近日公開
ライター:能登春子
主人公は、屈折した青年・永田(山ア賢人)。
中学からの友人と立ち上げた劇団「おろか」で脚本家兼
演出家を担うが、彼の前衛的な作風は酷評されていた。
それでも自分を曲げず、意見した劇団員に暴言を吐くなど、
独断的な永田に劇団員たちは離れていき、劇団は解散
状態となる。
純粋で未熟な2人のぶつかり合いは子どもじみて共感度が薄い気もするが、
「恋愛がわからない」又吉だからこそ生まれた、壮大な恋愛劇へと発展する。
〈愛している〉だけではうまくいかない男女の関係を丹念に紡ぎ出すのは
、『世界の中心で、愛をさけぶ』の行定勲監督。
映画ならではのドラマチックなラストシーンまで、緻密に計算された演出力が冴える。
CINEMAライター 能登春子木香圭介/宮島一美/石倉ことこ
オフィシャルサイト
原作は、お笑い芸人にして長編小説デビュー作で
芥川賞作家となった異才、又吉直樹渾身の恋愛小説。
独身の男性芸人たちで結成された「アローン会」の
主要メンバーになるなど、「恋愛がわからないからこそ、
書きたかった」という又吉が突き詰めた、複雑で独特な
〈愛の形〉が見事に映像化された。
そんな悲惨な状況で呆然と渋谷をさまよっていた永田は、自分と同じスニーカーを履く女性・
沙希(松岡茉優)を見かけ、普段からは考えられない積極さで声をかける。
沙希は怪しい風貌の永田に驚きながらも、すぐに心を開く。
女優になる夢を抱いて上京し服飾の学校に通う沙希は、不器用な永田を強く信じ、優しく
励まし続ける。
互いを求めるように永田と沙希は同棲を始めるが、穏やかな日々は続かない。
理想と現実の間で不安と葛藤を抱える永田にとって、沙希の優しさは諸刃の剣となる。
永田は沙希の想いに応えられない苛立ちを沙希にぶつけ、沙希は好きだからこそ永田の理不尽な
甘えを笑って受け止める。
https://gekijyo-movie.com/
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掲載リスト
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 ターミネーター
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 ジョーカー
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シネマプレイスはあんか通販とともに、楽しい情報をお届けいたします。

[5月3日アップ]
夢と愛を追う若い男女が辿り着く
究極の〈愛の形〉とは?
永田と沙希の2人芝居のような物語を演じ切った山ア賢人と松岡茉優の熱演は見応えたっぷり。
活躍目覚ましい人気ロックバンド「King Gnu」のボーカル・井口理が映画初出演を果たすのも話題。

近日公開
ライター:能登春子
不屈の黒人奴隷女性の苦闘を描く、
心に染みる愛と勇気の物語
アフリカ系アメリカ人として、史上初めて新しい米ドル
紙幣に肖像が採用された実在の奴隷解放運動家
ハリエット・タブマンの壮絶な闘いの日々を描く。
1822年、メリーランド州で黒人奴隷の家庭に生まれた
ハリエット、通称“ミンティ”(シンシア・エリヴォ)は、
6歳から家族とともにブローダス家の農場で働いてきた。
1844年、ハリエットは自由黒人のジョンと結婚し希望を
見い出すものの、自身や家族が得るはずの自由の身分を
農場主のエドワードに反故にされ、さらに農場の借金返済
のために売り飛ばされそうになってしまう。
すでに3人の姉が売られ消息不明になっていたことから、
ハリエットは「家族と二度と会えないくらいなら」と地元で
ひそかに活動していた“地下鉄道”の手を借りて、
奴隷制が撤廃されていたフィラデルフィアを目指して
脱走する。
[3月22日アップ]
命をかけてフィラデルフィアへたどり着き、自由を手にしたハリエット。
だが、ジョンを救い出すため、再び故郷へ向かう。
以来、何度も黒人奴隷たちを救い出したハリエットに対し、白人たちはハンターたちを雇って奴隷
泥棒を捕えようとする。
ロバート・ダウニーJr.が子どもたちに贈る
壮大な娯楽アドベンチャー
[4月5日アップ]
黒人奴隷制度を描いた物語を見るのは本当に辛い。
本作でも冒頭から白人のブローダス家による冷たい仕打ちにじっと耐えるハリエットら黒人奴隷
たちの姿が描かれ、胸が痛くなる。
そしてハリエットの脱走シーンも、彼女を執拗に追うブローダス家の長男ギデオン(ジョー・
アルウィン)の狂気が充満し、奴隷たちの感じた恐ろしさがひしひしと伝わってくる。
近日公開
ライター:能登春子
シリアスなストーリーだが、奴隷制に関する細かい設定が丁寧に盛り込まれており、悲惨な史実を
追随することで新たな発見がある。
現代を平和にするための勇気と愛の物語として、多くの人に観てほしい。
そんな彼が今回チャレンジするのは、
動物と話せる医者ドリトルの冒険を描いた
古典児童書の名作『ドクター・ドリトル』だ。
衝撃的なセクハラ訴訟の顛末を
3人のハリウッド女優が華麗に暴く
[3月1日アップ]
ちなみに、ハリエットの新札は2020年に発表されることになっていたが、トランプ政権
になり2028年に延期されたという。まだまだ残念なことが起こっている。
3月6日より全国ロードショー
ライター:能登春子
レネー・ゼルウィガーが華麗に復活
魂を揺さぶるパフォーマンスは必見
https://harriet-movie.jp/
オフィシャルサイト
イギリスの名医ドリトルは愛する妻リリーを亡くして以来、動物たちのためにヴィクトリア女王から
