っていきたい」と熱くアピールして、笑いにあふれた舞台挨拶を締めくくった。
5月11日より全国公開
大泉さんのしゃべくりの面白さは天才的。誰が何を話しても茶化してしまう。
特に尾野さんとのやり取りは、まるで夫婦漫才のようで、腹を抱えて笑わせてもらった。
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取材・撮影 福住佐知子
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武井咲、ソ・ジソプ、ハン・ヒョジュ、シャーリーズ・セロン、渡部篤郎、ジョニー・デップ、ウィル・スミス、吉永小百合、ソン・ユリ、チョン・ギョウン
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