贈られた庭園で動物たちとひっそり暮らしていた。
そんなある日、女王が重い病に倒れ宮殿に呼び出されたドリトル先生は女王が毒を盛られたことを
突き止める。
唯一の解毒剤は伝説の島にある“エデンの樹”の果実。
ドリトル先生は動物たちと助手志願のスタビンズ少年とともに、その島を探す危険な冒険の旅に出る。
栄光を極めたスターが辿る波乱の人生。
1939年に公開されたミュージカル映画『オズの魔法使』
で、聡明で勇敢なヒロイン、ドロシーを好演し、17歳で
一躍スターダムを駆け上がったジュディ・ガーランドは
悲哀に満ちた人生を送った。
ロバートのほか、リリーの父で盗賊のラソーリにアントニオ・バンドラス、個性豊かな動物たちの
ボイスキャストにはエマ・トンプソンやレイフ・ファインズなどが名を連ね、豪華俳優陣のコミカルな
演技も見どころだ。
本作は、47歳の若さで死去したジュディの最後の
ステージを通して、落ちぶれた後半生を送ることになった
ジュディの苦悩とスターとしての輝きを、見事に描き出す。
初日のステージ前にプレッシャーから薬と酒を飲みすぎ酩酊状態になってしまうが、
情緒不安定のままでも一歩ステージに上がるとジュディは一流のエンターテイナーと化し、
観客を魅了する。
この驚くべきギャップを鮮やかに表現したレネー・ゼルウィガーはアカデミー賞主演女優賞
ほか、数々の賞に輝いた。
全曲をレネー自ら歌い踊るステージが圧巻で、6年間の休業を経て復帰したものの、
かつての面影を失い、活躍しきれていなかったレネー自身の華麗な復活劇にも胸が熱くなる。
2017年、ハリウッド女優たちの告発で始まった
セクハラ被害を訴える世界的ムーブメント
「#Me Too」に先立つこと1年前、
アメリカを騒然とさせたセクハラ訴訟が起こった。
https://dr-dolittle.jp/
オフィシャルサイト
1968年、度重なる遅刻や無断欠勤のせいで映画オファーが激減したジュディ(?ネー・
ゼルウィガー)は、2人の子どもたちを引き連れ巡業ショーで生計を立てていた。
ホテルの宿泊費を滞納して追い出され、やむなく元夫のシド(ルーファス・シーウェル)の
家へ身を寄せる。
シドとは子どもの親権をめぐり、もめていた。
そんなとき、ジュディにイギリスのクラブ、トーク・オブ・ザ・タウンからショーの依頼が
舞い込む。
ジュディは愛する子どもたちとの生活を守るため、単身でロンドンへ渡る。
2月21日より全国ロードショー
ライター:能登春子
リアリティを追求した2人の美しいオスカー女優に加え、注目の若手女優マーゴット・ロビーが
まさにロジャーの餌食になろうとしている野心家の新人キャスター、ケイラ・ポスピシルを好演。
トップをめざす女性たちの心理的な駆け引きと、正義をかけた戦いがスリリングに描かれている。
実力派のハリウッド女優、レイチェル・ワイズと
レイチェル・マクアダムスが紡ぐ禁断のラブストーリー。
許されぬ愛と生に苦悩する2人のユダヤ教の女性の
姿が描かれる。
[2月16日アップ]
かつて「虹の彼方に夢がある」と歌い人々に希望を与えたジュディだが、実情は映画会社の
厳しい管理に苦しめられていた。
スターで居続けるために薬漬けにされ、その影響で薬に依存し、最後には鎮静剤の過剰摂取で
急逝してしまう。
2016年、全米ニュース放送局で視聴率トップを誇る
FOXニュースのベテラン女性キャスター、グレッチェン・
カールソンが会社を解雇された末、同局の会長兼
CEOのロジャー・エイルズをセクハラで訴えたのだ。
それは同局の看板女性キャスター、メーガン・ケリー
を巻き込んだスキャンダルへと発展する。
わずか4年前に起こった有名企業の内幕劇を早くも
映画化した本作は、並々ならぬ意欲に溢れた作品だ。
新聞の死亡欄に「ラビには子供がいない」と書かれたり、父の遺産がすべてユダヤ教会に
寄付されたりと、父から自分の存在が認められていなかったことを再確認し、打ちひしがれる
ロニート。
一方、厳格な戒律に従うエスティの生活は息苦しく、エスティも幸せそうには見えない。
そんな2人が、かつて愛と希望を抱いた相手に救いを求めるのは自然な流れだろうか。
信仰によって、対照的な生き方を余儀なくされた2人の女性が選択したのは―。
1981年のロンドン初演以来、今なお世界中で愛され
続ける人気ミュージカル『キャッツ』待望の実写映画化。
ロンドンの路地裏を舞台に、人間の家族に捨てられた
臆病な子猫ヴィクトリアと、“ジェリクルキャッツ”と
呼ばれる個性豊かな猫たちとの不思議な一夜の出来事
が描かれる。
[2月9日アップ]
https://gaga.ne.jp/judy/
オフィシャルサイト
物語の軸になる実在の人気キャスター、メーガンを演じるシャーリーズ・セロンは特殊メイクを
施してメーガンに成り切り、迫真の演技を見せる。
彼女の特殊メイクを手掛けたカズ・ヒロは、『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を
救った男』に続き、2度目のアカデミー賞メーキャップ&ヘアスタイリング賞に輝いた。
一方、ニコール・キッドマンもグレッチェンの独特なアクセントやリズムをリアルに再現し、
始めはニコールと分からないほどだ。
2月7日より全国公開
ライター:能登春子
2人のハリウッド女優が美しく魅せる、
女性のための崇高なラブストーリー
子どもたちのための作品を作りたいというロバートの意向で、自身の映画製作会社チーム・
ダウニーが製作。
楽しく、ほのぼのとしたタッチの原作の世界観そのままに、最新技術を駆使して壮大なアクション
アドベンチャーに仕上がっている。
傑出した歌の才能のために、皮肉な運命に翻弄されながらも歌い続けたジュディ。
今なお、多くの人々の心を捉える代表曲『オーバー・ザ・レインボー/虹の彼方に』の
パフォーマンスが涙を誘う。
「#Me Too」の前に書かれていたという脚本は、リーマンショックの裏側を描いた
『マネー・ショート 華麗なる大逆転』でアカデミー賞脚色賞を受賞したチャールズ・
ランドルフ。
彼の脚本にほれ込んだシャーリーズ・セロンが製作を務めている。
原作はフェミニズム文学の旗手として期待されるイギリス人女流作家ナオミ・
オルダーマンの自伝的初長編作『Disobedience』。
ユダヤ教徒のレズビアンというセクシャルな題材が注目されるが、根本には
「自由に生きる」という誰もが求める普遍的な問題が提示されている。
特に、さまざまな場面でまだまだ抑圧される女性にとっては考えさせられるだろう。
勇敢で兄貴肌の猫マンカストラップや、昼はぐうたら
だけど夜は元気なおばさん猫ジェニエニドッツ、
甘い歌声でメス猫を虜にする自由奔放な猫タガー、
町一番のお金持ちでグルメな紳士猫バストファーンズ
など、魅力的な猫たちが次々と登場。
それぞれが思いの丈を歌い踊る、
壮大なジェリクルキャッツのショーが繰り広げられる。
勘違いから始まった裕里と鏡史郎の不思議な文通。裕里は未咲のふりをして手紙を書き続ける。
その内のひとつの手紙が鮎美に届いてしまったことで、鮎美は鏡史郎(神木隆之介)と
未咲(広瀬)、そして裕里(森七菜)の学生時代の淡い初恋の思い出を辿りだす。
主人公は、ヒトラーを“空想上の友達”として慕う
10歳の少年ジョジョ。
第二次大戦下、ヒトラーの狂気に巻き込まれたドイツの
悲劇を純粋なジョジョの経験を通して描く、
ユニークな切り口の戦争映画だ。
[1月19日アップ]
https://gaga.ne.jp/scandal/
オフィシャルサイト
ラビの後継者として期待されるドヴィッド(アレッサンドロ・ニヴォラ)は驚きつつも、
幼なじみのロニートを温かく受け入れる。
しかしロニートは、彼の妻が幼なじみのエスティ(レイチェル・マクアダムス)であることを知り、
動揺する。ロニートとエスティはかつて惹かれ合っていたのだ。
リアルでファンタジックな猫たちの世界
映画の魔法が生み出した新生『キャッツ』
閉鎖的なユダヤ・コミュニティー中で自分の意思を貫こうとするロニートとエスティを気高く、
美しく演じ上げた2人の女優の渾身の演技が光る。
https://www.phantom-film.com/ronit-esti/
オフィシャルサイト
ストーリーは、新しい人生に生まれ変われるという遥かなる天井の世界へ行ける1匹のジェリクル
が選ばれる特別な一夜の出来事。
自分が選ばれたい悪名高きコソ泥カップル猫マンゴジェリー&ランペルティーザが巻き起こす
コミカルな騒動を交えながら、苦い人生にもめげず、明日を見つめる前向きな猫たちの姿が
胸を打つ感動的なクライマックスへと向かう。
1月17日より全国公開
ライター:木香圭介
ひょんなことから彼らを繋いだ手紙は、未咲の死の真相、そして過去と現在、心に蓋をしてきた
それぞれの初恋の想いを時を超えて動かしていく…。
それでも不屈の精神で立ち向かうハリエットの姿に感銘を受けるが、彼女の心の支えになる両親や
奴隷の逃亡を助ける地下組織の面々など、善良な人々の存在にも胸を打たれる。
主に舞台で活躍する実力派スター、シンシア・エリヴォを始め、俳優陣のキャラクター造形が巧みで
感情移入を誘う。
シンシアはアカデミー賞主演女優賞のほか、自ら歌うテーマ曲「スタンド・アップ」がアカデミー賞
歌曲賞に選ばれた。
『アイアンマン』や『シャーロック・ホームズ』などに
主演し、熱狂的なファンを持つ人気キャラクターに
新たな魅力を吹き込んできたロバート・ダウニーJr.。
かつてはお騒がせな一面もあった超個性派俳優は、
ハリウッドらしいエンタメ映画で強烈な存在感を
放っている。
メーガンは2015年、大統領選中のドナルド・トランプの女性蔑視発言を追求し、
トランプからの中傷に悩まされたという。
映画導入部では実際のトランプの映像やツイートを使うなど、トランプの愚行を皮肉り
何とも小気味よい。
そんな堕落した政治や有名メディアに果敢に斬り込んだ製作陣にも拍手を送りたい。
ニューヨークで写真家として活躍するロニート
(レイチェル・ワイズ)は厳格なユダヤ教のラビであり、
超正統派の指導者を務める父の訃報を受け故郷
イギリスへ帰る。
ある理由から信仰を捨て父から親子の縁を切られていた
ロニートの突然の帰郷を、ユダヤ・コミュニティーの
人々は冷たい視線で迎える。
1月24日より全国公開
ライター:能登春子
映画版ではVFXを駆使し、体毛や体格、体の動きまでリアルに“猫化”された俳優や
ダンサーたちによる本格的なミュージカルシーンを実現。
セリフがほとんどなく、全編、歌とダンスシーンで語り紡ぐ構成のためストーリーが
分かりにくいきらいはあるが、素晴らしいパフォーマンスの数々で練り上げた『英国王の
スピーチ』『レ・ミゼラブル』などのトム・フーバー監督の演出力が冴えわたる。
岩井俊二監督が手掛ける二つの世代の男女
の恋模様と、それぞれの心と再生と成長の物語
『Love Letter』『スワロウテイル』『四月物語』
『花とアリス』と数々の名作を世に送り出してきた
映画監督の岩井俊二が、初めて出身地である
宮城を舞台に手紙の行き違いをきっかけに
始まったふたつの世代の男女の恋愛と、それぞれ
の心の再生と成長を描く。
[1月26日アップ]
https://cats-movie.jp/
オフィシャルサイト
裕里(松たか子)の姉の未咲が、亡くなった。
裕里は葬儀の場で未咲の面影を残す娘の鮎美(広瀬すず)から、未咲宛ての同窓会の案内
と未咲が鮎美に残した手紙の存在を告げられる。
未咲の死を知らせるために行った同窓会で、学校のヒロインだった姉と勘違いされてしまう裕里。
そしてその場で、初恋の相手の鏡史郎(福山雅治)と再会することに。
心優しい少年の“友達”はヒトラーとユダヤ人の
少女
豊かな想像力が生み出した、切なくも温かい
ナチス映画
この作品は、既に中国で昨年に製作されている。
主演は『ウィンター・ソング』『ふたりの人魚』のジョウ・シュン。監督は、岩井俊二。
演者たちはピアノなどの生伴奏に合わせて踊り、さらに現場で歌も歌っているという。
舞台さながらの臨場感と迫力、映画ならではのファンタジーと映像美が見事に融合した
本作で、『キャッツ』の新しい楽しみ方が加わった。
出演は、松たか子、庵野秀明、神木隆之介、
福山雅治。
広瀬すず&「天気の子」の森七菜が、一人二役を
演じている。
1月17日より全国ロードショー
ライター:能登春子
ある日ジョジョは、亡くなった姉インゲの部屋で隠し扉を発見する。
恐る恐る覗くと、中にはユダヤ人の少女エルサ(トーマシ・マッケンジー)が匿われていた。
ジョジョにとっては“最大の敵”だが、通報すればロージーも協力者として逮捕されてしまう。
そこでジョジョはエルサに「ユダヤ人の秘密を全部話す」という“条件”をのめば住んでいいと
持ち掛ける。
そうして、エルサとジョジョとの秘密の“ユダヤ人講義”が始まる。
令和の時代に帰ってきた“寅さん”
世代を超えて観てほしい名作喜劇
テキ屋をしながら日本中を旅する“フーテンの寅”こと、
車寅次郎の恋と家族との触れ合いを笑いたっぷりに
描いた人情喜劇『男はつらいよ』。
1969(昭和44)年〜1997(平成9)年まで、
実に49作製作された国民的人気映画シリーズが
50周年を迎えた年に、なんと50作目が公開される。
[1月12日アップ]
物語をリードするヴィクトリアには英国ロイヤル・バレエ団のプリンシパルダンサー、
フランチェスカ・ヘイワードを抜擢。
愛らしい表情と圧倒的に美しいパフォーマンスで観る側を魅了する。
嫌われ者の孤独な猫クリザベラを演じるのは『ドリームガールズ』のジェニファー・ハドソン。
哀愁漂う演技と魂のこもった歌唱で、強烈な存在感を発揮する。
特に名曲『メモリー』のシーンは必見だ。
他にも、ベテラン俳優のジュディ・デンチやイアン・マッケラン、世界的人気シンガー、
テイラー・スイフトなど、見応えのある面々が揃う。
現在の満男はサラリーマンを辞めて念願の小説家となったものの、次回作の執筆に乗り切れず。また、
周囲にはそれとなく再婚を促されるなど、もやもやした日々を送っていた。
そんな満男の前に結婚の約束までした初恋の人・イズミ(後藤久美子)が現れる。
現在、海外で夫と2人の子どもと暮らすイズミは仕事のために来日していた。
2人が久々の再会を喜ぶ一方で、イズミは自分と母を捨てた病気の父・一男(橋爪功)に会うか悩んで
いた。
満男はそんなイズミに付き添い、彼女の父が暮らすケアセンターへ向かう。
[12月15日アップ]
オフィシャルサイト
破天荒で自由人の寅次郎に振り回されながらも温かく見守ってきた2人は、寅さんシリーズの重要な要。
本作では、寅次郎のせいでこじれそうになった2人の結婚に至るまでの、おかしくもドラマチックな
エピソードが挿入される。
大ベテランとなった2人の若かりし日の姿が新鮮だ。
ほかにも、寅次郎と丁々発止の掛け合いを見せたタコ社長、車屋のおいちゃん、おばちゃんなど、
今は亡き名優たちの懐かしい姿が鮮やかによみがえる。
予告編を見たら、福山雅治が演じた役の中国の俳優がソックリだった。
それにしても神木隆之介は、いつまで高校生役を演じるのだろう?
高校生でやって来るのだが、教育実習の先生にしか見えなかった。
『Love Letter』の中山美穂と豊川悦司が揃って登場するのだが、
なんで豊川悦司に今回の役を振ったんだろう?
https://last-letter-movie.jp/
ジョジョ(ローマン・グリフィン・デイビス)は、念願の
青少年集団ヒトラーユーゲントの合宿に参加する。
そこでは教官からの厳しい指導が待っていたが、
“空想上の友達”アドルフに励まされて頑張っていた。
ところがウサギを殺す命令に従えなかったジョジョは
「臆病者」とバカにされてしまう。
するとアドルフが現れ、落ち込むジョジョに檄を飛ばす。
[12月22日アップ]
オフィシャルサイト
元気を取り戻したジョジョは張り切って手りゅう弾の投てき訓練に飛び込むが、失敗して大ケガを
負ってしまう。
勇敢な母親ロージー(スカーレット・ヨハンソン)の抗議で、ジョジョはケガが完治するまで
奉仕活動を行うことになった。
12月27日より全国ロードショー
ライター:能登春子
子どもまで洗脳していたナチスの脅威に立ち向かえるのは、子どもならではのたくましい
想像力。
軽妙なアドルフまで演じ、新感覚のナチス映画を作り上げたワイティティ監督の豊かな
想像力には今後も期待したい。
映画初出演でジョジョ役を射止めたデイビスは、ゴールデングローブ賞の主演男優賞に
ノミネートの快挙を果たした。
22年ぶりの最新作は寅次郎の甥・満男(吉岡秀隆)を中心に、
新撮された現在の登場人物たちの日常が4Kデジタルで修復
された寅さんシリーズの映像とともに紡がれる。
満男が亡き妻の7回忌法要のために、中学3年生の娘・ユリ
(桜田ひより)と柴又帝釈天の実家を訪れるところから物語は
始まる。
草団子屋「車家」は新しいカフェに生まれ変わったが、母・
さくら(倍賞千恵子)と父・博(前田吟)はその裏手にある
昔のままの住居に暮らしている。
http://www.foxmovies-jp.com/jojorabbit/
監督・脚本・製作は、アメコミ・ヒーローアクション映画『マイティ・ソー バトルロワイアル』が
高評価を受けたタイカ・ワイティティ。
過酷なナチスの支配下で生きるジョジョの心の成長を、シニカルなユーモアとエンタメ作品の
ようなポップな感覚で描き切る。
渥美清という偉大な喜劇役者を始め、マドンナ役を演じた女優たちなど、日本映画を支えた名優たちの
姿が次々によみがえる演出に胸が熱くなる。
多くの名優たちが足跡を刻んだ『男はつらいよ』は、本当に稀有で貴重な日本映画といえるだろう。
おそらく “最後”の寅さんシリーズになるのではないだろうか? ぜひ世代を超えて、多くの人々に
楽しんでほしい。
https://www.cinemaclassics.jp/tora-san/movie50/
オフィシャルサイト
「カツベン」こと活動弁士の口上からCGへと映画の表現方法は劇的に進化したが、いつの時代も映画は
人々を魅了してきた。
映画黎明期にモノクロの無声映画を躍動させた映画人たちの心意気、まだまだ未熟な映画に胸を
躍らせた観客たちの姿を想像すると胸が熱くなる。
そして、そんな古き良き時代の温かさを忠実に再現しようと試みた周防監督はじめ、俳優、スタッフの
映画への熱い思いがスクリーンに溢れている。
日本の人気コミックをフランスが実写映画化
1985年に週刊少年ジャンプで連載開始、
1987年にTVアニメが放送開始され、シリーズ140話、
スペシャル3作、劇場版3作が製作され、1999年の
TVスペシャルから20年ぶりとなる
『劇場版シティーハンター 新宿プライベート・アイズ』が
2019年2月に公開され大ヒットを記録。
https://www.toei.co.jp/movie/details/1213476_951.html
オフィシャルサイト
ボディーガードや探偵を請け負う凄腕のスナイパーの“シティーハンター”こと冴羽リョウは、相棒の
槇村香と様ざまな依頼を受けている。
11月22日より全国公開
ライター:能登春子
映画初主演の成田凌がコミカルな演技と流ちょうな活弁を披露し、大健闘している。
個性的な弁士を演じた永瀬正敏や高良健吾、可憐なヒロイン・梅子役の黒島結菜、熱血刑事を演じた
竹野内豊、妖艶なモガを演じた井上真央、周防組常連の竹中直人や渡辺えり、田口浩正、ほかにも
出演シーンはわずかながら山本耕史や池松壮亮など、演技巧者たちが映画を愛した人々を生き生きと
演じている。
劇中で使われる無声映画はすべて周防監督によるオリジナルで、
その中にも草刈民代や城田優などが出演。
てらいのない、ベーシックなドタバタコメディだが、周防監督の映画への
愛とこだわりがふんだんに詰まっている。
新たな世代を巻き込み、いまなお人気を誇っている名作が
フランスで実写化。
子どもの頃に見て大ファンになったという『世界の果てまで
ヒャッハー!』のフィリップ・ラショーが監督&主演する。
[11月24日アップ]
1989年『男はつらいよ ぼくの伯父さん』に登場して以来、シリーズ終盤の5作品に出演していた
後藤久美子が23年ぶりに女優復帰を果たしたことも大きな話題。
父は愛人に走り、スナック勤めの母・礼子(夏木マリ)は男を連れ込む始末。
そんな身勝手な両親に悩むイズミの問題に、現代的な側面を加えた中盤は見応えたっぷりだ。
どうしようもない親との葛藤と和解というテーマにわが身を振り返り、考えさせられる人も多いだろう。
12月13日より全国ロードショー
ライター:能登春子
周防正行監督が魅せる古き良き映画の世界
映画への愛とこだわりがつまった娯楽作
昔と変わらぬ美貌の後藤久美子は、たどたどしい演技もそのままだが、喜怒哀楽を全身で表した
演技には気迫がこもっている。出演シーンも多く、本作への真摯な思いが伝わってくる。
『Shall we ダンス?』『それでもボクはやってない』など、
コメディタッチのエンターテイメント作からシリアスな
社会派まで、純粋に笑ったり、深く考えたりと、観る者の
心に残る作品を手掛けてきた周防正行監督。
待望の5年ぶりの最新作は、映画好きの心に染みる楽しい
作品だ。
イズミとのほろ苦い再会を経験した満男は、時折思い出す寅次郎の元気な姿と深い言葉にも
励まされ、新たな一歩を踏み出す。
高度成長期の昭和時代、風のように軽々と生きる寅次郎は、人々の憧れや希望だったのだろう。
それは令和になっても変わらない。
『男はつらいよ』をリアルタイムで観ていなくても、寅次郎の一挙一動に大笑いし、すぐに虜になる
はずだ。
舞台はおよそ100年ほど前、無声映画の時代。
染谷俊太郎(成田凌)は、子どもの頃から活動弁士に憧れて
いたが、今ではニセ弁士として泥棒一味の片棒を担ぐ日々。
そんなインチキに嫌気がさした俊太郎は泥棒一味から逃亡し、
とある小さな町の映画館「青木屋」に流れ着く。
“ついにホンモノの活動弁士になることができる!”と喜ぶ
俊太郎だが、そこにいたのは人使いの荒い館主夫婦、
酔っぱらいの弁士や傲慢な弁士など、曲者ばかり。
さらに泥棒一味が俊太郎を追いかけてきて、てんやわんやの
大騒動が巻き起こる。
11月29日より全国ロードショー
ライター:木香圭介
[12月8日アップ]
ある日、XYZに極めて危険な依頼が舞い込む。
依頼人の父が開発した、香りを匂った者を虜にしてしまう“キューピッドの香水”を狙う組織から香水を
守って欲しいという依頼だった。
ところが突然に依頼現場が爆風に襲われ、香水は他人の手に渡ってしまう。
赤穂浪士たちは討ち入りのお金に困っていた!?
人気時代劇「忠臣蔵」の舞台裏をユーモラスに描く
内蔵助を始めとする忠義な侍たちは、実は金に無頓着で律儀な勘定方を困らせてばかり。
まるで現代企業の“営業”と“経理”とのような攻防が繰り広げられていた、というのは知られざる
舞台裏だろう。
人気シリーズの立役者たちが「I’ll be back!」
懐かしくて、新しい。誰もが楽しめる最強SFアクション
1984年から続く人気SFアクション『ターミネーター
(T1)』シリーズ待望の最新作。
1作目と'91年公開の2作目『ターミネーター2(T2)』で
監督を務めたジェームズ・キャメロンが2作目以来、
製作に参加。
そして、不死身の殺人マシーン・ターミネーターと壮絶な死闘
を繰り広げた女性サラ・コナーに扮したリンダ・ハミルトンも
2作目以来の登場となる。
現在の兵庫県にある赤穂藩から江戸への旅費や討ち入りを希望して江戸に残る浪士たちの家賃、
さらには討ち入り道具の費用など、なんだかんだで、どんどんお金が減っていく過程がユーモア
たっぷりに描かれる。
11月8日より全国公開
ライター:能登春子
江戸時代、47人の赤穂浪士たちが無念の死を遂げた
藩主・浅野内匠頭のために命をかけて仇討ちを果たした。
このドラマチックな史実は「忠臣蔵」と名付けられ、文学、
歌舞伎、映画など、さまざまなメディアで語り継がれて
いる。
終始お金のことで揉めている赤穂藩士たちは、一見頼りなげだが、人間味に溢れている。
堤真一とともにW主演を務めたナインティナインの岡村隆史を始め、西川きよしや木村祐一など、
吉本興業所属の芸人たちが多数出演。
リアルな関西弁を駆使して、“せこく”て“熱い”男たちに息を吹き込んだ。
今回の実写フランス版は、吹き替えのみの公開。
フィリップ・ラショーの脚本に、原作者の北条司がOKを出している。
リョウ役を山寺宏一、カオリ役を沢城みゆきが担当。
アニメ版オリジナルの神谷明と伊倉一恵はスペシャルゲストとして、アニメ版とは
異なる役の吹き替えで参加している。
https://cityhunter-themovie.com/
オフィシャルサイト
気性の激しい面もあったが、火消しの浅野として江戸市民に人気の浅野内匠頭(阿部サダヲ)が、賄賂
まみれの幕府の重臣・吉良上野介に斬りかかり、即日切腹となる。
その後、赤穂藩は取り潰され、筆頭家老の大石内蔵助(堤真一)は浅野家復興を願い出て、残務整理
に励んでいた。
再興費に頭を抱える内蔵助だが、幼馴染の勘定方・矢頭長介(岡村隆史)の力を借りて、浅野の妻・
遥泉院(石原さとみ)の持参金およそ800両(9500万円)を借り受ける。
[11月17日アップ]
“キューピッドの香水”の匂いを嗅いだリョウが、解毒剤とセットになっている香水を探して奪還
する旅物語。
フランスからモナコへと移動して、モナコで香水を悪用しようとするマフィアや、誰かから香水を
奪うように依頼された海坊主と対決する。
吹替は、アドリブなのか台本にあるのか知らなけど、日本のアニメネタが満載。
七色の声を持つ山寺宏一の冴羽リョウは、神谷明の冴羽リョウと殆ど変わりが無かった。
本作は、そんな討ち入りの予算捻出にまつわる騒動を描いた
コメディタッチの「忠臣蔵」。
大石内蔵助が遺した、いわゆる“収支決算報告書”を分析した、
東大教授で江戸時代研究の第一人者・山本博文の著書
『「忠臣蔵」の決算書』を基に、リアル過ぎる「忠臣蔵」
の実情を描いた痛快エンターテイメントだ。
討ち入りに至る侍たちの苦悩や苦難を描いた人間ドラマは、
多くの日本人に感動を与えてきた。
が、しかし、現実的な問題として、討ち入りには多額のお金
が必要だった!
監督は、『アヒルと鴨のコインロッカー』『殿、利息でござる!』など、ユニークな作品で知られる
中村義洋。
本作のノベライズも手がけている。
前半はダニーをめぐりグレースとREV-9が怒涛のアクションシーンを展開する。
破壊されても、すぐに再生するREV-9の憎たらしさといったら!
冷徹で狡猾なREV-9を演じるガブリエル・ルナが存在感たっぷりだ。
孤高の画家ゴッホの謎めいた生涯と創作の秘密に迫る
圧倒的な映像美で魅せるアートエンターテイメント作品
かっこいいサラを熱演したリンダ・ハミルトン、圧倒的な強さと存在感を見せたシュワルツェ
ネッガー。
大ベテランたちが奮闘する姿に素直に感動する。
1、2作目の面白さを知る人も、知らない人も純粋に楽しめる。期待を裏切らない良作に
仕上がっている。
本作では代表作「ひまわり」を始め、自然をモチーフにした
色彩豊かな名画を生み出す一方で、衝撃的な耳切事件を
起こすなど心の闇を抱えたゴッホが37歳で謎の死を遂げる
までの激動の10年間が描かれる。
10月11日より全国公開
そんな2人が12歳の病気の少女(鈴木梨央)が落としたノートを拾う。
そこには彼女の"死ぬまでにやりたいことリスト"が書かれていた。
退院後、家庭や会社でやるせない現実に直面し失望した幸枝とマ子は、残りの人生を謳歌するため
に人生への希望が詰まった少女の"リスト"を実行することにする。
10月11日より全国ロードショー
ライター:木香圭介
[10月20日アップ]
未来の戦争の勝敗のために、過去で戦う人類やターミネーターたち。
タイムトリップの謎を生かした巧みなストーリーや、全編見どころ満点のアクションシーンは、
新しいアイデアで常に映画界を革新してきたキャメロンの真骨頂が発揮されている。
浜田岳や荒川良々など俳優たちのコメディ演技も光り、終始、笑いの絶えない展開だが、討ち入り
までの侍たちの葛藤もきちんと描かれている。
特に討ち入りを決める理由のひとつと言える事件の顛末には驚きとともに、熱いものがこみ上げる。
さらに、主人公のターミネーター・T-800役のアーノルド・
シュワルツェネッガーは、御年72歳でキレッキレの
アクションシーンをこなしている。
https://chushingura-movie.jp/
そんな豪華な初期メンバーが顔を揃えた本作は、名作の
名高い『T1』『T2』の世界観を踏襲した正統な続編と
言える。
CG技術が飛躍的に進化し物語の核となる人工知能の存在
が身近になった現代で、人類と機械とのバトルは驚異的に
激しさを増している!
ところが地元の人々とのトラブルや、同居を始めたゴーギャンとのいさかいなどからゴッホはたびたび
精神を病む。
周囲からは危険人物とみなされ、ゴーギャンにも去られ、絵がまったく売れない孤独で絶望的な
日々の中でも、ゴッホは自分の使命を信じ情熱的に絵を描き続ける。
名女優が渾身の演技で笑って泣かせる
大人の女性のための人生賛歌
余命宣告をされたワガママな富豪の男と実直な自動車
整備士が、生涯最後の冒険の旅に出る。
ジャック・ニコルソンとモーガン・フリーマンの2大名優が、
立場を超えた友情を築き、最高の人生を見つける老年の
男性をさわやかに演じ、世界的ヒットを記録した同名
ハリウッド映画を日本版用にアップデート。
2人の主人公を女性に変えた本作は、人気・実力ともに
トップを誇る名女優、吉永小百合と天海祐希が豪華競演
を果たした注目作だ。
[11月3日アップ]
オフィシャルサイト
物語は裸の人物が空から飛来する、おなじみのシーンで幕を開ける。
一人はスレンダーな女性グレース(マッケンジー・デイヴィス)で、駆けつけた警官を鮮やかに
やっつける。
もう一人は新型のターミネーター、REV-9(ガブリエル・ルナ)で、彼は触れた人間に姿を変えながら
メキシコ人女性ダニー(ナタリア・レイエス)の元へ向かう。
11月8日より全国公開
ライター:能登春子
http://www.foxmovies-jp.com/terminator/index.html
オフィシャルサイト
パリで認められなかったゴッホ(ウィレム・デフォー)は、27歳の時に親友の画家ゴーギャン
(オスカー・アイザック)の勧めに従い南フランスのアルルへ向かう。
そこで美しい自然に出合い感動したゴッホは、意欲的に創作活動に打ち込む。
ライター:能登春子
“スカイダイビング”や“エジプト旅行”、“ももいろクローバーZのコンサートに行く”、“日本一大きな
パフェを食べる”など12歳の少女らしい無邪気な夢に、驚きながらも律儀に取り組む2人。
ももクロとの共演など、吉永と天海が絶対にしそうにないことが見られる“お宝”シーンが満載で、
思わずにやりとしてしまう。
役柄を越えて楽しんでいるような大女優たちの姿が微笑ましい。
2019年のイギリスのファンタジー・コメディ映画
“もしも自分以外にザ・ビートルズを知らない世界になって
しまったとしたら!?”という設定から展開していく壮大な
ドラマ。
少女がやりたいことは、ただ思い切り遊ぶだけでなく、思い切り人を愛し幸せにすること。
少女のリストを実行するうちに、幸枝とマ子が家族の愛や絆を取り戻す姿に思わず泣かされて
しまうのは、2人の女優の情感豊かな演技の賜物だ。
特に家族のために自分を犠牲にしがちな母親の典型といっていい幸枝を、ひたむきに演じた
吉永小百合はさすがの一言。
控えめな幸枝が自分を解放し、輝こうとする姿が胸を打つ。
監督・脚本は、人間味あふれるドラマに定評がある犬童一心。共同脚本に『大奥』シリーズ
など女性を描くのが得意な浅野妙子を迎え、綿密な伏線や粋なサプライズを仕掛けた
"大人の女性"のための底抜けにハッピーな作品を完成させた。
怪優ホアキン・フェニックスの真骨頂!
悪のカリスマ、ジョーカーの誕生をスリリングに描く
音楽、夢、友情、そしてこれらすべてに対する深い愛が
ザ・ビートルズの名曲たちに彩られて描かれる。
脚本は、『ラブ・アクチュアリー』『ノッティングヒルの
恋人』などイギリスを代表するロマンティック・コメディで
知られるリチャード・カーティス。
監督は、『トレインスポッティング』『スラムドッグ$
ミリオネア』のダニー・ボイル。
10月4日より全国ロードショー
ライター:能登春子/木香圭介
[10月6日アップ]
「世にも奇妙な物語」のような、“もしも自分以外にザ・ビートルズを知らない世界になってしまったら”
というはなし。
売れないミュージシャンのジャックは、ビートルズの曲を歌い、徐々に有名になっていく。
これに目を付けるのが、エド・シーラン(本人出演)。世界ツアーの前座に抜擢する。
だが、幼なじみで親友のマネージャーと離ればなれに。ヤケクソで、Helpを歌うシーンが笑える。
『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』はタランティーノのおとぎ話でしたが、こちらは
脚本家リチャード・カーティスのおとぎ話です。
本作は、原作のアメコミでは曖昧なジョーカーの誕生を
描いたオリジナルストーリー。
変幻自在の怪優ホアキン・フェニックスが狂人ジョーカー
へと変貌する主人公のアーサーを演じ、今まで以上に
恐ろしく素晴らしいジョーカーを生み出した。
これまでも様々な名優たちが演じてきたジョーカーを本作で演じるのは、3度のアカデミー賞に
ノミネート実績を持つホアキン・フェニックス。
物語前半は社会から爪はじきにされたように細々と生きながらも、希望を見い出そうとするアーサー
の切ない境遇が描かれる。
だが派遣事務所の仲間から図らずも拳銃を受け取ってしまったこと、そして、最悪の状況で笑いの
発作に見舞われたことから運命の歯車が狂っていく。
https://yesterdaymovie.jp/
オフィシャルサイト
1980年代初頭のゴッサムシティは格差社会が広がり、街も人々の心も荒廃の一途をたどっていた。
そんな暗い世の中で、笑いを愛しコメディアンを夢見るアーサーはピエロに扮して働き、病弱な母親
ペニー(フランセス・コンロイ)の面倒をみている心優しい青年だった。
ところがアーサーには、緊張すると所かまわず笑い出す疾患があり、人々から奇妙な目で見られる
こともしばしばだった。
今回は誘拐ではなくてアーサーを利用しようとするのだが、とんでもない目にあってしまう。
ヒース・レジャーが演じたジョーカーの若い頃と思って見ていたからか、もっと追い詰めて
欲しかった。
http://wwws.warnerbros.co.jp/saikonojinsei/
オフィシャルサイト
イギリスの小さな海辺の町に住む、悩めるシンガーソングライターのジャック。
幼なじみで親友のエリートから、マネージャーとして献身的に支えられているものの全く売れず、
音楽で有名になりたいという夢に限界を感じていた。
そんな時、世界規模で瞬間的な停電が起こり、彼は交通事故に遭う。
昏睡状態から目を覚ますと、この世で史上最も有名なザ・ビートルズが存在していなかったことに
なっていることに気づくが…。
社会貢献するヤクザ「阿岐本組」の奮闘をユーモラスに
綴った、今野敏の人気小説「任侠」シリーズを映画化。
『バットマン』『ダークナイト』『スーサイド・スクワッド』
に登場した"ジョーカー"を主人公にしたスピンオフ作品。
人気アメコミ『バットマン』の宿敵ジョーカーは、史上最恐
かつ最もセンセーショナルな悪役のひとりといえるだろう。
白塗りに口が異様に引きつった不気味な風貌で、犯罪に
対してつまらない世界を楽しませるジョークと笑う。
そんな歪んだ怪人ジョーカーに、ハリウッド実写版では
ジャック・ニコルソン、ヒース・レジャーら演技派俳優たちが
扮し、圧倒的なヒールぶりを見せつけ、ジョーカーを悪の
カリスマへと押し上げた。
大都会で大道芸人として生きていた孤独な男アーサー・フレックが、巨大な悪の存在ジョーカーへと
徐々に変貌していく様を描く。
アーサーの日常を追う形で進む展開は、ほぼホアキンの一人芝居のような印象だが見応え十分。
アーサーの悲哀と狂気を見事に体現した。ホアキン悲願のアカデミー主演男優賞を期待したい。
もう一人の変幻自在の名優ロバート・デ・ニーロが共演し、わずかな出演シーンながらホアキンと
インパクトのあるシーンを作り出している
西島秀俊のコミカルな姿は必見!
愛すべきヤクザたちが活躍する任侠コメディ
ヤクザと学校というギャップ感が本作の肝だが、最大のギャップは西島秀俊のコミカルな姿だろう。
真面目にボケたり、ぼそっとツッコんだり、渋い役柄の多い西島だからこそ生きるコメディシーンが
とにかく楽しい。

(能登)

『どんな時も笑顔で、人々を楽しませなさい』という母の言葉を胸にコメディアンを夢見る、孤独だが
心優しいアーサー。
地元を愛する弱小ヤクザ「阿岐本組」の組長・雄蔵
(西田敏行)は、義理人情に厚く社会貢献に目がない。
そんな阿岐本組に集まるのは、昔気質で気まぐれな
阿岐本に振り回されながらも忠実に従う寡黙なNo.2の
日村(西島秀俊)や、不器用な日村を尊敬しつつも
からかう舎弟感溢れる弟分の稔(伊藤淳史)など、
何とも憎めない“気のいい”面々だ。
copyright 2006 value-fix all rights reserved.
スカイネットと戦い続けるサラと、サラとジョンを助けるために溶鉱炉に沈んだT-800。
実は切ない因縁で繋がれていた2人は、反目しながらも来るべき人類滅亡の日を
阻止するために再び機械との戦いに挑む。
後半は斬新なアクションシーンが連続し、興奮のボルテージが加速度的に上がっていく。
美術史上最も人気の高い画家の一人として知られる印象派
の巨匠フィンセント・ファン・ゴッホ。
しかし、彼の作品が世に認められたのは彼の死後のことで、
そんな不遇な境遇もゴッホが人々の心を捉える一因では
ないだろうか。
監督・共同脚本は『バスキア』『潜水服は蝶の夢を見る』などを手がけたジュリアン・シュナーベル。
画家として活躍した後、映画監督となった偉才による、こだわりの映像世界が堪能できる。
特にゴッホにインスピレーションを与えた、美しく心地よい自然の光景は必見。
シュナーベルを含む画家チームが描いた130点ものゴッホの絵画も登場する。
主演のウィレム・デフォーは63歳でありながら、27歳〜37歳までのゴッホ役に挑戦。
闇が深いゴッホの複雑な心情を繊細かつ情熱的に表現し、昨年のヴェネチア
国際映画祭男優賞を受賞するなど高い評価を受けた。
悩めるゴッホがなぜ素晴らしい作品を描くことができたのか。
不遇なゴッホに丁寧に寄り添ったスタッフ、キャストの温かい心が生み出した至高の
アートエンターテイメント作品。実りある芸術の秋を楽しみたい。
https://gaga.ne.jp/gogh/
専業主婦の北原幸枝(吉永小百合)はがんに侵され、余命
宣告を受ける。
だが、そのことを定年後、家でダラダラしているだけの夫・
孝道(前川清)や、雑誌の編集長で多忙な長女・美春
(満島ひかり)、引きこもりの長男・一慶(駒木根隆介)に
打ち明けずに入院する。
オフィシャルサイト
一方、世界的ホテルチェーンの女社長・マ子(天海祐希)もまた余命宣告を受け最高級の個室に
入院していたが、タバコを吸ってボヤ騒ぎを起こし、幸枝と同室になる。
大人しい幸枝と強気なマ子は性格も境遇も対照的だが、お互い家族との問題を抱えていることを知り、
何となく気になる存在に。
オフィシャルサイト
ヤクザが学校を経営したら生徒たちに危険が及ぶ。
でも、本当に“アブナイ”なのは学校関係者の方だった!
学校の窓ガラスが割られる事件が頻発していたり、反抗的な女子高生ちひろ(葵わかな)がいたり、
校長(生瀬勝久)は問題が起きても素知らぬ顔をしていたり…。
問題だらけの学校に戸惑いながらも、“正しいこと”を貫くヤクザたちの姿をユーモアたっぷりに描く。
ある日、阿岐本はインチキ感満載のヤクザの組長(中尾彬)の話に乗り、経営が傾いた私立高校の
再建を引き受けることに。
学校に良い思い出のない日村は渋りつつも、稔と学園へ向かう。
[10月13日アップ]
監督・共同脚本は『ハングオーバー』シリーズのトッド・フィリップス。
一人の純粋な男が社会で徹底的に打ちのめされ、転落していく様をドラマチックに
描き切った。
現実にも通じる問題を提起しつつミステリータッチで、バットマンことブルース・ウェイン
との因縁もさりげなく盛り込まれたストーリーが実によくできているが、やはりホアキン
の存在なくして、この野心的な映画の成功はなかっただろう。
9月27日より公開
ライター:能登春子
[9月28日アップ]
http://wwws.warnerbros.co.jp/jokermovie/
(木香)
日村のほか、阿岐本組のメンバーや、ちひろ、生徒会委員・美咲(桜井日奈子)など、キャラクター
たちの真の姿をさりげなく織り込むストーリー展開で感情移入を誘い、心温まる任侠ドラマに
どっぷりと浸れる。
https://ninkyo-gakuen.jp/
オフィシャルサイト